記事一覧

No.2246 心肺停止の民主党政権

2012.10.24

 今朝はかなり冷え込みました。それ以上に国政も冷え込んでいます。それはそうでしょう、これほどひどい閣僚人事はそうはないと思います。田中慶秋法務大臣の何もしないまま辞任というていたらく騒動。首相もあっさり自らの任命責任を認めてしまうというのですから、まさに迷走どころか心肺停止状態の国政状況。逆に、国民の心配は停止するどころか加速させられる日々です。
 冷え込む国政に風邪をひかされてなるものか!

 日本国の将来とそれを見守る日本国民にとってはいかんともし難い状況ですが、心肺停止から蘇生させるにはAEDが初期対応として有効だとする認識が高まってきました。
 いよいよ「解散」こそがAEDの役割を示す時なのではないかと思えてなりません。

 それにしても拉致被害者救出活動に微力ながらもお手伝いさせていただいてる私としては、コロコロ変わる拉致担当大臣だけを見ても、被害者家族の憤りが理解できるというものです。
 3年で8人目ですよ。まさに、いい加減にせい!ではありませんか。

No.2245 市民まつりの後は自然再生イベント

2012.10.22

昨日の幸手市民まつりは、抜けるような秋晴れの中、多くの人出でにぎわいました。私も途中、サッカーフェスティバルの開会式にお邪魔した以外、市民まつりを最後まで堪能しました。
 例年、この日はソフトボールなどの日程と重なったり、ボランティアクラブのブース応援などが主な行動予定でしたが、昨年、今年と市民まつりの開会式、閉会式、そして流し踊りなどで顔を出させていただくことが主体になっています。
 それはそれで楽しいし、多くの市民の皆様との触れ合いもあって、大変有意義な一日を過ごさせていただきました。ただ、今年は夏に起こした足の怪我が完治していないこともあって、完璧な動きとはいかず阿波踊りは遠慮し、代わりにその提灯持ちを受け持ちました。沿道の方々から激励の言葉をいただき、思わぬ感激にもあずかりました。

ファイル 183-1.jpg さて、今週は・・・恒例となりました権現堂第一公園の行幸湖の浮き浮きフェスタが28日に予定されています。水辺再生に貢献する浮島作りは自然再生に市民が貢献する身近な活動として、この地で根付いてきました。
 手作りの浮島を参加者全員で湖に進水させるイベントは、多くの歓声に包まれる感激いっぱいのフィナーレです。
 あなたも一緒に自然再生活動に参加してみませんか。

No.2244 なかなか進まぬ被災地復興

2012.10.20

 議会運営委員会では、このたび福島県を視察訪問いたしました。訪問先は福島県議会といわき市久の浜地区です。
 福島県全体に関わる内容については、知られていない実態も多く、後日ご案内したいと思いますが、津波被害の傷跡が大きく残るいわき市について少し報告したいと思います。

ファイル 182-4.jpg 津波被害というと、宮城県、岩手県がクローズアップされることが多く、福島県は原発に関わる被害のイメージがことさらに強調されているようです。しかし、福島の津波被害も相当なものであり、しかも復興などまだまだ先だということを知らされ、愕然としました。

ファイル 182-5.jpg この久の浜地区では商店街がまとめて消失するという被害を受け、近くの小学校の敷地内にプレハブの簡易商店街をオープンさせています。この商店街は浜風商店街としてテレビでも紹介されたと記憶しています。

ファイル 182-3.jpg 上段=延焼火災で多くの家屋が消失した地区。イチョウの木が当時の状況を伝えていました。このイチョウの木があったお宅の奥様という方が、浜風商店街で販売のお手伝いをされていて、少しお話を伺うことができました。イチョウの木は60年以上ここに立ち続けたていたものだそうです。
 中段=海岸に近い被災住宅街。2日に一度はこの地に出向いて花を手向けているという老婦人に会いましたが、「命を落とされた方々が成仏しない限り本当に復興したとは思えません」と静かに語る姿に言葉は出ませんでした。
 下段=海際に飾られた鎮魂の手造り祭壇で、その向こうに津波で運ばれたテトラポットが今でもそのまま放置されていました。

 周辺には新しい戸建が出来始めていますが、被災地自体は区画整理をして販売整備をする計画が考えられているそうです。出来るところから手を付けているという感じなのでしょうが、1年7ヶ月経過していることを思うと、あらためてこの大震災の驚異を思い知らされました。
 17兆円という巨額を積み上げた復興予算が、どうして北海道から沖縄まで全国各地で流用されているのか不思議さと怒りをおぼえますし、多くの国民が復興を祈願して寄付した日赤支援金が、海外援助の目的で使途されているという話にもおかしいぞ!という思いがわいてきます。こうしたことは、事実をあきからかにして国民に伝える義務があると思いますが・・・。

No.2243 いろいろあった初体験の議会運営!

2012.10.16

 前号でお知らせした自民党議員に対する民主党からの懲罰動議の本議会採決は賛成少数で否決となりました。ここに至るまで、議会運営委員会が4回開かれ、それに合わせて党役員会や団会議などが断続的に開催されるなど、そのすべてに関わっている私としては、食事やトイレもその合間をぬって時間調整しなければならず、いつも以上にわさわさと落ち着かない日となりました。

 この採決で自民党議員に限らず多くの議員が驚いたのは、現無所属ではあるものの直前議会まで自民党の一員だった鈴木義弘議員と大山忍議員が賛成に回ったことです。しかも二人とも4期目のベテランであり、それぞれ党青年部局長と総務会長という要職にあった方です。
 想像の範囲の理由は控えますが、首をかしげる対応ではありました。

 
 他に、国政進出を目指して離党した現無所属の森田俊和議員や、この日をもって自民党に入党した昨年初当選組の同期、白土幸仁議員にはそうした対応は見られませんでした。
 離党入党・・・その後の在り方様々ですね。
 
 
 他に、33億1574万円の一般会計補正予算を含む知事提出10議案および議員提出14議案、さらに八ツ場ダムや尖閣不法上陸と反日デモなどに関する国への意見書等々が可決され、知事提出3議案は継続審査として9月定例会は19時45分閉会となりました。今週から決算特別委員会や委員会視察、そして県および選出区での各種行事が目白押しといったところで、何も無い日が無い毎日が続くことになります。

 

No.2242 9定最終日は時間延長

2012.10.15

 いま、17時を回りました。暫時休憩中です。おそらくまだ2時間はゆうにかかると思います。自民党議員に対する一般質問の在り方に対して民主党から懲罰動議が提出された関係です。議会運営委員会が断続的に開かれながら、本議会開催まで時間が経過しているところです。
 16時からの3回目の議運で、賛成は民主党、刷新の会、共産党、社民党、反対は自民党、公明党という状況が判明しました。本議会運営について現在調整が進められているものです。
 動議理由は私憤を質問の題材にして議会の秩序と品位を汚したというものですが、地方自治法、県議会規則双方に照らし合わせても、その動議理由に値しないということで、逆に政策論争ではない部分で次元の低い戦いを時間延長までしてする議会自体に問題を感じるものです。

 それより、個人的にあれ?と思ったことがあります。それは、これまで長く八ツ場ダムの建設再開に党是として反対してきた民主党が、自民党が提出した「八ツ場ダム本体工事の早期着手を求める意見書」に賛成したことです。実際は他の議員も一様に「どうしたんだ?」といった感じで受け止めていました。
 国では、たしかに昨年12月に当時の国交相が再開を認める発言をしましたが、その後、政権党の強い意向が示されることはなく、各種理由を元に実際の本体工事がまったく進んでいない状況は、とくに現地の人々を翻弄し続けているわけです。ましてや民主党の一部国会議員は「絶対に阻止してやる」と発言していますので、政権与党としてのまとまりすら無いのです。
 埼玉県の民主党無所属の会はこれまで一貫して反対していながら、ここにきて賛成したのは何故なのか不思議です。政権党としてのまとまりがない状況においては党紀違反にもならないのでしょうが、内部事情がわからないだけに理解に苦しむ対応ではありました。
 今回のように、国を2分するような政策論が展開されているテーマや議案で、態度を180度転換するという例は通常考えられません。

 しかし、賛成という流れは悪い方向に変節したのではありませんから、まずは了解しておくことにいたしますが、政治家は、自らの政治信条、政治理念に基づいて活動をするのは当然です。しかしながら、その活動に実りがあることを求めるには無所属では多くは発言の機会もなく、選出してくれた地元のためになる政務活動をこなすことが困難でもあります。与党野党に対してもそうですが、無所属には執行部の対応も大きな違いが出るのはある意味やむを得ないと言えるでしょう。
 だからこそ、多くの議員は政党選択をし、そこに所属をすることにおいて、政党政治の原理原則を守りながら自らの責務をこなすスタイルを求めるのです。それがまた必要とも言えるでしょう。
 市町村議会にあっては、与党野党に実際は分かれることが多いようですが、保守系議員は無所属を名乗る場合が多いようです。人数が少ないことから、一般質問はすべての議員に均等に与えられていることも特徴です。ただ、県議会や国会では議員の数からしてそれは不可能ですから、会派構成員数に対して割り当てられることになるのです。

 

No.2241 自民党反省と自論回想

2012.10.10

 №2234、2235で示した私見がどうやらその通りになりそうだ。いや、別に偉そうに振り返るわけではないが、昨夜開かれた自民党の全国幹事長会議で、総裁選における地方票の在り方について、決戦投票でもその意向が生かされるシステムに改革する方針が示されたそうだ。

 「○を推したのに、△が当選した」というこの世界によくある不満・・・これが怨念にまでつながるパターンも少なくない。秋田県連の役員4人が選挙後即座に辞任を表明したのは、地方票で石破さんが圧倒的だったのに、国会議員だけで決める決戦投票で安倍さんが逆転勝利したことが気に入らないというものだった。その後、この4人は辞任は撤回したらしいが。
 私は党内行事の結果で立場や組織を投げ出すことは大人気ない。まずは方法論への疑問と改革の必要性を訴えるべきと感じ、そんな主張をブログに書いたが、事実はそのような流れになったようだ。大人の自民党が示されたと理解するほどのことではないかもしれないが、落ち着くところに落ち着いた様子。
 現状の国政国難をにらみ、自民党がどうあるべきかを考えれば当然のことであって、ノーサイド精神を示さなければ1枚岩になどなれるはずがないのだ。

 そして、昨夜の全国幹事長会議で今後の変更方針が了解されたという。
 昨夜、この場に出席されていた埼玉県連の長沼幹事長とお会いする場があって、このことを聞かされた。帰宅してテレビのリモコンを握ったら、ニュース番組でちょうど報道されていた。
 これが自民党再生へのテープカットになればいい。

ページ移動