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No.2256 石巻から・・・ピースボートでの活動

2012.11.15

 「16日解散」には驚きましたが、それは次号にまかせるとして、石巻から帰ってまいりました。
 10日の23時過ぎに出発、安達太良と国見で2度の仮眠休憩をとり現地に7時半到着、コンビニで朝食を求め、8時にピースボートセンターに入るという睡眠不足は否めない強行軍。
 現時点でのピースボートセンターの活動は、仮設住宅でのお話相手と漁師町に点在する資材置き場用コンテナへの絵かき作業の2種類で、私たち3人への配分は後者。これを2日間受け持つことになりました。

 このコンテナというのは、リアス式の牡鹿半島には多くの浜があり、そこで漁業で生計を営む方々はまさに職住接近だったわけですが、その多くは家も資材置き場も跡形もなく流されてしまった例がほとんどで、その資材置き場にと全国からコンテナが届けられたそうです。
 被災者の皆さんのお気持ちは「奈落の底」といったほど想像もつかない落ち込みであることは容易に理解できますが、無機質なままのコンテナにそれぞれの思いを込めて「絵を書こう!」ということになったそうです。
 その絵を書くために、女川に住むデザイナーが書いてくれる下絵にそって色をつけていくのが主たるボランティア仕事ということになりますが、その前段階としてサビ取りに1日、2度の白塗りに1日かかります。この前段階の2日間を今回作業してきました。
 最初の写真は作業開始直前。次の写真は2日目の作業が終了し、ピースボートいしのまきの若きリーダー鈴木さんと白塗り完成のエール。

ファイル 194-1.jpg ファイル 194-2.jpg

それぞれの絵には持ち主の意向に基づくいろいろな意味、思いが込められています。いくつか完成品を紹介します。私たちが作業したコンテナは下地の白塗りまででしたが、まもなく下絵が描かれ、鮮やかな色がついて仕上がることでしょう。
 このコンテナの持ち主はカキの養殖業者さんですが、津波前は5枚あったイカダがようやく3枚に復活したそうです。少し高台に出来た仮設に住んでいるということでしたが、そのお母さんが差し入れをしてくれたのには感動しました。「どんな絵になるのか楽しみにしてるんです」と現地語で語る年老いた母。その横で「大事にしなきゃいけないと思ってます」と言う遊佐さん・・・そうそうこのコンテナの持ち主のお名前です。


ファイル 194-3.jpg 3つめの写真にはコンテナの奥に仮設住宅が見えます。4つめは豊漁を願う宝船に大きな虹がかかっています。最後のものは、十一面観音ですが、観音様の両手が完全に重なっておらず、人の形を作っています。その右反面には思いの強い漢字がいくつか書かれています。どれも悲しい味わいを感じさせますが、違う浜で見たものでは、復旧復興に欠かせないという思いでショベルカーが、そしてまた、亡くなった愛猫を偲んで大きな猫を描いたコンテナが・・・・といった具合です。
 まだ多くの漁師さんが絵塗りの順番を待っているそうです。

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No.2255 「税を考える週間」中学生作文

2012.11.11

 租税教育の推進という目的で、中学生作文コンクールが行われた様子が、今日の埼玉新聞に受賞作品4点とともに掲載されています。
 県内384校から47,536点の応募があったということですから、さすがにハッとさせられるレベルの高さと感心しきり!

 タイトルだけでも紹介したいと思う。
◆埼玉県知事賞「税金は国民の宝」
◆埼玉県議会議長賞「幸せの輪 税金」
◆埼玉県教育委員会教育長賞「過去から未来へとつなぐもの」
◆埼玉県納税貯蓄組合総連合会会長賞「散歩から学んだ税金」

 いかがですか? タイトルだけでも興味を惹かれると思いませんか?
 どれも内容は私たち大人が説教されているようにも感じられます。
 ホームページで確認できるかどうか定かではありませんが、興味のある方はトライしてみてください。 
 教育という観点はもちろんのこと、税は政治にも関わりが深いということも含めて、この種の学校教育はより内容を充実していってほしいと思います。

今、石巻行きの同僚が到着しました。我が家を23時に発つ予定ですので、計画通りのようです。さて、明日の8時にはピースボートいしのまきに入り、その指導配分を受けて現地活動を2日間行う予定です。その後、北上してあらためて視察をするつもりですが、あいにくの雨ということでがっかりです・・・
が、目的遂行を思うと意気消沈などしてはおられません。
 さて、眠気覚ましのコーヒーでも飲むとするか!
 

No.2254 933兆2,950億円

2012.11.10

 この数字、すぐにおわかりになるでしょうね。そうです、国の借金です。
この6月に比べて、7兆1,098億円も増加したというのですから驚きですが、復興支援等々に回っていると理解すれば、ある程度納得もできるのですが、復興と称して別途流用されているという事実が判明してしまった今となっては、「何やってるんだ!」という言葉が納税者から出ても当然か。

 これで国民一人あたり771万円になるということです。ピンと来るような来ないような感覚はありますが、こうした点については、政治に興味が薄れていく方が多いと言われる昨今、しっかり把握していただきたいと思うのです。
 私が国政を話題にすることが多いのは、やはり国民生活の基盤は国の政治からもたらされていることは間違いないと思うからです。
 県議の立場で、国の影響を受ける直下の県政を見つめ、それを市民の皆さんに訴え、報告する。そこには私も一国民であり、一市民であり、一有権者であるという自覚を持ち続けたいという考えが基本にあるのです。
 今こそ、政治に興味をもっていただきたいとの思いは、これまでにない強さなのですが、世間はそうはなっていない・・・。いや、このブログにアクセスいただいている皆さんはそういうことはないと確信しています。

 そうは言いながらも、アクセスがそれほどのものではないというもどかしさも常にあるのです。どうしたものか・・・。

No.2253 大学不認可問題の終結

2012.11.10

 大学不認可問題は1週間足らずで一件落着となった。文科大臣が批判の対象として集中砲火を浴びないように省の側で発言の意図等を含め、事が延焼しないように配慮し、早期決着が図られる結果となった次第。
 やはり、ここで感ずるのは良くも悪くも、官僚は知恵が働くということであり、省のトップである大臣についてはある程度(人による?)守ろうとする体質があるということです。
 大学側の「勝った!」という言葉も、教育の場面での出来事と思うと品が感じられないが、それ以上に大臣に言葉の重みがなかった、つまり重要な裁量発言をするにあたり、しっかりとした調査確認を怠ったということになるのだろう。要するに、今後のあり方と同次元で語る状況にはなかったのだ。

 今後の認可のあり方に対して、改革に向けた方向性を投げかけたという官僚のマスコミ誘導はなかなかのものであり、私はもとより多くの関係者も以前よりそれは感じていたことなので、そこに大臣は助けられた形になった。
 考えてみれば、今回のことがなければ省側からの自発的改革提起は有り得なかったかもしれない。大臣にしてみれば、今回はひとまず承認して、それと同時に今後の認可システムやスキームの改革を役所に指示指導すべきでした。ならば、大いなる賛同の拍手で歓迎されたやもしれなかった・・・と思うのです。

 自民党も大事な臨時国会は決めるべきことを優先して、委員会などでこの問題をあまり追求すべきではないと思います。特別な人がイレギュラーなことを口にした程度にしておくべきです。今の政権に何を言っても、暖簾に腕押しと思えば今更任命責任でもないだろう。他に決めるべきことは沢山あるのだから、とにかく1票の格差是正まで早期に議論してほしい。これを決めないと、いくら解散総選挙をしても訴訟になれば無効選挙になるはずだから。
 首相をさておき、年内の解散はない!とベテラン議員に発言する幹事長とはいったい何なのだろう。官房長官は解散は総理の専権事項と言ってはばからない。いったいどちらが正論? 
 いずれにしても、野田さんと輿石さんの綱引きでしかない今の政権内部の実態だと私は感じている。オバマ大統領再選の影響でTPPがさらに混迷を深める材料にもなりそうだが・・・・
 

No.2252 埼玉県戦没者追悼式

2012.11.10

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 9日は、掲題の式典が埼玉会館で挙行されました。
 満員の来場者で開幕前はざわざわしていた場内が、開会を知らせるブザーとともに厳かな雰囲気へと変わり・・・緞帳が上がったステージは、慰霊碑だけがくっきり浮かび上がり、静かにゆっくりとライトアップされていきながら、白い菊の花で飾られた祭壇が来場者の目に映るという見事な演出が施されるものでした。
 67年前の辛い出来事で尊い命を捧げた県民は48,000人いらっしゃるわけですが、永遠にやすらかであるようにと、私も来賓の一人として献花させていただきました。

 明日11日には、宮城県の石巻に参じます。12、13の両日ピースボートセンターいしのまきで地域活動に参加してきます。これで計4度目の東北行きとなりますが、なんとなく遠い出来事になりつつあるような東日本大震災をけっして風化させてはならないという思いからの企画です。
 風化ということでは戦争も同じですね 
 今回は、昨夏の南三陸町でのボラ活動同様、県議同期2人との少数グループ行です。それぞれが皆タイトな予定に追われていることもあり、日程調整がえらく難儀ですが、私にしても、ここしか空いていなかったのです。しかし、よくピースボート側が受け入れてくれました。何をするかはまだ決まっていなということですが、とにかく行ってきます。

No.2251 文部大臣に申し上げる!

2012.11.05

 防衛大臣だった亭主は、勉強不足かつ見識不足で満足な委員会答弁ができず事実上の更迭。と思いきや、こちらが本当のご主人様である新しい文部大臣は自らの存在感を示したいがため?に、事情も把握しない様子で審議会答申を無視して、3大学の開設をすべてノーとする大臣決定を下した。
 キャスターやアナウンサーまでが言うところの目立ちたがり屋で評判の御仁が、間違いなく目立ちたがり屋であることが理解できたというものです。

 今回の決定で違和感があるのは、彼女がノーの理由を明確に口にできないからです。たとえば、幸手市に開校した日本保健医療大学の時も、厳しい審査の経過があり、1年認可が延期になった経緯もありました。教授の数、そのレベル、財政的な安定度、行政の支援度、運営計画そのものなど、かなり審査は難関を伴うものだということははっきりしています。
 しかし、今回の決定で彼女が否定の理由としたのは、数が増えたし、高校生が減少しているから教育の抜本的見直しをしなければならないというものです。あなたの大学はここの部分が計画として甘い!とかいった具体的な理由は示してはいないのです。
 彼女が口にした理由はこの場とは異なる段階で検討する教育の未来改革とでも言うべき内容です。
 これでは大学側も、また入学を目指している側も納得できるはずがありません。
 制度的には大臣が裁量権を有しているわけですが、すべてを把握しているはずのない大臣ゆえに審議会に諮問し、その審議会が時間をかけて協議した結果としてイエスかノーを大臣に答申し、それを大臣発表とするのが慣例となっています。あえて言うなら、これでは審議会そのものの存在が問われることにもなるのです。
 これは今後、大きな問題となることは明白と思います。さて、大臣の口からどういった説明がなされるのか興味はつきません。札幌保健医療大学が単独ででも訴訟を起こすような動きもあるといいますから、大臣ものんびりとはしていられなくなるでしょう。
 田中眞紀子文部科学大臣殿 毒舌も過ぎると災いを招きますが、今回は毒舌ではすまされない高いレベルでの裁量発言だけに収拾をつけるのは簡単ではなそうですぞ。

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