先週に比べてやや暑さもおさまったここ数日ですが、それでも暑い感は拭えません。台風4号で九州や四国で驚異的な短時間雨量による被害が続出していますが、当地幸手では予報ほどの雨量に見舞われてはいません。
それにしても考えるほどに、この陽気の中での選挙戦は辛いものがあります。投票する側にしても、猛暑や台風を避けたいようで、昨日の市役所期日前投票所はかなりの有権者でにぎわっていました。
我が家では早々と先月の25日に期日前投票を済ませました。ここ数年は慣れたせいか常に期日前投票を励行するようにしていますが、良い点は投票という国民の義務感に対する安堵感のようなものに満たされることでしょうか。やることやった感のようなものですかね。要するに気が楽になるのです。
選挙戦拡大会議が先月27日に開かれた際、その時点における県内自治体別期日前投票の実態が示されたのですが、幸手市は県内第4位だったかと思います。投票意識・意欲が高い自治体ということが言えると思います。最終投票率がどうなるか、全国的に選挙のたびに低下する投票率ですが、その上昇起爆剤にと期待される18歳~19歳の関心度はいかにといったところです。
日に日に「値上げ続出 生活費直撃」などの大見出しが一面に踊る状況ですが、それでも与党過半数の勢いというニュースも流れます。マスコミの報道姿勢もバラバラで若い有権者は何を信じて投票したらよいのかわかりにくい選挙戦と言えるか。いやいや、これからの選挙はすべての面で中身が変わります。若い人はSNSだけにたよらず身近な大人の考え方も貪欲に吸収して、最終判断をしてもらいたいと思います。
記事一覧
No.3581 期日前投票
No.3580 朝ドラに想うこと
身体が溶けてしまう感覚になるほどの暑さです。子どものころと違って陽気に対する自己防衛も尋常ではなくなりましたね。かく汗以上に水分補給をしているような感じです。
さて、毎朝の楽しみに朝ドラの存在があります。観るのはBSで7:15からの古めの作品とその後の現在のもの合わせて30分。どちらもスクールガードから帰ってからの日課となって何年経ったことか。
この朝ドラ、今は2006年に放映した「芋たこなんきん」というほのぼのとしたファミリードラマですが、これがなかなかだと感じているのですが、皆さんはご覧になっていますか。
怒りと涙と笑いが入り混じるペーソスドラマで、ヒロインが藤山直美さんという美人とは言えない?役者さんの血筋を感じる喜劇要素たっぷりの演技に魅了されています。この役者さん、大好きな一人ですが、今週の内容は、おじいちゃん夫婦の存在がシナリオの中心で金婚式を迎える話でした。
式の直前に大喧嘩をする夫婦でしたが、おじいちゃんのあふれる愛情がそもそもの原因でした。ところが、このおじいちゃんが金婚式の数日後に突然脳溢血で亡くなってしまうのです。
実は、このおじいちゃんの名前が喜八郎さんといいます。そして、現実の話として私と家内は来年の3月に金婚を迎えます。ドラマでおじいちゃんも言ってましたが、50年とはいえあっという間といった感じです。もっとも、私の命がドラマをなぞるのは望むべくもありませんが・・・。
先立たれたおばあちゃんの一大決心は、先祖や小さくして亡くした娘が眠る故郷の奄美大島に移住して亡きおじいちゃんを護りながら暮らしたいと。その人生最後のわがままをヒロイン夫婦に伝えるシーンに想うこといろいろ。
ここ数年、家族葬や散骨、墓守がいない事情、はたまた墓の形態等々、葬儀やお墓に対する考え方が大きく変化し、墓を持たないという人も増えているようですが、2006年頃はまだそこまでのことはありませんでした。
今日は、我が母の13回忌の法要の日です。これまでもブログに書いたことですが、大正11年3月30日生まれの母が88歳で亡くなったのは平成22年の7月7日のことです。ゾロ目被りの七夕ということで、けっして忘れることのない命日ですが、これを最後の法事にしようと考えています。法事の趨勢としては、それが一般的になりつつあるとも聞きます。
話は変わりますが、選挙戦の政見放送で、NHK党とやらがNHKをぶっ壊すと声高にアピールしていますが、同局の運営上の問題点の指摘には理解できる部分があるものの、悪口雑言の語りぶりとえげつない内容に心が惹かれることはありません。しかも埼玉で3人、東京では4人の候補者をたてるという奇抜な戦略は、狙いが透けて見える感じもあってもう少しやり方があるだろうにと思えてなりません。
NHKもプロパガンダニュース報道が多々見られる局ですし、昭和を背景にした朝ドラの多くで戦争シーンは付き物です。それはそれとして朝ドラが定番のように生活に浸み込んでいるのも事実。
他にもワイルドライフ、グリーンプラネット、アナザーストーリーなど録画必定の魅了する番組が多いとは感じています。
散漫なブログになりましたが、けっして暑さの影響ではありませんのでご心配なく。
No.3579 猛暑の中の財源論争
早いもので令和4年もその半分が過去になった。プライベートでは車止めにつまづいた顔面殴打の大ポカ負傷、そして3年ぶり開催のカラオケイベントの裏方作業での応援といったいくつかの記憶が残る程度で、新年明けてこの半年があっという間に過ぎた感が強い。
議員としての活動では、2度の定例会、質問質疑、春日部厚生病院の薬剤科科長をお迎えしたコロナ対策を含む市政報告会、地元をはじめ全域に及ぶ要望活動に加え、駅頭でのウクライナ人道支援募金活動などなどありますが、とにかくあっという間に時が巡る。
コロナのせいもあるのでしょうが、年齢的なものが関係しているのかとも思う。皆さんはいかがでしょうか。
さて、国政もまさにあっという間に半年近い通常国会が終わり、即選挙戦に突入といったところで、うだるような暑さの中でシビアな戦いが繰り広げられている。この陽気は街頭でのアピール活動もそうだが、聴く側にとっても辛いものがある。
根本的には、人生全般を通じて投票に関わる信念が変わったことはないし、変わることもないのだが、政見放送を聞いていると理想は高く、現実は遠くといった立派な?主張が少なくない。選挙看板のポスターに書かれていることを見ると首を傾げるものが結構多い。それで経済が回るのかという疑念がわくが当選するために必死の結果なのだろう。ポスターに目立った主張の無いれいわ新選組の手法に学ぶべきか。もっとも、そのれいわが一番支離滅裂なことを指向しているように感じるのだが・・・。
今回感じるのは、物価高を取り上げ生活支援を訴える候補者が多いが、言っていることの多くが財源無視の耳ざわりの良い経済政策である。そもそも、物価高とは言うが、自公政権下特に安倍政権時からデフレ脱却を唱え、その率は2%という数値をずっと指摘し続けていた。それが現実に2%台の物価高となったが、これにはロシアのウクライナ侵攻という外的要因が大きく影響し、かつこの物価上昇率も他の先進諸国の中では決して高い数値ではない。物価高を批判するなら、デフレ脱却論自体を批判すべきだったのではないかとさえ思う。
日本では消費者感覚が経済観念において優先しすぎて、企業の低価格戦争が長く続いた状態だったことから、勤労者の給料が抑制されていた。経済の輪廻から考えれば至極当たり前のことなのだが、消費者思考が物価高を許さないのも仕方のないことではある。
しかし、考えてみればおかしな経済の実態もある。国全体の預貯金高は増えているのだ。いわゆるタンス預金というもので、利息の低さから株投資を手始めにする人が多くなっているとまで言われる。セレブは別にして我が国では所得中間層が多いことからこれらの実態は真実なのだろうと思う。この中間層が消費抑制貯蓄かつ低価格志向であれば、湿っぽい経済が続くのはやむを得ない。これまで思っていたこととして、消費者イコール勤労者で、国民は2つの顔を場面場面で使い分けていたが、今は高齢者が増え、年金受給消費者が多いということ。この社会変化は人口減少少子化とともに経済の仕組みを大きく変えている。
反面、企業はというとコロナの影響なんのそので、過去最高の決算を報じる企業がこの6月に多く見られた。中小企業でのコロナ倒産を考えると、中小下請けがイジメられる現実がまだまだあるのかもしれない。大企業の過大利益と内部留保は日本経済の問題点とも言えるが、だからといって資本主義を捨てマルクス共産思想をと言うものではない。中国のハイカラに変貌した大都市の商店街で高齢者が新聞や花を売って歩く姿は異様なものがある。農村地区の上下水道などのインフラなどは悲惨としか言いようがない。日本でウォシュレットトイレを日常に取り入れてない生活層があるだろうか。一度得た利便享楽はそれが当たり前になると有難みを忘れてしまいがちで、更に上を求める傾向が強いと思うがいかがでしょうか?
何れにしても万民が納得する経済が理想ではあるが、日本経済の仕組みは比較的安定している国ではないだろうか。この自論に違和感やお叱りの思いがあるようでしたら、遠慮なくご指摘ください。選挙のたびに我が想いいかにあるかの心境になるもので。
No.3578 世界を俯瞰すべき選挙戦
雨の少ない梅雨。どんより天気に湿度を上げるためだけのようにわずかな雨が降った6月・・・と思いきや、20日以降の陽気は、猛暑、酷暑、豪暑といった様子で、熱天気図を見ると北海道以外の列島は真っ赤に染まったまま。ブログを書き始めた5時の室温は既に26度。これから1時間ごとにどこまで沸騰するのやら。
参議院選挙が始まったと思ったら、メディアが政権党、改憲党叩きのプロパガンダ報道が増え、その分ウクライナ情勢を伝える時間が減少している。ウクライナ問題が自国の憲法改正の必要性に繋がっていることもあって、選挙戦ではいつもの反日メディアと言われる大所メディアの左派リベラル政党への後方(広報)支援報道に満ち溢れつつある。まさにプロパガンダそのものである。
最も、地方選挙の結果でそうした政党の議席が減少傾向にあることもその一因にあるのかもしれない。しかし、国政選挙で立憲共産れいわといった左派思想かつ親露、親中、親北、そして天皇制や国旗国歌に異論を唱える政党議員が増えることが日本にとってどうなのかという思考は大切なことだ。
自国利益ばかりを主張する国に囲まれ、年がら年中日本という名がつく海域にミサイルを放つ無法国家が近くに存在する・・・そんな国は地球上日本だけである。
ロシアのウクライナ侵攻を見て、スウェーデン、フインランドがNATO参加を希望した事実は、他国の出来事ではない。フインランドはロシアとの長い国境線にフェンスを設置することまで思慮している。現実のものとなるかどうかはわからないが要するにバリケード案まで出ているということである。国家存亡の危機を意図してのことだろう。
日本は陸路からの侵略は受けないので、いきなり空中戦を仕掛けられる可能性が高く、そうなると戦車砲の比ではないミサイルが降る様に着弾しないとは限らない。まさに国家の一大事にあると言える。
「日本は憲法9条があるから他国から攻撃を受けることはない。憲法9条を堅持して平和外交を!」と説くのは、木を見て森を見ず。防衛という言葉の理解度から国民の命を護る責任ある言葉とはとても思えない。
GDPの2%という防衛費論はナンセンスな数値論で、現状あるべき防衛体制はどうなのか、それにはいくら必要なのかという思考が必要なはずである。
選挙戦に入って反日メディアが言うことには、憲法改正については五分五分に分かれていると変化した。実際は6対4か、それ以上の比率で改憲を望む国民が多いという。ウクライナ報道が抑え気味になるのはそうしたことがあるのだろう。
その代わりに、経済問題を取り上げる時間が多くなり、その内容は物価高の責任は政権党にあるかのような印象報道で有権者の不満を煽る中身が多くなっている。昨夜のテレ朝報道ステーションもそういった内容に徹していた。30年以上営んできた地域の人気食堂の閉店は650円のメニューを50円上げなければならないほど関連食材の高騰が原因だと。そして、こうした現状をおもんぱかって投票していただきたいと結んでいた。高騰の理由がロシアの身勝手な侵略にあるとは伝えなかった。
自分は自民党員でありながら自民党には不満もあるし、おかしな議員がいるとも思うが、それはどの政党にも言えることでもあるのだ。政権批判は茶飯事で中露問題は避け、日米同盟やNATO友好外交をゼロにもどす主張や、その外交戦略を良しとしない政党に日本を託すことは出来ない。これは自らの信念として揺ぎ無い。18歳以上の国民誰もが有権者だが、すべてが有賢者だろうか。
まずは投票に! そしてしがらみや見た目でない選択を皆さんの1票に。
No.3577 議会終・選挙始
市議会6月定例会は昨22日で閉会しましたが、最終日にコロナ対策として94,353千円の追加議案第29号が上程されました。
内容は
①全世帯を対象に水道基本料金を8月から4カ月分減額。
②本年4月2日から来年3月31日までに生まれた新生児一人に10万円を給付。
③街路灯等電気料金補助金を公費負担分を増額し、自治会や商店街負担を減額。
以上は全額「新型コロナ感染症対応地方創生臨時交付金」という国庫支出金を歳入とするものです。
コロナに加え、ガソリンや食料品の物価高騰で低滞する生活支援策として考慮されたもので、特に、水道料金については洗濯量の多い子育て世帯においては有効性が高いとの推測もあり、タイミングとしては納得出来るものと判断し、会派で相談し、急遽賛成討論をすることになりました。それについては、録画放映が開始されましたらご確認いただければと思います。
ただ、まだ交付金残高を94,579千円残していることから、これを適切かつ迅速に予算化することをお願いしておくと同時に、自民党市議団としては、何をおいても人口減少防止対策が重要との考え方から、新生児給付については、年度途中ではなく、当初予算の段階で予算化することが、施策としての効果をより高めるはずだと指摘し、次年度以降も継続することを暗に含めた討論とした次第です。
そして、この日は参議院選挙の公示日で、今日23日には三ツ林自事務所前で関口昌一候補者の演説会が開催されました。下村博文元文科大臣、佐藤正久外交部会長に地元三ツ林裕巳代議士が加わり、盛大な演説会が開催されました。
私が常に発信していることに、政治家には男も女も無い!ゆえに女性議員の比率が少ないとか増やすべきとかいうのはけっして正しい理論だとは考えていません。昨今の報道にはそうした主張が当然のように文字になる傾向がありますが、実務者であれ、学者であれ、政治家であれ、どの世界であっても、素晴らしい人材は男女にかかわらず存在しています。たまたま選挙という制度をくぐり抜けなければなれない政治家は、有権者がどういった考えで1票を投じるかにかかっています。つまり、良貨を落とし、悪貨を選ぶことも有るのが選挙です。
したがって、真に国のために地域の為に働く人材を選ぶには、有権者が有賢者たり得るかどうかにかかっているのです。選択範囲が少なく、投票したい候補者がいないというのも有り得るでしょう。それでも選挙には責任を果たす意味で投票に赴き、白票を投じるのも国民としての義務だと思っています。そういう意味において、投票率と言うのは高くあるべきなのです。
別の観点では、メディアによって政権倒閣のプロパガンダに満ちた報道も最近の特徴です。わかりやすく言えば、政権政党を貶める狡猾なオーバー表現や変形表現を意味するデフォルメ報道です。
極端な例にはなりますが、ユダヤにドイツは搾取されていると訴えたナチスゲッペルスによるプロパガンダや、ウクライナ東部でロシア人がウクライナ人に虐待されていると国民に訴えて侵攻の正当化を目論んだプーチンとロシアンメディアのプロパガンダなど、国民がなんとなくなびいてしまいそうなテーマを巧妙に繰り広げるもので、ナチスでは98%、ロシアでは86%の国民がこれを信じて非人道的な強権政党や独裁政権を誕生させ、狂気の政治を許してしまったのです。
特に政党が報じる公約に惑わされないことです。消費税を無くします!という政党があります。聞こえはいいし、耳障り最高かもしれませんが、それでは日本の経済は立ち行くどころか絶ち行くことになるでしょう。福祉はどうなるのか!そういう政党に限って具体的な内容に欠けた福祉施策を訴えるので責任も何も感じられません。
また、メディア新聞もどことは申しませんが、以前には見られなかったような偏向報道が多発する傾向にあります。メディアの文章力は巧みですから、なるほどと感じることが少なくありませんが、私は、文字によるサブリミナル効果と名付けています。暗示にかからない強さが有賢者としての極意かもしれません。
今国がどうあるべきかの1点が候補者を見極める上での指針だと確信します。期日前投票は市役所で始まりました。国への思いを1票に!
No.3576 ドローン登録制度
今日、20日からドローンについての登録が義務化された。報道によると、バッテリーを含めた重量が100㌘を超えるものが対象となる。既に事前登録が21万件あるというから規制の浸透力にスピード感はあるようだ。風景空撮、測量、そして農業や災害対策用に利用されるようになって久しいが、問題も多々発生していたという。飛行性能がアップすることによって安全上のトラブルが昨年度で86件発生しているということで、国交省が安全強化に乗り出したとされている。登録済み識別シールが機体に貼られる事になるため、登録の有無はわかりやすくなる。従って、所有者の特定がしやすくなるので、遊び心や偵察心満載で自由に空を闊歩、いや滑空させる訳にはいかなくなる。
ところで、この規制に対する罰則が意外に厳しいのだ。無登録飛行を行った場合、1年以下の懲役か50万円以下の罰金が科されるそうで、なるほど、それで事前登録が速やかに進んでいるということかもしれませんね。