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No.3767 ペルソナ・ノン・グラータ

2024.11.28

https://news.yahoo.co.jp/articles/5941d2b34f50e3c4a825ffd1ca2f579543ffc1a6
 在大阪の中国総領事が、先の衆議院選挙でXに投稿した内容が国会で取り上げられています。その投稿内容とは「比例はれいわ新選組に」という投票誘導に当たるもので、これを無所属の松原仁議員が問題視して質問主意書を投じているというのです。なぜ、中国が!?というのが単純明快な疑惑です。
 れいわ新選組は、代表のやまもとたろう氏独特のエキセントリックかつ耳ざわりのよいパフォーマンスが話題の方です。いろいろと問題の多い党というのが私の認識ですが、一番は消費税廃止という公約です。これで国家運営が出来るのだろうか? レーニン主義のソホーズ。コルホーズ政策を希求しているのかと思えてなりません。ともあれ、共産党以上に極左思想とも言われている党でもあるので、中国の選挙支援があったということなのでしょう。
 そして、今回の選挙で比例復活当選者を数人輩出し、衆参合わせて13人の議員を有する政党となっています。たとえば、埼玉第13選挙区で高井たかし氏が比例当選していますが、小選挙区では三ツ林裕巳さんの半分ほどしか獲得していませんでした。この人がれいわ幹事長として、一昨日に行われた与野党7会派による政治資金改正に関わる合同会議出席者7名の一人として出席していたのも納得がいかない思いでした。この議員は、コロナ時にキャバクラ遊興をして立憲民主党を除名された過去があります。
 議員数から推測すると政党交付金はおそらく10億円はくだらないと思いますが、ヤマモト氏の独断でこの金が使われることになるでしょうから、2大政党制どころかますます政党が増える現状で、まさに私たちの血税の政治に対するあてがわれ方に憂慮する状況です。
 ましてや、アメリカ大統領選でも全回、今回とロシアや中国の介入があったとされる問題が、手口が同じかどうかは不明ですが、日本でもあったということは、今話題のSNSもそうですが、煽情的印象操作に私たちが誘導されない意識が大切だと強く思う次第です。
 添付記事をご覧いただければわかりますが、タイトルの意味は「外交上好ましからざる人物」という意味だそうです。

No.3766 若大将にバンザイ!

2024.11.26

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 読売新聞に「時代の証言者」というコラムがあります。代々、口述筆記なのだろうと思いますが、本人の弁に間違いないものと思うと、その内容は読む者の心を元気にしてくれます。
 今日26日は30回続いた加山雄三さんの連載の最終回でした。毎回、加山さんの隠れた裏話も含めて驚いたり、微笑んだりといった感じで楽しんで読ませていただきました。
 今は、奥様とともにケア付きの施設に入られている加山さんですが、来年には米寿を迎えるということです。考えてみるとビートルズとかは別にして、青年時代を芸能娯楽という分野で楽しませてくれた最大の身近な存在だったような気がしています。それも本人には、当時は口に出来ない辛い激動の時期もあったわけですから、人に喜びを与える立場の人は大変だなあということをこのコラムでつくづく感じたものです。加山さんが日本の音楽界にもたらした影響は数え上げたらキリがありません。多くのミュージシャンに慕われたのも加山さんの人柄あってのことだったと思います。
 若大将は卒業して、これからは爺大将になるとのことです。それもほのぼとしていいですね。加山さんの数々の名曲は永遠に聴かれ続けることでしょう。

No.3765 藤沼議員の一般質問について

2024.11.26

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 市議会ホームページを見た市民から次のようなコメントが寄せられましたので、議長としてお応えしておきたいと思います。
「9月議会の一般質問をホームページで確認しましたが、藤沼議員が一般質問を出していたのを見て驚きました。なぜ藤沼議員が一般質問を出来るのですか。職員に議場内で暴力をふるい、警察の捜査を受けた上に検察に書類送検された議員が、堂々と議会に出席すること自体が異常なのに一般質問をするなどいったい幸手市議会はどうなっているんですか。犯罪容認の議会でいいんですか」

 というご意見でした。これまでにも市民団体からは3月と8月に辞職や解職を求める要望書が届けられました。それに対して、私が要望書について話し合う目的で全員協議会を案内するも、多くの議員は検察の結果が出るまでという理由で、その開催を取りやめるよう要求してくる状況でした。結局、その協議会に出席した議員は4人だけでした。
 こうした経緯もある中、私は2度にわたり書類送検されたままの現状ゆえ議会への出席は自粛するよう藤沼議員に文書通達をしましたが、藤沼議員は9月議会を全日出席しています。もちろん、書類送検されたままに変わりは無いので、12月議会も私からの通達は継続しているという考えでいましたが、一般質問を通告したことには私も驚いた次第です。その情報が入った段階で私は「議長として出席自粛願いを通達している議員からの一般質問を承認したら整合性に欠け、矛盾することになるので、それは受け付けるわけにはいかない」と事務局に表明していたわけです。そこで事務局が全国市議会議長会に見解を確認したところ、「出席している状況では議員の権利である一般質問を剥奪するのはいかがなものか」というのが上部組織である議長会の見解だったもので、承認は出来ないものの、あくまでも本人の考え方の問題であり、それをさせないという判断は難しいということになりました。これから日が進むにあたってホームページを見る方も増えてくるのかなと思いますが、内実はそういうことですのでご理解賜りますようお願いいたします。

No.3764 斎藤知事の公選法違反

2024.11.26

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 何かと話題に事欠かない兵庫県の斎藤知事ですが、選挙コンサル会社社長のSNS投稿によって公選法違反を問われる窮地に追い込まれています。いわゆる一般的に影の存在であると認識されていた選挙コンサルが、圧倒的なSNS戦略で大逆転勝利を勝ち取った内情を暴露するという皮肉な形です。おそらく。この女性社長は今回の大成功の結果を自らの宣伝にし、今後の選挙でクライアントが増えることを意図して存在を知らしめたかったのではないかと思います。
 これにより、県百条委員会も公益通報関連からこの新たな疑惑にも向けられる可能性もあるようです。これには、数多くのコメントが見られます。テレビでもおなじみの若狭弁護士や住田弁護士は公選法違反の可能性に言及し、捜査対象になるだろうと発言しています。
 25日に全国知事会への出席で上京した斎藤知事は早速インタビューの嵐に見舞われたようですが「公選法違反には当たらない」という簡単明瞭な発言で対応しています。この発言は、斎藤知事の人間性を標榜するものではないかと感じます。常にクールで無表情に近い対応・話し方をしますが、なぜこうも鉄仮面の雰囲気でマスコミ対応できるのかと感心するほどでした。しかし、今回の自らの発言に説得力が無いのは明らかです。また、立花氏の当選を考えない立候補というバックアップ問題や県議への脅し、暴言も取りざたされている現状は、出直し選挙に勝利したものの県民の判断理解に微妙な変化が芽生えないとも限らず、兵庫県がいつ落ち着きを取り戻すことが出来るのだろうかと思わずにはいられません。

No.3763 運命の惜別

2024.11.21

 このところ独特の個性で昭和からここまでを走り抜けた著名人が続けて亡くなられている。昨年からたどると正に一世を風靡したきらめく人たちの死が続いている。しかも自分と世代を同じくしている人に限らず若い世代にも。
 10月の西田敏行さんの死は信じられなかったが、海外でもピートローズ、そしてクインシージョーンズ等々、トップアスリート、トップミュージシャンが世を去った。なかでも昨日今日の火野正平さん、北の富士さんには慟哭に近いものがある。チャリオと連れ立って日本の各地を巡った火野さんには、毎朝出がけに爽やかな心地にさせていただいた。同年齢だったこともあり、親近感を感じる方でした。また、落ち着いた静かな語り口調の北の富士さんは、忖度も美辞麗句も一切ない本音の解説が軽妙なようで重みがあり、自分もそうありたいと感じさせてくれる人だった。最近は声に力が無く、しゃがれ気味だったのが気にはなっていた。
 実は、1週間ほど前に勤め人時代の後輩の訃報連絡が届いた。胃を切除してはいたが、それは20年以上も前のことだったと思う。死因はすい臓がんということだった。今春には大学の仲間が肺炎で亡くなっている。それで自分は幾つまで・・・とついつい考えてしまうのだが、火野さんの死はそれに輪をかける感じだ。
 慎んでご冥福をお祈りいたします。

 しかし、平均寿命というものを考えるまでもなく、それを超える人もいれば、超えることが叶わない人もいるのだ。平均とはそういうものだと単純に考えることにして、そのどちら側に入るのかは、それこそ運命というものだろうと。これも自分流プラス思考と考えることにして・・・おやすみなさい。
 

No.3762 幸手市議会に視察来訪

2024.11.20

 今朝の冷え込みはかなりのものがありましたね。子どもたちも冬支度姿を整えた通学スタイルで、多くの子が手袋をしていました。明日はさらに今日をうわ回るとの予報ですが、ついこの間まで半袖姿だったのが信じられないくらいです。

 今日は、気仙沼市議会の議長・副議長と議会運営委員会10名の計12名ご一行が我が議会に視察に訪れました。常任委員会の所属が1議員2委員会という形式になっていることについて、そうなった経緯や運営上のメリット・デメリットなどを研修したいとの視察目的で、こちらからは私、本田副議長、四本総務委員長、坂本文教厚生委員長、小林建設経済委員長の5人が出席して対応いたしました。
 冒頭の概略説明後、質疑応答から意見交換などで結構な内容にわたりましたが、当市にとっても大いに参考になる面もあって有意義な時間であったと感じています。
 もともと、一議員が複数委員会に所属することになったのは議員定数を削減した影響によるもので、当時議員だったのが私だけだったこともあり、私から説明する場面が多くなった次第です。
★昭和61年12月それまで長く続いた議員数を30人を27人に。その17年後のこと
★平成14年3月に27人を25人に。
★翌平成15年4月に市議選がありました。当時は合併問題が争点の市議選で、久喜合併を唱えた候補者が多く当選したものの2度に及ぶ合併が成就することなく残念な結果となったのです。そこで…
★私は25人を22人にする提案を提出したのですが、私に懲罰動議が出た上に提案は否決。
★直後に私の懲罰に賛成した議員側から20人に減らすという議員提案が出され可決されたのです。ところが…
★私に対する懲罰動議や削減発起を議員の手柄争いのような市民不在の好ましくない思考を感じ取った市民の怒りが沸騰し、15人に減らす案に多数の市民が賛同署名した直接要望が出され、議会審議の結果これが可決したのです。
 したがって、一度可決した20名の定員で一度も選挙することなく、15年の選挙が25人で行われた次の19年の市議選は一気に10名減の15名で実施されたのです。その15名で常任委員会を設置するには5人づつで3つの委員会に振り分けるか、一人2つの委員会を担当する形で各委員会を10名づつにするかの議論の結果後者になったということです。気仙沼市議会でもまずは議員定数削減が課題で、その後の議会内体制作りの一貫で来訪されたものです。
 思い出すといろいろあったわけですが、昔日のこととはいえ記憶はよみがえるものです。ただ、15名は減らし過ぎではなかったかと感じる面があります。
 それにしても、今年は日光市、福岡県の朝倉市、そして気仙沼市と昨年は無かった自治体からの視察が続いています。

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