GWの埼玉名物と言えば、加須の鯉のぼりと春日部(庄和の)の大凧でしょうか。
3日は午前と午後の2度にわたり風に泳ぐ100mの鯉のぼりに観客の大声援があがったそうです。そして今日5日は、100畳の大凧が風に乗った迄はよかったが、突風にあおられて近くの民家に落ち、民家の屋根に穴をあけてしまったとか。いずれにしても、ニュースになる名物イベントがあることに羨ましいという気持ちを隠せません。
成功するも失敗するも、その伝統行事に真剣に取り組む地元の方々の愛情が注がれていることが原点にあり、毎年のこととしてチャレンジすることでの生きがいが人と人をつないでいると感じるのです。
例えば、青森のねぷたでも街を練り歩くねぷたに一喜一憂する観客の裏で、終わると同時に、次年度の為に新たなねぷた作りに目を輝かせながら汗をかくねぷた職人さんの努力があるわけです。だからこそ、地元企業も資金面で応援するという祭りの仕組みが青森市全体にあるのでしょう。実は、青森県では青森、弘前、黒石、五所川原などのねぷたが有名ですが、小さな町でも、身の丈に合ったねぷたを作って住民が真夏のイベントとして楽しんでいるのです。つまり、青森は一年を通じてねぷた祭りで燃えていると言っても過言ではないのです。
幸手から北と南にほぼ等距離の街に、それぞれ日本に誇る伝統行事があることは地域住民の団結力の源になっていると考えると、街起こしの在り方も一工夫必要ですが、日本に誇る何かを誕生させられないものかと思います。
まさに「夢をかたちに、未来へつなぐ」なのです。