都心から50㌔前後の距離間隔で、横浜から木更津まで全長約300㌔を結ぶ首都圏中央連絡自動車道(通称圏央道)は、埼玉県内では幸手市~入間市の東西58.4㌔の区間をつないでいます。現在白岡、幸手から茨城県内での複々線化工事が進められていますので、ますます経済活性化の促進に果たす意義を深めることになってまいります。
そうしたところで、その東西両市の幸手市と入間市が、地域イベントの相互参加や農産物の違いを契機に交流を深めることで合意したという発表が議会でありました。具体的な連携交流事項は次のような内容になっています。
1.地域振興・観光に関すること
2.地域資源の相互活用に関すること
3.学校教育・生涯学習の推進に関すること
4.文化、芸術、スポーツに関すること
5.安全・安心の推進に関すること
6.健康・福祉の増進に関すること
7.その他、基本協定の目的を達成するために必要な事項に関すること
以上のような内容で、締結日は令和4年10月31日が予定されています。
ちなみに、この日は平成27年10月31日に県内全区間が開通した日となっており、そのアニバーサリーに関連付けたものとしています。
この両市連携交流事業は、ともに県の都市整備部長として尽力された副市長同士の交流が原点にあるものと確信しています。ちなみに幸手市の和栗副市長が都市整備部長を退任後に入間市の浜川副市長が同部長に就任するという県職員時代の1年違いの絆で結び付く人間関係にあります。一つの物事が成就するためには人脈がいかに大切かということが理解できる今回の結果です。
また、入間市の杉島市長も30代後半の県内最年少市長として発想力豊かな首長さんという評判があるなど、いくつかの要素が今回の連携に良好に作用したものと思われます。
記事一覧
No.3603 2市連携交流協定締結
No.3602 久しぶりの東京
昨土曜日、日頃縁の無いスポーツイベントを観戦する必要が生じ、随分と久しぶりに代々木体育館を訪れました。そもそも、野球、サッカー、ラグビー以外でナマの実技プレーに接する機会はそうそうありませんので、躍動する高校生の演技を観て、元気を貰った感覚にはなりましたが・・・。
お隣の代々木公園ではよさこいの大きな大会が開催されていたようで、原宿駅周辺は人でごった返していました。
観るべきア・ポイントを観てから、もちろんという感じで明治神宮を参拝したのは言うまでもないのですが、考えてみればこちらも20年近く参拝に訪れていなかったでしょうか。靖国神社は出来る限り毎年参拝するようにしていますが、明治神宮はご無沙汰が長くて失礼していました。
原宿駅横の一の鳥居をくぐり、長い参道を歩きながら神宮の深い森が発する空気から受ける神聖さは、伊勢神宮に共通する不思議な感覚です。二の鳥居(写真)を抜け、突当りを右に・・・写真の三の鳥居、さらに南神門の先に本殿が現れます。グッと気持ちが引き締まります。ちょうど日曜日の大安ということで結婚の儀に望む新郎新婦が拝殿内に歩を進めているところに出会いました。
文欽高島田の白無垢の花嫁さんをこれほど近くで・・・参拝の付録としてこれ以上の遭遇はないと感じ、思わず拍手をしてしまいました。
さて、コロナ感染が大きな節目を迎えている折、ごった返しの人混みでマスクをしていない人は見かけません。これが日本人の秩序と思いましたが、場所がら外国人の方も多いのですが、皆一様にマスクをしている光景しか目に入りませんでした。
自論として、感染経路もまったく不明の中で、感染防止に一人一人が出来ることはマスクと消毒しかないと結論づけているので、方向性としては納得できるところです。アメリカの現実を見ると、今日も大谷が投手として出ているトロントの球場では内外野席ともほぼ満員ですが、画面にマスクをしている人が出てくることはありません。大きな声援も飛び交っています。代々木体育館では、飲食・声援禁止のアナウンスが時折流れる状況でした。
累計感染者数の発表も国は都道府県に任せるようなことを発していますが、累計数には大きな意味を持たないと国が判断すればいいだけのことではないかと思います。するかしないかを自治体に判断させることが、いかに中途半端なことかということに厚労省はなぜ思い至らないのだろうか。そう思われませんか、皆さん。
No.3601 新たな門出に!
我がブログもいよいよ3600号を超えました。私のブログをいつも楽しみにしていますと会うたびに励ましてくれたHWさんが黄泉に旅立たれて早8年近い月日が経ちました。その方からよく言われました。「3000回は必ず達成してくださいよ!」と。それを充たした段階で自然と4000という数字が次なる目標となった感がありますが、それほど意識しているというわけでもありません。やはり、要は内容だと思います。
枝久保さんは、常に国を俯瞰しているんですねとか、左派思想に強い反感をお持ちのようですねといった言葉をいただきます。政治信条・信念という点では学生時代からかたくなな面を持っていると自分でも思います。議員・政治家はそれでいいと思ってもいます。ところが、この世界に入って20年、信条が同じと考えていた方たちにも、当初とはまったく心が変わり、居場も移ってしまった人が少なくありません。それも、人は人なりでしかたのないことです。
また、義理も人情もというとどこぞの世界にもあることですが、政治の世界にもはっきりと存在しています。しかし、そうした人格にあらず恩義も失せる方が、これまた少なくありません。
また、地方議員と言えども、国策に深い関心を持ち、大きなテーマごとに自らの考えをしっかり示すことが肝要だとも思っています。徐々にステージを上げていく若き政治家が、保守思想家だと期待していたら立憲民主党に所属したといった例は全国にあります。小選挙区というのも理由の一つでしょうが、現時点の立憲はまさに共産党に相通じる左派リベラル政党ですから、若い時から応援してきた支援者にとっては裏切られたも同然ではないでしょうか。
一本気とか融通性が無いと言われようと、今更自分を変える必要があるとも思えず、人生共通した信念でこれからも邁進したいと考えています。それはまた、HWさんへの想いに応えることにつながるはずだと・・・。
No.3600 青春は密
全国の高校野球ファンを魅了した甲子園大会は仙台育英の優勝で、東北勢に初の快挙をもたらして終わった。数年前の花咲徳栄による埼玉県勢初の夏の大会優勝を思い出している。
今年は各都道府県代表を勝ち抜いてきたチーム同士の戦いながらも一方的な大差がつく試合を何試合か見かけたが、あの酷暑の中での試合は育ち盛りの選手たちにとって若さだけで乗り切れるものでは無かっただろう。ましてやコロナ感染者が出たことで厳しい状況に置かれたチームもあった。
仙台育英の須江監督の言葉が心に染み入る内容で、聴く側がもらい泣きするほど感動的な挨拶だった。あふれる涙をぬぐいなら全国の高校生に思いを馳せた「青春は密」という言葉は暖かい愛情に満ち溢れた言葉で、有終の締めくくりとして最高の感動となったのは間違いない。
私も過去ブログで何度か書いたこととして、今の10歳から22歳くらいまでの年齢の人は、コロナによって抑制した期間を送らざるを得ず、2度とない青春時代を密に過ごすことは叶わなかった。旅にも行けず、スポーツ観戦も出来ず、文化祭も無く、海外留学も叶わずといったように、学校生活はもちろん生活全般について感性豊かな青春の密とはかけ離れた時代を経験した。そうした思いを須江監督の涙と言葉は大いに癒してくれたのではないだろうか。
ところで、いつの頃から優勝チームのインタビューがグランドで行われるようになったのかは記憶にないが、選手のインタビューまで必要なのかと感じたがいかがなものだろうか。選手への対応は皆平等の扱いをというのがその原点にある。育英の主将の冒頭挨拶で「くやし涙でなくうれし涙で良かった」との言葉があったが、下関国際側・・・とくに整列して神妙に聴いている選手たちにとっては更に悔し涙があふれる辛く厳しい言葉だったのではないか。喜びが爆発している高校生にそこまで気配りを求めるのは確かに酷だ。ならば、監督だけの挨拶でいいではないか。画面は母親までクローズアップしていたが、セレモニープランの在り方として違和感を持ったのは私だけなのか・・・。敗者への思いやりを大人が配慮すべきではないのかと。それがスポーツを通じた教育の本質的な姿であり、感動の上乗せを企画することにより本来の純粋さが剥がれ落ちていくような気がしてならなかった。
仙台育英、優勝おめでとう!!
下関国際、立派な準優勝でした!!
No.3599 メダカに癒され
明日の午前中が9月議会の一般質問の提出期限。ということでカレンダーの回転の速さを改めて感じます。前議会が終わって以降、日々の生活の中で見聞きすることや、市民との会話の中でいただくヒントをまとめておくようにしているので、あらかた質問項目は頭に置いてはあるのですが、文章化するのに若干手間がかかるのはいつものこと。しかし、実際の議会発言用の質問を調査研究しながら用意することとは比べようもありません。
メダカの飼育が簡単だという理由で、ここ数年それを趣味にしている方が増えていると聞きます。中には本業並みの飼育状況になっている方もいるとか。
実は、私もあることから触発されて飼いはじめて丸3年になりますが、数を増やす、つまり繁殖させるという点で難しい生き物ではありません。ただ、問題は増えていく喜びというか楽しみが高まることで、水槽が増え続けることで置き場不足が悩みになってきます。今では家の周囲すべてがその候補地になっています。
現在、陶器、ハッポウ、プラ桶などそれぞれ大小18鉢があちこちに約300匹ほど。それだけ水管理や餌やりも楽ではなくなってきます。
ただ、思わず「よしよし」と口にしてしまう楽しみがあります。餌をやるためにかぶせ物をとるやいなや、列を作って彼らが寄ってくるのです。私の存在がわかるんですね。種もいろいろで、メダカが針子から稚魚へと成長していく中で色と形が鮮明になって種がはっきりしてくるところが、またこれ楽しからずやなんです。
そして、この季節は水に手を触れると、水ではなくぬるめのお湯になっていたりします。それでも彼らは適応して泳ぎまくっています。
強く生きるという意味で参考になるメダカといったところです。閑話休題。
No.3598 やっぱり出てしまった
酷暑が少し治まったと感じる今日の陽気。日中はまだ仕方がないとは思います、陽が落ちてからの陽気は晩夏を肌に感じます。
幾度か書いてきたことですが、夏入り前と異なり、コロナ感染の再拡大が現実のものとなっても、各種イベントではマスクだけは要求しているものの全席開放といった感じです。今晩の巨人戦は3階席まで満杯状態。コロナ対応に疲れた人々が押し寄せているといった感じなのでしょうか。マスクは飲食中ははずしていますし。後ろの席で飲食しながら歓声上げられたらと思うと行かぬが無難と思ってしまう自分がいます。
個人的には、まだこうした場に積極的に参加しようとは思わないという自己管理の思考です。
そうした中、日本の夏祭りの代表格の一つである阿波踊りで踊り連の踊り手がコロナ感染したとか。25人と発表されているが、今後の推移がどうなるかはしばらくわかりません。それが問題ですね。感染経路はあくまでも実態不明で確定できるすべはなく、阿波踊りイベントが感染の原点ということであるなら、イベントの規模からすればかなり広範囲な経路が新たに作られる可能性もあるでしょう。
昨日の全国感染者はこれまでの最高に。亡くなった方も相当数出ています。数値に動揺することなく自己管理の徹底しかないと思っているものの、その意識が薄い人の多さが今につながっているというのであればことは難しくなります。
17日に行われた議会運営委員会では9月議会の運営方法について議論されました。三密対策はこれまでと変わらず。
一般質問と傍聴に関して、委員長を除く6人の議員で最初に私が次のような意見を述べました。「一般質問については議員によって短い人もいると思うので6月議会で復活した45分はそのままとし、傍聴については職員にも感染者が出ている状況で、議会が市民に対する感染の原点になることがあってはならないという見解から3月以前の議会に戻って傍聴はご遠慮いただくのがいいのではないか」
その後、同じ意見の議員が多く、特に傍聴についてはネット中継もあることを市民に更に深く理解していただこうと言う意見も出ました。共産党議員が一般質問は議員の権利であり、傍聴は市民の権利であるとする、いつもの主張で他との相違を感じる結果だった。政府は行動制限をしていないから傍聴も通常通りでとも言っていたが、私がそれに対して政府が行動制限しないというのは、あくまでも経済活動に関わることを踏まえてのことと理解している。政治行動については、自治体単位で首長や議会が何らかの制限を設けることは特に問題はないと思うとの指摘をしました。
ただ、これは17日時点のことであり、18日以降の状況次第で25日に再度開催される議運で再検討することとなっています。なんとかピークアウトしてもらいたいものですね。