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No.3420 スポーツ考

2021.05.20

 スポーツの世界並びにそこで飛び抜けた才能を発揮するアスリートの姿に日常の癒しと、それ以上の生きる力を吸収させてもらっている。いや、それほどまでに心身共に生活に占める存在が大きいスポーツといったところ。しかし、良いこともあれば、その逆もあり、そこにいろいろな声が寄せられるのがスポーツらしいところでもあるのだろう。

 今、政局化させられつつある東京五輪の開催について、数号前のブログに書いた池江選手への辞退のススメメールには各界から批判の声が上がった、当然のことと思う。
 ところが、第三者の立場の楽天三木谷トップが五輪開催を自殺行為だとアメリカの報道機関向けに発言。楽天は携帯電話事業への無料設定戦略という事業目的で、中国資本を約650億円も受け入れたことで政府から問題指摘を受け、1年間の要監視期間を求められたばかり。ついでに言えば、ユニクロの綿シャツはウィグル人の強制作業により製造していることが昨日指摘された。企業の中国依存は、今の日中関係を考えると強い立場を貫けない日本の原因と言われてもやむを得ない。こうした人間が政治に影響を持つ発言を好き勝手に言うべきではない!と思う人は少なくないはず。中国だったら断罪抹殺されかねない。ユニクロの柳井CEOは政治に影響のあることは発言を控えるとしているが、このダンマリは中国にとって有り難い壁が柳井氏の口に立てられていると理解出来るものだ。
 今日の報道では、元世界一の女子柔道家だった山口香さんが五輪中止をほのめかす発言をしたことがニュースになっている。どうして、今悩みに悩んでいる開催の有無に対して個人発言が飛び交うのだろうか。ましてや、スポーツマン精神を心得ている御仁がアスリートの想いに添わない発言をするのはどうしてだろうか。肝心の小池都知事が関連発言をほとんどしない無責任な状況にあるが、こうしたことに煮え切らない想いというか忸怩たる思いでいる過去の大物アスリートが多いのだろうか。それとも思想信条的な関係での五輪批判なのだろうか。
 政府は委員会質疑で、中止を前提とした立民共産の執拗な質疑に対して、菅総理が開催に向けて努力すると答弁している。個々の開催についての意見は千差万別あると思うが、権限有資格者たちの結論を待つというのが、私たちの取るべき対応でしかないと思う。
 池江選手のみならず、世界最高峰のプレーに自らの未来の五輪選手を夢見ている子どもたちが多くいることも忘れてはならない。私の知人にもそうした対象になり得る立派なチビッ子水泳選手がいるが、自国で行われる五輪を観るからこそ、その夢が倍化するということもあるはずだ。私自身は、開催の有無は最終決定に従い、それに対する批判はどちらにしてもしようとは思わない。
 そういうことであるから、共産党主体による35万人の中止署名などさして大きなものとは考えていない。

 大谷選手の勢いが止まらない。ボストンで9回ツーアウトから逆転ホームランを打たれたレッドソックスの守護神バーンズ選手が、大谷選手を称える発言の中で「とてつもなく素晴らしい選手だ。ケガ無くシーズンを乗り越えてもらいたい」と・・・心豊かな対応に感激した。この試合は時差の関係で録画中継だったので結果が分かっていたが、翌日本拠地に戻って2戦連続でのホームランはライブ、ライブで興奮のるつぼ、どこまで進化するかわからない大谷選手に魅せられた。
 大谷選手の活躍の対岸で、大相撲の朝の山が今日から欠場することになった。大関らしくない逆転相撲の連続で7勝4敗となったところでの突然の休場宣言。昨日の取組直後の顔がなぜかさえない表情に見えたのは、ふがいない相撲のせいではなく接待付きの夜の店に行っていたことが表沙汰になりそうなタイミングだったからかもしれない。役員による確認にいったんは事実無根としていたが、再度の聞き取りで事実を認めたそうである。同様の事件で時津風親方が廃業、阿炎が幕下まで陥落する罰則を受けた相撲界。コロナで死者を出してもいたことから外出を厳しく制限していたことへの欲求不満か、タニマチの存在が裏にあるにせよ世間ずれしていたことは否めない。早朝から厳しいぶつかり稽古などに打ち込む相撲界では、若い人たちのストレスも普通以上のものがあるとは思うが、大人の対応力に乏しかった朝の山には№1の期待があっただけに残念でならない。
 ここで、書いている途中で知人から電話が・・・いろいろ長話をしたが、その中で、箱根駅伝で駒沢大学のアンカーだった石川拓慎選手が、17歳の女子高校生にみだらな行為をしたことで逮捕されたという話に思わずえっと声を上げた。今、朝の山のことを残念な思いで書いているところですよと口にした次第。
 努力の積み重ねで憧れの駅伝のアンカーを走った選手が、はたの羨望を裏切るような行為に走った・・・自ら開いた未来を自ら刈り取ってしまったかもしれない事実は泣いても泣ききれないであろう。
 異性と金。多くの事件の裏にはいつもこの二つが隠れているが、隠しきることは出来ないということを、理ある人ならわかるはずだと思うのだが・・・。

 実は大谷選手と朝の山は同年齢という面白い事実がある。
大谷選手・・・1994年7月5日生まれ、27歳
朝の山・・・・1994年3月1日生まれ、27歳  
 ついでに言えば
阿炎も・・・・1994年5月4日生まれ、27歳

 阿炎は現在幕下7枚目に位置し、6勝負けなしという状況にあり、十両復帰が近いといった近況である。朝の山は廃業までの厳罰は無いことを願うが、やはり関取で無くなる可能性はある。違反行為が今場所の相撲に影響していたとしたら情けないことでもあり、返す返すも悔やまれる。
 スポーツが永遠に記憶と記録に残るとはいえ、その対象は私たちを感動に導くものだけであって欲しいと願うばかりである。

No.3419 ワクチン接種後の感想が💛

2021.05.20

 全国で混乱を見せるワクチン予約騒動。未経験ゾーンの疫病対策に行政職員の大変さは相当なものがあるはずで、幸手市でも電話予約で大騒ぎといった事態にはまったことは既に周知のこととなっています。それもどうやら一段落しつつあるところで、6日から始まった接種についての感想がいくつか届けられています。
ファイル 1338-2.jpg 私がその内容についてコメントするまでもないと思いますが、お力添えいただいている医師、看護師の皆さまの存在が大きいことと、それに加わる行政職員の計画及び仕事ぶりが、適正な接種事業運営につながっていることが理解できます。
 国は、医師会の協力が得にくい自治体に別途派遣するとしていますし、日本医師会が今頃になって、ワクチン接種への協力を全国の医師会に依頼通達していることに、医師会が有する権威主義的なものへの疑問を感じる面もありましたが、協力したくても出来ないコロナ患者対応で逼迫する医療現場の実態にも目を向ける必要があるということでしょう。
 まずは、届いたワクチン接種感想記をじっくりお読みいただければと思います。他にも、同様に接種を受けた知人からの電話では「職員さんが頑張っている状況が十分理解出来たし、おそらく幸手市のワクチン接種は順調に進められているんだろうと思いますよ。文句を言えばきりがない、注文を付ければなんにでも付けられる。やはり武士の情けというか、感謝と賞賛の声を発するという気持ちが大切だと思いますよ、そのあたりは枝さんからしっかり伝えておいてください」とまで。おそらくこれから接種する方にとってもお役にたつのではないかと。

No.3418 お詫び

2021.05.19

 前々号でJアラートの発信訓練が今日11時に行われるとご案内しましたが、当該時間になっても、ウンでもスンでも無いので、5分ほど過ぎたところで総務省消防庁に電話しました。そこで確認した内容は、自治体が消防庁からのアラートを受けた後のこととして、防災無線を使って市民に知らせるかどうかは任意訓練になっているというものでした。また、スマホに緊急警報が鳴動するかどうかについても、今回は大手通信事業者が共同実施しないということでしたが、電話に出た方の話では、約1,800ある自治体のうち、かなりの自治体が防災無線を使用することになっているとのことでした。
 ともあれ、幸手市ではこの訓練に連動しなかったということですが、確認したところ、浦和では防災無線による発信があったそうです。県庁所在地だからなのか・・・いずれにしても、国はこの訓練に協働することを強制してないということでした。そんなことでいいのかなと思いながら拍子抜けした次第です。新聞記事を見て、いつ、どこで、どんなといった内容に気持ちが前のめりになってしまった自分に反省しきりです。
 この詳細不確認のブログを信じて防災無線やスマホの受信に気持ちを込めていただいた皆様に深くお詫び申し上げます。くどいようですが、はたしてこれで訓練といえるのだろうか・・・という疑問が拭えません!

No.3417 メディアの差別的気遣い

2021.05.18

 前々号でも示したことではありますが、反日思想を感じさせる報道姿勢と、それに組するキャスターや芸能人の発言の醜悪度は度を超えており、見る目も聴く耳も日々距離を置くように失せつつあるといった内容を書きました。
 今回紹介するのもその意図が感じられる表現が見られます。それは、なんとなく見ているとそうした印象操作を見逃してしまう感じなのですが、さほど考えることもなく、直感的におかしいと感じるものが溢れています。

ファイル 1336-2.png ここに紹介したものもその一例です。従来株という表現が異様ではありませんか。その他の変異株は国名表記で示しています。しかし、これは間違いなくこの国で変異した株であると科学的立証が為されているかは疑問です。どこがそれを認定したのかさえ明らかではありません。ただ、それらの国々が問題指摘をしないというだけのことで、開き直りかつ知らぬ存ぜぬとする中国とは次元が異なります。
 従来株・・・国名表記をしないことも異様ですが、従来という文字にも違和感しか感じません。要するに、中国株、武漢株、もしくは中共株といった地名表記が為されてしかるべきだと思うのですが、そこには理解不能な気遣いが感じられてならないのです。言うに事欠いて従来とはなんぞや! 我が国のメディアの偏向度を理解するに足り得るものだと言わざるを得ません。
 今の世界パンデミックの原因が中国に有ることは疑う余地がありません。これはWHOが認めるか認めないかを問うまでも無い話です。我が国のメディアの情けない実態がこうした形で随所に出てくることに悲しさ以上に怒りを感じる昨今です。どうして、日本はこれほどまでに自虐的な気質に染まってしまったのでしょうか。

No.3416 全国瞬時警報システム

2021.05.18

アイコン

 掲題は、通称「Jアラート」と呼ばれているものです。
 総務省消防庁によると、弾道ミサイル情報、緊急地震速報、津波警報などの対処に時間的余裕のない緊急事態に際し、携帯電話を中心に配信される緊急速報メールおよび市町村防災行政無線等により、全国民に瞬時に伝達するシステムのこととなっています。

ファイル 1335-1.jpg このシステムが正常に動作するかどうかの確認の意味で、内閣官房から試験情報を送信し、地方公共団体の市町村防災行政無線等を自動的に起動させ、住民への情報伝達が可能かどうかを確認する全国一斉情報伝達試験が定期的に行われることになっているのですが、これが明日5月19日に予定されています。
 このシステム自体もしかり、明日の予定をどれほどの国民が認知しているかについては、事前情報が無いというのがより実態に近い訓練と思いますが、まずは慣れるという事を目的と思われる添付の報道が見られます。

No.3415 コロナが回る走馬灯のように 

2021.05.17

 先週の土曜日、5月15日は沖縄返還から49年という月日が経った日。1972年のことになるが、もうそれほどの年月が経ったのかと思う。佐藤栄作総理大臣の時で、社会に出て1カ月後のことだが、報道も大きな取扱いだったのは記憶に深い。交通事情が右側から本土式の左側通行に戻るというニュース解説が印象深かったが、以降、沖縄は常に米軍基地との関わりで政治紛争の絶えない状況が続くことになる。
 私的には行ってみたい異国情緒満載の存在となったのだが、実際に沖縄に足を踏み入れたのは本土復帰後43年も経過した2015年のことだった。もちろん、既に異国的風情というものはほとんど感じることなく、親しみ深い土地柄というのが最初の感想だった。ただ、本島各地にある墓地や墓石が本土のそれとは異なることや、島に行くと家を囲む塀やシーサー、そしてグスク時代の名残りが本土では味わうことの無い異国情緒ではあったが、それらも違和感と言うものは無くただただ新鮮であった。

 「ちゅらさん」という朝ドラがあった。放映が2001年なので既に20年も前のことになるが、これにより沖縄をより身近な日本として親近感を持ったのは間違いない。登場する人物のほとんどが大らかな人柄で、沖縄の空と海の青さが、まだ見ぬ地へといざなうドラマであった。前述の墓地と墓石についても、故平良トミさん演じるおばあが、主人公のエリを案じておじいの眠る墓地に参拝する時に出てくるのだが、確かに日本のものとは違っていた。このおばあがナレーター役でもあったが、おばあやキャンディーズのスーチャン、堺正章さんたちを中心に、なんともほのぼのとした味わいを醸し出していた番組であった。
 どちらかというと、沖縄戦や米軍反対闘争といったテーマで取り上げられることの多い沖縄を、東京との2極化によるファミリードラマ構成で身近にしたという点において、このドラマの功績は輝るものがあったと思う。なにしろ、出演者がしょっちゅう東京沖縄間を往来する脚本だったのだから遠いという意識が薄らぐ感じだった。
 そんな沖縄も今は、「沖縄は元々我が国の領土である」という中国の覇権主義にもとづく究極の野心にさらされ、尖閣諸島を奪島後のターゲットとして不穏な状況が待ち受ける。それでも小沢一郎一家の一員である現在の知事は暢気なもので、中国への気遣いを優先させる現状にある。もっとも、当地の2大新聞である琉球新報も沖縄タイムスも、反政府、反自民メディアとして名高く、辺野古基地反対運動の主導的立場をとっている。わずかに石垣島発信の八重山新聞が国防精神を貫く地方紙として存在感を示している。
 来年は復帰50年の節目の年となる沖縄。今は、コロナ禍を早く乗り越えて観光県沖縄の復活を希求し、明るい沖縄を取り戻すことが最優先であるのは間違いない。

 実は、5月15日は日本一の長寿番組である「笑点」放映55周年でもあった。
 なにしろ、本土も沖縄同様に反日メディアによる煽動捏造のニュース番組やワイドショーだらけで、めっきり地デジを見ることが少なくなった。見たいと感じる番組が少ないと言った方が正しいかもしれない。
 「笑点」も、コロナ禍で番組関係者を3密回避の形でまばらに観客仕立てする苦しい構成を続けているが、内容自体は変わる事無く新鮮な笑いを提供してくれている。トンチのきいた瞬間話芸は大いに我が身のリフレッシュに効果大で、欠かすことの出来ない必聴番組である。
 今の世の中、右を見ても左を見てもコロナ、コロナ、いろいろなことに頭が巡るが、その中心にはコロナがある。
 12号逆転2ランを9回2アウトから放った大谷選手に日米で大歓声が沸く事態だが、球場の雰囲気からはアメリカはコロナ禍から一早く脱け出しているように感じられる。これはやはり今最も世界でもてはやされるワクチンがアメリカ製だというのが影響しているのだろうか。いや、大谷選手の活躍が球場の雰囲気を変えるほどセンセーショナルなものだからだろうか。
 いずれにしても、コロナがめくるめく頭を走馬灯のように巡る日々。いつになったらこの状況から解放されるのだろうか。

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