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No.3609 順調に進む議案審議

2022.09.14

 9月議会も順調に進んでいます。というか、議員間または執行部と議会間での議論が熱くなるとか相まみえるといったテーマが少なく、それが良いことかどうかは難しいところながら、その判断も出来ないほど穏やかな議会です。
 執行部提出議案が付託された委員会質疑が昨日の文教厚生委員会から始まり、今日はその二日目でしたが、午前中で審議が終了しました。一部質疑と答弁がかみ合わない部分もありましたが、それ自体はいつもあることです。
 幸手の財政的指数は必ずしも悪いとは言い切れないのですが、財政支出規模の大きい課題が多いことから、そのための緊縮財政を展開せざるを得ないのです。幸手市は金欠状態だと理解している市民が多いのも、そういった状況が思いの裏にあるのでしょう。
 現在の状況は、歳出規模の大きいものは国費、県費からの交付金によるコロナを要因とする感染防止対策関連と経済対策関連の歳入歳出審議に時間が割かれる状況です。基本的には順調に進捗しており、計画・執行共に不備は無いと私は感じています。

 それにしても、今日委員会終了後に車に乗った際(12時20分頃)なんと車内で示す外気温が38度を示しているではありませんか。天気予報ではそこまでは言ってなかったと思いますが、この気温は一体どうした事か。また真夏に逆取りかと思ったら、今日の日本列島は各地で30度後半の気温が続出していることを天気予報で伝えているではありませんか。まだまだ熱中症対策が欠かせないと感じました。コロナ対策もあるし、やれやれといったところです。健康管理にはくれぐれも怠りなきよう!

No.3608 県議団の気になる出来事

2022.09.12

 市内の知人から気を病むような内容の電話をいただいきました。聞いた途端、複雑な思いが反応として出たようで、「間違いないよ、FAXを送るから」と言って送られてきたものを見て驚きました。それは9月8日号のフライデー掲載の記事でした。
 古巣、自民党県議団の二人の議員の融資に関わる口利き及び役員就任要請という疑惑を伝えるものでした。
 つい先日、大阪寝屋川市議の吉羽美華現容疑者が起こした詐欺事件がありました。余談ですが、彼女は私生活、生き方諸々、相当な器のようです。その詐欺事件とは、コロナ禍で経営が悪化した医療法人に支援資金を融資する為に設立された独立行政法人福祉医療機構(WAM)との関わりで詐欺容疑で逮捕されたわけですが、今回の埼玉県議2人については、そのWAMとの関りで政治倫理問題が先ずは問われているようです。
 吉羽事件の内容はかなり悪質で、多額な金銭にまつわる話があります。本人もそれにより派手な生活振りだったと。まあ、それとは比較にならない感じですが、若干金銭問題も含まれてはいます。

 今回、埼玉県議二人に関する事件性はどうなるかはわかりませんが、私が在籍していた時、数人の議員が除名を宣告された事がありました。内容的には判断の難しいところですが、感覚的に当時の除名理由に匹敵するか、それ以上というような感じはします。
 というのは、全国誌に取り上げられたという意味において、自民党及び県議団の信頼を著しく損ねたことは間違いないわけで、全国区での話題を提供したことはどうかということになると思います。この記事で取り上げられた県議の一人は団の幹事長、県連の幹事長代理という立場にある大物議員で、6月議会である条例の可決を主導したことが全国の自民系、保守系から大ひんしゅくをかったばかりでもありました。
 また、最近の話としては7月にあった近隣の町長選挙で、自民党県連は当選した候補者に推薦を出し、県連カーまで繰り出したわけですが、この議員さんは落選した議員さんの事務所を訪れるなど統一性に欠ける行動をしていたそうです。県連の幹部が何故?という疑問がかなり広範囲に及んだようで、理解に苦しむという声を耳にした次第です。過去には推薦以外の候補者を応援した議員が役職停止などの処分を受けた事実もあるので今回の問題はどのように波及していくのかといったところです。
  
 政治の世界は体育会系そのものです。年齢は言葉遣い的には若干の配慮はありますが、基本的にはただただ期の回数が上位下位の関係をもたらす社会です。そういう意味では、私も一期生の初年度に、長男とあまり歳の変わらない一期先輩のこの議員に「虐待防止議連」の設立を申請したのですが、少し待ってもらえますかと言われたまま、在籍している間にそれが叶うことはありませんでした。このフライデーの記事で私が最も感じる問題点は、もう一人の2期後輩の議員をかばうことなく、逆に問題の責任を押し付けるような話をしているインタビュー発言が見られることです。このあたりは私の信条とは正反対なので、信じられないという感覚以上に忸怩たる思いがしています。

 断っておきますが、こういう内容をブログに書くということは跳ね返りはあっても得なことは一つもないだろうなあと感じています。逆に、なんでブログなんぞに書いたんだくらいのお叱りを貰うかもしれませんが、愛するがゆえの古巣での出来事として、黙って居ることが出来ないのが私の悪いところです。
 いや、この記事をブログに添付しないのは、親しい議員も多くいることを考えたせめてもの想いがあってのことです。このブログを読んで関心を持たれた方は現物を確認していただけばよろしいかと思います。

No.3607 他人事ではない2つの事件

2022.09.09

 一般質問も終わりました。今回は思わぬ方向に気合が入りすぎ、若干消化不良の状態です。これについては、また取り上げるとして、今号は最近起こった国内の事件について触れたいと思います。

❖新潟で街路樹剪定中の作業員が感電して亡くなられた方が・・・。
 幸手に限らずどこの自治体でも街路樹を満足に剪定している光景を見かけなくなりました。予算措置がなかなかとれない財政状況にあるのも一因かと思いますが、街路樹も歩道の植込みもありとあらゆる行政管理区内で、必要以上の緑の成長が見られます。街路樹に至っては、電線のはるか上まで成長しているものが少なくありません。同様に、個人宅の庭木が道路にまで伸び、電線に降れる状態も見られるのですから、台風などで強風に襲われたら近隣一帯への影響がでるのではないかと心配しています。
 しかし、今回の事件は剪定作業中の死です。人の死は想像以外のシチュエーションがあるものだと驚いた次第です。
 行政が業者発注委託で処理するのが基本となっている事業ですが、ここで深くは書きませんが、契約条件も今後見直しが図られる可能性もあるでしょうか。
 また、街路樹の剪定を行政に依頼しても、行政曰く、市民の方の中には緑を整理することに反対される方がおり、作業員がそういった言葉を投げかけられる場面があるといいます。かように事は簡単ではないということです。

❖下関で社屋崩落
 この崩落現場画面を見て、幸手市役所の現状に重なってしまいました。ご存じのように昭和43年に竣工した本庁舎ですが、議事堂部分、とくに傍聴席などを考えると、この崩落も他人事ではないと感じた次第です。
 下関の事件は、建物の庇部分が直落し、その際、本体の躯体を引きずり込む形で壁周辺のコンクリや鉄筋が落ち込んでいました。
 幸手庁舎は事務所内でも壁にクラックが入っており、雨漏りも各所に見られることから、地震時の危険度はかなりでしょうし、まさに下関のように自然崩落を心配するべき状況だと思います。
 一般に市庁舎新築は市民の理解を得にくいと言われますが、限界というものもありますし、面接に来た学生さんなどはどう思うだろうかなど心配するのは私だけではないと思います。他の自治体に優秀な学生さんの気持ちが向かないだろうかと。
 市内のどの地に、どういった図面の建物を、どのくらいの予算で新築するか・・・私だけでなく数人の議員が何度となく質問している新庁舎建設は待ったなしの現庁舎不安があってのこととあらためて指摘したいと思います。

No.3606 超エキセントリック社会に

2022.09.06

 蒸しますねー! 朝パトで30分弱立っているだけでシャツがじっとり、マスクをしてる口の周ががむずがゆくなってきます。帰宅して、そんな話をしたら「肉まんみたいじゃない」と・・・なるほど、しゃくにさわるけど笑える話。いや笑ってる場合ではありませんね。

 今、沖縄では熱い知事選が行われています。台風が去り選挙真っ盛りといったところ。そこでのある発言にちょっとした驚きを感じています。
 それは、2選を目指す玉城デニー候補の次の言葉です。
「日本政府から沖縄を取り戻す」
 短い言葉ですが、皆さんどう感じられますか?
ファイル 1533-1.jpg いくら何でも沖縄は日本です。いや、聞きようによっては日本が外国なのかと感じる言葉です。20代で日本国籍を取得した玉城氏には、未だ日本が外国に感じられるのでしょうか。それとも自公連立日本政府は沖縄と対立する政権なんでしょうか。辺野古問題が根底にある発言だとしても、そうは理解しにくい、とんでもない発言だと感じる次第です。

ファイル 1533-2.jpg 国葬反対に左派結集といった様相で、デモやら署名やらとご苦労なことですが、純粋に国を愛する国民はそういうエキセントリックな言動を表面化することはありません。一部SNSでやり合っているようですが、ネットでは安倍元総理に対するデジタル献花が行われていますが、おおむね静かにそれに向き合って献花をする方がかなりの数に達しています。
ファイル 1533-3.jpg 安倍総理がインド、フランス、オーストラリアなどから叙勲を受けたり、台湾などでは感謝の会が開催されたりと、死を悼む心が全世界にあふれている中どうしたものでしょうか。もっとも、テレビはこうした事実を伝えず、統一教会問題にエキセントリックな状態です。
ファイル 1533-4.jpg ノーベル平和賞を受賞し、世界が賛美するゴルバチョフ元大統領の葬儀に、現大統領のプーチンは出席しないと伝わっています。感謝の気持ちがないにせよ、敬意と哀悼の意を表するのは共に大統領経験者として当たり前のことだと思います。しかし、考えてみると日本で国葬に反対する人々の精神はプーチンと同じと考えられるのかもしれませんね。
 左派運動の精神が昭和40年代の学生運動を彷彿とさせる感じで、国葬反対にかこつけてなんでもありの状態に戻っているのは写真からもあきらかです。
ファイル 1533-5.jpg 日本が総エキセントリック社会にならないことを願うばかりです。それは反日マスコミと立憲共産党などの議員さんのお家芸程度に治めてもらいたいものです。
 玉城デニー氏の言葉に無性に憤りを感じて、汗が引かない状況になっています。

 今日は一般質問3日目。最終出番の自分は午後3時前後に質問席に着くものと思います。よろしかったらライブ中継にアクセスしてみてください。

No.3605 一般質問からご紹介

2022.09.05

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 既にご案内した通り、2日の金曜日に始まり、5日、6日と計3日間にわたり9月議会の一般質問が行われます。
 2日の初日には5人の議員が登壇しましたが、質問内容に応じて執行部側が資料を用意し、議員に提示することが最近の在り方として増えています。その中で市民の皆さんにもと思うものが時折あります。今回2点の幸手市情報をご案内したいと思います。
ファイル 1532-3.jpg 一つは会派僚友の坂本議員の質問に関連して提示された「天神の湯」の経営状況です。かなり以前から、4年でおよそ1億円以上の赤字が積もる状況になっています。私は20年前の計画時から必要ないと一般質問で訴えていたわけですが、この傾向が長期化する中でも利用者がいるからと運営を継続するのは一般企業であればあり得ません。投入資金は税金であることと、幸手市の財政状況、喫緊の課題との絡みを重く考えて欲しいと指摘するものです。坂本議員もそうした思いで一般質問されたはずです。
ファイル 1532-4.jpg もう一つは、本田議員の質問に対しての市内避難場所及び収容人数に関して提示されたものです。収容人数の認識としては人口を充たすものではないということを原則的に理解しておくべきでしょう。
 どちらも表形式でわかりやすくなっていますのでご覧いただければと思います。
 私は、今回最後の出番となっており、6日の午後になるかと思います。質問にあたり、ここ数日資料作成のためにデータ把握やらまとめやらに時間がかかっています。執行部側に資料提示を求めておくこともありますし、自ら資料を作成することもあります。今回は後者になっており、気合を入れて?・・・というほどでもないのですが、質問の裏付けになればとキーボードに向かう時間が多くなっています。それが空回りしないように、そのあとは発言内容の準備マトメが待っていると言った感じです。

No.3604 幸手市情報と9月議会

2022.09.01

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 さーて、いよいよ今日9月議会が開会します。明日2日から始まる一般質問は、来週5日、6日の計3日間の予定で議員と執行部の議論が行われます。残念ながら、コロナの関係で一般傍聴はご遠慮いただくこととなりましたが、ライブ中継もありますし、録画も数日後には視聴できますので、是非議会というか街を司る政治にご関心をお持ちいただければと思います。
 数日前にお会いした市民の方が「いいことだとは思ってないけど何か市議会に関心がわかないんだよねー」と言われるので「どうしてですか?」と尋ねると、「合併とかいったような街が変貌するような事象とか、新鮮な話題が少ない気がするね。議会が比較的静かな状態だからかな。それが街の政治の安定を意味してるのかどうかはわからないけどどうも今一つといった感じなんですよ」
 そういうものなんでしょうかね。何とはなしに納得出来るところもある感じですが・・・。その人は更に「今、国政が低次元の話でマスコミが面白おかしく書きたてることが日常になっているから、スキャンダル的感覚でそういう話題に興味が行くことも有るよね。何やってるんだかなーと思いつつ、ついついそっちが気になるご時世じゃない?」と。それはまさに御意! 偏向マスコミが左派思想を応援するかのような情報とネットの書き込みがあふれている昨今ですから、人の興味はどうしてもそうした方向に向いてしまうのも仕方のないことなんでしょう。

 市が発表したこととして、前号でご紹介した連携交流事業の他に、いくつかありますが、議案関係は質疑の後に取り上げることとして、他には、市民体育大会(地区民祭)は香日向と中地区の2地区をのぞいて他の9地区は中止となりました。中地区は10月16日、香日向地区は11月20日の開催が予定されています。香日向は恒例の健康フェスタという形での開催となっています。
また、交通安全パレードも中止が決定されました。心配なのは文化祭です。
 それと、これは議案の範疇になりますが、組合議員として私が参加している東部消防組合の構成市町の負担金が変更になります。幸手市の負担金は、設立後5年をかけて5%減額調整するとなっていたのですが、予定をオーバーする形で令和5年度から6.5%の減額となります。負担割合は約13.7%であったものから約11.3%になります。減額措置は他に久喜市、杉戸町となり、加須市、白岡市、宮代町は増額となる予定です。

 さて、今議会と同時に再開するのが朝のスクールガードです。学校関係にコロナ感染が増えているのが心配されますが、何はともあれ、今日から子どもたちに会えるのは楽しみです。どれくらい背が伸びただろうか、宿題はちゃんと済ませただろうか・・・とにかく元気な姿を一カ月半ぶりに見せてくれることでしょう。

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