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No.2487 1日の時間差は大きい!

2014.04.15

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 先ごろの新聞も各紙主張の隔たりが大きく、私自身集中して読むのは限定しているが、それでも休刊日が入ると情報不足で困ることが少なくない。社説やコラムに関係なく、新聞が待ち遠しい気分であった。
 というのも、たまたま日曜日に告示となった県内選挙の関係で詳細な内容がわからず、今朝の新聞で「なるほど、そうだったのか」と感じる部分があったのだ。そんなことから、この号のタイトルと相成った次第。

 それにしても、久喜、春日部、秩父ともにけっこな激戦ではないか。ちょうど世代交代の時期なのか、年齢的に入り乱れて新人が参戦している様相のようだ。しっかりした政治信念を携えているならば、年齢は関係ない。しかし、全体のバランスも必要だ。よく、若い人がいい、という声を聴くが、若い人だけでは議会運営上心もとない面があるのは間違いないし、高齢者ばかりでは、首長べったりの大政翼賛会的議会になるか程度の低いプライドやメンツが全面に出る市民無視の議会に陥りやすい。
 若者の素晴らしいところは意味のないこびへつらいがないところかもしれない。情報源も高齢者にないものをもっている。
 また、一面では男女のバランスも今の時代は求めている。

 しかし、行政の勘所はやはり人生の先輩に長があるはずで、結局のところ、ぶれない信念を有し、個人の損得、既得権益の類に関心を持たない地方議員が集結している自治体は、街づくりという観点において良好な議会になると確信している。
 とはいえ、次の選挙を考えると有権者とあまり極端な激論は交わせないし、いろいろな点で自己主張を控えるほうがいいかと悩む場面もある。ちょっとしたことで生意気だとか、偉そうだとかの批判につながりやすいのも、この世界の特徴なのだ。

 こうして、いろいろ考えてみたものの・・・有権者にはこと選挙において全体のバランスを選択することはできないのだ。自らの1票はたった一人の候補者に託さなけれなならない。結果、全体像がどうなるかは不明。
 私はふと思う。複数定数の選挙選では3名とか5名とかを選ぶ投票スタイルはどんなものだろうかと。もちろん、定数の数次第で選べる人数も変える必要はあるだろうが、このほうが、より深い人選につながることにはならないか。私は性格的なものだとは思うが、金科玉条というのがあまり好きではない。時代とともに変えるべきは変える。投票率が低ければ投票方法を変えるのも考え方の一つではないかと思うのだ。

No.2486 春爛漫と思いきや

2014.04.11

 昨日、車中は冷房をかけずにはいられなかった。窓を開ければいいのだが最近は大型トラックの通行量が多く、街中の1車線道路では外気導入は勇気がいる。
 ところが、夕方になって風が吹き始めるや、とたんに気温が低下。昨夜は久しぶりに10時近くまで事務所で事務を執っていたが、外にでるやいなやコートが欲しくなった。ビュービューとイソップ物語を思わせる風音は、まるで真冬のそれ。しかし、良いこともあるもんで、その風と気温のおかげで夜空はまさに星座ショー。ビュービューと吹く風で星空はこの地なりの絶景ビューポイントとなりにけり! 失礼いたしました!!

 今、夜10時頃の頭頂やや東寄りにオレンジ色に光る1等星がある。牛飼い座のα星アークトゥルス。たいへん印象に残る星なので一度確認されてみることをお薦めしたい。この星とおとめ座のスピカ、しし座のデネボラで大きな正三角形を形成している。これが春の大三角形というもので北斗七星の柄の部分を少し追いかけると簡単に見つかる。スピカはアークトゥルスのオレンジ色とは対照的に青白く光っているからすぐわかる。
 星空を眺めていると時間の経つのが早い。それだけ夢を見させてくれるのだろうと感じる。でも寒かった!

 日が変わって、今朝7時のパトロールでは一端外に出たもののとってひきかえすことに・・・陽射しは明るかったが気温は低かった。イエロージャンパーの下に1枚着込んで出直した。立っている間に手が冷えてきてポケットの手袋を取り出した。自転車通勤の人たちも多くが手袋をしている。いつも通りがかる人が「寒いですねー」と。ほんとに寒かった。
 幸手のさくら祭りも昨日で終宴? 凍えそうなお花見を楽しんだ人もいたようだ。春爛漫と晩冬が入り混じる陽気。こうして初夏へと向かっていく。なにしろ県と議会は20日後にはノーネクタイになるのだから。

No.2485 「埼玉の塔」の整備改修

2014.04.10

 南方戦線で尊い命を亡くされた方々に鎮魂の祈りを捧げることを目的として沖縄県には県営平和祈念公園があります。返還前からあったものを返還後の昭和47年から大規模整備につとめ、今では年間を通して各地から訪問団や修学旅行による来訪者が多数訪れる名所になっています。
 主には、祈念資料館、祈念堂、戦没者の名前が刻まれた銘板がいくつも立つ広大な墓苑、それと32道府県や団体慰霊碑がゆったりと配置された摩文仁の丘の4つのゾーンで構成されています。
 この摩文仁の丘は、東シナ海を望む広大かつ静寂な地で、各県ともゆったりと個性的な碑を建立しています。

 なかでも、埼玉県のものは際立って個性的だと言えます。鋳物材で7つの精神を表現したとされる独特な彫刻が、大きな石のバックスクリーンを後ろ盾にして配置されています。
 ただ石であれば、汚れも歴史と貫禄につながるのでしょうが、鉄ゆえの錆が目立つ状態は見た目に美的感覚からは遠いものになります。過去にもこうした整備はしてきたということですが、この話を昨年の秋に靖国神社を参拝した折、埼玉県遺族連合会の方から伺ったことから、12月議会の一般質問で取り上げたところ、26年度予算で約500万円ほどの予算が組まれたのです。敷地内全域にわたる整備改修を本年11月までに仕上げる予定になっています。

 昨日、そのことを連合会の方に報告したところ、自民党控え室までお越しになり、大変喜んでくださいました。ちなみに遺族連合会の事務所は県庁の近くにあるのです。
 6月23日が沖縄戦線の終戦を意味する日ということで、毎年各種イベントが行われるそうです。埼玉県でも訪問団を組んで出かけるそうですが、これとは別に毎年11月にも訪れるということです。6月は議会があって無理なので、11月には整備も完成することでしょうから、ご一緒したいなあと思っています。
 残念なことは、一般質問でわかったことですが、県内の高校修学旅行で沖縄を選択する学校が多いのですが、この祈念公園を訪問対象にしている学校が少ないということです。首里城や美ら水族館だけでは単なる観光だと思うのです・・・平和教育の在り方を考えさせられます。

No.2484 小学校教科書検定

2014.04.05

 文科省が2015年度から使用する小学校教科書の検定結果を発表。その内容および特徴は、とくに次の3点に絞られる。
◆長く続いた「ゆとり教育」への批判が社会的に盛り上がる中、約3割程度の割合でページ数が増えている。
◆歴史捏造問題はともかく(これももちろん大切なのだが)領土問題について、竹島、尖閣は日本固有の領土との記述がなされた。
◆東日本大震災に関する記述が詳細にわたっている。

 大震災に関係するものは、ここではおいておくこととして・・・。他の2点では、これを知るや、さっそく中韓が噛みついた。
「これ以上の挑発行為はすぐにやめるよう忠告する」
「歴史を歪曲する日本の主張に断固抗議する」
「もともと我が国(中国)の領土であったものを日本が侵略し、盗み取った尖閣諸島についての挑発は、危険な領域に入ったと認識する」

 といったようなものだが、これに対する日本の反応が少々おとなしい。
 菅官房長官曰く「当たり前のことを普通に言っているだけで、今後も丁寧に説明していくしかない」丁寧に説明していくというのは、断続的にしか情報が伝聞されず、正しい認識への理解が及びにくく、必ずしも日本びいきばかりとは言えない世界に向けて、安倍総理もよく口にする言葉。これはこれで国際世論に対して通用するものと思っているのだろう。がしかし、「挑発しているのはどちらだろうか」という程度のものは前文に加えて欲しいと感じないではない。
 実際に、勝手に実行支配し、大統領が上陸する暴挙を犯したのは? 頻繁に空から、海から領域侵入をしては海上自衛隊に追い払われているのは? 挑発自体が主客転倒しているのが実情ではないか!
 外交上の言葉は巧みさを必要とする。それはどちらの主張が「らしく」聞こえるかという点において、世界の判断を自国有利に導くためにそれなりの言い回しはあるはずだ。
 今回の内容を英語に翻訳されたらどのような言い回しになるのか、それは英語圏の人たちが聞くとどのような判断になりやすいか?
 ロビー活動という長期緻密戦略に長けた中韓との比較では、一歩も二歩も日本は劣っている。官房長官の政治家らしく感じない、ひょうひょうとした発言は悪くはないのだが、中韓はいずれこの領土は我が手中に入ると虎視眈々としている状況は間違いない。それに対する日本的手法はどうあるべきか。しっかり検討するべきだろうと感じている。

 中韓の日本に関する教科書記述に日本が抗議したと聞いたことがない。そのひどさについては、まさに歴史歪曲どころか現代事情さえも正しく伝えていない。こうした傾向は、とくにこの2国に見られるだけで、他の東南アジア諸国は押しなべて日本に友好的だ。なんとも歯がゆくてならない!

No.2483 県議活動3年経過して

2014.03.30

 29日土曜日は暖かい陽気で近くの桜も一気に2分咲き程度まで開花。車も閉めきっていると暑いくらいでした。

 26日に2月定例会が閉会し、まもなく県政に送っていただいてから丸3年が経過しようとしています。いろいろなことが思い出されますが、強烈な縦社会にもまれる一期生という立場に思いを深くしながらも、幸手市に思いを馳せた議員活動に邁進してきた3年間でした。
 同僚議員はもとより、県庁職員さんとのコミュニケーションにも傾注するという、良好なリレーションシップを思考の基本においての活動は、それなりに理解を得られているのかなという感じがしています。もっとも、人間関係には相性というものも間違いなく存在するので、そのあたりへの配慮、気配りも無い知恵をしぼっての3年でしたねー。

 幸手市とのことで言えば、昨年の惣新田地区中島土地改良区で田植え時期直前に発生した水不足問題が印象深い出来事のトップです。2月8日の大雪の日に開催した県政報告会に岩崎副知事が出席してくださって、そこでこの関係の話をしてくれましたが、農業素人の私でも水が無い!ということがどの程度大変なことなのかは理解できます。
 無事にこの危機を乗り切って、秋の収穫を終えた後に、我が家に感謝の手紙が届けられた時には、以降の活動への励みを注入された感覚でした。

 2番目は、中央通り商店街のバリアフリー化車歩道整備事業です。県道の安心安全整備事業が、私の要望活動で初めて実行され、その後、杉戸境線戸島地区の歩道取り付け工事、さらには、幸手境線の用地買収と新上船戸橋という新しい橋の建設計画などにも力点を置いてきたわけです。

 3番目は県営権現堂公園の各種整備事業の実現です。駐車場、トイレ、3号公園、さらには管理事務所の新設も近々に控え、変貌する権現堂公園と言っても過言ではないと思います。

 4番目は倉松川の改修工事、さらには権現堂、神明内地区のパイプラインの改良改修工事、神扇地区の湛水防御事業などといったものが、私の活動の結果としてもたらされたと自負しています。
 そうそう、4年間塩漬け状態だった県教職員住宅の後処理も、一般質問したことが功を奏し、それから1年半後には一戸建て住宅地に変貌しましたので、充実感はいただきました

 まだまだ頭に描いている幸手市関連の整備事業はありますが、街全体の方向性を決めるのは市長です。県議の立場は幸手市をどうしたいといったことではなく、県と市とのパイプ役としての位置づけが正しい理解なんだろうとあらためて思う今日この頃です。
 今後も更なる皆さまのご支援ご理解と、ご意見ご指導をよろしくお願いいたします。

No.2482 議会最終日はたてこんで

2014.03.26

 今19時20分、議会最終日ですが、これまで午前中の本会議で、自民党提出の小児医療センターの修正案が可決されました。その後、この案件に対して今朝の新聞が伝えていた知事からの再議提出があるかどうかが注目されましたが、必死の調整が続いているものと思われる中、再議の提出は今のところありません。
 現在は、新年度常任委員会、図書委員会、そして正副議長の選挙、特別委員会の正副委員長といった流れで、それぞれ議運を挟んで行われたところで、新年度に向けての議会が動いているところです。今は最後の本会議の再開を待つといった状況です。

 新議長に久喜市選出の樋口邦利議員、副議長に深谷市選出の加藤裕康議員が選任されました。重厚な正副議長コンビが誕生したものと感じています。

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