スクールガードも気温的には厳しい季節になりました。まだ秋の感覚でイチョウの黄金色に目を癒やされる日々が続いていたのですが、今朝は久しぶりの晴天に歩道の落ち葉がまぶしいいほどでしたが、手袋なんのそのといった寒気に手が痛くなるほど凍てつきました。昨日は暗い雲に覆われて、通過する車の多くがヘッドライトを灯していたことを思うと、昨今の気まぐれな陽気を実感します。
実は、こうした日替わりの情景が子どもたちの元気に会うこととともに毎朝の交差点に立つ楽しみになっている面もあります。子どもたちも、今朝は半ズボンの子が一人もいませんでした。
それにしても、昨日より5℃ほど低いというのを出勤される知人から聞いて、さもありなんといったところです。家に戻り、40℃のお湯に手を入れた時のフーッとため息が出るほどの刺激がなんとも言えない感覚です。11月ですからまだまだ冬本番ではありません。これからの寒気との勝負に負けないように精神統一してこの冬のスクールガードを乗り越えたいと思います。大げさですかね(笑)
さて、今日から12月議会が始まります。木村市長の所信表明もあるということですし、幸手市議会の雰囲気もチャンス・オブ・チェンジということになります。財政的にはたいへん寒い状況にありますが、凍てつくことの無い、市民に温かい行政運営と議会になればなによりです。
記事一覧
No.3212 凍れる気温と新市政初日
No.3211 一般質問
12月定例会も29日の開会となります。議会の華と言われる一般質問通告は22日に締め切られ、市ホームページに掲載されています。内容の詳細は最終確認していませんが、おそらく全議員が通告しているものと思います。今議会では、ほぼ防災関係の質問をどの議員もしているものと思いますが、個々の視点は異なるでしょうから、それはそれで深く議論することはけっこうなことです。
私が通告した質問は大きな項目としては、
1.デマンドバスシステム
2.防災
3.区長の選挙活動
といった3点に絞りました。
深く切り込むためには、対象を絞りませんと難しく、あれもこれもではしっかりとした質問がなかなか出来ません。それをわかっていながら9月議会では項目を広げ過ぎてしまった反省が強く残ったものですから、迷いつつも上記3点に絞った次第です。
一般質問の日程は、12月2日~4日の3日間です。自分は、通告順が9番目でしたので、おそらく出番は3日の午後になろうかと思います。ただ、新市長就任後初の議会ですので、市民の皆さまにも関心を持って傍聴にお出かけいただけましたら有難く存じます。議会や執行部の現状を見届ける意味は小さくありません。
No.3210 脳と能の石灰化
日々の寒暖差が10℃以上というのは春秋の当然のような季節感なんだなあと最近つくづく思います。秋で言えば、晩夏と冬が繰り返すような季節変動を体感することですから、例年よりインフルエンザの流行が早いというのもうなずけますね。
ひと月ほど前に肺炎球菌ワクチンを打ちましたが、インフルエンザも早めの対処の必要性を思案しているところです。場合によっては、2度打つことがあっても良いという話もあるので、感染症予防は周囲のためにもしておかなければなりませんしね。
感染症といえば、上田知事自身の個人的意思を条例化し、それを守ることのなかった多選自粛条例の廃止を大野知事が提案することにしたようです。つまり、同じ立場にありながら、このまったく有名無実化している条例に感染しなかったということになります。 今後は、上田知事が2004年に自らの意志を条例で示した個人的条例を、大野知事は効力がないと表明したことで、自民党県議団の対応が注目されます。
そもそも、政治活動を目的としてこの世界に飛び込む精神は、飛び込み時期の年齢にも関わりますし、それを一定期限で自粛するというのは個人の問題であって、条例化すること自体が異様でした。
当時、自民党県議団が推す候補者を破って当選した上田氏が、3期で辞めるから12年間私に県政を任せて欲しいと議会運営を意図して言ったかどうかは定かではありませんが、自民党県議団としても、それに対して折り合いを付けたというのが真実ではなかろうかと思われます。その後の2度の知事選で上田知事が圧勝したのも、そのあたりの事情が影響していたものと感じるからです。
ところが、良くやったとか過ちがないといった評価とともに周囲に続投問題なしといった風潮が広がり、4期目の出馬を決定した時点で、自らが定めた条例違反という形になったわけです。確かに、いきさつは勿論のこと、政治の世界ですから自民党県議団としてはそのまま黙っていられる話ではありません。自らを諫めるために創って提案した条例を本人が守らないのであれば、世間に示しが付きません。ところが、埼玉県政治の世界は逆にそれを許すどころか歓迎したのです。
結論として、上田知事は年齢から考えても、自民党に気を遣う形でそんな自らを縛る条例を提案などしなければ良かったのです。
政治に携わる決意は、年齢や健康といったものだけではない、政治的感性や思考力が鈍くなったり、体力の衰えを感じたり、家族との時間を大切にする終活を考えたり、そして、支援者の皆さまから幕引きを勧められるといった状況になった時点など、あくまでも個人及び周囲の事情でその活動にケジメを付けるという価値観を重視すべきだろうと思います。
大野知事の言われる通り、年齢や期にかかわらず長期政権で立派な実績を残した政治家も少なくありません。現在、石川県知事はたしか7期目です。内容的には他地域のことですからわかりませんが、地域が認めているからこその長期政権です。
ただ、私は個人的には政治にも引退年齢があってもしかるべきではないかと考えています。理由は、脳の石灰化とそれによる政治能力の石灰化ということにしておきましょう。個人差はあるでしょうから、上記の各々の事情に対して家族や支援者によるアドバイス、もしくははっきりと引導を渡すことが本人の意志決定に作用することは間違いありません。
ところで、上田知事は一昨年12月の議会で5期目へのチャレンジを牽制する質問に対して「若気の至りというか、思い上がりがあったのかもしれない」と答弁しています。反省の弁ととれますが、思えば、この発言は5期目のチャレンジを暗に否定した発言とも理解できます。それでも、今年の初夏までは結論を示さなかったのですから、政治の世界の魑魅魍魎性は、昨今の陽気の異変さの上を行っている感じではありませんか。
No.3209 パラ聖火が幸手を通過!!!
最新ニュースとして、東京パラリンピックの聖火が幸手を通過することが発表されました。オリンピック聖火が通らない市町を対象に選考するということでしたので、先月、当選及び就任の挨拶で市長が県庁を訪れる際に同行し、関係部局にお願いしたことが少しは役にたったかも・・・・いや、我田引水かもしれませんね。
実は、同行したいきさつは9月議会で一般質問した幸手産業団地進出の契約が出来ている㈱ニトリさんの造成が一向に始まる気配がないことの確認もあってのことでした。誘致担当部局である県企業局で、県議時代にお世話になった方が局長になられていたこともあって調査確認のお願いをしてみようと考えてのことでした。
大野知事との面談では議会中の吉良県議も一緒でしたが、その後副知事や各部局を市長と訪問し、オリ聖火未通過の残念な話の流れでパラ聖火のお願いを市長と軽くジャブしたわけです。
ついでの話で恐縮ですが、大野知事には従前抱いていたイメージとはまったく違う人柄を感じました。物腰がソフトで、話しぶりも柔らかみを感じさせ、懐が深い方というのが、短い時間での人物観として残りました。代々、自民党系列の政治家系の知事ですから、長らく上田知事と対立構図にあった自民党県議団も、いずれ真の是々非々ソフト路線にチェンジするだろうと感じた次第です。最大会派の対応が対立ばかりでは、県民生活優先の二元政治の確立からかけ離れるばかりですからね。
No.3208 活力受ける写真展
前号に続く文化ギャラリーコラムです。今、市役所で行われている写真展が結構な迫力と感動を伝えてくれる内容なのでご紹介したいと思います。
幸手写友会の皆さんが、この夏の青森に出向いて撮られた「ねぶた祭り」の目に映える色鮮やかなパネル展示です。実は、青森ねぶたは県内各地で行われているのですが、今回は青森市のねぶたと五所川原市の立佞武多が主体です。
日本の祭りの中でも、海外にまで知られるほどの伝統的祭りとされる青森ねぶたですが、私的感想としては、正直なところ青森に出かけたくなりました。
夫婦還暦祝いの旅にこの青森ねぶたを選んでかなり経ちますが、今度は古希のケジメに訪れてみたいという気持ちが沸々と湧いてきました。当時、県内4つの市町のねぶた祭を見て、その翌年、弘前ねぶたの系図を引く群馬県尾島のねぶたも見に出かけたほど感動が消えることはなかったのですが、今回の写真展で呼び起こされたようです。知人に、毎年東北の夏祭りを訪ねている人がいるのですが、私がねぶたを観たくなったのはこの知人の影響でした。今や、毎年出かけるこの人自体が感動の対象だとさえ想えるほどです。
いや、それほど祭りの感動が伝わってくる写真ばかりでして、特に参加者の嬉々とした表情がうかがえるショットが、そぞろ青森にいざなうように感じるということは、この祭りの素晴らしさが見学だけでなく参加することにも喜びと感動があることを伝えているように思えてくるのです。
是非、市役所へ! 展示は29日までです。ねぶたパッションで活力をもらえると思いますよ。まずは、その一端を添付紹介の素人フォトから味わっていただけたらなによりです。
No.3207 伝統工芸品
今号のタイトルですが、皆さん伝統工芸品に指定されている品が全国にどれくらいあるかご存知ですか? 実は、235品目あるんだそうです。その最も新しい235番目に「行田足袋」が指定を受けたことが昨日発表されました。小中の頃から社会科授業でその名を頭に叩き込んできた県の特産品ですので、県民として嬉しく感じるニュースです。
埼玉県では2013年の「秩父銘仙」以来6年ぶりのことで5件目の指定ということになります。235品ですから47都道府県の割合で換算するとちょうど5件平均ということになるので埼玉県もなかなか良い工芸品があるということになりますね。ただ、伝統工芸というくくりで考えますと、今後埼玉県でどういったものが候補に挙がるでしょうか。
ちなみに、過去の4品とは「江戸木目込人形」「春日部桐箪笥」「岩槻人形」「秩父銘仙」ということになりますが、県内他地区でどういった伝統工芸が継承されているものやら? 「小川和紙」「羽生藍染」などもその雰囲気を有しているような気がしますが、伝統工芸となると難しいのでしょうか?
この国の指定を受けるメリットには次のようなものがあります。
◆後継者育成や需要開拓事業などに、国の財政支援を受けることが出来る。
◆一般財団法人伝統的工芸品産業振興協会が実施する全国の物産展への出品。
◆伝産証紙ラベルを貼ることが出来、品質保証とブランド化が図られる。
そこで、はたと考えて我が街幸手には何があるのだろうか?・・・・・残念ながら、それらしき工芸品が直ぐに浮かんでこないのが寂しい感じです。