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No.2493 オバマ大統領

2014.04.26

 あまりの過熱報道に、私としては少々冷めた感覚がないでもなかったオバマ大統領来日騒動。しかし、安倍総理の存在感は民主党政権でとことん貶められた自国日本を、完璧とは言えないまでも「取り戻した」ことは間違いない。国家の政治トップとしてよくやっている安倍政権、安倍外交だったと思う。いつの時も反対はあるのだから、そんな声はどうということはない。民主党の議員が集団的自衛権の認識について大統領に直訴したとか、しないとか・・・オバマ声明はまったく無視したことがうかがえる。こうした現実を見るにつけ、民主党に政権を続けさせていたら、今頃どうなっていたか背筋が寒くなる。

 オバマ大統領の日本での注目発言
「尖閣諸島は日米安全保障条約の範囲内である」この言葉を引き出させたのは、来日直前のことだったが、与論島に自衛隊基地を設ける姿勢を示すなど、具体的な対応を示したことも無関係ではないと感じる。
 そして、今日は韓国で従軍慰安婦問題について「事実がどうであったか検証することが大切」と語った。就任以来、次元の低い言いつけ外交しかしていない感じの韓国大統領は、おそらく困ったことになったと思っていることだろう。

No.2492 一級国道ゴミ放棄の実態!

2014.04.24

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 「気温の変化に気を付けないとねー」といった挨拶がここのところ多くなりました。今朝もセーターベストの上にジャンパーを羽織って朝パトに出掛けたほど。どうなっているんでしょうかねー。こうした天候を思うにつけ、初夏から秋にかけての猛暑とゲリラ豪雨が心配になります。

ファイル 394-1.jpg さて、数日前県庁に出掛ける途中で、国道122号を通りかかった際、道路脇のゴミがやたらと目に付きました。写真のような状態が延々と続いているのです。特に交差点手前では、信号待ちした運転席から捨てたとしか思えないゴミが・・・。丁寧に袋のままのものもありますが、運転席で飲み食いしたものが入っているのでしょう。

ファイル 394-2.jpg 国道から県庁に向かう県道に曲がった対抗車線待ちの信号で、大きな袋を両手に抱えた人がいるのです。おそらく国道事務所の関係者だと思います。写真では一人ですが、ネットの向こう側にも数人。手にしているのはまさにゴミ。信号が青になった途端、5~6人が皆一様に大きなゴミ入り袋をぶらさげて・・・たぶん待ち合わせの車まで運ぶものと思われます。
 まさに、こうしたある意味ルーチン? もしくは善意の清掃のタイミングだったので、道端のゴミも最盛期?だったと思われます。

 こんなことまで道路管理業務なんですね。こうした風景を見ると「どうせこうやって片づけるんだから捨てても問題はないさ」といったような感想を持つ人もいるかもしれません。
 公園や川とその周辺、一般道の植え込みなどごみを捨てていいんだと思っている人がいる。犬の糞も他人の家の前でそのままといった状況は今もあるある。まったく! 車窓からゴミを捨てる行為も含め、こういうことは人間として、日本人として恥ずかしい行為とは思わないんでしょうか! 私には絶対できない。いや、議員だからということではありません。基本的な心理というか道徳というか、当たり前のことではないですか。
 ディズニーランドや一流観光地だけのことではなく、世界一綺麗な日本の市街地と言われてみたいものです。
 ゴミの不法放棄をなんとも思わずできる人・・・こういう人は子供の家庭教育などはどうしているのか疑問になります。余計なお世話でしょうがね。

No.2491 宮代特別支援学校視察

2014.04.20

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 視察先紹介その2
 15日の圏央道視察に続いて、今回は宮代にある特別支援学校を視察。
 事前に教育委員会担当に連絡を入れて、一人での視察となった。発達障害、知的障害、肢体障害などを持ちながらも元気に生きる子供たちは少なくないが、こうした子供たちを受け入れる特別支援学校を埼玉県では各地に配置している。
 宮代特別支援学校では遠くは加須、羽生、さいたま市(岩槻区)などからも通う生徒がおり、現在小学1年から高校3年まで121人の生徒を受け入れている。幸手市からは10人で、もっとも多いのが春日部市からの40名。久喜市23名、さいたま市19名、加須13名などとなっている。
 同校は肢体障害児が対象で、知的障害を対象とした支援学校としては近隣では久喜市に配置されている。

ファイル 393-1.jpg 本校では、障害の状況に対応する形で4つの教育課程に分類してカリキュラムができている。教師の数は104名ということで、生徒一人に対して教師一人体制といった状況である。これは視察時に感じたことだが、こうした学校の特徴だとは思うが、介護的要素も必要とする教師の苦労と工夫、明るさと笑顔という観点では、普通学校の比ではないことがわかる。情熱と奉仕の精神が為せることだとは思うが、本当に頭が下がる。
 障害を持つ子供たちだからといって、憐憫の情を多くすることはけっして良いことではないと思うが、実はこちらのほうが元気をもらい、癒されることが多いように感じる。「生きる」「学ぶ」といったことへの強い信念は、親御さんをはじめ、周囲のご苦労があってのことでもあろうが、なにより本人たちの意識が尊い。
 この4月はかなりの人事異動があったようで、ある教室に入った際、一人の子供が白板に何かを書いていた。すぐには読み取れない文字を同行していただいた小澤教頭が、異動になった先生が明日の離任式にやってくるのを楽しみにしているという内容だと教えてくれた。少し涙腺が緩んでしまった。

ファイル 393-2.jpg この学校ならではのことをいくつか。通学ではスクールバスが全部で8路線運用されている。校舎に直結してバスターミナルがあり、校舎床からバリアフリーで車椅子のまま乗り込めるように、バスが床面より1メートル近く低い位置に停車するように造られている。もちろんバスそのものが特殊構造となっている。そして、この8路線対象外(加須、羽生は学校通学区対象地域外)の生徒は、久喜市鷲宮支所まで親が送迎して、そこでバスに乗り換えるというリレー方式で対処している。

ファイル 393-3.jpg ファイル 393-4.jpg写真でご覧いただく車椅子、実はほぼすべての生徒がそれぞれの体型に合わせて「あつらえる」というものだというので驚いたが、とくに座面、背面、下肢部など入念な採寸によって出来上がっていることがおわかりいただけるだろうか。補助金制度はあるものの製造料金もかなりのものだという。
特殊シューズは、変形歩行を防ぐ目的で使用されるそうだ。

ファイル 393-5.jpg 小林伸子校長、小澤嘉昭教頭、有賀弘一教頭の皆さん、長時間にわたり、ご丁寧な説明と校内視察の立ち会っていただき感謝申し上げます。今後も一層のご尽力をお願いしたいと思います。
 

No.2490 圏央道工事現場視察

2014.04.20

 先週、大変有意義な視察を県内2か所でおこなった。写真を掲載する関係でそれぞれ号を分けてご紹介したいと思う。

 で、15日は圏央道整備推進議連のメンバーで最も急ピッチで工事が行われている桶川地域の現場視察をさせてもらった。
 県内、高崎線と国道17号の2か所では、圏央道がアンダーパス化されることは以前にも紹介したと思うが、昨年は高崎線現場を視て、今回は17号のアンダーパス工事を視察した。
ファイル 392-1.jpg ハーモニカ工法という短期集中を目的とした特殊工法は日本の土木工事の先端をいくもので、とくに驚かされたことは、地下を直径2mのシーリングマシーンを4機並べて掘削することで、上部が盛り上がることが多分に予測されるのだが、上部はもちろん交通量の多い国道なので、その盛り上がりを防がなければならない。進む速度を上げれば盛り上がる可能性が高くなり、遅ければ工期短縮がままならない、といったことは素人でも理解できるところだが、なんとその確認精度が10㍉レベルで調整しながら行っているというのだ。
ファイル 392-2.jpg だいたい、私の頭脳構造では、両側から掘削してきたトンネルがどうしてピタリと貫通するのか?と不思議に思うレベルであるから、大工事現場で10㍉以上にならないようにチェックしながら進捗しているというのはサプライズに近いことだ。

ファイル 392-3.jpg さて、続いて視察したのは桶川加納地区の路面工事。ここではバタフライウェッジ工法という、これまで見たことのない工法を確認させたもらった。これも、来年3月の開通を実現するための工期短縮と、資材が約3割節約できるというもの。一言でいえば路面の下部中央は空洞で、側面は厚さ15㎝の特殊コンクリートで立ち上げている。それは左右側面がワンセットで工場で造られ、夜中に特殊車両で運ばれて、数メートルづつセットされ、連結はインターロック方式でつながっていくというもの。路面はその後に防水やら8センチの路面敷設といった内容で進められていくというものだ。
ファイル 392-4.jpg なかなか文字説明でご理解いただくのは難しいとは思うが、幸手地区で見られる側面とはまったく異なる外観となっている。

ファイル 392-5.jpg いずれにしても、従来工法にこだわることなく、常に工法開発を心がけ、新たな技術を展開する日本の建築イノベーションを、こうした視察で確認理解させていただけることは幸せなことだと感じる次第。
 利用料金は無料ではないのだが、こうした技術で成り立つ高速道を走れることに対して感謝の念を持つことは無駄なことではないと思う視察であった。

No.2489 埼玉県政まれな臨時議会は・・・

2014.04.17

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 昨日の臨時議会、リアルタイムの後の部分は追って書き足しますとしていましたが、遅くなって申し訳ありません。
 結果については、多くは新聞等で周知のことと思いますが、新聞が報じる内容とは少々異なる感想を私は感じています。というのは、自民党が結果的に合意に至ったのは、無駄ではなかったか? 定例会中に合意に至ることはできなかったのか?という新聞説には疑問を感じます。

 300億という大規模予算に関わる内容に、法的瑕疵はないという執行部側の主張は、これそのものが議会軽視に値すると感じるのです。議会の存在と議会運営の在り方を脇に置いて、法律の部分で問題がなければこれほどの予算の内容変更が説明なくして決められていいはずがないのです。たしかに一度は議会承認されているにしても、承認後に設計変更や予算変更が生じていたら、その説明がないというのは問題です。
 説明責任という言葉が政治の世界ではよく使われます。スタップ細胞事件でもそのような状況がありましたが、ことに政治の世界の説明責任は役所対議会だけでなく、議員対議員でも時折みられる現象です。私が市議時代もよくありました。何かと言うと、この言葉を得意気に発する方もいましたね、懐かしいですねー。この言葉は、結果的に反対の意思表示となるのが常です。

 しかし、今回の県議会の場合はいささか違います。
 つまり、県執行部が説明が足りなかったと自らが認めている状況は、議会との信頼を損ねる無責任な実態を示していると考えられます。重い軽いの問題もあるし、丁々発止というのはどういうことを言うのかといったこともあるとは思います。そうですね・・私の感覚では重いとも軽いとも言えない部類と感じていますが・・・。
 病院が政争の具に使われたと書く新聞もありましたが、とんでもない話です。対象が病院だからとか学校だから反対するのはおかしいというのは、それこそ問題で、最近でも北陸新幹線や埼玉県内のある町での官製談合問題が発生したばかりです。大金が動く建設事業では、それが病院であれ、学校であれ、公園であれ、大中小の事業者が取りつくわけですから、そこにはいろいろな裏事情が芽吹くものなのです。業者が悪いとは思いません。ときにはそういう場面もあるでしょうが、概ね生きていくためには弱い立場の業者が、仕事確保に奔走するのは当たり前です。
 悪いのは誰か・・・・このへんでやめときましょう。
 そういったわけで、今回の場合は合意に至るまでの努力を互いにした結果だと思う次第です。ブン屋さんは読んで面白いものにしたいのです。そういう意味では騒動、喧嘩沙汰は最大の記事ネタということでしょうかね。

No.2488 臨時県議会

2014.04.16

 今日は、臨時県議会が開かれている。午前中は議会運営委員会のあと本議会となり、知事による提案説明を拝聴。その後は提案議案に対する質疑受付と、それに対する答弁調整ということでしばし暫時休憩。現在12時50分。
 これから議運と本議会が複数回繰り返されることが予測され、最終的に5時前後が採決本議会になる予定と思われる。

 議案は、先の定例議会で否決された小児医療センターの増額分について、執行部が調整後、平成26年度補正予算第一号として再提案されたもの。
 現時点で共産党、社民党、無所属一人から質疑通告が出ている模様。
 追って、また書き足します。

 さて、話は変わりますが昨日のブログで、複数の候補者を投票できる投票制度についての反応がけっこうありました。
◆投票率が上がる可能性が高い
◆候補者が狭い地元でのドブ板活動だけに限定できず、選挙区を広く活動し、報告の回数やレベルをアップさせなければならくなる。結果、議員の質の向上につながる
◆有権者の安易な選択意識が多少は解消することになる
 等々いろいろな意見があるようです。実際どれほどの効果があるかは難しいところだが、たしかにそういったことは言えるかもしれない。ただ、政党側からみると、これまたいろいろあるようで、この問題がクリアできるかどうかがカギといった意見もあった。

 まあ、ちょっとした思いからの私のつぶやきだったのだが、選挙制度改革は、議員定数だけのことではなく、あらゆる角度から考慮すべきだと、実は真剣に思っている。政治の信頼を回復するには、精度の高い投票と投票率の向上に向けた改革が絶対必要だと。それによって候補者のレベルアップになるという、いわゆるめぐるめく輪廻の世界ではないかと思うのだ。

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