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No.3787 中国で呼吸器感染症拡大

2025.01.13

ファイル 1718-1.jpg 添付の埼玉新聞が詳細を報じた新たな呼吸器感染症は、またも中国が発生の地となっている。ヒトメタニューモウィルス感染症という聞き慣れない病だが、実は2001年に発見されていたウィルスとのこと。忘れもしない5年前、武漢市でコロナ感染が世界で初めて認知されたことに続く実態は、中国の衛生実情が極めて深刻であることの裏返しではないかと思う。
 日本の政府は、石破首相に続いて岩屋外務大臣が中国を訪問し、石破政権が親中国路線を構築するかのような対応を示している。インバウンド需要や労働市場の活性化を高める目的かどうかわからないが、10年の有効ビザを認める約束をするなど、大甘な対中政策を示しているのだ。メディアはオーバーツーリズムや、生活様式の違いからくるマナー違反などで、頭を痛めている業界も多いと伝えているにもかかわらずだ。
 何が大甘かというと、小学生刺殺事件で真相究明を避ける姿勢、日本の領海内にブイを設置した件など、外交上厳しい対応を求めるべき事案があるにもかかわらず、にこやか外交にしか見えない首相や外務大臣は、どう考えても日本の国益をそらんじているとしか見えない。
 こうしたことを思うほどに、新たな感染症流行に対して政府、厚労省がどういった方向性を示すのかも見えてこない。実は、コロナでもなくインフルでもない、熱も無いが喉の調子が思わしくない状態が長く続いて辛いという知人がかなりいる。自分も昨年の6月から7月にかけてそういった体調が続いたことがあったので、まさかとは思うが、すでに日本に上陸していないと誰が言えるのか。楽しい日本にしたいなどと暢気なことを言ってる場合ではありませんよ、石破さん! 喝だ!!!

No.3786 万里一空

2025.01.13

 今号の表題は、昨日行なわれた「令和7年幸手市二十歳を祝う会」で配布されたパンフレットの表紙タイトに用いられたものです。過去には雲外蒼天なども使われましたが、今年は剣豪宮本武蔵が記した「五輪書」にある名言を実行委員会のメンバーが選択したものです。
 武蔵が意図したのは「世界は一つの空のもとにあり、どこまで行っても同じ世界である」で、それを「心迷わず精神を修養し、身体の鍛錬を極めれば目標の到達できる」と結んだのですが、更にそれを解して「目標や目的に向って、やるべきことを見失わず努力し続けること」として、限りない努力とチャレンジ精神を問うたものとされています。
 なにやら、相撲の世界で昇進時に語られる四文字熟語に使われそうな言葉ですが、実際、座右の銘にしている人が少なくないようです。

 幸手市で二十歳を迎えられた方は、女性167人、男性216人の計383人ということで、年ごとに減少しているのは必然的と考えるべきか、やむを得ない現象でもありますが、整然と座り、いかにも厳かな式典を当事者たちが作っている様が、まさに感動ものだなあと思った次第です。
 九州地区の同会での当事者パフォーマンスは世界的に有名とのことですが、テレビが報じる想像をはるかに超えたド派手に着飾った若者の姿に、女子アナが「素敵ー」と声を発していたが、私的にはそう感じなかったのは私の感性が時代に合っていないということなのだろうか。来月、後期高齢者入りとなる立場では、それも致し方無いのかもしれないと思いつつ、まだまだ万里一空の精神を持ち続けたいと念じる自分がいます。

No.3785 ふやけた発言が過ぎる

2025.01.07

 ここ数日、読売朝刊の社説が石破首相に対して手厳しい。6日は、通常2タイトルに分けて掲載されるのに、石破政権の課題と称して「ポピュリズム横行が目に余る」の大文字が目を引く全面社説だ。その脇に「難局の舵取りを任せられるのか」とあるのだ。6段26行に及ぶ内容は、石破政権の在り方がなんとも不安で仕方がないといった説明に徹している。
 冒頭、政権の維持に執着するあまり、財源の確保を棚上げして減税などの要求を唯々諾々とのんでいたら国力は低下してしまう。そんな政治をいつまで続けるのか。憂うべき事態である。昨年の臨時国会は石破政権の低姿勢ぶりが際立った。
 といった説から入り、「熟議には程遠い国会運営」の小見出しでは、自らの延命目的で野党のご機嫌取りをしているだけのように映る。とても塾議とは呼べまい、という。
 「外交力が問われている」との小見出しでは、多くの課題を抱える外交問題では就任3カ月経っても国家の針路を示せないでいるのは嘆かわしい。国の舵取りを担う資質を疑われるようでは困る。今月末からの通常国会では重要法案が控えており、野党が徹底追及するとする政治資金問題一色の国会論議では野党の姿勢にも違和感を禁じ得ず、と。選挙に関するSNS規制を含めた国会議論は急務だとし、「民主主義の根幹を守れ」との小見出しについても語っている。

 今朝7日の社説では、年頭会見に対して何を目指すのか見えてこない、といきなりの低評価だ。低姿勢を貫いて延命を図るつもりのようだが、石破政権の方向性が判然としなかった、とも。要は「野党と議論を尽くし、国民の納得と共感が得られるように努めていく」との会見内容に対しての厳しい批判となっている。
 私も感じるが、この石破という政治家の発言は、歯の浮いたような綺麗事が多いのは元々のことと思う。安倍総理時代に背中から矢を放つ発言が目立ったが、誰でも言える綺麗事を難しい局面で批判的に口にする人だと感じている。国民を小馬鹿にしてるのかと感じることがたびたびだった。
 「令和の日本列島改造」発言にも具体性がないと社説は続く。東京一極集中防止で地方に国の拠点を移す話も、岸田政権時に文化庁を京都にもっていったが職員数で言えば400人に過ぎず、過去の政策をなぞるだけでは事態改善にはつながらない。外交では、トランプ次期大統領との会談が遅くなっている理由は理由にならない。早く会っていれば、鉄鋼会社間買収問題についても協議は出来たはずだ。衆院解散については、「衆院と内閣の意思が異なった時、主権者の判断を仰ぐのは憲政の常道だ」と発言したが、であるなら昨年の衆院選で敗れた首相が責任を取るのが常道では無いのか。という結びで社説は〆ている。ここまで厳しい大新聞の社説は過去にあっただろうか。
 石破首相の発言が詭弁・希薄・無方向でまとまりのない、ふやけた内容が多すぎると言ったら、それも過ぎるだろうか。
 

No.3784 目出度い気持が・・・

2025.01.02

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 2025年が到来しました。
 新年明けましておめでとうございます。

 一昨年5月に議長就任以来、約1年のブランクを経てブログを再開して半年ほどになります。従って、新年の書き込みも2年ぶりのことになります。タイトルの目出度いも、愛でたい、芽出度いなどの文字変化にもなり、どれも清々しい感覚にさせてくれます。
 ところが、元日の新聞を見てとてもそんな気持にはなれないと感じる出来事が一面トップに掲載されていました。中国の海上封鎖演習です。しかもその通過は沖縄本島と宮古島の間の宮古島海峡ということですから、その西側には石垣島などを含む先島諸島、与那国島、そして尖閣諸島が入ることになります。それまで台湾一周の演習はありましたが、今回の動向は対日強硬策とも思える、いわゆる無礼かつ野卑な行為としか考えられません。
 トランプ政権による経済制裁の更なる引き締めか、石破政権による国防意識の甘さか、それとも韓国の政情混乱の常態化か、ロシアに追随、または北朝鮮に近づくプーチンへの脅威か・・・習近平の思惑がどこに起因しているのかは不明ですが、変化する情勢がいくつもあるのは確かなことでしょう。いずれにしても、今回の軍事行動は世界平和を衰退させるかのような異常さです。
 日本政府は、岩屋とかいう外務大臣がわざわざ中国に出向き、10年利用可能なビザ発行を進めて来たばかりです。何を考えているのかと言いたい事案ですが、この外務大臣はもとより親中大臣を多く誕生させ、トランプには会えずに習近平には真っ先に会いに行った石破総理ですから、ガードが甘いと言えば甘いわけです。石破総理を選択した自民党議員、しかも土壇場で高市さんを裏切った議員の責任が重いことにならなければ・・・もうなってますかね。
 石破さん、こうした状況となったからには、真っ先に先島諸島などの自治体首長を訪ねるべきかなと思いますがね。とくに、石垣市の中山義隆市長は国防向上の必要性を常に訴えている方ですから、地域事情を組み入れる姿勢は積極的に示すべきと思います。沖縄県は知事も地元メディアも親中派で、反自民党主義のリベラル派ですので、中国の行動には疑問を感じない一派です。

 世界平和の維持に脅威となっている覇権国家が国連安全保障理事国の中国とロシアであることは異論のないところかと思います。そこに追従するのがイラン、ベネズエラ、北朝鮮、ベラルーシ、シリアといった国々で、どこも専制独裁主義者をリーダーとする国家群です。シリアは昨年末、突然アサド政権が崩壊し、新たな政治体制がもたらされることになりましたが、それでも民主主義的選挙が行われるには4年ほどかかるだろうとされています。
 欧州の民主主義国家でも国民感情が現政権を放逐する方向に向く現状です。世界平和の維持のために、それぞれの国において政情安定化が必要であるのは間違いないところかと思います。
 アメリカのニューオリンズでは、イスラム国の人物による車の暴走テロが発生し、犯人は銃撃戦で死亡、市民に多数の死者が出ています。しかもこの犯人はアメリカ国籍だというのですから、移民問題や国籍問題の自由さや寛容さがはたして長い目でみて国の為になるのだろうかという思考も高まる事件になることでしょう。グローバル化という言葉には、それが良いと思えることと、危険と思える内容が混在している点が問題だと思えてならないのです。
 新年早々のブログが、私的怒りの内容になってしまい恐縮ですが、読売一面が中国の脅威記事を選択したことが、私の日頃の思いに火がついたとご理解いただければ有難く、どんな一年になるのやら・・・ともあれ、本年もどうぞよろしくお願いいたします。

No.3783 韓国の国情

2024.12.30

 韓国のユン大統領が3度目の出頭要請を拒否しました。中国や韓国のお国柄として感情が激烈なことはよく知られたことですが、敵対する相手をとことん蹴落とす事態は珍しいことではありません。規模の大小にかかわらず、権力争いは政治の世界には付きものですが、文化大革命や、韓国の場合の大統領経験者に対する弾劾は、まさにお国柄そのものと言えます。
 今、BS日テレで平日の夕方に「チャングムの誓い」という20年前くらいに放送された韓国ドラマが再放送されていますが、このストーリーに用いられている権力争いは、拷問、流刑、死刑といった言葉や場面がしょっちゅう出てきます。弾劾という日本語訳も頻繁に使われています。そこで感じるのは、国を治める組織の対立構図において、相手を完膚なきまでに追い込む手法というか精神構造は、今もさして変わっていないということです。
 このドラマの場合、些細なミスに対して「人知れず葬る」という恐ろしい制度もあり、ついつい主人公への応援の気持ちが増幅される形で見入ってしまいます。韓国ドラマは、今もあふれるほど放映され続けていますが、この「チャングムの誓い」と「イサン」という歴史ドラマ以外は見たことがありません。不思議なほどに興味が無いのが理由です。

ファイル 1714-1.jpg しかし、現代韓国で起こっている政治不安は、この歴史ドラマを彷彿とさせるものがあります。一党で過半数議員を擁する野党「共に民主党」の国会対策はイジメそのものだと言うことが添付記事の内容でよーく理解できます。議会の倫理などあって無きが如し、出鱈目そのものです。しかし、だからといってユン大統領が戒厳令を発布したことが、その対抗策として認められるのかというと、それもたしかに問題ありとは思います。
 ただし、この野党の思考が、8つの被告人裁判を抱えるイ・ジェミョン代表の大統領返り咲きでの不逮捕特権を狙い、またユン大統領の対日政策に対する批判を労働左翼中心に感情的に訴えることで激しやすい国民感情を煽る手法をとっていることはどうなのかと思います。それほど日本に対する敵対心が多いのかと。気持ちの面で言えば、ユン大統領頑張れ!という思いが日本人の間で芽生えるのは仕方のないことかと思えてきます。

 

No.3782 子どもたちに癒されて

2024.12.24

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 今日24日は公立小中学校の終業日です。スクールガードと呼ぶ朝の登校見守りは、前日の嫌な出来事もその時間忘れさせてくれる貴重なルーティンです。今朝は、子どもたちに会うなり「明日、学校行ったら冬休みだねー」と声がけ。すると「明日から休みだよ」の一言。
 私が1日早とちりしていたわけですが、冬休みの権利を一日少なくされたように思ったのかもしれませんね。そんな屈託ない言葉に、というか会話そのものにたまらなく癒されます。
「冬休みは短いけど仕方がないよなー」
「でも、お正月はお年玉がもらえるから」
「そうだ、沢山もらえるといいね。何か買いたいものあるの」
「わかんない」「僕はね、お母さんに預けるんだ」「へー偉いじゃないか」
「それじゃー行ってらっしゃーい。楽しいお正月になるといいねー」
 と、ここまでの小会話のあと、後ろを振り返った4年生が
「おじさん、良いお年を」ときたもんだ。癒されますなー!!!

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