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No.2351 全国比例区も候補者名を!

2013.07.21

 暑かったり、涼しかったり、肌寒かったり・・・おかしな陽気が続いた真夏の選挙戦が終わりました。選挙に夢中でいるうちに、山形では大きな水害が発生していたり、関東地区では雨足らずでまもなく10%程度の取水制限が予定されています。
 まずは、被害に遭われた地区ならびに住民の皆様にお見舞いを申し上げたいと思います。

 そして、長い選挙戦を戦い終えたすべての関係者の皆様、たいへんお疲れ様でした。いろいろな感想が残りましたが、私がもっとも嬉しかったのは、いつもの選挙より、熱心に候補者の話に耳を傾ける若い人たちが多かったと感じられた点です。反面、選挙を毛嫌いするような方が相変わらずいらっしゃることは残念でもありました。
 ところで、我が家では過去一度も投票しなかったことはありませんが、投票率低下の問題は、新たな国会で真剣に議論するべき問題かと思います。
 新時代、新世代に向けた政治教育は、その中身をいかに構築するかという難しさはありますが、高等教育のあり方として欠かせないと思っています。
 選挙への関心は、押し付けるものではありませんが、政治に目を向ける姿勢を養うことは国の存亡に関わると言っても過言ではないと思っています。

 さて、投票システムで再度申し上げておきたいこととして・・・全国比例区の書き方についてですが、過去の流れから政党名を記入するというイメージで固まっている有権者がかなり多いようです。しかし、全国比例区も候補者の名前を書くことができますし、その方がより候補者そのものを応援することになるということをご理解いただきたいと思います。
 それでは皆さん、いざ投票に!

No.2350 アメリカンドリームの崩壊

2013.07.19

1900年 285,704
1910年 465,766
1920年 993,078 
1930年 1,568,662
1940年 1,623,452
1950年 1,849,568
1960年 1,670,144
1970年 1,511,482
1980年 1,203,339
1990年 1,027,974
2000年 951,270
2012年 701,475

100年以上の歳月の間に劇的な人口の増減が見られたある街・・・掲題からすでにどこの街のデータかお察しかと思いますが、今日、驚きの財政破綻申請をしたアメリカのデトロイト市の人口の移り変わりです。
 私の生年と同じ1950年がピークで、この時全米第4位を誇っていた。それから62年経過してなんと115万人、62%もの人口が減少することとなった。今や全米18位の人口規模。

 このデトロイトという街、私世代にとってはかなり記憶に残る街のはずだ。なぜなら、中学1年で習った地理で、当時憧れのアメ車を作る自動車生産世界一の街という印象で、ただただそれだけの内容で後世にまで記憶に残っている街だからだ。
 中1と言うと1962年頃のことだから、その頃すでに人口が減少し始めていたことになる。ここが大きな驚きと言える点だ。
 たまたま、タイガースという日本になじみの深い名のメジャーチームがあったことや、タイ・カッブという名選手も日本では知名度3本の指に入る大選手だったこともある。野球大好き少年にとって、ヤンキース、ドジャース、ジャイアンツ、そしてタイガースは大リーグを知る最初のとっかかりだった。日本のプロ球団で大リーグチームと同じ名を持つチームはGIANTSとTIGERSという人気球団だけだったのも特徴的だった。
 私自身は、デトロイトという語感が好きだった。なぜか行ってみたいと感じる街でもあった。残念ながら、今だに北米大陸は未知の土地なのだが。

 前述のように、地理で学んだ時には、人口の減少傾向が始まっていたわけで、10年刻みだとそれがよくわかる。そこが最大の驚きなのだ。60年の時を経ると、栄華を誇った一大産業都市でもこんなことになる!アメリカンドリームの最大の見本かもしれない。
 185万人というと、日本ではちょうど1970年の101万人から今191万人の大都市になった札幌が同規模だ。大体、日本の政令都市は人口の増加している街が多いが、鉄鋼の街北九州市がこの30年で約10万人減っている。以外にも大阪市が1970年からの30年間で298から260と40万人近く減ったが、その後の10年で6万人ほどだが幾分挽回している。

 こうしてみると、北九州の例でも若干理解できるが、当然のことながら、ひとつの産業に頼る街はその産業の衰退とともに街も衰える傾向は理解できる。しかし、それ以上に人口減少による税収減、高齢化による福祉費増大といった歳入歳出のバランスが年ごとにイビツになってはいないかといった観点が大切だと思う。そうそう、人口の年齢分布もかなり重要な都市財政の長期スパーンファクターだろう。
 何号か前に、週刊ダイアモンドの2040年の貧乏度ランクの件についてふれたが、全国第2位と予測された幸手市でも、現状認識と最悪と最善の比較未来予測を構築して今後の行政運営に取り組む姿勢が求められるということか。わずか人口5万なにがしの地方都市の疲弊から破綻への道は、デトロイトほどの時を要しないと考えるべきだろうと思う。
 そんな思いに駆られたデトロイト財政破綻のサプライズニュースだった。

No.2349 さわやかな駅頭活動

2013.07.17

 まったく! 気まぐれ陽気に振り回されますね。先週とうって変わって、寒さを感じるほどですが、これが7月中旬とは思えませんよね。

 昨日書き込んだ前号に対して「よく覚えてますね。感心します」というメールをいただきました。昔からこの3人には何をしてくれるのか!?という興味と、さらに民主党で「危険な絆」を築いてからずっと注目してましたし、それだけ書き込み回数も多いので忘れようにも忘れられないといった感じかもしれません。
 久しぶりに取り上げたその日、なんと菅さんが安倍首相を名誉毀損で提訴したというニュースが飛び込んできました。 
 事は2年前の大震災原発事故での怒声、罵声の大慌てぶりで、リーダーとしての器が露見した菅さんに対して、多くの批判が吹き荒れました。
 ところが、なぜか菅さん、安倍さんの批判がとくに気に入らないらしく、今になって、批判内容に噛み付いたのです。
 選挙戦も終盤に入ってきたところを考えると、そこに何らかの意図を感じるのは私だけではないと思います。さらに、人間としての器の小ささを見せ付けられるようで、その悪あがきぶりに姑息さがただようといったところ。

ファイル 291-1.jpg 涼しいほどの今朝でしたが、東鷲宮駅で6時半から、梅沢県議、梅田市議、松田市議の4人で駅頭活動をしてきました。昨年末の衆議院選もそうでしたが、有権者の目線からは、間違いなく柔和な温かい感覚を受けるようになりました。ビラの受け取りもまあまあで、要求される場面もかなりあります。
 なかには、まだまだ自民党に対する嫌悪感があるのかなあといった方もいらっしゃいますが、そういった有権者の方は、いったいどの政党に日本の舵取りを任せ、日本をどういった国に導いてもらいたいと思ってらっしゃるのだろうか?と、ついつい余計なことを感じてしまいます。もっとも、嫌悪感と思想信条は違いますがね。
 終盤戦にかかってきた今回の選挙、堂々とかつ謙虚に自公政権による過半数獲得に向けて頑張って参りたいと思います。

No.2348 政治破壊トリオ

2013.07.15

 選挙戦もいよいよ佳境に入り、当確予想や支援団体などの報道が賑やかになってきた。暑い、暑いの言葉が飛び交い、汗がほとばしる季節の選挙戦は、特例措置をもって期日変更ができないのかと思う。とくに参議院は選挙区でさえ活動範囲が広いのに加え、全国比例区という選挙制度があるので、それ相応の期間を確かに要する。猛暑で演説する候補者も大変だが、うちわ型ビラのような季節特有の印刷物などコストもかなりのものになるはず。だからこそ制度変更ができないものかと。
 極寒と酷暑の季節は選挙対象からはずしてもらいたいとつくづく思う。投票率にも良い影響があるとは思えない。

 さて、このタイトルは国民が喜ぶものはなんでもといった感じのマニフェストで、要するに結局は国民を騙して、自民党自滅の間隙をぬって政権を獲得した当時の民主党を率いた小沢、鳩山、菅のお三方が、今選挙でどういった状況にあるか、あらためて考えてみたいと。
 
 まずは「瞬間湯沸し器」の菅さん、自民党厚労相時代にO157事件でカイワレ大根を生食してみせた当時が絶頂期。清涼感さえ感じた政治家でしたが、実際付き合ってみなけれれば人はわからないもの。あの笑顔の持ち主が有事対応となると独断先行の癇癪持ちだったとは。
 本人にしてみれば民主党を作り、小沢さんとの代表選に勝って首相になった時点が絶頂期と言いたいかもしれないが、それは凋落の始まりだったと考えるほうが適切か。
 お三方に共通することだが、最近は、国民がうなづくような綺麗事ばかりを口にする癖がしみついたようで、菅さんは、今原発根絶を訴えている。首相時代にASEAN諸国への原発輸出を宣言していたご本人なのだが、他国なら原発は良しとする精神はいかがなものだろうか? その前に原発は本当にすべてを無くしていいのだろうか。やっぱりこの政治家は根本的に左系なのか・・。
 癇癪持ちの菅さん、別の意味で記憶に残る方ですが、今の選挙では東京選挙区で党公認からはずれた候補者の応援に熱くなっているとか。普通なら除名対象でしょうが、首相経験者からかどうか、もしくは党勢が弱体しているからかどうか、なんのお咎めもなしのようです。首相を経験すると党是にも逆行できる自信が芽生えるということなのでしょうか。

「宇宙人」鳩山さん、自民党にあってはピュアな若きプリンスと感じさせた時もありましたが、結局は世間知らずのおぼっちゃま政治家が露見し、誰がこの人を首相にしたのか!と民主党を支持した国民までもが叱責の対象になるほど。資金力がリーダーの器として問われる政治の世界で、たかがお小遣いが月1,500万円という人であれば、そこに多くの人間が集まるのは分かりすぎる話。つまり、人望ではなく金が鳩山グループを構築していたとも考えられ、似た者同士の小沢さんにも魅力的だったことでしょう。
 さらに、鳩山さんが親中派の左系的思考の持ち主だったことに、多くの方がマニフェスト以上に騙されたという感覚を持ったのではないだろうか。もはや彼の実態は宇宙人などとコミック的に論じるべき代物ではない。語る資格のない政界を引退した元首相が、領土防衛、外交に関わる身勝手自論を粗暴大国のお偉いさんにプレゼントするなど、国家反逆罪に問われてもおかしくない。これが中国だったら即死刑になるような話だ。
 もっとも、野中、古賀といった御仁も押して知るべしだが、鳩山さんの発言がなぜか注目度が高いのは不思議だ。
 最近、この方は得意のツィッターで「何かやるぞー」と吠えているという。こういうのをいちいち確かめたくもないが、困ったおぼっちゃまである。

 「壊し屋」小沢さん、まだ政権再奪取への意欲は衰えていないようだが、事実は、「もはや死に体状況」という評判のほうが勝る。
 この人が動くと犠牲者が出るのが最近の選挙戦。最近では衆議院選での滋賀県知事。知事同士のよしみを使い、部下同然の岩手県知事から嘉田知事にコンタクトさせることにより「日本未来の党」を立ち上げた。もちろん、嘉田さんを党首に祭り上げたのは小沢氏一流のやり方だ。しかし、選挙に敗れた1ヶ月後の年明けには小沢さんとの軋轢が発生、未来は「生活の党」にとって代わる。そこで、社民党を離脱して未来に合流していた阿部知子さんと一緒に嘉田さんは生活を離脱し、あらためて「日本未来の党」を再編する。ところが、県議会でも知事業専任、知事職全うの決議が示される事態となり、やむなく嘉田さんは党首を阿部さんに譲ることに。
 こうした国政にとってマイナス面の多い小政党にまで及ぶ政界再編は、その多くに小沢さんが関係している。

 今回、地元岩手でも小沢離れが激しいという。それはそうだろう、小沢さんの支援を受けて議員になり、復興大臣までやった平野さんが民主党を離党し無所属として戰っているものの、その戦術は小沢離れに躍起だという。
 生活の候補者には「俺はあまり応援に行けないぞ」と言っているらしいが、これはどう理解したらいいのだろうか。
 ここには民主党の候補者もいるし、地域の政治関係をごちゃごちゃにして、市民を2分、3分させてしまう結果になっている。こうした現実には、岩手県民が怒らなければならないと思うのだが、少ないながらも、まだまだおらが小沢先生精神は残っているのかもしれない。

 「世間は、僕が左よりの政治家になってしまったと言い始めているようだが、どうしてそう言われるのか自分でも不思議なんですよ」と最近の小沢さんの弁。
 僕には、そういうことを平然と言ってのける小沢さんが不思議です。小沢さんはまぎれもなく左系に変節しています。自分のとって来た行動が、長い年月の中でそうならざるを得なくしたんだと思います。

 いずれにしても、このお三方にはきっぱりと見切りを付けるべき時が来たと感じる。見切りをつけてもハトさんのように暴れる人もいるから始末に負えませんが。国のために静かにしてください!
 そして、今回の選挙でネジレを解消して、自公丸安倍船長に地球の大海原を安定して舵取りを任せるのがベストな選択だと思う次第です。
 戦争を出来る国にする自民党、とか暴走する自民党とか、何を言っているのかと思う。そうした意味合いの言葉は、今こそ中国に向けるべきではないのか!

 このテーマ、久しぶりだったもので長くなってしまいました。申し訳ありません。

No.2347 暑さ忘れて熱い応援!

2013.07.12

 ウナギ価格高騰、気温うなぎ昇り、されど参議院選挙の熱はイマイチ・・・わけがわからん? すみませんです。
 といったところで、参議院選挙がなかなかヒートアップしないというマスコミの論調があります。原因は、まずはまさに暑すぎること、自民党が強すぎること、野党がバラバラの選挙戦を展開していることなどなど。
 その中にあって、一貫しているのは日本共産党です。政権には何でも反対、財源のみえない弱者救済、福祉増強はどの候補も唱える共通項。
 政権奪取への意欲ははなから持ち得ていないと思われる中、反体制的主張はわかりやすいと言えばわかりやすいので、いつの時代も一定の学生や女性を始めとする無党派層が引き付けられる要素はあるようです。迷走する野党にあって元気さを感じるのであなどれない一面はあります。

ファイル 289-2.jpg さて、埼玉選挙区では我が自民党の古川俊治候補と公明党の矢倉かつお候補の二人が、自公政権過半数獲得をめざし奮闘中!
 昨11日は、3時過ぎから古川候補の街頭演説会が市内みずほ農協本店前でおこなわれました。当日は、第14選挙区全体を対象とした活動計画だったことから、三ツ林議員が八潮から帯同し続け、さらに下村文部科学大臣も随行するということで、14選挙区の各自治体では熱い応援が繰り広げられました。

 下村文科相の落ち着いた演説ぶりには感じるものがありました。名刺交換した際、裏面に見入ったと思ったら「総理と同窓じゃないですか」と。続けて「古屋大臣とも一緒ですね。どちらが先輩ですか?」と・・・そんなことはどうでもいいか。
 古川候補はずいぶん日焼けしていて、精悍な面構えに変身してました。下村大臣が「古川さんはマラソンを2時間48分で走る強靭な肉体の持ち主なんですよ」と話すと、聴衆から驚きの声。今に「国会の川内」とでも呼ばれそうです。私も知らなかった話で、これはすごいです。東京オリンピックのアベベ選手の記録とさして変わらないはずですよ。
 医師、弁護士、公認会計士という資格を持つ古川候補のもう一つの顔、アマチュアの域を超えたマラソン選手。努力の人としか言いようがありません。

ファイル 289-3.jpg さて、公示後まもなく、幸手にヒゲ付きの街宣車で現れたのが「ヒゲの隊長」で有名な佐藤まさひさ全国比例区候補。福島生まれ、さいたま市在住の佐藤さんは、柔和で温厚な方です。昨年の私の県政報告会に来ていただいたのが縁で、今回の選挙では早くのうちに幸手市で街頭演説会を計画してくれました。
 古川、佐藤どちらもこれからの日本にとって必要な政治家です。

 そうそう、選挙区は個人名を書くのはいつもの通りです。埼玉選挙区であれば、候補者8人のうち一人の名前を書くということです。
ファイル 289-4.jpg 全国比例区も、今までは政党名を書いていましたが、今回は個人名を書いていただきたいということです。比例名簿順位がないのがその理由ですが、個人名が書かれた数によって政党の当選者にもかかわりが出てきますので、ぜひとも、両投票用紙ともに個人候補者名を書くようにしてください。

No.2346 流動的な取水制限

2013.07.12

 私が副委員長を務める県企画財政部から連日のようにFAXが入っている。
 渇水対策を担当している土地水政策課からのものだが、10日のものは、17日から10%の取水制限を実施するという内容だった。一転して、11日にはそれを延期すると変わっていた。
 国(国土交通省関東地方整備局)と利根川流域都県で構成する「利根川水系渇水対策連絡協議会幹事会」が開催され、取水制限の有無は週末の降雨状況を確認したうえで来週あらためて協議することになったというのである。
 さらに、利根川水系8ダムの現在の貯水状況から17日から取水制限が行われることはないと予測してもいる。おそらくここ数日各地で発生しているゲリラ豪雨が、これらの地域も見舞った可能性が高いと思われる。
 現在の総貯水量が22,765万㎥、貯水率66%、平年比で73%ということであれば、確かに緊急の取水制限を実施する必要はないと感じる。しかし、これらの数値は短期間で変動することがあるので、常に要注意であることには変わりがない。

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