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No.3627 物価高騰支援臨時議会

2022.11.02

 2日前の31日、国庫補助金119,487千円の予算編成議案が提出されたことから臨時議会が招集されました。詳細な内容は添付した通りですのでご確認いただければと思います。
 歳入は2ページ最下部にある通り、国庫補助金に財政調整基金からの繰入金を加えて、合計146,487千円という大型補正となっています。
 国から県へ129億円が給付されましたので、県民一人平均約1,750円換算になります。幸手市への交付金額を市民一人当たりで換算すると平均を約700円上回っている計算になります。多いから良かったと単純には考えられないわけで、それだけ財政実態が県内でも低い位置にあると考えるべきなのでしょう。

■歳入
1.新型コロナウィルス感染症対応地方創生臨時交付金
 (電力・ガス・食料品等価格高騰重点支援地方交付金)119,487千円
2.財政調整基金繰入金                27,000千円

ファイル 1554-1.jpg ファイル 1554-2.jpg 議案説明の後、通常通り議員からの質疑を受けるということになり、最古参議員のお三方が挙手の上、順次質疑に立ちました。
 私は、1週間ほど前に配布された議案を吟味し、執行部としては、これまでの3年近い期間で対応してきた支援内容を考慮した上で、今回の各種配分をしていると理解し、質疑をする予定なくこの議会に臨みました。

 お三方の質疑はいずれも、予算編成にあたっての経緯、決定判断に至る市長の思い等々に加え、中には給食費の無料化は次年度以降も続ける考えはあるかと市長に市民向けの要望をするといった質疑?もありました。あくまでも国の政策に則った臨時議会ですし、幸手市の財政を踏まえると便乗的に市民受けする要望をするのはいかがなものかと感じた次第です。いわゆる議案に対する純粋な質疑という観点からは的外れな感は否めない質疑ではなかったかと。
 採決は全員起立で承認されました。

 執行部の答弁の中で気になったことがありました。それは、19歳~29歳の4,500人を次世代と捉え、この層を対象に2,000円のハッピーエール券を配布するという理由について、この年齢層の流出が顕著だとする答弁があったことです。人口問題はすべての自治体はもちろん、国家的課題であり重いテーマです。幸手市の人口減少が5万人を割ったことはある意味衝撃的なわけですが、更にこの次世代年齢層がその原因だとするなら由々しきことではありませんか。今回の措置で流出防止の一助になるかどうかは難しいところとは思いますが、苦しい中での思案のしどころという意味においては、執行部のアイデアと判断は間違いとは言えません。これを、たとえば19歳~25歳までにして一人3,000円にするなどもあるとは思いますが、その決断に正解はないと思うからです。
 先の研修では、人口を増やすという考え方は難しいハードルだとするパネラーもいましたが、あきらめることなく立ち向かう姿勢を持ち続ける必要があると考えているところです。

No.3626 幸手市香日向から

2022.11.01

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 霜月になりました。我が家の小庭ではまだ霜を観てはいませんが、文字通り霜が降りる月・・・寒さを本格的に迎える月となりました。
 ただ、この11月というのは寒過ぎず、いろいろな点で気持ちを和らげてくれる「心の風景」がふんだんにあると感じる月です。
 紅葉をトップに、空も星も、小鳥たちも。そんな思いで近辺で撮った風景をご紹介します。各地で見る自然の風景は、たとえば高層ビルで見る風景も最高でしょうし、より平坦な農村部で見る連山の姿もうっとりさせられます。そういう意味では、地元の住宅地内からの半ば強制的な写真添付で恐縮です。秋を味わうと言うのも大げさですが、身近な風景に日頃の疲れを少しでも取り除ければなによりと想う今日この頃です。

ファイル 1553-1.jpg 幸手八景に選ばれている中央通りのイチョウの色づきです。この光景は毎年のこととして目を楽しませてくれます。ただ、歩道にたまる落ち葉が近隣のお宅には若干厄介なものになってはいるようですが、神宮前の歩道はそれが名物になっているくらいですから。

ファイル 1553-2.jpg ファイル 1553-3.jpg
 夕焼けは日によって千差万別の姿を見せてくれますが、どの夕焼けも比較するのは申し訳ないくらい味わいがあります。なんとなく明日の元気をもらう夕焼けや、寂寥感があるものの心を落ち着かせてくれるものもあって、この時期の夕焼けは最高ですね。
ファイル 1553-4.jpg このスズメ君たちは、実は東京で撮ったものです。これほど人好きなスズメには出会ったことがありません。今にも車内に入ってくるような感じでした。

ファイル 1553-5.jpg これはいささか手前ミソで申し訳ありませんが、我が家のガレージ下の葡萄棚のこの秋最後の収穫を意味する風景です。最後というのは一ヵ月前に収穫が終わった時点で、まだグリーンのまま熟していないこの房だけを残していたのです。これを撮ってすぐに切り落とした最後の房です。
 樹は巨峰の名札が付いていたのですが、どうも名札に偽りありだったような感じです。それでも大事に育てて、10年近くになりますが、これは目だけでなく舌も楽しませてくれるようになりました。年明けの一番寒い時期になって葉を全部切り落とし、大胆に剪定をして来年を待つことになります。

No.3625 ウクライナに想いを!

2022.10.30

 幸手市議会自民党市議団では、5月から9月にわたり計11回のウクライナ人道支援募金活動を行い、いただいた募金をユニセフに届けました。昨日の埼玉新聞にその内容が掲載されましたので、添付記事をクリックの上お読みいただけたらと思います。
 6月にはすでに異常な暑さに見舞われた今年の夏でしたが、目標を5万円に定めてそれに到達するまで続けようということで4人が結束し、議会中も含めて5カ月がかりでようやく達成したものです。幸手駅で9回、東鷲宮駅と杉戸高野台駅で各1回ずつ計11回で、時間を変えるなどしての活動でした。

ファイル 1552-1.jpg 南浦和の埼玉ユニセフで贈呈の場が設定され、写真撮影をしていただいたのですが、まさかカラー写真入りで掲載されるとは思いもしませんでした。今回の活動は、議員という立場を超えて、とにかくウクライナの惨状に少しでも役立てればという想いが発露になったものです。
 学校帰りの高校生や塾に通う小学生・中学生までが「額はいくらでもいいんですか?」とか「少なくて申し訳ないんですが」と言いながらウクライナに直面してくれる姿に感動を覚えたのは何度もありました。小銭入れの硬貨全部を手作りの募金箱に入れてくれた中学生もいました。
 募金にご協力くださったすべての方に、このブログが通じるかどうかは別にして、深く感謝申し上げたいと思います。
 戦術核を2千発保有しているとされるロシアかつ狂気プーチンの今後がどういう選択をするか・・・世界が注目する状況で、極寒の冬を耐えなければならないウクライアナ国民に温かい光が当たることを願って止みません。

No.3624 第27回幸手市民まつり

2022.10.29

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 明日30日、3年ぶりに幸手市民まつりが開催されます。前号で不思議かつ不可解なチラシについて書いたところ、数件の情報やご意見が届けられ、そのすべてが疑惑を訴える内容でした。中には連絡くださった方の地区では、当のチラシが回覧されてきたそうで、数日前から回覧されていたようだということでした。
 ご意見、情報をくれた方のすべてが、政治かつ選挙の匂いを感じているようでしたが、そう思われても仕方ないチラシだと思います。と同時に、子どもの世界を選挙に関わらせようとの意図があるかないかはわかりませんが、倫理観の点からは芳しいとは思いません。

ファイル 1551-1.jpg さて、そうは言いつつも、市民の多くが3年ぶりの市民まつりを楽しみにしているはずです。会場へ行く手段にご不満を唱える向きもありますが、まずは会場を変えての開催がどんなものかという期待は間違いないところです。
ファイル 1551-2.jpg そういうわけではないのですが、昨日会場の権現堂第2公園に出かけ、ウォーキングがてら公園全体の雰囲気を味わってきました。最初の感想は、明日1日限りのイベント開催はいいとしても、いろいろな意味で整備が未達といった感じがしました。それは、あくまでも公園で遊ぶ、過ごすといった点で感じることです。
ファイル 1551-3.jpg 「それにしても花が無いわね」という家内の言葉にふと見回したらその通りでした。よっぽど急ピッチの突貫工事だったのでしょう。
 それと今後の問題として、開園前から話題になっているビッグスライダーの下に大型犬の糞が放置されていましたし、園内各地にいろいろなものが置き去り、捨て去りといった状況が散見されました。我が庭のように手軽気軽にお出かけになる市民も増えるでしょうが、「何度も訪れたくなる公園」になるためには、最低限のマナーは守っていただきたいものです。管理する側が毎日そうしたものをチェックすることなど不可能なほどの広さを持つ幸手市の新たなランドマークとして期待される公園ですからね。

ファイル 1551-5.jpg ファイル 1551-4.jpg 前々号でも小学校のグランドの糞の放置を嘆きましたが、子どもが遊び集う場所という認識を持っていただきたい! 
 苦言ばかりで恐縮です。

No.3623 不思議なチラシ

2022.10.27

 寒くなりましたねー。つい最近まで半袖短パンで過ごしていたのに、体感は既に冬を感じさせ、街ではダウンを着用している人も。
 近年は春が2か月、秋が1ヵ月、夏が5カ月、冬が4カ月という春夏秋冬の割合、もしくはもう秋は無いのかもしれないと感じるほどです。衣料品の入れ替えに忙しいことこの上なし。加えてメダカの冬越し準備など昼夜の気温差が激しいので、手遅れにならないための作業に大わらわです。

 さて、30日は市民まつりが新設公園の県営権現堂第二公園で開催されます。いつもですと案内チラシが配布されている頃ですが、今年はまだ見ていないと、家内が参加しているクラブコミュニティーの場で今日話題になったそうです。
 帰宅後、ネットで幸手市民まつりで探したところ、3種類のチラシがあるねと言うので、確認したところ、いささか首をひねる内容のチラシが・・・。

ファイル 1550-2.jpg このチラシ、右上と左下部にある主催者名は幸手市でも幸手市商工会でもありません。また、松実高等学園という幸手にはなじみの無い学校名が共催者となっています。街の最大のイベントに街に無い、しかも学校が共催するということがあるでしょうか。そこにある学校らしき写真は私の記憶では吉田幼稚園のように見えるのです。
 さらに不思議なのは、最下段のグリーンに白文字抜きの部分です。プロジェクト協賛という名目で、いくつかの会社名、個人名が記載されています。この中には3年前の市長選に立候補した方の個人名が見られます。

 主催の幸手市子ども会育成連絡協議会は、かなり以前から権現堂川小学校地区が中心となって、というかほぼその地区でしか活動していなかった会で、しかも「幸手市かるた大会」などをはじめ活動にご尽力されたI氏が数年前に亡くなられてから休眠状態が続いていたと聞いていました。
 何はともあれ、市民まつりの主催が子ども連であるはずがないのです。
 市民が勘違いするような、こんな出鱈目なチラシは行政として認めたのかどうかですが、主催は明らかに違うわけですから、許可など出すわけもありません。
 よくよく見れば、「ストリートステージ」に関わることだと言うのかもしれませんが、それにしても他の意図があるかのように感じるのは私だけではないでしょう。このチラシがどういった事情で作られ、どこに配布されているのか、市役所及び幸手市商工会は確認すべきだと思います。発行責任者名が無いのも考えものです。記載されている主催団体である権現堂川子ども連の責任者に事情を確認する必要もあると思います。I氏の後任が誰なのか私も聞いた覚えがありません。
 来年は統一地方選挙年です。それを意識した意図があるかどうかはわかりませんが、訳のわからない、こうしたチラシが作られるようでは街の健全化そのものが疑われます。

No.3622 街の美化について

2022.10.23

 深まりつつある樹々の模様替え、旅行支援で紅葉が見頃の名所での予約が増えているといいます。どこぞにと想いますが、はて? なかなかといった状況です。

 前号で「何度も訪れたい街になるには」という自治体に与えられた命題について考える機会を持ちました。行政課題としては、教育、防災、子育て、高齢者福祉といった点を優先かつ中心に、それぞれ市民目線で具体的な対策を練る必要があると思いますが、それらとは別にいつも感じていることは、街全体の美化についてです。街路樹の剪定や植込みの整理整頓といった道路面の景観などは、行政施策として大切な範疇です。
 ただし、ここで考えたいのは、市民が自ら街の美化や生活環境を損ねているという実態です。

 全国都市問題会議で耳に新しい言葉として、自治体が人口問題を考える時、関係人口というワードをヒントにするという話がありました。自治体はその街の人口だけですべてが動いているわけではなく、市場規模というマーケティング理論を常に基本としているというものです。別に新鮮な思考ではないのですが、人口減少に一喜一憂することはないと理解すればいいのでしょう。
 最も、経済も人口も流出なのか流入なのか・・・そこには繊細かつ微妙な因果関係があるのも事実です。わかりやすい例としては、最近、茨城県境町の市場規模の拡大戦略が近隣近郊に向けて行われていると感じています。その為に、前述した行政課題の環境整備を着実に整え、タウンセールスに励んでいます。
 じっくり、境町を訪れ街をくまなく覗いたことはまだありませんが、例えば、小さな小さなことかもしれませんが、街の美化という観点ではどうなのだろうかと。ゴミの類やペットの糞がポイ捨て状態になっていないかどうか。
 いきなりポイントを絞った話で恐縮ですが、我が街、自分が住む街が、そうしたポイ捨て、放置状態が各所に見られたとしたらどうでしょうか。
 そもそも、犬の糞は持ち帰ってくださいという看板の存在を必要としない街になって欲しいとは思われませんか? これが行き届いたとしたら、それこそ自慢できる我が街、我が地域ではないかと思うのです。

 さて、ここで!
 昨日、旧香日向小学校校庭内に写真のような実態がありました。そもそも校庭は犬の散歩場所ではありません。しかし、そこで散歩どころか自由には走らせたなら、ワンちゃんも自然の摂理に襲われるのは当然です。校庭はドッグランではありません。現物は見るからに大型犬のものです(あえて拡大することはありませんが)

ファイル 1549-1.jpg 市内のすべての学校は、学校開放委員会の管理の元、いろいろな団体が利用しています。土日に集中していますが、スポーツ少年団の利用も此処が主要な場所となっています。この写真が示すものは美化精神以前の問題です。まして、これが初めてではないのです。
 心無いペット愛護は一般道路でも散見される現状ですし、道路や歩道にもいろいろなゴミがあります。人が為すことですが、必ずしも当地の市民だけの問題ではないはずです。そこに関係人口という概念を当てはめたら、犬の糞は持ち帰りましょうという看板ではなく、日本一美しい美化推進の街といった看板を立てたいくらいです。
 おそらく糞置き去りの飼い主さんは限られていると思います。住みたい街、住みやすい街にはこうした微細な点から改める必要があると感じます。美しい街、美しい地域を! そうでないと、何度も訪れたい街どころか、ヤングファミリーなどは住みたくない街に感じてしまうかもしれません。
 こんな想いで街を大切にしたいものです。それには身近な小さなことから・・・この考え方が市民全体に広まればと思わずにはいられません。

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