つい最近までの残暑が、真夏のように暑かったのを、まだ体が覚えているせいか、ここのところ、やけに冷たい秋模様を感じさせます。それもそのはず、香日向の銀杏がすでに黄色く色づき、秋晴れに輝きはじめています。
今年の紅葉は、どれほど楽しませてくれるものやら・・・。
9月議会の一般質問は、いよいよ明日(正確には今日ですね)から始まります。楽しませるという類のものではありませんが、埼玉県下を広く捉えた問題指摘や提案が、15人の議員から繰り出されるわけですから、興味深く、退屈しないことは請け合えます。
私は明けて4日の10時に登壇しますが、市議会と異なり、質問準備という点ではハードな体験をしています。プラス思考ですので、なんとかなるわいといった程度で行こうと考えているのですが、まずは気楽に構えすぎずチャレンジしてみようと思っています。
そんなわけで、乞うご期待!とは申しあげにくいのですが、頑張ります!
記事一覧
No.2106 一般質問は明日から
No.2105 政治資金規制法裁判
小沢一郎被告を首領とする「政治家組織犯罪」に初回の判決が出た。多くの国民は「さもありなん」と、予測と合致したことに納得をしている方がほとんどではないだろうか。少なくとも、これは80%近い率にのぼるはずである。
私も、この判決に晴れ晴れとした爽快な気分に見舞われた。
まぜなら、この裁判に無罪という結論を見たならば、今後、政治資金規制法で摘発される政治家は出ないだろうと考えられたからだ。政治家が作ったこの法律がザル法でなかったことに安堵した。
石川被告は断固として闘うと控訴を口にした。しかし、画面上から感じたのは、精気のないロボットのような雰囲気で、言わされているといった感じに見えた。おそらく、判決内容が黒白どちらに出ても、対応すべき準備がなされていたのかもしれない。
石川被告の今後は、まず議員辞職を自ら進んでするべきだ。真摯に判決を受けるなら当然のことであるし、師匠の裁判のためにも判決を認めるわけにはいかず、控訴で徹底的に闘うにしても、今回の判決は、今後議員のままでいることを社会が認めていないということを理解する必要がある。それができない人物であるなら、そもそも議員としての資質がなかったとの理解にまで及んでも致し方ない。
ともあれ、世間を激震させた政治犯罪だった。額的にはロッキード事件にはほど遠いが、売国政治家とも言われる小沢一郎という政治家を、君臨させるか否かは、日本の国益に関わることであり、その点においてロッキードの比ではない事件だと、つくづく思う。
小沢一郎氏への判決が三人よりも厳しいものになることは必定になったと言える。また、そうした経緯にならなければ、命令通りに動いた兵隊さんたちだけでは、それこそ公平性が成り立たないと思えるからだ。
No.2104 本議会開会前
昨夕の雨風の激しさは、連続的に何かが雨戸にぶつかるなど、ここ最近にないものでした。朝、庭に出たらいろいろな物が倒れたり、飛んできたりしてましたが、実は、県庁舎前の大木が根こそぎ倒れていたのには驚きました。
東北では、またまた雨災害に見舞われており、復興への支障にならないかどうか心配です。仮設住宅が浸水したのには見ていて可哀そうで仕方がありません。
今、10時20分過ぎ・・・本来ですと本議会中のはずですが、議運が長引いており、まだ開会のブザーが鳴らされない状況です。
おっ、今鳴りました。
No.2103 9月定例議会補正予算案
県議会9月定例会に提出される補正予算案の概要が届けられました。
その中に東日本大震災支援がどの程度組み込まれているかという点について、最大の関心が向くわけですが、結果はそれなりの額があてられたと判断できる中身でした。
今後の5年間で必要な復興費用が19兆円とも言われてますので、それとの対比での判断は正解がないといった感じですが、一県としての対応と考えると、まずまずなのかなと思います。
提出予算案の総括として、「東日本大震災による被災者の生活再建支援を確実なものにするための予算措置を講じるなど、当面緊急に対応すべき事業について補正予算を編成した」とされています。
その規模は、
◆一般会計で・・・75億3,235万1千円(累計で1兆7,022億8,078万2千円)
◆主な内容は
・被災者生活再建支援基金・・・・・・・・・・42億2,658万5千円
・被災者支援実施県内市町村への経費支弁・・・3億6,216万8千円
・放射線測定機器の増強・・・・・・・・・・・1億2,393万
・緊急輸送道路の橋梁耐震化や交差点改良・・・14億1,950万円
・被災した社会福祉施設の復旧費用・・・・・・1億2,275万9千円
となっており、約63億円が大震災支援関連予算となっています。
また、上記予算額の財源は、
・国庫支出金・・・・・・・・・・・・・・・・14億2,282万1千円
・繰入金・・・・・・・・・・・・・・・・・・6億8,862万2千円
・県債・・・・・・・・・・・・・・・・・・・7億2,600万
・地方交付税(特別交付税)・・・・・・・・・40億9,738万6千円
などとなっています。
当選後2度目となる県議会。会期は22日から10月18日までとなっています。
No.2102 幸宮神社例大祭
残暑ならぬ真夏!といった感じですね。独特の蒸し暑さも加わって、いやはや外に出た途端、タオルのお世話に・・・。
ただ、駅頭での挨拶兼チラシ配りは気合も入るので、それほど汗は気になりません。選挙戦での駅立ちとは状況が違うということなのでしょう。
昨日は、幸手市の総鎮守「幸宮神社例大祭」に初めて参列させていただきました。祭礼の儀で宮司様が東日本大震災を悼む言葉を含まれていたのが、大変印象的でした。
本殿での儀が終わったのち、戦没者を祀ってある忠霊塔を参じ、あらためて英霊を慰労する儀がおこなわれました。神聖かつ厳かに流れていく儀式に気持ちが洗われる感じで、祭神国家日本の伝統と精神は永遠だという想いを強くした次第です。
当神社は寛延年間の1740年代に再興され、文久3年の1863年といいますから大政奉還の4年前に再建されております。その後、大正3年に琴平、天神、稲荷の各社が合祀され、その名を幸宮神社と改め、幸手の総鎮守になったということです。
総鎮守の総欅造り本殿は、けっして大きくはありませんが、そうした伝統と由緒を随所に感じさせてくれます。
その昔、大祭ではサーカスや芝居小屋がかかり、神楽の奉納や相撲なども行われ、活動写真なども見られたということです。
それらの歴史的背景等々、当神社のホームペーージから読み知ることができますので、ぜひアクセスしてみてください。
No.2101 民主党は変われるのか!
人は、人が発する言葉や雰囲気で、それまでのイメージをガラッと逆転させることができる。これ自体は、良くもあり、悪くもありだが、政治がパフォーマンスやショーで終わらないためには、有権者自身がしっかり政治、政治家を見定めなければならない。
民主党が16%まで支持率が下がったものの、野田総理誕生とともに64%まで回復した。どじょう演説で民主党に期待感が膨らんだ。たしかに、野田さんの演説の妙が生きたことは間違いないし、それはまたそれで演説は政治家の力の見せ所だからよしとしよう。
ただ党の体質として、ベクトルの異なる主義理念がいくつも介在する民主党ゆえ、新しい内閣が組閣されるたびに、いろいろと考えさせられるものがある。それが、今一信頼感にまではつながらない要因なのだ・・・そう思ってまもなく、鉢呂経産相がわずか9日で辞任。これは、一人の政治家の人格、人間性に関わることとして党の問題を問うものではない。自民党でもたびたびあったことだ。ただ、松本前復興大臣もひどかったが、こういった次元の低い上から目線タイプの議員がいるのも民主党らしい。いわゆる稚拙さがぬぐえないのだ。
さて、私が本当に怒りを感じているのは前原政調会長さんだ。この鉢呂氏の発言には国民のほとんどがとんでもないと感じている状況下で、「魔がさしただけで、任命責任を問われるものではない」とのたもうた。また、これが即座の反応だから熟慮せずの短絡的対応としか考えられない。
野党がこうした発言を問題視するのは政治の常道だ。彼が民主党代表の時、偽メールをでっち上げて自らが代表の座を降りることになった永田メール事件がそれそのものだったではないか。最終的には永田議員の辞職から自殺という経緯を経た後味の悪い事件となったが、この時の前原代表は、手柄一本!といった勢いで永田さんとともに武部さんを攻め立てていたものだ。
しかし、鉢呂氏の発言のひどさは決してかばえるものではない。前原さんは、野田さんを守るために鉢呂氏発言を軽く受け流す戦略で、野党の攻勢に事前ブレーキをかけるつもりだったのだろうが、この問題発言を即座に政局対応で理解することは、そもそも被災地、被災者の感情を無視するものだ。魔がさしたなどとよく言えたものだ。この人は、八ツ場ダムでもあっけらかんと「マニフェストにあるから中止します」と発したが、八ツ場のことを熟知した上での言葉には思えなかった。期待度の高い人だっただけに私も残念でならないが、何か大切なものが欠けた政治家なのかもしれない。
もう一つ・・・党も内閣も代替わりし、菅さんができなかったことを野田さんがやります!ということで、国会が開催されるわけだが、経済問題、復興問題、そして関連する財源問題等々の議論が4日間で足りるわけがない。なぜ4日なのかまったくわからない。慣れない政権運営で、野党の協力をいただきたいと言ってるわりには、採決で強引に4日会期に持ち込むなどは謙虚さもないということか。
そもそも所信表明は美辞麗句が並び具体的方針が示されたものではなかった。
これでは野党も協力しようがない。
さあ、国民の支持率に民主党はどう応えられるのか。
変われるか民主党!