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No.3662 デジタル教育の今後

2023.01.31

 昨年3月から論議されてきた中央教育審議会作業部会が、昨30日で終了し、最終報告案が示されました。このワーキンググループの目的はデジタル教科書や同教材の未来の在り方について検討を進める役割で始められた経緯があり、デジタル教科書については、2024年度から小学5年~中学3年の英語から本格的導入を目指すことが昨年の段階で示されていたものです。
 今回、新たな指針として
「個々の子どもに合わせて教材の機能を充実させて、提供する」
「個々の成績や回答履歴といったデータを活用する」
「デジタル教科書と同教材を連携させる」
といった指摘を加えました。
 しかし、はっきり言ってサンドイッチマンの漫才ではありませんが、何言ってるかわかりません。どこか抽象的で現実に合っているのだろうかと感じるのです。
 私が好きな言葉の一つですが「一体現実を把握しているのは誰だろうか!」というのがありますが、一体の後ろに「教育現場の」という言葉を挟んだらと思わずにはいられません。
 なぜなら、教育現場が1年後、作業部会のまとめた方針通りに形作られるだろうかどうか・・・難しいのではないかと思えてならないのです。なにより、そういった体制下にあるとはとても思えません。
 特に、小学校レベルでは先生の成り手が減少し、教員資格さえ取得すれば誰でもなれる状況が進んでいると聞きますし、現在の教師環境も上記の対応が可能なほどの余裕があるとは思えないからです。
 東京一極集中の実態が変わっていないという実態も大きく報道されていますが、こうした教育議論の在り方自体が、児童生徒が多く、比較的学力の高く5Gのみならず広い観点でデジタル環境が進んでいる都市圏が対象になっているように感じます。
 冒頭の24年度からの英語から始めるデジタル教科書は、25年度には算数・数学が対象となっています。
 反面、デジタルと紙の教科書を当面併用するという指針も示されています。現時点での結論として、議論そのものはお疲れ様でしたということですが、取り纏めた指針が成果に結びつくかどうかはいささか疑問が残るところです。
 ただ、スマホが子どもに与える問題は、社会的不安ともいえる状況になっていることから、SNSやゲームだけではない、学校教育という意味でその利用度が高まる、また高めざるを得ないといったデジタル環境を子どもたちに習慣化させるという点においては効果があるのかなレベルでの期待感はあります。

No.3661 消防年報

2023.01.28

ファイル 1589-1.jpg 昨金曜日、東部消防組合議会臨時議会が開催されました。配布資料の中に86ページにわたる消防年報がありました。組合全体の財産と設備すべての署別配置や、消防救助と救急の出動数など。救急では搬送者の年齢別及び救急内容とその結果等々が具体的に示されています。 
ファイル 1589-2.jpg ファイル 1589-3.jpg それらの中から、市民の関心が深いと思われる部分を抜粋してご紹介しますのでご覧いただければと思います。
 3年前のことになりますが、幸手西消防署の存続問題がありました。西分署の廃止は、組合創立時の約束事として管理者間で合意されていたことですが、救急システムが無くなることは止めたいと選挙戦でも熱く語り、その実現のためには組合議会議員になることが必要と考え、それに手を挙げたわけです。
ファイル 1589-4.jpg ファイル 1589-5.jpg 当初の思い通り救急体制が存続することになりましたのも市民の皆さんに温かく見守っていただいた結果です。まさに西救急ステーションとしての存続は、消防年報からも大きな意義があったことがわかります。
 今は、救急サイレンの音を聞かない日はありませんが、広域組合の最大の利点である受信発信の発令設備の高度化が実現し、組合構成各署に配置された救急車が獅子奮迅の活躍をしています。消防行政は日夜勤務と訓練に励む署員・隊員との存在があればこそと実感しています。
 実感とは・・・私自身、昨年2月はダイブに近い転倒で顔面を打ち、そして本年1月2日は尿管結石に痛めつけられ、不覚にも救急車を利用させていただきました。その時、救急隊員さんの対応処置の素早さ、丁寧さが今でも記憶に深く残っています。

No.3660 通常国会でのあるべき議論

2023.01.26

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 昨日今日の寒さは異常です・・・と言ったら寒冷地の方々には申し訳無いと思います。でも・・・寒いものは寒いですよね。今日は手袋を3枚重ねで万全と思いきや、2枚重ね以上に指先の神経が薄れていく感じでした。ひとところに25分近く立っているわけですが、子どもたちが見え始めてから近づくまで、寒さ感が遠のくから不思議です。

 さて、通常国会が始まりました。と同時にメディアはまたまた統一教会がらみの報道が増えたように思います。まさか、モリカケサクラを彷彿とさせる国会無意味論争を繰り返させようということなのでしょうか。国民のスキャンダル好きというか、それに魅せられてしまう気質は世界共通だとは理解しますが、国会は政権のスキャンダルを議論する場ではないはずです。予算権限のない野党が政権与党の汚点を浮き彫りにしたいのはわかりますが、今、コロナとウクライナ情勢からすべての状況が悪化したのは地球全体のことです。したがって、議論するのはそれなりに優先順位があるのは当然で、たとえば「東京電力の値上げ申請は法外なアップ率だと思うが、これにどう対応するおつもりか!」と首相に問いただすべきでしょう。私なら少なくとも国民生活を考えたら、この値上げが波及する範囲はとてつもなく広いでしょうから黙ってはおけません。政権与党内で議論する前に、野党がテレビの前で語って欲しいと思います。

 防衛費増額は必要不可欠と思いますが、その財源論の議論も深めるべきでしょう。コロナ対応、憲法改正、物価高と経済回復などなど、とくに立憲民主党や共産党は与党の汚点ばかりを責め立てる口撃に終始するのは自重してもらいたいものです。とは言っても、それはもはや理想に近いことかとは思います。今のメディアも腐っているとまでは申しませんが、イデオロギーを隠さない状況になってますので、国民煽動の報道に徹底しています。
 自分を見失わないように国会論争とそれを伝えるメディアを見つめたいものです。

No.3659 凍れると思ったが・・・

2023.01.24

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 数日前から、大寒波到来の声が普段以上に大きい。昨夜はメダカ水槽に蓋をし、その上からタオルをかけて重しを乗せる作業をした。夏場よりは数をまとめたので8つほどの水槽に過ぎないが寒冷対応も楽ではない。

ファイル 1587-1.jpg 今朝のスクールガードは写真のように、イヤーガード、ネックウォーマーなど重装備で出かけましたが、そのせいかどうか・・・予報ほどには寒さを感じませんでした。実は、ほとんど無風状態だったことが良かったのだろうと思います。先週の土曜日は強風が厳しさと辛さを感じさせてくれましたし、風が強いと氷も張りやすいそうです。今朝は氷も張っておらずまあまあ穏やかな冬でした。でも、手は時間経過で徐々にかじかんできます。写真のように手袋を2枚重ねにして出かけたにもかかわらずです。
ファイル 1587-2.jpg この2枚重ねについて、登校してきた子どもたちに思いつきクイズを一つ。
 「ねえねえみんな、今日はおじさん手袋を2枚重ねていて、左手と右手の重ね方をわざと変えているんだけど、どっちが温かいと思う?」
 すると、班長さんの5年生がすかさず「黄色が下の方」と反応。ピンポーンです。純毛ウールでもない気密性の少ない化繊の軍手タイプでも保温性が高いとみえ、気密性の高い黒い方に包まれた方が断然温かいです。これは実感です。考えてみれば当たり前のことなのでしょうが、中には「えーどうしてー?」という子どもいます。こんなこと一つでも子どもの興味を引き出せるものなんですね。

 ところで、寒波は明日が本格的らしく雪の可能性もあるようです。
 「不用不急の外出をお控え下さい」とテレビは言うが、普段の平日に、不用な人がどれほどいるだろうかと思う。通勤通学者はよほどのことが無い限り出かけるでしょう。進学試験の時期でもあります。こういう人たちが、このアナウンスを耳にしてどんな感じを受けるだろうかと、ふと。
 高齢者を心配してのことなら、それなりに伝え方があるのではないか。「やむを得ず外出される場合は十分な寒さ対応をされ、転倒しない注意を心がけるようにしてください」という方がしっくりきませんか。異なるイデオロオギーによる言葉狩りやいじめがまかり通るSNS中心の不寛容社会になっている中、思いやり一つとってみても微に入り細に入りという思考の大切さがあるように思います。

No.3658 価格上昇サイクルが早い!

2023.01.23

 明日はまれに見る寒波だとか。スクールガードも厳しそうだ。
 厳しいと言えば、来月になるとまた食料品などの価格が上がるという。戦(いくさ)がこれほどまでに世界経済に打撃を与える現実を、おそらく生まれて初めて経験する人が多いのではなかろうか。生活物価の上昇は驚異的だ。
 長らくデフレが続いた日本でも、昨年の2月24日を契機に激しい価格変化が起こっている。昨日、届いた電気料金通知を見たら22,000円越えで驚いている。私はあまり関心なかった公共料金だが、このところの電気・ガスの使用料のすざましさには驚くばかりだ。家族4人の時はたまにあったそうだが、二人になっての2万円越えはなかったという。
 さらに今日のことだが、6月から東京電力は平均約29%の値上げを国に申請したという。どうじに3170億円の赤字も公表したが、一般家庭がその責任を負わされるという感覚を持つ人もいるのではないだろうか。他の電力会社も追従するのは間違いない。
 3割の値上げが家系にもたらす影響は、2万円が2万6千円になるのだから尋常ではない。まして6月はクーラーを使う時期だ。電力会社はそれを見込んでの価格計画なのだろうか。おそらく、まだ原油価格が上昇するとの予測を立てているのかもしれない。電気が上がれば生活消費財の多くも比例的に上昇するはずで、昨年10月に値上げされた食料品も来月からまた値上げ予定だという。サイクルが半年あるかないかの値上げラッシュ。
 市民生活に直結する現場を視察する感覚と、良好な運転手を務める意味合いから買い物にはよくついていくが、最近のお魚くんたちの高いこと高いこと。冬は鍋が一番だと考えて、売り場を覗くとなんとなんとタラまでが高級魚の仲間入り。おいそれと冬鍋も堪能できない現実となっているではないか。考えて見れば、サケ、サバ、サンマくんたちが食卓に乗る回数が減ったことに、あらためて若かりし頃の“いにしえ”が懐かしく思える。
 報道では、複数の有名企業が大幅な賃上げを予定しているそうだ。大企業は、中小企業を泣かせながら自らの内部留保はしっかり獲てきた。昨年の2月24日以降に決算を公表した企業の多くは、大幅増益を示していたと記憶している。ならば、働く人たちに還元する量を抑えることなく、吐き出す経営方針を用いた大企業がどれくらいあるだろうか。
 いわゆる労働分配率は低く抑えてきたのだから、今年こそ本格的な賃上げを実現してもらいたいものだ。しかも、ボーナスに影響しない各種手当を対象にするのではなく、ベースアップをしっかり実行してもらいたいと思う。
 中小企業の賃金が上がらない限り、日本の経済は決して明るくならない。労働の対価少なくして年貢ばかりを揚げられたのでは民も浮かばれない。農家などは物的年貢とも言うべき米価が落ち込むばかりでは米作りにいそしむ立つ瀬が無い。まさに、悪代官ならぬ我らがお代官様出でよ!ではないか。

 亡き安倍総理も第2時政権では毎年のように賃上げの必要性を訴え、経済界の重鎮に理解を求めてきた。岸田総理もその旗を降ろすことなく高く掲げた発言をしている。言葉だけに終わってしまうかどうかは神のみぞ知るだが、そろそろ本格的に山が動きそうだと希望的観測をしておくこととしよう。 

No.3657 スマホは狂気を生む

2023.01.20

 いきなりですが、暗い世相から抜け出す道はないのだろうかと思う。具体的には、人を刃物で傷つけ、果ては殺してしまう事件がなんと多いことか。
 一人暮らしの高齢者を対象とした強盗目的が殺人という凶行にまで及んでしまう事件が各地で起きている。また、付き合っている相手女性を刺し殺す事件も相次いでいる。
 人をあやめる行為は、だいたい異性関係と金のもつれが相場となっているが、つい先日、心の痛む事件が発生した。静岡県で起きた13歳の女子中学生による母親殺しには驚愕させられた。スマホが世に出回ってからまもなく、子どものスマホ依存症ということが話題となり、新語にもなった。私も議会では、起床前からスマホに夢中で、結局学校を休む事例があるといったこと等に関連して議会発言をしている。教育委員会答弁では中学3年になるとほとんどがスマホを所有している。記憶しているところでは、これが社会問題化して20年近く経っている。

 静岡の例は、スマホを注意され続けた結果、かの中学生が選択したのが注意する当事者の母親を殺すことだった。今月16日未明、つまり深夜12時過ぎに就寝中の母親の首を複数回刺して命を奪った。まさに修羅場だったことだろう。
 自分で買うことは出来ないスマホだったはずだが、親への感謝どころの話ではない。スマホ注意にうるさい親を狙って周到に行動したことがうかがえる。注意される自分をかえりみることなく、手にしたのは刃物だった。
 14歳が事件を起こすと、捜査ではなく触法調査が警察によって行われ、犯罪ではないという判断から逮捕されることは無い。警察の職制としては児童相談所に通告することが定められていて、児童相談所は職権を発動することになる。この場合、重大事件と判断されれば、通告だけでなく送致という発令をし、正式に児童相談所が取り扱う事件とされる。
 この場合、家庭裁判所の審判を受けることが妥当としても、いったんは児童相談所に送致して、保護と育成の観点から調査をすることになる。
 はたして、児童虐待問題でも対応の遅れが取りざたされる昨今の児童相談所に、かかる静岡の事件をどこまで調査することができるだろうか。たとえ13歳であるにせよ、母親殺人という大罪を犯したことへの対応は生易しいものではないはずだ。保護観察、健全な育成、という段階から更生という流れになるものと推測するが、想像を絶する心の葛藤が当事者の人生を覆うことになるのではないだろうか。

 異次元の少子化対策という言葉が躍っているが、コロナは言うに及ばずスマホが理由の実親殺しとは・・・これ自体が異次元の社会変化とは言えないだろうか。今や良くも悪くも異次元だらけの社会となり、昭和は遠くなりにけりどころか、もはや昭和は昔と化している。コミュニケーションツールとして画期的に社会を変えたスマホだが、それにより人の狂気を生み、凶器に繋がる現実がおぞましい。
 一人よがりかつ引きこもり感覚に近い状況を子ども心に発生させかなねいことを憂い、そこから派生する見ず知らずの人との急接近など、危険が渦巻くスマホ社会に警鐘は鳴らせることが出来ても、解決策が見いだせないことにいらただしさを覚える今日この頃だ。

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