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No.2367 取水制限緩和

2013.09.07

  前号での被災者生活再建支援法は、越谷地区で適用になったが、まだ松伏町では見送れられたままだ。発生後即三ツ林衆議院議員が関係首長を伴って菅官房長官や古屋防災担当大臣を訪問し、早期対応を直言陳情した。国会議員の存在はこうした形でその存在意義と有効性を高める部分もある。同議員の選挙区である14区内の八潮市では、市長、県議補選、市議選のトリプル選挙が行われているという多忙な中、三ツ林議員の行動は頼もしい限りだと、その意気に感じるところ大である。
 合わせて、自民党かつ政権党に所属しているという点も、大切だということがあらためて実感できるというものだ。

  あちこちで、なんとも奇妙な天候が続いている。雨が来ても、降って欲しい山間地域に降らず都市部を直撃するなど、利水回復というよりは災害にまで進んでしまうゲリラ的降り方が多いのが最近の傾向のようである。人間生活がいかに自然との関わりにおいて心もとないものだという感覚に襲われる。当然のごとく、天空のご機嫌をうかがうことがやたらと多くなった気がする。

ファイル 309-1.jpg 夏前から心配されてきた水不足では、埼玉北東部地域をまかなう利根川水系で7月24日から10%の取水制限が続いていたが、ここにきてようやく昨6日の午後5時時点でこれが緩和された。ここのところの降雨で、河川流況が好転してきたことによるもので、県土地水政策課が発表した。
 しかしながら、添付の資料をご覧になればご理解いただけるかと思うが、同水系8ダムの現在貯水率は50%ということで、70%という平年貯水率と比較すると、数字的には好転したといっても、まだこの程度といった認識で捉えるべきかもしれない。

 はじまってまもない稲刈りでは、水稲の出来具合は良好ということだそうなので、米作りについては水のやりくりも含め、関係者の皆さんの努力工夫が実ったといったところ。私もすでに収穫仕立てのうるち米をおいしくいただいた。幸手のコメはなんともおいしいー!

No.2366 竜巻の恐怖

2013.09.05

 今、午前2時半を回ったところ。上空ではゴロゴロとうなり声が聞こえます。雷やゲリラ豪雨の恐怖もありますが、積乱雲の発達とともに竜巻が発生する確率が高くなるといいます。ましてや発生してからの速度とどこに行くかわからない、いわゆる突然の恐怖に対して、人間は抗するすべをほとんど持ち得ていません。

 4日の埼玉新聞によると、突風は6段階で示されるそうで、今回の場合は4番目のF2だといいます。その風速は約7秒間の平均風速で50m〜69mだそうで上から4番目。4番目でこれだけの風速ということは・・いやはや、くわばら、くわばらではありませんか。
 これで寝ている時に竜巻に襲われることもありかと思うと、24時間警戒を必要とするということ? それにしてもあのモクモクと発達する黒々とした雲は、どうしたらああいった色に染まるのでしょうか? 降る雨は黒くないのに・・・子ども電話相談室のようですかね。
 この積乱雲は「スーパーセル」と言うんだそうですが、とくに反時計回りの凶暴な渦は「メソサイクロン」と呼ぶそうです。

 
 昨日も栃木県矢板市で竜巻被害が発生しました。私の記憶では、小中で教わった世界の気候で、「竜巻」とはアメリカ大陸気候の専売特許のような感覚を持ち、それがずっと最近までありましたが、そういう点からも、間違いなく地球を覆う気候異変はもはや異変ではなくなったということなのでしょう。
 豊かな社会への導きとともに、いつのまにか人間が自分たちの周辺環境を大きく損なう形で変えてしまったとしか考えられない変化です。

 ところで、「被災者生活再建支援法」という国の法律がありますが、その適用の壁が今問題となっています。というのは、1自治体で全壊10棟、または1都道府県で全壊が100棟という認定ラインがあるのです。今、自民党の高市政調会長が、適用に向けて調整していいます。なぜなら、越谷市の被害状況において、全壊が8棟だというのです。つまり、現状では被災住宅に最大300万円が支援される法が適用外になるということです。
 被災者の世帯数、人数、家屋購入の実態など諸々を調査確認した上で、数だけのハードルで判断せずに考慮の幅を広げるべきだと思います。

No.2365 自民党県議団緊急要望

2013.09.03

 2日に発生した越谷市・松伏町における竜巻被害状況は次の通りです。
◆人的被害 63名(うち重症7名)
◆家屋被害 越谷市:全壊8棟、半壊78棟、一部損壊301棟
      松伏町:68棟・・・内情調査中
◆公有施設 体育館屋根が3分の1損壊、窓ガラス35枚、電柱2本倒壊した越谷市立北陽中学校をはじめ、中学校2、小学校1、高校2などでライフラインがストップするなどの被害あり。他に春日部、蓮田の学校や給食センター、しらこばと水上公園、同競技場などで被害が発生している
◆道路被害 ガス漏れや電線破断などでの通行止めが出たものの概ね解除
◆農作被害 水稲、小松菜の実害、ビニールパイプハウスの倒壊、用水路等の被害を確認中
◆主なライフライン被害 停電:3日午後3時時点で越谷で785軒(当初27,000軒)
□埼玉県の対応
 2日15時15分 防災ヘリによる被害状況調査
 2日18時15分 越谷防災基地のブルーシート500枚を大杉公園に搬出
 2日19時00分 災害救助法の適用を決定
 2日24時00分 中央防災基地からブルーシート500枚、投光器5器を移送
 3日9時20分 上田知事が現地視察
 3日15時45分 中央防災基地から越谷市老人福祉センターにシート500枚
その他、国から亀岡政務官を団長とする内閣府防災担当調査団6名が視察
 以上のような状況です。もちろん地元の市町の独自の対応として、避難所や食事提供などが続けられているといった様子です。

 なお、自民党県議団は3日につぎのような内容(要約)に基づく緊急要望を上田知事宛に提出いたしました。議会側の迅速な動向は県や国への対策強化に繋がるものとして有効性が高く、今後のコンティンジェンシープラン対応のあり方としても期待できるはずです。

「県は災害救助法の適用を決定したところであるが、速やかに被災者の保護と被災地の復旧を図り、県民の安心安全を確保する必要がある。ついては、国、越谷市、松伏町および関係機関と連携を蜜にし、次の事項を早急に実施するよう要望する。
1.被災者および避難者の安全の確保と必要な支援を行なうこと
2.学校などの公有施設や道路、水道等ライフラインの復旧を早急に図ること
3.東京電力に対して、停電の早期復旧を求めること
4.国に対して、発生メカニズムの解明等を含む今後の対策を求めること」

罹災された皆様には1日も早い復帰復旧を願い、同時に衷心よりお見舞い申し上げます。

No.2364 防災の日

2013.09.01

 今日9月1日は「防災の日」です。昨日はそれにちなんで埼玉県合同防災訓練が白岡市で行われました。運動公園や中学校グランドなどに分散する形で行われた訓練は、多くの市民が訪れたこともあり7,000人という規模の参加者を見ることとなりました。
 参加団体、企業も数多く、訓練内容も多岐にわたるもので、年々その規模が大きくなっている感があります。実際そうなりませんと、災害大国日本における国民自身の教訓は継続していないとの理解にもなってしまいますので、この点は評価できるのではないかと思っています。

 上田知事も言われてましたが、一度でも災害を経験した人はもちろん、訓練を一度受けた人と受けない人とでは実際の発生時の対応に大きな差が生じることは間違いありません。
 緊急対応というのは極端な話、人の心がざわつきおどおどする中での落着き度が肝心だということでしょうから、簡単なようで簡単ではないということを言いきかせておくのも必要かもしれません。
 そうした場面での厳しい救助訓練を汗水流して繰り返してくれているのが、自衛隊、警察、消防隊などの皆さんたちであり、「彼らは税金で給料もらっているんだから当たり前だ」という声を耳にすると怒りに近い切なさを感じます。昨日見た救助ヘリのホバリング状態での作業などは、かなり高度な技術が必要だと、近しい関係者が言ってましたが、校庭上空ではなく、山深い山中などではさぞや大変なことだろうと察します。

 話は変わりますが、救急車にせよ、パトカーにせよ、本当に必要な緊急依頼ではなく、実際にはそれを必要としない、いわばタクシー代わりで依頼電話をしてくる人が少なくないようです。住民の特権だくらいの気持なのかもしれませんが、こういったポイントのずれた人が年々増えているのも悲しいかな現実なんです。
 

No.2363 充実の要望活動

2013.08.27

 祭りとは打って変わる政治活動の話題を。
 昨日は、「圏央道建設促進期成同盟」の総会が、午後2時半から平河町の全国都道府県会館で開催されました。国会から7名、県会からは12名の議員が参加しました。
 26年度中の県内全線開通が発表されたばかりではありましたが、会の終わった後、アポがとれたということで、改めて国土交通省に要望活動に出向こうということになった次第。アポ時間まで1時間ほどのラグはありましたが、午後5時に国土交通副大臣から始まった要望活動は、集中的かつ効果的な内容だったと思います。
 

 まず緊急要望団は、参議院の関口議員が紹介議員として同行し、小谷野、木下、新井、岡地そして私の県議5名、それに久喜市長と同議長、岩崎副知事他県職員数名というメンバーで構成されました。
 梶山副大臣から始まった訪問は、松下政務官、赤澤政務官、増田事務次官、足立技官、最後に武藤大臣官房長といったお歴々をそれぞれの部屋に訪ね、1日も早い開通に向けて熱い思いを伝えてきました。

「すでに委員会で再優先事業としての了解は得ています」
「一日でも早く実現させなければいけませんね」
「首都圏にとっても悲願は同じですよ」
「プライオリティ№1という認識に省全体がたっています」

 こうした言葉を目の当たりにして、意を強くした昨日の活動でした。
 現在、予算策定に入っている段階でもあり、これが確定することが今後の事業に関わる最大の関心事ということになっています。ネジレが解消したからなんでもできるだろう!というのは一般の考え、だからこそ慎重に事を進めるのが今の政権には大切なことなんですという話もよーく理解できるものです。
 増田事務次官によると、業者が人の配置をしたり、資機材を発注するにしても予算が確定しないことにはねーという話は痛いほどわかる話。しかし、この事務次官は「なんとしても予定より早期の開通を目指したいと考えています」と言ってくれたのが、前回の要望活動と異なり、数歩も踏みこんだ内容であったことは間違いありません。

No.2362 第一回香日向しらさぎ祭り

2013.08.27

ファイル 304-1.jpg 24日の土曜日に行われた幸手市の一地域の祭りを埼玉新聞がかなりの紙面を割いて取り上げてくれました。まずは記事に書かれている内容は、当日の状況をよく伝えてくれていると思います。実は、この山車がこの祭りに大きく関わっているものですから少々の山車の由来を・・・。

 実は設立以来、私が代表をさせていただいている会に香日向ボランティアクラブという会があります。日頃は地域のタウンパトロールや、子供たちの登校時パトロール、さらには地域活性化や市内交流への一助という新興住宅地ならではの活動を目的にしています。ですから小学校や子どもたちとの交流も深く、それなりの認知を得ている会ではあるのです。
 ところが、そうした地域も25年ほどを経て、世代が深まり、子どもたちの数も激減しました。最盛時650人もいた児童数が80名前後にまで激減したことから、その香日向小学校が昨年の3月で廃校になることが決まったのが2年半ほど前のことです。ならば、子どもたちの記憶に残る小学校生活の一端になればとの思いで、ボランティアクラブが作製にとりかかったのが一昨年の夏のこと。それが今回のこの山車というわけです。当時の児童たちの思いが書かれた短冊も提灯にぶらさがったままです。

 この会は60から70歳代のメンバーが主体で構成されている40名ほどのクラブですが、80歳代のメンバーも数人おりまして、その80を超える方で、腕に覚えのある大塚操さん(新聞掲載)と佐久間與さんのお二人が基軸となって、設計から製造までされたものです。他のメンバーが作業助手とか差し入れ応援などをしたことも含めればクラブの創意がこもった「夢の手造り山車」ではないかと感慨深く私自身は考えています。まさに汗と涙が入り混じった山車なのです。
 真夏の盛りにクーラーも扇風機もない小学校の体育倉庫を借りて行われた作業は、とても厳しいものだったと思いますが、子どもたちの為ならという一途な思いは、環境劣悪、予算不足、道具不足という条件を克服して完成にこぎつけたのです。
 しかしながら、その完成した一昨年の小学校での香日向祭りでは公道を引くという陽の目をみることが叶わず、昨年は小学校が無くなったこともあって、眠りに入っていた山車・・・。

 10数年続けてきた香日向祭りも学校の廃校という事情もあって、今年やむなく中止ということになったわけですが、運動会をはじめいくつかのイベントを含め、地域最大のイベントまでが無くなるのは寂しいということから、今回「第一回しらさぎ祭り」という形で細々ながらも、「小さな活気」にあふれた祭りが行われたのです。しらさぎの名称は、香日向小学校の校章を由来とするもので、この校章も当地区が誕生の折に一住民の方が考案されたものです。山車のテッペンにこの校章が飾られています。

 山車に関わるボランティアクラブ、今回の企画の先頭に立った野村さんをはじめとするダンディーズソフトボールクラブ、並びに体協香日向支部とよさこい「舞香」をはじめとするその構成団体の皆さん、そして各丁自治会のご支援等々・・・地域の力が、まずは地域再生への足がかりを作ったものと実感できるものでした。それと、暑い中、高須賀から参加していただいた伝統芸能「大杉ばやし」の皆さんには本当に感謝感謝です。「舞香」と「大杉ばやし」の存在は大きな盛り上がりを導いてくれました。参加した子どもたちにも大いに喜んでもらえたことと思います。
 こどもたちの屈託のない顔から私たち大人が教えられることって、たーくさんあるものですねー! 短日の祭りが経済的に街を潤すということは生易しいことではないというより不可能に近いかもしれませんが、人の心を元気づけてくれるという意味では大きなものがあります。
 来年はさらに参加者が増えることを願ってやみません。

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