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No.3294 議員の行政視察

2020.06.15

 先週の木曜日は総務、金曜日には文教厚生の常任委員会が開催されました。付託議案はすべて可決したことをまずはご報告します。最後に委員長から議会視察についての取りまとめということで、議員の考えを問われました。
 私は、どちらの委員会でもいの一番に次のような発言をしました。
「今の社会情勢において、多くの自治体で年内開催のイベントを中止する報道が見られるが、それは当然のことと思われ、芸術スポーツ分野ではプロもアマも未だに自粛の状態が続いている。昨年度の視察は、本年1月に3委員会合同で実施し、私は成果があったと振り返るが、今年度の場合は、公費を使って議員が視察に行くことを容認する社会情勢にはない。したがって、現時点で中止を決断すべきだと思う」との意見を発しました。
 事務局長からは、幸手市が加入する第四区市長会の構成市12のうち、既に7市が中止を決定しているとの報告がありました。

 総務常任委員会では、一人の議員から結論はいつでも出せるので、今中止をする必要はないとの意見も出ましたが、他の議員からは、今、相手の行政に視察の申し入れをしたら笑われるよといった意見もあって、委員長采配によって中止が決定しました。
 文教厚生常任委員会では、真っ先に前日の内容を私が発言したあと、中止結論はまだ先でもいいのではないかという意見が2人から出ました。それで全員の意見を確認することになりましたが、さきの2人以外全員中止の意見でした。そこで委員長がおもむろに発言・・・自分が旅行業をしていることもあるし、観光活性化とはいえgo-toキャンペーンの観点からもう少し結論の時期を先延ばししてもいいのではないかと思うとの内容でした。しかし、go-toキャンペーンは低迷する観光業の活性化を意図した国の施策であり、議員の行政視察は観光でも旅行でもないという、そもそもの認識が異なります。
 私は「採決しますか」と発言、即採決の結果、中止多数の結論となりました。
 2つの委員会で15人全員の議員が関わったことになりますので、今日開催される建設経済常任委員会では審議の要が無くなったと思いますが、形だけでも意見交換することになるものと思われます。

No.3293 「きずな臨時号」発刊

2020.06.15

 今、開会中の市議会では、2日~4日にわたり13人の議員が一般質問を行いました。私は、昨年の市議選直後に東部消防組合議会議員に立候補してその役を拝命しました。以降、西分署の統廃合問題に対して、全面廃止はなんとしても防がなければならないとの想いから、消防議員の立場として交渉を続けてきました。それが目的で手を上げたと言ってもよいでしょう。そうした想いがあったからこそ、市議選でも西分署の存続を真実本意で訴えたのです。それには私なりの目算もあったのです。
 私が香日向代表区長の昨年2月2日のこと、当時の前市長によるまちづくり懇談会の開催を依頼し、全丁自治会主催の元、コミュニティセンターでそれが行われました。住民のパワーに押され、前市長は反対することを約束することとなり、その通り、組合の管理者会議でも反対を唱えることに終始し、合併の協定約束事である合理化の話が前に進まなかったということがわかりました。 その前に、消防議会自体の管理者会議や定例議会が、通常の市町議会と違って、構成する市町のスケジュールをぬって運営されることもあって、回数的には頻度が少ないという事情もあります。政治の裏事情はかくも市民にはわかりにくことがあるもので、これについてはご理解いただきたいと思います。

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 西分署存続問題は、昨年の3月議会、市議選直前に共産党議員が紹介議員になって提出された請願が審議未了という扱いになったことから、幸手市議会で議論する状況では無くなっていました。そこで、私は市議選後の6.9.12月の議会では一般質問の対象にはせず、当初の目的通り、組合関係の方々と個別の下交渉を続ける作戦をとりました。それが3月議会で再び請願が出された時点から状況が変わったのです。前回の場合は約1200名、今回は7700の署名があったことから1年前と対応を替えた議員がいたようで、請願が可決されてしまったこともあります。前回の場合は、市議選直前のことでしたから共産党議員の選挙利用という見方が支配し、審議未了になったと推測できましたし、そういったことを口にする議員もいました。しかし、いずれにしても筋違いであることは同じです。
 ともあれ、請願は筋違いとの想いから、組合及び他の市町への配慮を思考しながら、消防議会議員としての立場に則って対応することに・・・実は、いずれ組合側からの折衷案が出てくるという確信をもっていたこともありましたから。
 そして、この6月議会で私が一般質問をした内容が添付資料の内容です。
「救急ステーション」案が5月14日に組合側から示され、市長は、それをもって合意納得する方向で回答したい旨の答弁をされました。周囲の関係、懸案事項すべてが、これをもって大団円の形で解決することになります。もしも、続けて全面存続を望むものなら、その先に待つリスクを誰が責任を持てるというのかは、感情ではなく知性と理性で判断するべき段階にきたと考えますがいかがなものでしょうか。

No.3292 地方議会最大の変質?

2020.06.09

 暑い一日でしたが、2階の自室で議案書や月刊誌に目をやり、夕方は数日分の新聞の切り抜きをするなどして集中していたせいか、日が暮れて気がついたら冷房の世話にならず、窓の通風だけで過ごせました。なにしろ、断捨離も含めて整理事が多くてかないません。自粛期間は議会以外には、読書、あらゆる整理、筋トレ、ウォーキング、そして新たにメダカの繁殖に挑戦している日常です。第2波は間違いなくあるとの想定をした上で、最低でも6月いっぱいは自己管理を戒めていますが、皆さんはいかがお過ごしですか。

ファイル 1205-4.jpg さて、掲題に入りますが、まずは添付の表をご覧ください。幸手市議会の3月と6月の定例会で、重要議案の採決での議員の賛否状況を示したものです。重要議案の中でも最大のものと言えば、例年3月議会の新年度予算になるかと思いますが、それは全会一致で可決しました。共産党も賛成かと思われる方がいらっしゃるかもしれませんが、それもさほど不思議ではないという感じがしています。それよりも、変わったなーと小生が感じるのは、会派内で賛否が異なる場面が頻繁にあるということです。表中の赤と青色で示した賛否○×がそうです。
 この原因は、個々の議員の意志を尊重するということで会派が成り立っていることを意味しています。小生が議員になったのは平成15年で、その時、市民クラブという会派に所属しましたが9名もいた最大会派でした。当時、議員数は25名でしたが、他にも4人会派や3人会派が存在してました。そして、およそ採決で異なる結果はどの会派も無かったと記憶しています。意志の統一が図れなければ、それは離脱か会派分裂を意味します。国政でもよく党利党略のためには党議拘束という、いわゆる縛りがあって、万が一これに背くことあらば、訓戒、除籍、除名といった結果が待っています。党の方針に納得がいかないとなれば離党するしかないと判断します。最近の例では自民党への衣替えを志した長嶋昭久、細野豪志、桜井充氏などがそのパターンですが、小選挙区制という点でそうそう簡単には受け入れてはもらえない事情もあるようです。
 

 賛否を拘束しないのは、幸手ほどではないにしても、他の議会にも見られることです。その原因は議員減が大きな理由かと思います。25人・・・いや20人ならまだしも15人に減った状況で、公党会派が公明、共産とあり、残るは2人から3人を基本に会派を構成するというのはやむを得ないことと感じます。自民系保守議員は、主導権争いから複数の会派に分かれると言うのは珍しくありません。多数派工作という事情が発生するのがそれです。
 それにしても、重要議案で賛否が別れる不統一性会派をなぜ組んでいるのか。それは、議会運営に大きく関わりを持つ議会人事を考慮してのものだろと思います。会派を組まずに無所属でいると議会運営委員会のメンバーにはなれません。もちろん、会派代表者会議のメンバーにもなれません。
 勉強会というのが会派を組む二義的理由に考えられますが、その実態は小なるものに過ぎないでしょう。
 自己主張イコール信念の為せる業と言えば聞こえはいいのでしょうが、一方で、党や会派には同一思考への協調性を示す姿勢があってしかるべきで、それが出来なければ、一人の方が信念を貫くためには首を傾げられずにすむと思います。いずれにしても、賛否が会派単位でもバラバラになってしまった状態は、議員削減によって議会の調整機能が著しく減少したことを意味しています。

No.3291 副市長不同意と一般質問

2020.06.03

 今日3日の11時頃、一般質問の出番となる小生、夜のウォークが終わった10時半頃から質問の最終とりまとめに集中したあと、さあ、ブログ更新をと開けてみたら、なんと200超えのアクセスにびっくり! 平成15年から数年に及ぶ合併騒動の際、1000件を超えるアクセス数が珍しくなかった時代がありました。2チャンネルでの誹謗中傷も今は昔。かなり叩かれたことも懐かしいほど時が経ちました。アクセスは市政に問題が発した場合の関心度に比例するのは当然のことです。今回、その対象が副市長人事を市議会不同意というニュースだということなのでしょう。
 確かに、それこそ多岐にわたりお付き合いいただいている方々からメールやラインがまさに続々といった感じですからなんとも言えない複雑な心持ちといったところです。一般的には考えられない議会の実態ですから何があったの?という想いが、とくに政治の世界にいる方からすれば感じるのは当然のことでしょう。
 ただ、小生は心配ゆえか連絡をいただいた皆さんには「文字だけで理解してもらうにはかなりハードルが高い状況です。それだけ複雑な経緯があってのことなので、なかなか文字でも電話でも説明しにくいんですよ」と返信しています。
 副市長という右腕を議案上程した市長。その市長の思考に賛同して選挙応援したのは事実です。だからといって・・・というところからなんとも複雑な経緯があるのです。それも幾つも絡み合っているのでそんな単純な問題ではありません。ですから、一昨日のブログも淡々と採決の結果のみを載せたわけです。
 そもそも、市長派サイドに立つ議員だからといってすべからく市長になびくというものではありません。そこには真の是々非々というものがありませんと、いつ何時政治の世界が変質するかはわかりません。その時、信念をもって市長に提言アドバイス出来るかどうか、それこそが議員の矜持だろうと思います。
 わかりやすく言えば、その段階が昨年10月時点におけるこの副市長人事に関して発生していたということです。その結果として12月議会、3月議会と上程することもなかったのです。周囲が何を言おうが、市長がそこまで固執していた候補者でしたらここまで引きずらずに12月議会で上程すればよかったのかもしれません。ただ、それでも否決不同意は変わらなかったと思います。この8カ月は副市長人事案件のみを考えるならば、無駄な時間が過ぎただけという無念な感想が残ります。
 市長もお疲れのことと察しますが、かつて経験したことのない疲労感に見舞われました。
 とは言え、今日の一般質問しっかりせねば!!!

No.3290 人事議案の採決

2020.06.01

 議会初日。12月、3月議会ともに上程されることのなかった副市長と教育委員の人事案件は、質疑、討論がないまま採決となりました。結果は、添付した賛否一覧の通りで、副市長については反対多数で否決となりました。
 反対した議員の考え方が共通しているということではないように感じますが、これだけの差で否決になったという事実は重いものがあります。

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No.3289 6月議会

2020.06.01

 自粛、自粛の3ヵ月、慣れろ慣れようと言い聞かせるも、なかなか難しい相談だと頭も身体も言う事を聞かない。新聞や月刊誌の深読みも、コロナ以外に刻まれるのは中国の野望と蛮行という月日だった気が。もとより、中国共産党がもたらした中共ウィルスが元凶と考えれば、夢でも幻でもない現実の混沌とする世界状況もそのすべてが中国に帰来するのだろう。実際、この国に関する報道がもっとも多いのは事実だ。

 つい先ほど、月替わりとなった。6月議会は今日1日が開会日である。コロナ対策に加え、新市長就任以来、不在となっている副市長人事案件が初めて上程された。どうなるやらこれも混沌状態である。粛々と真の是々非々かつ信念にもとづき応じるのみ。
 一般質問は翌2日からで3日間はいつもの通りだが、各議員の持ち時間は今回に限り45分から30分に短縮された。杉戸町議会では一般質問は割愛することにしたようだが、自治体によって対応はまちまちだ。今の事態にあっては、どういった対応も間違いではないと思う。
 越谷市では議員間にアクリルの仕切りを立てることや、1時間間隔で換気をするといった対応が報道されている。窮乏都市、幸手市においてはもとより望むものではないが、換気対策はすることにしている。傍聴席は間引くそうだ。
 小生は、通告8番目でおそらく中日の3日午後一の出番、もしくは午前中になるかといったところ。どういうわけか、いつもと異なり、今一つ気合が乗らないと言うのが正直なところなのだが、背中か肩か、はたまた尻かはわからないが、押し叩く声をいただくので、残す時間で調整をすべく、このブログにも向かっているといった感じか。
 今回、議場傍聴を勧めるものではありませんが、ネット中継で会することが出来ればなによりです。よろしくお願いいたします。

 なにより嬉しいのは、明日から小中学校が平常に戻ることだ。北九州市の小学校でクラスターが発生したニュースに不安がよぎるが、巷の声を拾う限り、お母さんたちは歓迎する声が多い。冒頭の気と身体の倦怠感もどきの感覚は子どもたちとしばらく会えなかったことが一因かもしれない。また火曜日から金曜日の週4日、こどもたちとの触れ合いに鋭気をもらい、活性化をはかることとしよう。

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