記事一覧

No.2369 定例会も間近に!

2013.09.10

 八潮市の県議補選で自民党公認候補の森伸一さんが当選した。まずはおめでとうございます! めでたし、めでたし!
 これで自民党県議団としては50人の大世帯となる。もっとも、越谷市長選出馬に向けて松沢邦翁議員が議員辞職するという意思表示をされているので、また49人になるのは確実。いずれにしても1期新彩会は森議員の入会で17名という規模になり、活気づくことこの上ない。

 ということで、20日開会の定例会もいよいよ間近にせまってきた。今議会は短期間ではあるが、決算特別委員会も別途開催される。また、越谷、松伏の竜巻被害支援に関わる内容も当然加わるものと思われるので、いつものことではあるが、気の抜けない大切な議会であることに変わりはない。
 開会前の調整会合として13日に議会運営委員会、19日に自民党政務調査会正副部会長会議が行われる。
 また、今議会では私も注目する高校教科書選定問題で2日に続いて、文教常任委員会の臨時会が13日の議運の後に開かれる。私はこの委員会メンバーではないが、この成り行きには大きな興味を持っている。この問題については後日取り上げてみたいと思っている。

No.2368 東京決定 おめでとう!!

2013.09.08

 2020年のオリンピックが東京に決定した。これほど嬉しいことはしばらくなかったような気がする。多くの国民が一つになって喜びを分かち合えるという事自体が素晴らしいことだが、その瞬間はなんとも言いようのない場面・・・
招致活動に出向いていた人たちの歓喜の様子に涙を誘われたが、ここまでの苦労は、前回の落選落胆もあったせいでその喜びもひとしおのはずだ。
 太田選手の喜ぶ姿は印象的だった。

 ネットでは開催に反対する声も見られた。「今祭りごとに浮かれている場合か!」「五輪に莫大な金をかけて被災地を見放すのか!」など、経済停滞や被災地復興を反対の理由にするものが多かった。しかし、これは次のような理由を原点に考えればまったくマトを得ていない考えだ。
◆56年ぶりのスポーツ祭典は、今だからこそ必要のはず。この決定が私たちの心に芽生える活力は、そもそも国や地域の活性化につながるのだから。
◆政治的な思考をスポーツに持ち込むことに疑義を感じる方もいると想うが、少なからず関与はしているはずで、そうであれば、政治は今も大切だが未来をしっかり見つめ、次世代の国・地域を構築する役割と責任があるもの。世界トップレベルの祭典はこの点からも喜ぶべきだ。
◆原発問題と結びつけて反対する声もあるが、7年後の日本がどうなっているかを予測できる人はいない。世界中が注目している近未来の祭典を国民を元気づける大きな動力として理解し、夢を7年後に馳せることのほうが素直な思考ではないか。国家社会を変える可能性に期待したいものだ。
◆命という観点から、また選手生命という観点から7年後に自らの存在を憂う方々でも、この喜びを分かち合う感涙の姿が画面から見られた。まさに国を愛し、スポーツを愛する私たちが、停滞する現代日本にどれだけ心がちじこめられていたかがわかる。一気に爆発した瞬間は素晴らしかった。
◆なにより、世界が祝ってくれているではないか。マドリッドとイスタンブールへの思いも込めて、2020年を世界の祭典として盛り上げる責任感がなにより日本を活性化させる。
◆中韓、とくに韓国から言われる筋合いのない海産物輸入禁止が今日の決定日直前に発表された。東京選択を不利にさせるための次元の低いねたみ、ライバル意識が常に見え見えの抗日感情に基づく行為に対し、今回の決定は堂々と胸を張れるものであったし、勝たなければいけないと感じた。そもそもワールドカップ・サッカーがコリア・ジャパン大会としてとして開催に至ったいきさつでもいろいろあった。
 韓国の国会議員が靖国神社参拝に反対するため、わざわざ訪日してその実力行使をするなど、とんでもない感情行動を実行する近隣諸国が、この決定にどんな感じを持ったのだろうか? 世界でもっとも東京に決まってほしくないと思っていた国は韓国かもしれない。まさかこの決定を見て日の丸を燃やしたりはしないでほしい。
◆オリンピックだけではなく、パラリンピックの観点からも、開催の意義は深いものがある。
◆継続するアベノミクスにさらに拍車をかけるとする考え方もある。私もそう感じるが、なにより、安倍首相がいろいろな場面で見せる世界に恥ずかしくない日本のトップの姿は、日本の舵取り役としての安定感を示してくれている。品格、品性はもとより、なにより清楚感が素晴らしい!

 世の中、あらゆる事象が100%ではない! これは私が常に自らに言い聞かせていることだが、反対する思考にもいろいろな理由があるとは思うが、こればかりは、失礼かもしれないがひねくれた精神を捨てて、7年後に向けて心を同じくしたいものだなあと思わずにはいられない。かく言う、私もその時70歳になっている。56年ぶりのオリンピックをこの目で観たいものだ。人生何があるかわからないが、元気でいよう!と思わせてくれただけで今回の決定は私にとって大いに意義があった。

No.2367 取水制限緩和

2013.09.07

  前号での被災者生活再建支援法は、越谷地区で適用になったが、まだ松伏町では見送れられたままだ。発生後即三ツ林衆議院議員が関係首長を伴って菅官房長官や古屋防災担当大臣を訪問し、早期対応を直言陳情した。国会議員の存在はこうした形でその存在意義と有効性を高める部分もある。同議員の選挙区である14区内の八潮市では、市長、県議補選、市議選のトリプル選挙が行われているという多忙な中、三ツ林議員の行動は頼もしい限りだと、その意気に感じるところ大である。
 合わせて、自民党かつ政権党に所属しているという点も、大切だということがあらためて実感できるというものだ。

  あちこちで、なんとも奇妙な天候が続いている。雨が来ても、降って欲しい山間地域に降らず都市部を直撃するなど、利水回復というよりは災害にまで進んでしまうゲリラ的降り方が多いのが最近の傾向のようである。人間生活がいかに自然との関わりにおいて心もとないものだという感覚に襲われる。当然のごとく、天空のご機嫌をうかがうことがやたらと多くなった気がする。

ファイル 309-1.jpg 夏前から心配されてきた水不足では、埼玉北東部地域をまかなう利根川水系で7月24日から10%の取水制限が続いていたが、ここにきてようやく昨6日の午後5時時点でこれが緩和された。ここのところの降雨で、河川流況が好転してきたことによるもので、県土地水政策課が発表した。
 しかしながら、添付の資料をご覧になればご理解いただけるかと思うが、同水系8ダムの現在貯水率は50%ということで、70%という平年貯水率と比較すると、数字的には好転したといっても、まだこの程度といった認識で捉えるべきかもしれない。

 はじまってまもない稲刈りでは、水稲の出来具合は良好ということだそうなので、米作りについては水のやりくりも含め、関係者の皆さんの努力工夫が実ったといったところ。私もすでに収穫仕立てのうるち米をおいしくいただいた。幸手のコメはなんともおいしいー!

No.2366 竜巻の恐怖

2013.09.05

 今、午前2時半を回ったところ。上空ではゴロゴロとうなり声が聞こえます。雷やゲリラ豪雨の恐怖もありますが、積乱雲の発達とともに竜巻が発生する確率が高くなるといいます。ましてや発生してからの速度とどこに行くかわからない、いわゆる突然の恐怖に対して、人間は抗するすべをほとんど持ち得ていません。

 4日の埼玉新聞によると、突風は6段階で示されるそうで、今回の場合は4番目のF2だといいます。その風速は約7秒間の平均風速で50m〜69mだそうで上から4番目。4番目でこれだけの風速ということは・・いやはや、くわばら、くわばらではありませんか。
 これで寝ている時に竜巻に襲われることもありかと思うと、24時間警戒を必要とするということ? それにしてもあのモクモクと発達する黒々とした雲は、どうしたらああいった色に染まるのでしょうか? 降る雨は黒くないのに・・・子ども電話相談室のようですかね。
 この積乱雲は「スーパーセル」と言うんだそうですが、とくに反時計回りの凶暴な渦は「メソサイクロン」と呼ぶそうです。

 
 昨日も栃木県矢板市で竜巻被害が発生しました。私の記憶では、小中で教わった世界の気候で、「竜巻」とはアメリカ大陸気候の専売特許のような感覚を持ち、それがずっと最近までありましたが、そういう点からも、間違いなく地球を覆う気候異変はもはや異変ではなくなったということなのでしょう。
 豊かな社会への導きとともに、いつのまにか人間が自分たちの周辺環境を大きく損なう形で変えてしまったとしか考えられない変化です。

 ところで、「被災者生活再建支援法」という国の法律がありますが、その適用の壁が今問題となっています。というのは、1自治体で全壊10棟、または1都道府県で全壊が100棟という認定ラインがあるのです。今、自民党の高市政調会長が、適用に向けて調整していいます。なぜなら、越谷市の被害状況において、全壊が8棟だというのです。つまり、現状では被災住宅に最大300万円が支援される法が適用外になるということです。
 被災者の世帯数、人数、家屋購入の実態など諸々を調査確認した上で、数だけのハードルで判断せずに考慮の幅を広げるべきだと思います。

No.2365 自民党県議団緊急要望

2013.09.03

 2日に発生した越谷市・松伏町における竜巻被害状況は次の通りです。
◆人的被害 63名(うち重症7名)
◆家屋被害 越谷市:全壊8棟、半壊78棟、一部損壊301棟
      松伏町:68棟・・・内情調査中
◆公有施設 体育館屋根が3分の1損壊、窓ガラス35枚、電柱2本倒壊した越谷市立北陽中学校をはじめ、中学校2、小学校1、高校2などでライフラインがストップするなどの被害あり。他に春日部、蓮田の学校や給食センター、しらこばと水上公園、同競技場などで被害が発生している
◆道路被害 ガス漏れや電線破断などでの通行止めが出たものの概ね解除
◆農作被害 水稲、小松菜の実害、ビニールパイプハウスの倒壊、用水路等の被害を確認中
◆主なライフライン被害 停電:3日午後3時時点で越谷で785軒(当初27,000軒)
□埼玉県の対応
 2日15時15分 防災ヘリによる被害状況調査
 2日18時15分 越谷防災基地のブルーシート500枚を大杉公園に搬出
 2日19時00分 災害救助法の適用を決定
 2日24時00分 中央防災基地からブルーシート500枚、投光器5器を移送
 3日9時20分 上田知事が現地視察
 3日15時45分 中央防災基地から越谷市老人福祉センターにシート500枚
その他、国から亀岡政務官を団長とする内閣府防災担当調査団6名が視察
 以上のような状況です。もちろん地元の市町の独自の対応として、避難所や食事提供などが続けられているといった様子です。

 なお、自民党県議団は3日につぎのような内容(要約)に基づく緊急要望を上田知事宛に提出いたしました。議会側の迅速な動向は県や国への対策強化に繋がるものとして有効性が高く、今後のコンティンジェンシープラン対応のあり方としても期待できるはずです。

「県は災害救助法の適用を決定したところであるが、速やかに被災者の保護と被災地の復旧を図り、県民の安心安全を確保する必要がある。ついては、国、越谷市、松伏町および関係機関と連携を蜜にし、次の事項を早急に実施するよう要望する。
1.被災者および避難者の安全の確保と必要な支援を行なうこと
2.学校などの公有施設や道路、水道等ライフラインの復旧を早急に図ること
3.東京電力に対して、停電の早期復旧を求めること
4.国に対して、発生メカニズムの解明等を含む今後の対策を求めること」

罹災された皆様には1日も早い復帰復旧を願い、同時に衷心よりお見舞い申し上げます。

No.2364 防災の日

2013.09.01

 今日9月1日は「防災の日」です。昨日はそれにちなんで埼玉県合同防災訓練が白岡市で行われました。運動公園や中学校グランドなどに分散する形で行われた訓練は、多くの市民が訪れたこともあり7,000人という規模の参加者を見ることとなりました。
 参加団体、企業も数多く、訓練内容も多岐にわたるもので、年々その規模が大きくなっている感があります。実際そうなりませんと、災害大国日本における国民自身の教訓は継続していないとの理解にもなってしまいますので、この点は評価できるのではないかと思っています。

 上田知事も言われてましたが、一度でも災害を経験した人はもちろん、訓練を一度受けた人と受けない人とでは実際の発生時の対応に大きな差が生じることは間違いありません。
 緊急対応というのは極端な話、人の心がざわつきおどおどする中での落着き度が肝心だということでしょうから、簡単なようで簡単ではないということを言いきかせておくのも必要かもしれません。
 そうした場面での厳しい救助訓練を汗水流して繰り返してくれているのが、自衛隊、警察、消防隊などの皆さんたちであり、「彼らは税金で給料もらっているんだから当たり前だ」という声を耳にすると怒りに近い切なさを感じます。昨日見た救助ヘリのホバリング状態での作業などは、かなり高度な技術が必要だと、近しい関係者が言ってましたが、校庭上空ではなく、山深い山中などではさぞや大変なことだろうと察します。

 話は変わりますが、救急車にせよ、パトカーにせよ、本当に必要な緊急依頼ではなく、実際にはそれを必要としない、いわばタクシー代わりで依頼電話をしてくる人が少なくないようです。住民の特権だくらいの気持なのかもしれませんが、こういったポイントのずれた人が年々増えているのも悲しいかな現実なんです。
 

ページ移動