2022.05.29
掲題は6月5日に開催される対話集会のタイトルです。
日本国憲法の施行から75年。ロシアによる国際法をも無視するウクライナ侵攻。中国による南シナ海のみならぬ東シナ海進出から尖閣・沖縄への領土侵略を狙う動向。北朝鮮の度重なるミサイル発射はICBM実験まで展開する現状。
こうした国際環境は、全体主義国家による民主主義国家群に対するはてしのない未来に向けた抗戦を意味しています。過去の冷戦時代と異なり、現在の中露動向は第三次大戦をも辞さない無法ぶりを見せています。
国内左派思想は「有事を利用した憲法改正は許さない」「戦争を出来る国にはさせない」などと主張していますが、今、現実のウクライナ有事を目の当たりうにし、それに対するヨーロッパの民主主義各国の対応を見るにつけ、そうした主張が世迷言に聞こえるのは私だけでは無いと思います。
過去には「安倍政権での憲法改正は許さない」との表現もありましたが、結局のところ、憲法改正をさせたくないという結論でしかありません。
日本共産党は、党の綱領で自衛隊の存在を認めず、解消すべき組織としています。ところが、志位委員長が日本が侵略を受けた時には自衛隊を活用すると演説して大いなる矛盾をきたしています。
少し前のブログで、これは自衛隊員や家族たちに失礼この上無いと指摘しましたが、現在も国会内論争の対象となっており、メディアの追及も継続しています。
これに対してメディアが伝える同委員長の最近の発言は「国を守る思いで、その道に進んだ個々の自衛隊員に敬意を持って接する。自衛隊は解消するまでは、災害対応時などで活用するというのが党の方針であり、理解していただきたい。ただし、自衛隊の組織自体は根本的に憲法と矛盾している」と変質しており、さらなる矛盾を指摘されています。個人的には論理破綻しているとしか感じられませんが、他の政党からはご都合主義も甚だ志位との批判を受けています。
一言で言って、ウクライナのように身勝手な侵略戦争を仕掛けられる可能性が無いと誰が断言し、保証できますか!
1945年8月15日日本降伏の玉音放送を拝聴した4日後のこと、突如日ソ不可侵条約を破ってサハリンから北方4島へ侵攻したソ連。この歴的事実は、今のウクライナを、いやクリミア侵攻時においてこの国の思想的本質を露わにしたのです。それにより、今も領土返還問題という厳しい日ロ関係を引きずっているではありませんか。また、習金平に至っては沖縄は元々中国の領土だと言い切っています。北海道も沖縄も地勢の上からは、いつ何時、明日は我が身という状況にあると言っても過言ではありません。
日本が置かれている現実は、反撃能力を高めて国を守るという国防力及びその精神高揚こそが今まさに求められているのではありませんか!
自民党は全国で憲法改正実現集会を開催することとしていますが、埼玉県第14選挙区では早々と開催を実現します。是非ご参加ください。