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No.3533 議員は普通に常識人たれ!

2022.02.14

 議員が巻き起こす問題にもいろいろあるようだ。2014年の兵庫県議による政務活動費不正使用と記者会見号泣事件。これには他の30人の県議による不正使用も一挙に発覚している。その後の始末顛末がニュースになることは少ないので、そうした問題が明るみに出た議会がどれほどクリーンに生まれ変わっているかは不明だ。この政務活動費問題は、兵庫県に限ることではなく全国各地で指摘されることとなった。
 変わったところでは、東京都議の女性による度重なる無免許運転事件。選挙時にも違反を承知で運転していたということだが、都議はやめないとしばらく居座り、議員報酬を得ていた。問題発覚後、寄付すると言っていたようだが、その後どうなったのだろうか。
 そういえば、昨年の衆議院選挙は投票日が10月31日だったが、そこで当選した議員に10月分の文書交通費が支給されていたことが話題になった。深夜明け方まで当落不明で、月が替わって当選が確定した人にも10月分が支給されていたことがかなりの騒動になり、政党それぞれに国民の目を意識した見解を示していたが、法改正をするのしないのといった話も今どうなっているのだろうか。検討委員会などで法改正議論がなされているのだろうか。自民党茂木幹事長はすべて返却させると言っていたが、それもまたどうなっているのだろうか。

 さて、呉市の市議が北海道に講演出張に出かけた帰りのAIRDOに乗ろうとした際、マスク着用を指摘されたにもかかわらず、これを拒否し世間の不評を買ったのは数日前のこと。呉市議会では、政治倫理審査会でこの問題を協議することとなった。今のコロナ禍を知らないはずはない状況で、どうしてこういった意地を張るのかが理解できない。しかも憲法違反だと主張するに至っては、その時々に発生する社会規範もしくは常識に考えが及ばないことの方が寂しいことだ。子どもたちの見本になどなるはずもない。
 この一件には不思議なことがいくつかある。一つは、往路の際はどうしたのかということ。もう一つは、余計なことだが遠路呉市からこの議員に講演を依頼するという事実である。中川秀直元自民党幹事長の秘書をされていたということだが、現在の呉市議会では一匹狼的存在である。

 姫路市議会では考えもつかないことが起こった。職員に対する言動が「不当要求行為」と認定され、昨年の3月と12月の2度にわたって辞職勧告決議案を可決された市議を、今度は、姫路市が威力業務妨害でこの議員を刑事告訴したのだ。これは私自身過去に聞いたことが無い。確かにそれらしい議員がいたというのはこれまでの議員生活の中でなんとなく感じるものはあったが、市が市議を告訴するというのはよっぽどのことがあってのことだろう。
 辞職勧告も1年の間に2度も可決され、12月の場合は、「威圧的行為を刑事告発すべきという決議」も可決されていたという。何をかいわんやである。司法の場で闘うと本人は言っているようで、それはそれで権利なので結構なことではあるが、自戒の念がまったくない議員なのだろうかと思う。ちなみに12月議会では他にもう一人が、同じように辞職勧告決議を受けているというから姫路市の職員の苦労も並大抵ではない。人間性という一言で片づければ簡単なのだが、もしもそうだとした場合、有権者にも問題はあるということになりはしないか。
 この議員も呉市の議員と同様に一匹狼での議員活動を続けているという。
 私が常に意識していることに、議員は偉くもなんともないということがある。選挙を通じて選ばれた住民の代表として提案や要望を議会活動を主体に、職員にも直接するにしても、大切なことは人間関係あってのことで、職員側によほどの不始末が無い限り、職員に威圧的に接する権利や資格は議員にはない。それこそ県内のある市で議員が議会事務局の女性職員に行ったセクパワハラは裁判沙汰にまでなり、議員の敗訴となっているのだ。
 まさに議員を先生などと呼ぶのは間違いだし、そう呼ばれて悦に入るのもおかしいのだ。
 それにしても、呉と姫路の問題が全国ニュースになったせいで、議員の辞職勧告の頻度が全国的に少なくないということを理解するに至った。
 議員のなり手がいないという問題もあるが、議員の質も問われて久しい。議員としての矜持、倫理を問う前に、一般的な生活人間としての倫理観が欠如している議員が選ばれてしまうのも問題なのかもしれない。しかし、こればかりは防ぎようがない。自分も同じ立場として他人事ではないと戒め、ごくごく普通の常識を外さないように心掛けたいと思わせた出来事であった。

No.3532 3回目ワクチン接種後感

2022.02.14

 心配された雪景色を見ない朝。ここ数日、腰を前後に曲げるのが辛い状況なので雪かきは勘弁だなあと思っていたもので一安心といったところです。

 12日の午後3回目のワクチン接種で集団接種会場のアスカル幸手に出かけました。予約時間別に列が出来ていて、そこに混ざること約30分で中に誘導され、接種後の待機時間15分を経て外に出るまでにかかった総時間約45分でした。この程度ならまあまあとは感じましたが、天候次第ではお年寄りには厳しい待ち時間かなとも思った次第。見知らぬ市民同士が会話をしながらひと時を過ごすのもいい光景に感じられました。

 さて、1・2回目はファイザー接種でしたが、3回目のブースター接種は交互接種となるモデルナを選択しました。
 参考までに、接種後どういった状況変化が我が身に起きたかをお話します。
 接種当日は寝るまで何の変化も無く、針跡の痛みも出ませんでした。それで夕食時に少々アルコールを口にし、風呂にもいつも通りといった感じで翌日はソフトの練習にも出かけました。腰が痛いのに行くのと家内に言われながらも、ソフトボール大好き人間の私としては、身体は動かしてこそ血流が良くなると下手な言い訳をしながら、よほどのことでもない限り参加するのが常となっています。年齢的には少し無鉄砲かもしれないのは確かなんですが。

 ところが、昨日は冷え込みがきつくて気温が一向に上がらない朝でした。この練習中に針跡の痛みとともに左腕にだるさを感じるようになり、帰宅後は左肩から左腕全体が倦怠感に見舞われました。熱は出ませんでした。
 そして今朝を迎えているわけですが、だるさは無くなりましたし、腕を上げるのも問題ありません。ただ、針跡の筋肉痛というのでしょうか、それがまだ残る状況です。昨夜は左半身を下にしては寝ることが出来ませんでした。
 いろいろ専門家が発するワクチン論を拝見すると、交互接種は感染防止効果が高いという理論もあります。未知の細菌株と闘っているわけですから、誰の、どの論理を信じたらいいかは皆目わかりませんが、今は、ただただ交互接種の効果は高いという説に期待するプラス思考で行こうと考えております。

 当方の接種後感が普遍の参考になるはずもありませんが、既に予約を済まされている方は、その時点でFかMのワクチンを接種することが決まっていますので、必要なのは信じる者は救われるということかもしれません。暢気なようですが、そもそも医学医療にお世話になる立場としては、それが一番だと感じる次第です。
 腰の痛みはやわらいだものの、針の跡を押したり、力こぶを作ったりするとまだ結構鈍痛感が残ります。だいたい、注射は嫌いだというのがそもそも論ですから。

No.3531 循環バスに乗って

2022.02.12

 議会運営委員会と議員全員協議会があった10日は、深夜からの雪が先月6日ほどは積もらなかったものの、安全を期して新循環バスを利用することにしました。
「行き帰りどちらも都合がつく時間合わせが難しい」という声が早くも届いています。しかし、乗ってみると際どいコーナーワークを必要とする曲がり角など細やかな道が路線に加わり、あきらかに初代循環バスとは異なる地域配慮がなされています。利用慣れが必要かなとは思いますが、なにより日頃通らない道、行かない地区を車窓に映しながらのショートトリップは新たな幸手発見につながること請け合いです。
ファイル 1452-1.jpg 料金は後払い。1日利用券は往路降車時に運転手さんに告げると写真のような利用券を発行してくれます。
 利用者によっては停留所が近くにあることが便利かつ有難いことと思いますが、前回、役所からの利用時には下川崎で降りても自宅まで徒歩わずか8分ほどです。考えてみれば、行幸や香日向地区、そして八代・惣新田地区などの子ども達が、天候に関わらずかなりの距離を徒歩通学しているわけですので、負けてならじ!といった気持ちです。
 買い物に行っても店の入り口に近い場所に車を停めようとする傾向があるなど、ついつい、とことんの便利さを追い求める自分がいますが、それは便利とは異なる「楽」を求めているに過ぎないのでしょうね。そう自らに言い聞かせることが健康維持の一助になるはずと思うのですが、さてさてどうなるものやら。
 この利用券を見て感じたことですが、これでは幸手の街中を循環するバスを民間会社が運営しているように思えます。早速、会社名の前に幸手市受託といった感じの文字が入るようにしないと公共交通とは言えないのではないかと提案しておきました。細かいこととはいえ、予算的に小さな施策ではありませんので、市の事業という理解が為される印面配慮は必要だと思います。

No.3530 3月定例会一般質問

2022.02.08

 2月18日を初日としていよいよ3月定例会が開かれます。
 3月議会は新年度予算の審議が中心となりますが、オミクロン株のまん延によるコロナ対策に関心が集まりそうです。私は、コロナ対策は国と県が思慮決定した対策に大きく関わり、一自治体としてはどうすることもできない面が多々あるので、あまりせっついたり、追及したりといった質疑感覚のものは出来るものではないというのが基本的考えです。しかしながら、質問する議員は結構いるでしょうし、実際、毎回そういう質問があるので、ひとまず私はそれのやり取りを参考にし、わからない点があれば後で確認することにしています。ということで、時間も30分と少なくなっていることから、新年度行政への関心点に集中したいと考え、以下の質問を本日通告する予定です。ちなみに、本日8日12時が質問通告の締め切りです。

1.組織と人事の今後と人財育成について
2.命の根源に関わる水道の民営化について
3.公共施設の安心安全度や快適性が人口問題に与える影響について

 以上ですが、答弁時間を含まない議員発言30分ですので、各10分の割り振りで質問構成を作ることになります。けっこうこれが大変で、国会議員のように政策秘書が原案を作成するといったことはないので気合が入る作業なんです。
 県議時代は、その為に他県の街に出向いて実地調査確認をしたりもしましたが、今はそこまでのことはなく、あっても近隣の実態を見聞きするのがせいぜいです。今回の質問はとくに思惑があって選択したものです。
 一般質問は21、22、24の3日間行われます。
 3月定例会はコロナ感染防止支援対策として傍聴はご遠慮いただくことになりましたので、ライブもしくは録画でのご視聴をお願いいたします。

No.3529 幸手の名工?

2022.02.07

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 寒いからといって内向きでいるのも身体がなまるので、週に3回から4回はウォーキングに出ます。健康管理と言えば聞こえはいいのでしょうが、パソコンに向う時間が多いので、目を休ませ、肩と足腰をほぐすためにというのが具体的な理由です。それでもやはり、北からの風がある時はなかなか身体が温まらないので速足になりますが、それがかえっていいのかなとも思います。
ファイル 1450-1.jpg コースはいつも葛西用水沿いをしばらく歩き、久喜の青毛堀川に出て鷲宮大神宮 天満天神社でお参りし、再び葛西用水に戻るといった感じでいつも同じ道を通ります。別に固定しているつもりもなく、たまに横道にも入りますが、なんとなく車に出会うことの少ない道がいいなあと思います。

 ファイル 1450-2.jpgこのコース途中に、前述のように天満天神社があります。鷲宮大神宮とありますので、おそらく鷲宮神社を総鎮守としている神社なのでしょうが、一言で言って名前から受けるイメージには程遠いさびれた神社です。こう言うと失礼にあたり、お参りのご利益が無くなるといけませんが、本殿の中は整理整頓もされず、照明は丸蛍光管が2本のサークラインがぶら下がっているだけ。境内というほどの敷地もなく、手水石には蜘蛛の巣といった按排です。なにより賽銭箱がありません。
ファイル 1450-3.jpg 古式豊かな日本文化には“わびさび”というのがあって、どことない風情を醸し出しているものだと思うのですが、さびだけではいかんともし難いところ。とはいえ、短い参道の一の鳥居に思わぬ文字を見つけては何かの縁と勝手に感じ入り、散歩コースとして気に入っています。
 人間、大なり小なり縁というのは大切にする生き物のようで、とくに願掛けのお参りにはそういう面がありますね。
ファイル 1450-4.jpg ファイル 1450-5.jpgそれで、その文字は添付の写真から確認してみてください。これは、寛政元年(1789年)に建てられた一の鳥居に彫られていたものを、平成27年に再建した石製の鳥居にもわざわざ同じ文字を入れたものと推測できます。当時の土地の区割りや行政境がどうなっていたかはわかりませんが、鷲宮大神宮から依頼を受ける幸手の石工 古澤傳右衛門なる人物がどういった人だったのか、どれほどの名工だったのか興味深いではありませんか。
 土曜日はまだちょぼちょぼだった梅の花が、だいぶ開いてきました。
 重ねて訪ねるうちに、静かなたたずまいのさびれ加減に愛着が湧いてきた実感があるのがこれまた不思議なことです。これは家内も同じだと言います。
 約1時間7000歩ほどのウォーキングコースは、季節によって風景が移ろい、キジや鯉、鴨、サギなどとの出会いもまた楽しからずや。

No.3528 石原慎太郎さんへの罵詈雑言

2022.02.06

 寒い気温が続いている。朝の立哨では、手袋の2枚重ね、足指にはホカロン、耳の痛さも尋常ではなくイヤカバーを利用するといった状況で、外気にあたる皮膚はオデコだけといった姿だが、それでも風邪が吹くと身体全体が縛れる感じ。さすがに子どもたちにも短パンの子はいないが、コロナの関係もあってか若干元気がないのが気がかりといったところ。

 さて、石原慎太郎さんの訃報に対して、ネットでは様々な書き込みが見られる。もちろん、逝去を惜しむ声がほとんだだが、お悔やみの言葉もなく、批判ありきの書き込みで石原さんに対する憎悪の念をあからさまにする人もいる。
 私が確認したのは、北海道大学名誉教授、法政大学法学部教授の山口二郎、立憲民主党国会議員の有田芳生、大野そのこといった人たちで、石原さんの訃報直後に罵詈雑言と思える言葉を発している。ここで、それらを書くのはためらう内容である。
 とくに山口二郎は私が思うに、異様なほどに歪んだ左派思想家であり、それはまさに狂っているとしか感じられない人物である。この人から何を学ぶのだろうかと学生の未来を案じる。
 思想は自由だが、悪夢の民主党政権誕生に歓喜し、第一次安倍政権誕生からは、ある時には「安倍を叩っ切る!」といった俗悪過激な発言をするなど、精神的に大丈夫なのかとまで思わせる大学教授である。

 人は、どんな人でも・・・それが死刑判決を受けた受刑者が死刑になった場合でも、その直後に死者を貶め、喜ぶような言葉を発する人は、それこそ「てめえたち人間じゃねえ!」という中村錦之介(萬屋)の名セリフが当てはまるのではないだろうか。
 異常なほどの嫌悪感を持つ人間の死に直面した時であっても、表向きにはお悔やみの言葉が優先し、本心はグッとしまい込むのが人の道だろうし、それが出来ないほど反保守思想まみれた人間性が若者の指導者の立場にあるという点で国の未来を憂う。この人は、たまたま狂った左派思想家であり、共産党の志位委員長でもまずはお悔やみの言葉を発している。これが人としてごく普通の在り方だ。
 ちなみに、この大学教授は東京大学法学部出身の63歳。著書に「民主主義は終わるのか瀬戸際に立つ日本」というのがある。えー、民主主義をどのように理解してるのか不思議で仕方がない。差別を批判するヤカラこそ差別をするという現実を示している人だと思う。

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