記事一覧

No.2549 浮きウキフェスタ26

2014.10.16

アイコン

 2週連続の台風が去った後、早い冬の到来を予感させるここ数日。風邪をひかれる方が多いようだ。膝小僧は暖かくして寝ることとしよう。

ファイル 452-2.jpg もう明後日のことではあるが、今年も行幸湖を会場に、水と親しむ「浮きウキフェスタ」がやってきた。
 詳細は、添付のカラーチラシの通りの内容だが、多くの企業・団体の協賛協力もあり、年々参加者が増えている季節恒例のイベントとして定着してきたことは間違いない。とくにメインサプライズと言っても過言ではない浮島落しは参加者の目をくぎ付けにする。もっとも、浮島造りで完成まで力を合わせて共同作業する点でも、手を貸す人々の活き活きとした姿がなんとも言えず清々しい。
 そんな素晴らしいフェスタに皆さんも参加されてみてはいかが!

No.2548 新選挙区割りと政治論

2014.10.12

アイコン

 台風19号がやってくる。時速15キロ程度のじっくり滞在型の超大規模な台風だそうだ。備えあれば・・・の実践の違いが出るところかもしれない。

 11日土曜日の新聞各紙は、埼玉欄のトップ記事に県議選の新選挙区割りを扱っていた。埼玉新聞ではもちろん一面トップ見出し。
 各会派それぞれの考え方はあるが、議員激減を訴えるものあり、逆に増やすべきとの声あり、その思惑は様々だが、結局は今の党勢、会派事情に照らし合わせて、それぞれの主張をしているのが実態だ。

 議員数を減らすべきと主張する会派は、それが民意であると有権者に同調を求める論理展開に持ち込みたい。その真の狙いは、最大会派の議員減数にある。こうした議会における会派別論理はどの党がどの位置づけにあっても、与野党の図式に則って同じパターンで繰り広げられると言っても間違いない。
 つまり、野党に下野すれば最大会派の人員減を狙った選挙区割りをと考えるのは当然と言えば当然であり、野党の中でも最大野党の思考と、一人、二人の極小野党の主張は、おのずから異なるものだと言える。
 少数会派は常に綺麗事、理想論を主張するし、出来るし、それが議会の与野党論戦の在り方とも言えるのだ。これは民主主義の最大かつ唯一のルールともいえる多数決と無関係ではない。いや、むしろそれを土台にして成り立っているのが議会の本質であり、有り様なのだ。

 だからこそ、与党にある政党や会派が受益者負担を伴う施策に、有権者の反対を受けながら議会提案することになるし、それが出来ずに政治を司どっていたら、その国はいずれ疲弊していくだろう。

 議員削減が、あたかも議会改革の本線だと主張するのは有権者意識に過剰迎合し、次期選挙戦を有利に進めようとするパフォーマンスとして十分あり得るし、実際その傾向にある。政治とはそういう流れに自然と導くものなのだろう。そのあたりが、政治の政治らしい姿だと、なってみてわかった。

 ともあれ、政治をしっかり見つめている有権者には、減らすことが目的ではないし、それを求めているわけでもない、と言われる方がけっして少なくない。改革とはもっと別の次元にあるのではないかという人たちだ。
 ただ、兵庫の野々村元県議のような存在を目の当たりにしたりすると、それが県議すべてのイメージであるかのごとく印象づけられる、いわゆるハロー効果に類似した傾向がもたらされてしまう。そうした見方は、やむを得ないとは思うが、本当に、こういった人に政治を担てもらいたいと感じる人は、たとえば埼玉県議会にも数多くいる。

 なにかというと、政治を悪の権化のように言い、議員を減らせ、報酬を減らせという声がある。中には、政治が地域社会に関わることを毛嫌いする人もいるが、はたしてそれでいいのだろうか。政治家の一言が、社会や地域に新しい動きを生むというのはけっして悪いことだと思わないが、案外と受け入れられないのも事実ではないだろうか。
 マスコミにも議会軽視の傾向があるが、それは政治を正面から見つめず、裏側から覗き見るかのごときだと思う。スキャンダルニュースが販売部数を伸ばす最大の要因に、いつからかなってしまった。本当に政治の質が落ちていいのだろうかと感じる。

No.2547 今議会で注目される2つの案件

2014.10.10

アイコン

 9月定例会も今日10日が最終日。開会中は議会関連以外のことはほとんど手がつかないのが通例だが、今議会もそういった感じであった。いろいろとやりたいことがあっても、思うに任せないという状態はフラストレーションがたまり、結局は物事にじっくり立ち向かえていないことにもなる。このあたりは、市議時代と異なるところか。

 今9月定例会は、終了後に決算特別委員会が待ち受けているが、その前の今日最終日には新聞でも何度か報道されている議案の採決がある。
 まずは、各付託委員会に付託された議案について、各委員長の報告がある。今回、私の所属する県土都市整備委員会は委員長に代わって、私が報告の登壇をする。

 今議会で委員会審議に付託されるまでもなく、当初から注目されているのは、埼玉高速鉄道の債務補填で327億円の補正予算が組まれた議案がある。
 何年か前に黒字化したとの発表があったが、結局のところ、乗客数の伸び悩みという鉄道にとって決定的な数字不足が経営悪化を招いたものと推測される。浦和美園駅が最終駅のまま延伸できていない状況はなんとも痛いということになる。さりとて、延伸にかかるコストは計り知れない。しかし、肝いりで路線化にこぎつけた鉄道経営に手をこまねいている現実は、県民目線からするとはがゆくて仕方がないだろう。埼玉スタジアムのイベントもサッカー以外に増やせないものか・・・。ヨーロッパ各国の多くのスタジアム経営では、多種多様なイベントを招致するなどの経営効率化を図っている。

 さて、気になる明日の採決がもう一つ。
 議会に設置された選挙区割り検討委員会によって、6月から継続協議してきた県議会選挙の新しい区割りが決まるのだ。すでにかなり前に新聞報道されてはいたが、それとは少し内容が変わり、昨9日の新聞でもすでに最終日を前にして発表されている。
 我が選挙区も、ほぼ杉戸との合流が決まりの様子。ここしばらくは、会う人のほとんどが興味深く尋ねてくるのだが、確定するまではそれらしき活動はできないし、してもいないが、単純に考えても、ほぼ人口が倍、面積もそれなりということで、今回の選挙戦は容易なものではないことは確かのようだ。

No.2546 無念と歓喜

2014.10.08

アイコン

また、3人の犠牲者発見!!中には損傷もなく携帯を握りしめた姿もあったという。苦しかったでしょうね。大好きな山で命をおとすとは・・・。謹んでご冥福をお祈りいたします。
同じ3人でも、こちらは栄えあるノーベル物理学賞受賞のお三方。おめでとうございます!たしか、中村さんは青色ダイオードの所有権をめぐって勤めていた会社と争いになり、その後転身された方だと記憶してますが、それにしても、この関係で3人もの受賞者が出るということが、ダイオード研究の高度さと社会貢献へのレベルを示していると、なんとなく?理解はできる。
しかし、近年の日本の理系はすごいなー!

No.2545 災害は忘れる間もなくやってくる

2014.10.05

アイコン

 どうやら台風は直撃しそうな状況で、今日、予定されていた八代地区民祭は昨日の早いうちに中止延期を決めたとか。
 昨日は、若干蒸し暑い感はあったが、運動会には絶好の陽気だった。幼稚園ではご家族総出で運動会を楽しまれていた光景もあり、こちらも気が安らぐひと時を味わった。

 ところで、幸手市では第20回の幸手地区地域安全と第17回暴力排除推進の合同大会が北公民館で行われた。幸手と栗橋を合わせての地区大会ということで、幸手はもとより栗橋からも多くの参加者があり、会場は予備椅子がかなり用意されるほどの様相だった。
 8個人、14団体が今年の防災功労表彰者として紹介されたが、本日ご参会くださった方々があっての地域安全だという思いをあらためて感じた次第。

 災害には自然災害=天災、心無い悪意にもとづく=犯罪(人災)があるが、いずれにしてもこうした災害は、最近の特徴として、常に襲われるという恐怖と、種類が多様化しているということが言えるのではないだろうか。
 まさに「災害は忘れる間もなくやってくる」という言葉のほうが今では適切ではないかと思う。とくに、犯罪はいつどこで誰に悪意の目が向けられているかわからない。そうした意味において、今ほど防災のみならず防犯意識を高めることが求められている時代はない。

 さて、ところがである。大会セレモニーで振り込め詐欺の多発多様化について幸手警察署長からも話があった。それでつい先ほど(午前3時頃)昨4日の朝刊を見て驚いた。いや実は、近頃、その日の朝になかなか目を通すことができない状況で、翌日にまとめてみるというのはけっして珍しくない朝刊の存在なのです。
 話を戻してと・・・なんと戸田市で1千万円の振り込め詐欺被害があったとの記事を目にした。地域安全大会の当日の朝刊でのことだから、その印象も複雑だ。
 まずは県警が作成した最新の資料をご覧いただきたい。振り込め詐欺については最下段の3番に記載されている。

ファイル 448-1.jpg 今回の新聞にあるパターンは初めて聞くものだ。駅員を装っての語りだったという。「駅のトイレに息子さんのカバンの忘れ物があった。中に小切手がある。3日で金が戻るから金を用意できないか」という内容の記事で、ストーリーとして意味が通じない記事なのだが、ともかくそれに対して、70歳の女性は1千万円なら用意できると言って、文京区の路上で息子の上司の部下を名乗る男に直接手渡したというのだ。
 驚きだ。1千万の現金を手元に所有していることもだが、何の不信感も持たずに出かけて、知らぬ人間に渡しているということにビックリする。なんで警察に連絡しないのだろうか。警察に連絡すると息子が困ることがあるかもしれないと思うのだろうか。そうだとすると、この犯罪の盲点はこのあたりにあるということになるやもしれぬ。
 備えあれば防げるのが、この振り込め詐欺対策だと思うのだが・・。
 備えなければ、明日は我が身・・かもしれません。ご注意を! 

 話変わって、台風18号が新たな被害をもたらさないことを願います。目が覚めたら家の周りを点検しておこう。
 最後に、また御嶽山噴火の犠牲者が増えました。増えたことは残念ですが、発見されてよかったという複雑な感情にもなります。51人もの人が・・・でも、まだ不明者は残っています。
 あらためまして、慎んでお悔やみを申し上げます。合掌!

No.2544 多くの犠牲者が出ている時の無節操

2014.10.02

アイコン

 47名が犠牲になってしまいました。御嶽山噴火は時が進むとともに無念な状況が増しています。お亡くなりになられた方々には、謹んでお悔やみを申し上げます。
 しかし、世界を見渡しても噴火によって多くの犠牲者を出すというのは、それほど例がないと思う。まさかという意味では、今回も想定外の自然災害だったということなのだろうか。

 それにしても、ここまでの噴火が起こるにあたって、事前に鳴動らしきもの・・・何と言っていいかわからないが、ググググとかボコボコとかいった山の鳴き声が土中から聞こえるとか、足元に微動が伝わるといったことはないのだろうか。シーンと静まり返った大自然の中の名山が、いきなり噴火するとは思いにくい。少なくとも3000メートル超の高さを噴き上がってくるのだろうから、不気味な感じがするはずだと思う。
 しかし、もはや逃げ場がない状態でもあっただろうということは容易に想像がつく。

 天地ともに猛り狂い、人の命を容赦なく奪っていく昨今の災害事情にいつまでも不用心でいていいはずがない。
 ところが、多くの死者がでていほる状況下で、この災害にからんで政争している人たちがいるのだからあきれる。
 基本は攻めるというイメージがお似合いだと、おそらく本人も思っている片山さつきさんが、民主党の仕分けで日常観測の費用が立たれてしまったと言ったようで、それに対する民主党の反応が、これまたけたたましい。親中親韓議員として安倍攻めで名を知られる福山議員と蓮舫議員のコンビがここぞとばかりに登場してきたのだ。
 原因は片山さんにあるのだろうが、毎日犠牲者が増えている現況で、この災害に関わって喧々諤々と国会でやっていていいのだろうか。

 県議会も今開会中で、明日まで一般質問が続くが、これまですべての登壇者が犠牲者に対してご冥福をお祈りするとの第一声から発言を開始している。これで当たり前だと思うが、マスコミもこのおろかな論争を追いかけないでもらいたいと思うが、これも難しいのだろうか。

ページ移動