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No.3431 常任委員会から

2021.06.17

 6月議会は例年議案が少なく、補正予算もよほどのことが無い限り一般行政の不足もしくは修正内容が主体になっています。今年度はコロナ支援対策への国や県からの交付金の関係で、ワクチン接種事業等の補正が組まれていますが、これはすべての自治体に通じるもので幸手に限りません。しかし、自治体独自で企画されるものもあり、すでにご案内した農業支援がそれにあたります。
 実は、その時の記載内容に間違いがありましたので、お詫びをし、かつ訂正をお願いしたいと思います。対象となる農業者が1820人、総面積1114㌶としましたが、1320人、1074㌶です。申し訳ありませんでした。

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 さて、文教厚生常任委員会で、共産党海老沼議員の紹介により「国のエネルギー基本計画に関する件」という請願が出されました。内容は添付の通りです。まず趣旨説明と請願項目の説明が紹介議員からありました。それに対して質疑は宮杉議員のみが手を上げ、続いて意見を求められた後、共党党平大平議員と私が、さらにその後に討論となり大平議員が賛成討論をし、反対討論は無く、最後の採決では採択に賛成起立は大平議員一人という結果で淡々とした経過で審議を終了しました。
 請願は基本的に市民から出されるものが多く、なかなか反対する立場は議員にとって厳しい面がありますが、今回も昨年の西消防署存続問題の時と同じく、提出者が香日向の方でした。しかし、主義主張や思想信条、信念といったものがポピュリズムによって変質しては自分自身に嘘をつくことになりますし、賛否には自分に正直な対応をすることが議員の矜持と考えていますので、それに則った意見を述べて採決では反対しました。
 私が発言した意見です。
■汚染水の処理もできずという部分について
 ・IAEAは科学的根拠に基づく海洋放水としている。
 ・問題となるトリチウムは、国の基準の40分1である1リットル1500ベクレルまでにしている。
 ・WHOが飲料水の基準としている7分の1のトリチウム量である。
 ・原発稼働国による海洋放水は処理水として国際社会の通例ともなっており、請願の趣旨にある汚染水と指摘しているのは中国と韓国だけである。
 ・放水は2年後から始め数十年かけて行うものである。
 ・原発廃止、火力発電廃止と唱える願意はわかるが、代替案が具体的に明示されていないのはインフラの問題として説得力に欠ける。
 *汚染水だけならまだしも処理もできずという表現はいかがなものか。
 *原発は温室効果ガスの排出原因ではない。
 *代替エネルギーでも、たとえば太陽光発電は将来的に環境問題視される状況にある。
 といったようなものです。

No.3430 アドバイスに感謝!

2021.06.15

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 おはようございます。梅雨入りしたようなしないような、申し訳なさそうに降る雨。それでも日中はしっかり夏の暑さが・・・。こういう時が風邪を引きやすい陽気ですので、風呂上がりや就寝の際は注意を怠らないよう自分と相方に言い聞かせています。

 言い聞かせるといえば、実は私のブログお読みいただいてのこととして、ちょくちょくご意見ご提案をくださる読者が3名ほどいらっしゃいます。もう何年ものお付き合いになるのですが、まだお顔も見ない方たちなんです。時には厳しく、時には励ましの内容ありでありがたく、またうれしく拝見させていただいております。その都度返信しておりませんので申し訳なくは思っているので、この場でお詫び申し上げたいと思います。
 最近では、広報さっての内容についてご意見がありました。それは、人権について毎回記載がありますが、その内容が偏向しすぎてはいないかというものです。私もかなり昔のことになりますが、ずいぶん極端だなーと感じたことがありますが、これに関わる社会構造を踏まえて何も言わないまま、感じないようになっていました。選別選択されているはずの子供たちの作文も・・・文章的な感覚よりも思考的にどうなのかといった感覚で受け止めています。

 このような指摘は、思想信条に関わる面もあって難しいテーマではあるのですが、他の自治体との比較もしたことがありませんので、少し調査勉強をしてみようかと感じているところです。
 なにより、ブログへのご意見に限らず、国政・県政・市政全般にわたるご意見は私自身の向学の励みになりますので、今後ともよろしくお願いしたいと思います。欲を言えば、さらに多くの皆さんからいただけるようになれば私の若さももう少し保たれるのではないかなと感じているところです。(笑)
 今日は建設経済常任委員会があります。昨日は文教厚生でしたが、二つの委員会状況を次回ブログで書き留めたいと思っております。アクセスのほどよろしくお願い申し上げます。
 それにしても、野党の不信任案は嫌がらせ以外の何ものでもありませんね。昨年の春から今頃にかけては、「サクラ問題が最大の国民の関心事で、時間があればコロナ問題をやる」と主張していた政党です。オリンピックの直前直後を政治日程でカオスの状態に仕掛けたい目論見が見えるではありませんか。もとより、オリンピック中止をいろいろな場面で仕掛けている野党連合です。

No.3429 農産物自販機

2021.06.11

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 6月議会に農業支援策が議案上程されたことは既にお伝えしましたが、その内容は次の通りです。
1.農業経営者支援事業費補助金・・・事務費補助金500万円含め38,420千円
2.農作物自動販売機購入補助金・・・冷蔵機付き自動販売機2台分500万円

 前者は、米畑作農家が対象で作付面積1000㎡(1反)につき3,000円を支給するもので、対象は1820人、1114㌶分となっており総額3342万円です。
 後者は、JA埼玉みずほが市内2カ所に設置する農作物自販機に対して500万円を補助するものです。
 コロナ対策支援という意味では、農業が対象になるのは少々遅い感が否めませんが、幸手市独自の支援策として新聞報道されるなど注目される施策です。事実、昨日、市役所で偶然お会いした農家の知人は、この施策を聞いていたようで「誰が思いついたのか、こういう配慮はたかが一反3千円であっても有り難いもんだよ。額よりも考え方の問題だと思うよ」とおっしゃっていました。米価が毎年低落する厳しい農業経営の現状にあって、幸手市の財政をよくよく理解された上での善良な市民の考え方が嬉しいではありませんか。
 議会でも農業支援の必要性を問う声はそれとなくありましたが、議員に農業者が数人いることからなんとなく具体案まではいきつかない状況でした。この知人との出会い直後に、建設経済部長にこの喜びの声を伝え、他の自治体に先駆けての施策というところが良かったね。誰の発案?と尋ねたところ、農業振興課の職員たちが具体案を出してくれたんですよ、とのことでした。正に、農業振興職員としての真骨頂ではありませんか。


 さて、冷蔵機能付き農作物自販機はJAみずほが設置者になるわけですが、2台のうち1台は、買物難民が増えつつある香日向、千塚、川崎地区を対象に考えてコミニティーセンターあたりに設置するのはどうかと副市長と建設経済部長に申し入れました。コミセンであれば機械が雨ザラシになることもありません。市民に幅広く歓迎される施策において、あまり地域エゴ的に要望を強く求めるのは私の活動指針に外れますが、支出に大きな継続性が無く、当初予算も多額なものではないことから許される範囲というか全く問題はないものと思います。

No.3428 傘さし登校

2021.06.10

ファイル 1347-1.jpg 写真は今朝の登校風景です。これは熱中症対策が理由だそうで、徒歩25分から30分の通学路は、この歩道を抜けるとまともに陽射しを浴びる個所が多く、子どもとはいえ猛暑対策はするに越したことはないと思います。本人たちもそこは素直に受け止めているようです。たかが傘さしとはいえ長い時間傘をさすのは楽ではないと思うので、子ども心の純粋さがこうした場面で発揮されるのは素晴らしいことだと思います。
 ただ、しばらく見ていると突然傘がクルクルと身体の脇で縦に回り始めるではありませんか。低学年の児童です。これはこれで無邪気さがさせる仕草で可愛いもんだと思いますが、自転車が数台近づいてもなかなか回転が止まる気配を見せません。既に声の届く距離にあらずで黙って見つめていると、自転車とすれ違う寸前で傘が頭上に。わかっていてやっているようで、大人の心配をよそに暢気なものです。
 夏休みに入るまで続くものと思いますが、本格的な梅雨入りに傘は欠かせませんので熱中症対策でなくとも傘さし登校は多い季節です。そう考えると学校の指示は適切なのかもしれないと感じた次第です。
 先の一般質問で、市民の方から市内のある中学校でいじめ問題があるようなので確認して欲しいと言われ、教育長に質問したところ、確かな話として平成30年に発生したいじめで現在も収束していないということです。騒動の内容は定かでは当方の準備不足と時間制限とで、それだけのやり取りで終わってしまいましたが、今後どのような対応をするべきか考えあぐねているところです。

No.3427 職員の労苦は当たり前ではない!

2021.06.08

 先週土曜日、一回目のワクチン接種を受けました。先月25日に接種券が届き、早さを求めるでもなかったのですが、翌日パソコンで予約操作をしました。西公民館が希望だったのですが既に空きは無く、北か南かと考えて南を選択したら6月5日があったので、土曜日ということもあり決定!
 過去ブログで、接種された方からいただいたメール等を紹介しました。
「整然とスムーズに行われており、職員の皆さんのお勤めに頭が下がります。感謝の思いを伝えておいてください」
 といった内容でしたが、それが事実であることがわかりました。もちろん、それを疑っていたわけではなく、ほぼ想定したいた通りだったのですが、それが自らの体験談として実感出来たということです。

 接種に関する感想を項目別に記して見ます。
■会場と流れ
1.南公民館は通常スリッパに履き替えますが、シートなどを敷くことで出向いたままで動くことが出来ました。
2.予約時間単位の40名が最初の部屋に。背に№が表示されている40人分の椅子に入った順番に座っていきます。椅子の間隔はかなりとっています。
3.座ったまま接種券の確認と体温再検査を受けます。
4.5人ずつ接種会場に移動し、受付で接種券により予約確認をします。
5.確認後、接種待機用の背番号付きの椅子に座って待ちます。
6.2カ所に分かれた接種レーンのどちらかに順番に呼ばれ、あらかじめ用意していったチェック表の記載内容について医師の問診を受けます。
7.看護師が待機する接種場で注射となります。
8.安静待機場で15分待機します。
9.2回目の接種関係書類を受領して終了
■副作用
 見ている限り、副作用が原因といった方はいませんでしたが、自分のことで言えば、注射はまったく痛くもなんともなかったのですが、夜から翌日いっぱいにかけて打った場所の痛みが出ました。押すと若干痛みは強くなる程度のもので我慢出来ないとかいうレベルではありません。家内もほぼ同じ感覚のようでした。それは、筋肉痛のような感じで針の入った周辺という局所的なものです。今現在はまったく無くなっています。
■当日の注意事項
 風呂とアルコールは控えるようにと言われました。注射した際の通りいっぺんの言葉とは思いましたが、世界的事象に基づく新生のワクチン注射ということに配慮してその晩は言う通りに過ごしました。
■職員対応
 これが一番の驚きでした。当会場だけで課長職数名をはじめ、かなりの数の職員さんが従事していました。場内職種は10種類くらいあるでしょうか。かなり事前から担当別に行動理解をされて臨んでいるようで、接種がスムーズに流れているのはこの職員さんたちの仕事ぶりにあると感じた次第です。

 私がいる間は感情的な対応をする市民も無く、静かに流れ作業のように進んでいました。ただ、お恥ずかしいことに私が接種時間を間違えるという不始末を! 2時半からの予約一覧票に私の№が無く職員さんに余計な労力をかけてしまいました。原因は、予約時に家内を先にした後、自分のをしたのですが、その際、間違えて家内より30分早い時間に登録していたのです。それで家内と一緒に流れていたので、とっかかりの予約受付確認場で時間別予約一覧表を確認する職員さんからありませんと指摘されてしまいました。数分でその前の回だということで事は解決しましたが、何とも申し訳ない状況の当事者となってしまったのです。
 後列を待たせるなど、予約確認担当の職員さんにはご迷惑をかけました。この場を借りてお詫びしておきます。

 
 ワクチン接種関連では、これでもかというくらいに質問攻めをする議員がいますが、私は職員を信頼し、任せるというスタンスでいいと思っています。会場に行ってみてわかることではありますが、職員さんの頑張りは想像以上のものがあります。ワクチンも順調に入荷が見込まれる状況にもなったことですし、議会としてはスムーズな進行をお願いするといった議会一本化での要望も出しています。それ以上何を求めることがありましょうや。
 職員の皆さん、休日返上当たり前とはけっして思いません。心から感謝したいと思います。まだしばらく続くことでもありますので自らの体調管理も怠りなく市民サービスにあたっていただくようよろしくお願いします。

No.3426 新生会派「自民党市議団」

2021.06.07

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 定例会も中休み、次回は10日の議案質疑での本議会、その後常任委員会となります

 議会人事が、その手法及び内容はともかく一段落したことで、以前からお誘いを受けていた自民会派に合流することにしましたのでご報告いたします。私としては、議会人事を見計らった上で、あえてその後を睨んでの会派入りを思慮していたものです。
 それについては、自民会派の3人にいくつかの提案をし、それを了解いただいたことで、結果としては新たな会派に生まれ変わる・・・といった形で心新たにスタートすることになった次第です。
 会派名は自民から自民党市議団となります。
 正式には、議会事務局に本日届出及び受理ということで、発足日は10日ということになります。
□会派名  自民党市議団
□代 表  藤沼 貢
□副代表  枝久保喜八郎
□幹事長  木村治夫
□書 記  坂本達夫
 わずか4人の会派ですが、本来は幸手市という土地柄においては保守本流の系譜につながる会派はもっと多くのメンバーが集うことが理想です。25年以上前にはそういった会派構成が現実だったようですが、議員定数が少なくなるにつれて、多くて3名程度の会派が主流になってしまいました。これは幸手市に限らないことです。
 以前は、重要案件採決において良い意味で議員間ネゴシエイトがあったりもしたようですし、保守会派が過半数を有する構成によって政争無く治まっていたのが常だったとか。ただし、私の経験では初当選直後いきなり自民議長と共産副議長コンビが誕生するなど想定しにくい互選結果が幸手市では見られました。今は、8名得たら勝利といった多数派工作が常態化しており、もちろん、市民の存在も声も届くような状況では無いことが少なくありません。これは、幸手市に限らないようで、議会とはそういうものと理解しています。

 新たな活動指針としては、市政に対する批判ありきではなく、しっかりと助言提言を実行していきたいと思います。活動の主旨という意味での会派の規約的なものも作成しました。とは言え、幸手市の財政状況は正に崖っぷちに近いものがありますので、大きな要望は出来る限り控える対応にならざるを得ないといったところです。
 なお、すでに建設経済常任委員長に木村議員、文教厚生常任副委員長に坂本議員が議会人事において決定しておりますが、新たに議会運営委員会委員として木村議員に替わり藤沼、枝久保の2名が参画することになりました。
 新生自民党市議団の一員として活動が始まる旨のご報告としてご理解いただければ幸いに存じます。

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