既にご案内した通り、2日の金曜日に始まり、5日、6日と計3日間にわたり9月議会の一般質問が行われます。
2日の初日には5人の議員が登壇しましたが、質問内容に応じて執行部側が資料を用意し、議員に提示することが最近の在り方として増えています。その中で市民の皆さんにもと思うものが時折あります。今回2点の幸手市情報をご案内したいと思います。
一つは会派僚友の坂本議員の質問に関連して提示された「天神の湯」の経営状況です。かなり以前から、4年でおよそ1億円以上の赤字が積もる状況になっています。私は20年前の計画時から必要ないと一般質問で訴えていたわけですが、この傾向が長期化する中でも利用者がいるからと運営を継続するのは一般企業であればあり得ません。投入資金は税金であることと、幸手市の財政状況、喫緊の課題との絡みを重く考えて欲しいと指摘するものです。坂本議員もそうした思いで一般質問されたはずです。
もう一つは、本田議員の質問に対しての市内避難場所及び収容人数に関して提示されたものです。収容人数の認識としては人口を充たすものではないということを原則的に理解しておくべきでしょう。
どちらも表形式でわかりやすくなっていますのでご覧いただければと思います。
私は、今回最後の出番となっており、6日の午後になるかと思います。質問にあたり、ここ数日資料作成のためにデータ把握やらまとめやらに時間がかかっています。執行部側に資料提示を求めておくこともありますし、自ら資料を作成することもあります。今回は後者になっており、気合を入れて?・・・というほどでもないのですが、質問の裏付けになればとキーボードに向かう時間が多くなっています。それが空回りしないように、そのあとは発言内容の準備マトメが待っていると言った感じです。
記事一覧
No.3605 一般質問からご紹介
No.3604 幸手市情報と9月議会
さーて、いよいよ今日9月議会が開会します。明日2日から始まる一般質問は、来週5日、6日の計3日間の予定で議員と執行部の議論が行われます。残念ながら、コロナの関係で一般傍聴はご遠慮いただくこととなりましたが、ライブ中継もありますし、録画も数日後には視聴できますので、是非議会というか街を司る政治にご関心をお持ちいただければと思います。
数日前にお会いした市民の方が「いいことだとは思ってないけど何か市議会に関心がわかないんだよねー」と言われるので「どうしてですか?」と尋ねると、「合併とかいったような街が変貌するような事象とか、新鮮な話題が少ない気がするね。議会が比較的静かな状態だからかな。それが街の政治の安定を意味してるのかどうかはわからないけどどうも今一つといった感じなんですよ」
そういうものなんでしょうかね。何とはなしに納得出来るところもある感じですが・・・。その人は更に「今、国政が低次元の話でマスコミが面白おかしく書きたてることが日常になっているから、スキャンダル的感覚でそういう話題に興味が行くことも有るよね。何やってるんだかなーと思いつつ、ついついそっちが気になるご時世じゃない?」と。それはまさに御意! 偏向マスコミが左派思想を応援するかのような情報とネットの書き込みがあふれている昨今ですから、人の興味はどうしてもそうした方向に向いてしまうのも仕方のないことなんでしょう。
市が発表したこととして、前号でご紹介した連携交流事業の他に、いくつかありますが、議案関係は質疑の後に取り上げることとして、他には、市民体育大会(地区民祭)は香日向と中地区の2地区をのぞいて他の9地区は中止となりました。中地区は10月16日、香日向地区は11月20日の開催が予定されています。香日向は恒例の健康フェスタという形での開催となっています。
また、交通安全パレードも中止が決定されました。心配なのは文化祭です。
それと、これは議案の範疇になりますが、組合議員として私が参加している東部消防組合の構成市町の負担金が変更になります。幸手市の負担金は、設立後5年をかけて5%減額調整するとなっていたのですが、予定をオーバーする形で令和5年度から6.5%の減額となります。負担割合は約13.7%であったものから約11.3%になります。減額措置は他に久喜市、杉戸町となり、加須市、白岡市、宮代町は増額となる予定です。
さて、今議会と同時に再開するのが朝のスクールガードです。学校関係にコロナ感染が増えているのが心配されますが、何はともあれ、今日から子どもたちに会えるのは楽しみです。どれくらい背が伸びただろうか、宿題はちゃんと済ませただろうか・・・とにかく元気な姿を一カ月半ぶりに見せてくれることでしょう。
No.3603 2市連携交流協定締結
都心から50㌔前後の距離間隔で、横浜から木更津まで全長約300㌔を結ぶ首都圏中央連絡自動車道(通称圏央道)は、埼玉県内では幸手市~入間市の東西58.4㌔の区間をつないでいます。現在白岡、幸手から茨城県内での複々線化工事が進められていますので、ますます経済活性化の促進に果たす意義を深めることになってまいります。
そうしたところで、その東西両市の幸手市と入間市が、地域イベントの相互参加や農産物の違いを契機に交流を深めることで合意したという発表が議会でありました。具体的な連携交流事項は次のような内容になっています。
1.地域振興・観光に関すること
2.地域資源の相互活用に関すること
3.学校教育・生涯学習の推進に関すること
4.文化、芸術、スポーツに関すること
5.安全・安心の推進に関すること
6.健康・福祉の増進に関すること
7.その他、基本協定の目的を達成するために必要な事項に関すること
以上のような内容で、締結日は令和4年10月31日が予定されています。
ちなみに、この日は平成27年10月31日に県内全区間が開通した日となっており、そのアニバーサリーに関連付けたものとしています。
この両市連携交流事業は、ともに県の都市整備部長として尽力された副市長同士の交流が原点にあるものと確信しています。ちなみに幸手市の和栗副市長が都市整備部長を退任後に入間市の浜川副市長が同部長に就任するという県職員時代の1年違いの絆で結び付く人間関係にあります。一つの物事が成就するためには人脈がいかに大切かということが理解できる今回の結果です。
また、入間市の杉島市長も30代後半の県内最年少市長として発想力豊かな首長さんという評判があるなど、いくつかの要素が今回の連携に良好に作用したものと思われます。
No.3602 久しぶりの東京
昨土曜日、日頃縁の無いスポーツイベントを観戦する必要が生じ、随分と久しぶりに代々木体育館を訪れました。そもそも、野球、サッカー、ラグビー以外でナマの実技プレーに接する機会はそうそうありませんので、躍動する高校生の演技を観て、元気を貰った感覚にはなりましたが・・・。
お隣の代々木公園ではよさこいの大きな大会が開催されていたようで、原宿駅周辺は人でごった返していました。
観るべきア・ポイントを観てから、もちろんという感じで明治神宮を参拝したのは言うまでもないのですが、考えてみればこちらも20年近く参拝に訪れていなかったでしょうか。靖国神社は出来る限り毎年参拝するようにしていますが、明治神宮はご無沙汰が長くて失礼していました。
原宿駅横の一の鳥居をくぐり、長い参道を歩きながら神宮の深い森が発する空気から受ける神聖さは、伊勢神宮に共通する不思議な感覚です。二の鳥居(写真)を抜け、突当りを右に・・・写真の三の鳥居、さらに南神門の先に本殿が現れます。グッと気持ちが引き締まります。ちょうど日曜日の大安ということで結婚の儀に望む新郎新婦が拝殿内に歩を進めているところに出会いました。
文欽高島田の白無垢の花嫁さんをこれほど近くで・・・参拝の付録としてこれ以上の遭遇はないと感じ、思わず拍手をしてしまいました。
さて、コロナ感染が大きな節目を迎えている折、ごった返しの人混みでマスクをしていない人は見かけません。これが日本人の秩序と思いましたが、場所がら外国人の方も多いのですが、皆一様にマスクをしている光景しか目に入りませんでした。
自論として、感染経路もまったく不明の中で、感染防止に一人一人が出来ることはマスクと消毒しかないと結論づけているので、方向性としては納得できるところです。アメリカの現実を見ると、今日も大谷が投手として出ているトロントの球場では内外野席ともほぼ満員ですが、画面にマスクをしている人が出てくることはありません。大きな声援も飛び交っています。代々木体育館では、飲食・声援禁止のアナウンスが時折流れる状況でした。
累計感染者数の発表も国は都道府県に任せるようなことを発していますが、累計数には大きな意味を持たないと国が判断すればいいだけのことではないかと思います。するかしないかを自治体に判断させることが、いかに中途半端なことかということに厚労省はなぜ思い至らないのだろうか。そう思われませんか、皆さん。
No.3601 新たな門出に!
我がブログもいよいよ3600号を超えました。私のブログをいつも楽しみにしていますと会うたびに励ましてくれたHWさんが黄泉に旅立たれて早8年近い月日が経ちました。その方からよく言われました。「3000回は必ず達成してくださいよ!」と。それを充たした段階で自然と4000という数字が次なる目標となった感がありますが、それほど意識しているというわけでもありません。やはり、要は内容だと思います。
枝久保さんは、常に国を俯瞰しているんですねとか、左派思想に強い反感をお持ちのようですねといった言葉をいただきます。政治信条・信念という点では学生時代からかたくなな面を持っていると自分でも思います。議員・政治家はそれでいいと思ってもいます。ところが、この世界に入って20年、信条が同じと考えていた方たちにも、当初とはまったく心が変わり、居場も移ってしまった人が少なくありません。それも、人は人なりでしかたのないことです。
また、義理も人情もというとどこぞの世界にもあることですが、政治の世界にもはっきりと存在しています。しかし、そうした人格にあらず恩義も失せる方が、これまた少なくありません。
また、地方議員と言えども、国策に深い関心を持ち、大きなテーマごとに自らの考えをしっかり示すことが肝要だとも思っています。徐々にステージを上げていく若き政治家が、保守思想家だと期待していたら立憲民主党に所属したといった例は全国にあります。小選挙区というのも理由の一つでしょうが、現時点の立憲はまさに共産党に相通じる左派リベラル政党ですから、若い時から応援してきた支援者にとっては裏切られたも同然ではないでしょうか。
一本気とか融通性が無いと言われようと、今更自分を変える必要があるとも思えず、人生共通した信念でこれからも邁進したいと考えています。それはまた、HWさんへの想いに応えることにつながるはずだと・・・。
No.3600 青春は密
全国の高校野球ファンを魅了した甲子園大会は仙台育英の優勝で、東北勢に初の快挙をもたらして終わった。数年前の花咲徳栄による埼玉県勢初の夏の大会優勝を思い出している。
今年は各都道府県代表を勝ち抜いてきたチーム同士の戦いながらも一方的な大差がつく試合を何試合か見かけたが、あの酷暑の中での試合は育ち盛りの選手たちにとって若さだけで乗り切れるものでは無かっただろう。ましてやコロナ感染者が出たことで厳しい状況に置かれたチームもあった。
仙台育英の須江監督の言葉が心に染み入る内容で、聴く側がもらい泣きするほど感動的な挨拶だった。あふれる涙をぬぐいなら全国の高校生に思いを馳せた「青春は密」という言葉は暖かい愛情に満ち溢れた言葉で、有終の締めくくりとして最高の感動となったのは間違いない。
私も過去ブログで何度か書いたこととして、今の10歳から22歳くらいまでの年齢の人は、コロナによって抑制した期間を送らざるを得ず、2度とない青春時代を密に過ごすことは叶わなかった。旅にも行けず、スポーツ観戦も出来ず、文化祭も無く、海外留学も叶わずといったように、学校生活はもちろん生活全般について感性豊かな青春の密とはかけ離れた時代を経験した。そうした思いを須江監督の涙と言葉は大いに癒してくれたのではないだろうか。
ところで、いつの頃から優勝チームのインタビューがグランドで行われるようになったのかは記憶にないが、選手のインタビューまで必要なのかと感じたがいかがなものだろうか。選手への対応は皆平等の扱いをというのがその原点にある。育英の主将の冒頭挨拶で「くやし涙でなくうれし涙で良かった」との言葉があったが、下関国際側・・・とくに整列して神妙に聴いている選手たちにとっては更に悔し涙があふれる辛く厳しい言葉だったのではないか。喜びが爆発している高校生にそこまで気配りを求めるのは確かに酷だ。ならば、監督だけの挨拶でいいではないか。画面は母親までクローズアップしていたが、セレモニープランの在り方として違和感を持ったのは私だけなのか・・・。敗者への思いやりを大人が配慮すべきではないのかと。それがスポーツを通じた教育の本質的な姿であり、感動の上乗せを企画することにより本来の純粋さが剥がれ落ちていくような気がしてならなかった。
仙台育英、優勝おめでとう!!
下関国際、立派な準優勝でした!!