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No.3260 安倍総理の会見の影で

2020.03.14

 安倍総理が武漢ウィルス対応について記者会見を開いた。長い説明の間、資料は前に置いてはいるものの、ほとんどノー原稿での話ぶりだった。内容もわかりやすいと感じつつも、これでも嫌味な質問が出るんだろうなーと思っていたら案の定だった。
「北海道知事は独自の対策に頑張っているが、政府の対応は遅れているという印象が強い。総理の見解は?」
「国民が最も知りたがっているのは、この状況はいつ終息するのかということで、その点について総理の見解は?」
 終息の予測を問える状況ではないし、答えられるわけがない。なんのための質問か!その腹の内を疑われても仕方がない記者だ。社名はあえて示すことはしないが記者の質が問われる。

 振り返れば、年明けに始まった通常国会は、野党による桜満開の追求倒閣戦略で幕を開け、武漢ウィルス発覚後も相も変わらず、ようやく2月の中旬になって予算委員会でこの問題が議論される状況になった。それでも維新の会を除く野党が審議に応じないまま空転が続く小委員会が今でも多いと維新の会の足立議員が語っている。森法相の発言では、全委員会の出席に応じなかったという。
 言葉狩り、揚げ足取りといった稚拙な与党攻めで、国会を空回りさせる政党や議員の存在はやはり異常と言うしかない。たしかに、桜問題に関わり公文書問題が発覚したり、IRに関わり贈賄逮捕議員が出るなど自民党に驕りや疑惑の見える事態もあった。しかし、これらは国民の命に関わる問題とは思えない。

 昨日の報道では、憲法論議がしぼんでいる状況だとか。ウィルス問題でそれどころではない与党首脳陣だが、国会議論も国会議員のすべても、ウィルス対応だけに追われるはずもなく、中国がこの時点でも尖閣周辺に公船を派遣している状況への対応などほとんど議論されずにいる。
 12日、憲法審査会開催について与野党協議があったが、要するに野党はウィルス対応優先だと主張して応じないのだ。自民党新藤義孝議員が「憲法審は憲法審としての役割を果たすべきで、ウィル対策とは切り離すよう」と呼びかけたものの、立憲民主党山花郁夫議員は「政治的エネルギーをウィルス対策に注いでおり、憲法審には違和感がある」と断ったそうである。
 政治的エネルギーをウィルス対策に注いでいるとはよく言えたものだ。
 しかも、このエネルギーも結局は政府批判のための政争の具とする姿勢がすでに見える。これを党エネルギーというのでは、国民の共感を得ることは難しい。
 事あるごとに想うのだが、立憲民主党という政党には理性も知性も感じられない。特措法採決で造反した議員などは、それが信念かパフォーマンスか不明だが、同党の中には目立ちたいだけの人なんだろうと冷ややかに語るベテラン議員もいるのが実態だ。普通であれば、最低でも厳重注意といった処分の対象だと思うのだが、この点は自民党もそうだが、身内には甘いのが数の論理が優先する政党体質の裏事情なのだろう。
 武漢ウィルス対策はもはや国家事業だ。総理は非常事態宣言を出すまでには至らないと語っている。そうならないように、この問題を巡って野党がイクサを仕掛けている場合ではない。

No.3259 中学校の卒業式

2020.03.12

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 今日の埼玉新聞に、明日行われる幸手市の中学校の卒業式に関する記事がありました。3校合計で380名いるそうですが、武漢ウィルスの影響で、参加者は卒業生、教員、保護者のみでクラス別に開催するということです。すでに、議員などの来賓出席はご遠慮願いたい旨の連絡はいただいており、今の時世ではやむを得ないと感じているところです。
 記事は卒業生全員に色紙を渡すということを伝えており、そのメッセージは「ひと みなに美しき種子あり」
 長倉小の校歌にも入っているこの言葉は県東部ゆかりの偉人安積得也のものだそうです。寂しい式を迎える卒業生へのアイデアとして着目したことが素晴らしいと思います。小さな気配りが大きな想い出となることでしょう。

 本日の午後には、市内公共施設の今月いっぱいの使用中止を伝えるメールが送信されてきました。大相撲の無観客を画面で見る限り、その異様さは何とも言えない雰囲気ですし、選抜高校野球が中止といった過去にない事態があちこちから発せられ、まだまだ武漢ウィルスの感染が広がる傾向にあります。個々にいろいろなことに配慮した生活を心がける日々が続きます。
 くれぐれもご自愛を!

No.3258 感謝と恐縮の想いです!

2020.03.10

 ここ数日、東部広域消防組合幸手西分署問題に関わる電話やメールをいただいております。ブログアクセスが増えているのも、議会請願の委員会結果を報じるチラシが各戸に配布されたことが一因にあると思います。自治会が関係している表記になっていることもあるでしょう。内容、書き方にはどこか意図的なものを感じますが、今はそれ以上を語る時期ではありません。
 議会ルールは、付託委員会の結果を委員長が本議会で報告して、それを議長が受けて全議員の採決を求めることによって決するのであって、請願であろうとも最終的に本会議をもって決定されるものです。今の段階であのような紙がまかれることは、少々フライングということになります。
 ご心配いただいたり、真実を知りたいといった個々のお問い合わせにはお応えしていますが、公にあれこれ語るべきではないと思っています。
議会及び議会人、さらには地元住民の一人としてのケジメと信念に揺るぎはありません。それは西分署の廃止はなんとしても止めなくてはという一念で消防組合議員に自ら手を上げたのです。しかも、議員経歴をふまえて私は私にしか出来ない動きというものがあるという自覚のもとに、実際にこれまでの一年活動してきています。廃止を止める手立てを講じているというのが現実なのです。とりわけ、他の自治体がいくつも入って連携している広域行政という重みを理解しながらのことですから単に廃止反対を訴えるだけでは事は足りないのです。こうした場合に根回しとか水面下という言葉があるのだと思っています。
 19日の最終日にはあらためて私の真意を述べたいと考えています。ただただ、今はそれだけです。ご連絡くださった皆様には感謝と恐縮の意を申し上げたいと思います。ありがとうございます。
 

No.3257 この状況でも批判優先か!

2020.03.10

 中国、韓国への入国制限を発した安倍総理に対して、立民の蓮舫、福山といった議員たちが言い立てる現状に辟易する。
「その科学的根拠を示せ」と。

 世界中で他国に対する入国制限を出す国が増えているというのに、日本ではそれが政権批判の材料になる。ある意味悲劇だ。これは祖国を想う国会議員による日本国民に対するヘイトのようなもの、つまり彼らがなにかというと日本人が中韓朝系の人々へのヘイトを題材に声を大にするが、その逆が国会で行われているのと同じではないか。祖国がどこであろうと、国会議員であれば、まずは日本国民を守る姿勢を示べきなのに、旧民主党から続く立憲民主党や社民党の実態は、中国漁船体当たり事件、尖閣領海への公船侵犯事件、従軍慰安婦像問題、レーザー照射事件その他ありとあらゆる事件場面で黙視の姿勢だ。
 また、舛添元厚労相、元都知事の発言は「中国や韓国への入国制限は天下の愚策だ!」と。何を言っているか! 多くの識者に1月下旬の段階で対応すべきだったと言う人が多い日中双方間入国制限に反する、自己顕示欲が為せる発言としか感じられない。これを大きく取り上げるマスコミも、いつものごとく煽動的である。今の状況は、暴論は暴論として扱うべきなのだ。

 韓国からの入国制限措置に、韓国は抗日姿勢丸出しの抗議と日本のそれを上回る対抗措置を発令。韓国からの入国措置は日本以外に100ヵ国近くもあるというのに、日本にだけの大げさな抗議と対抗措置に呆れるばかりだ。そもそも、韓国の感染率と死亡者数は日本とは比較にならない多さである。こういう時こそ、韓国出身の国会議員が韓国に向けて冷静な対応をとるようアドバイス的申し入れをすることがあってもしかるべきではないか。
 もっとも、政権内にも中韓に忖度する議員グループがいることも安倍総理の苦しい胸のうちにあるのだろうと推測する。IR関連収賄事件で逮捕された議員がすべてを否定して復活した。そう思うと、次元の低い国政の現実は苦々しい限りだ。そうそう、マスクをネット通販で800万円以上売り上げた県会議員にも驚いた。この県議、会社の社長だとか。これでは世も末ではないか!
 FUKUSHIMA50がまもなく封切られる。作成及び脚本の意図は不明だが、限りなく実態に近いという評判である。当時の民主党政権及び菅総理の姿に驚かされるようだ。渡辺謙さん演じる吉田所長の政権に対峙する奮闘ぶりに涙するということだ。残念ながら、今は映画館に入る気持ちにはなれないが、観たい気持ちにそそられている。

 

No.3256 市議会報告

2020.03.07

 来週はかなり暖かくなるようです。さいくり線の東武線陸橋下の青毛掘川沿いの濃いめのピンクに染まった桜は満開に近い感じです。なんという種類なのか・・・。近々、この川沿いを歩いてみたいと思います。それにしても、ほとんど雪を見ない異常なほどの暖冬でしたね。

 さて、急にアクセスが増えている様子です。私が何を書くかに関心をお持ちいただいているということで有難いことです。
 3月議会には2つの請願が出ていますが、最初の審議に入ったのは既報の通り「幸手消防西分署の存続を求める市議会決議に関する請願」です。
 5、6日と2日にわたり文教厚生常任委員会で審査をした結果は次の通りです。まず、初日の請願理由説明とそれに対する質疑があった後の2日目は、武藤議員と私の2人が意見を述べることからスタートしました。
 私は意見を述べた後に趣旨採択の提案を付け加えました。趣旨採択というのは、請願の想い(願意)は至極理解するし、同じ思いに変わりはないが、これを採択をするには問題があるので議会としては採択するべきではないという考え方です。委員会所属議員は10名で、委員長以外の9名が賛否の意志表示をすることになります。
 
■委員会所属議員(敬称略)
 小河原(委員長)、武藤、青木、木村、本田、松田、小林英、
 海老沼、四本、枝久保


この請願に対する意見陳述(順に)
 武藤、枝久保
この請願に対する討論陳述(順に)
 枝久保(反)海老沼(賛)本田(反)木村(賛)武藤(反)青木(賛)

■趣旨採択の採決
 (賛成)武藤、本田、小林英、枝久保

  
 賛成少数で趣旨採択は否決となりました。もしも賛成多数であれば、趣旨採択は採択か不採択かということで言えば不採択の領域に入るので、すべての審査がこの時点で終了となります。ところが、賛成少数でしたので、今度は採択か不採択かの採決をとることになるのです。
■採択の賛否採決
 (賛成)青木、木村、海老沼、四本、松田(紹介議員)
 

 ここで委員会として採択可決の結果が出たことになります。この結果、19日の最終日の本会議で議員全員による採決が行われます。

 想うに、事前の雰囲気とは異なり、傍聴者の姿を見て志が変わったと思われる議員がいたように感じられたのが印象深いことでした。もっとも、経験からはけっして珍しいことではないとはわかっているのですが、なぜなんだろう?という想いは拭えません。
 また、前の消防組合議員の武藤、本田のお二人と現議員の私と、3人の消防議員とも考え方が同じだったことが何を意味しているか・・・この辺りのわかりにくい事情と、なぜ私が趣旨採択を提案したかなどについて、より具体的な内容を本会議の終わったあとに示したいと思います。

No.3255 議会日程

2020.03.05

 今日の文教厚生常任委員会は付託案件の審議が終わらず、明日を二日目として再開することとなりました。前々号ブログで、今議会の残す日程は5日と書きましたが正しくは8日でした。予算審議の3月議会というのは、どの委員会も2日間の日程が組まれております。
 なお、今日予定されていた付託審査対象の請願は、開会直後に行われ、会の冒頭、紹介議員二人による主旨説明を受け、質疑に入りました。質疑者は4人で、前消防組合議員が武藤、本田、現組合議員が私、そして、香日向在住の議員が本田、青木、私の3人で計4人ということになります。
 これにより、結果は明日の予算審議終了後に行われることとなりました。
 今日は普段1名いるかいないかの傍聴者が20名ほどいたでしょうか。委員会室が議員、執行部、傍聴者で満員になるのは滅多にありませんが、合併問題や病院誘致の時などを思い出しました。もちろん、よく知る方がほとんどで香日向の方以外に、香日向の区長さんが署名運動を働きかけた区長さんが数名いらっしゃいました。
 やむを得ないことですが、マスクをされた方が多いのでいつもと異なる異様な雰囲気を醸し出していた今日の委員会でした。

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