記事一覧

No.2623 タイと中国の蜜月ぶり

2015.07.09

アイコン

 長袖のワイシャツに背広を着てちょうど良いくらいの肌寒さですが、九州では35度以上記録した処が多いといいます。台風も来るとか・・・・
 さて、ホットニュース・・・そうそう、この呼称はどうも好きではないんです。ほのぼのとした温かいニュースを連想してしまうものですからね・・・。これから書くニュースは、そういう類のものではないので新着ニュースということにします。

 中国新疆ウィグル自治区からタイに逃亡してきたウィグル人民100人を、タイは中国へ強制送還させたそうです。すでに到着していることと思いますが、女性と子供が多いというこの100人の人たちにとって、これからどういった事態が待っているやら・・・・心配です。
 タイも昨年5月の軍事クーデターの後、非民主化への道を緩やかながらも進んでいることを国際的に問題視されています。確かに、それを裏付ける非人権的選択を決断したということになりますから、国際社会はこれを重く受け止めるべきだと思います。


 もうひとつ、中国との関係で最近注目すべきことがあります。タイが潜水艦の必要性を1990年代から考慮していた事実はありますが、今回それの具体的行動に着手したのです。それは、360億バーツ(1300億円)という巨額を投じて潜水艦3隻を、なんと中国から輸入することにしたということです。
 これにより、タイの年間軍事費は2060億バーツに跳ね上がるということで、各国の比較で値段と性能が優っていたというのが中国選択の理由とされています。そんなに優秀な潜水艦造船技術を、中国が有しているとは思えないのですが、なんでも3週間連続で海中航行出来るのだそうです。もっとも、完成までに6年近くを要するということです。タイは前金を収めて大丈夫なのか、つまらぬ心配がよぎります。

 タイの潜水艦保有は、1938年に4隻を購入したのが最初で最後のようですが、その時の取引相手国は日本だったのです。三菱重工業神戸造船所が請け負い、建造中にタイから訓練兵が来日し、4ヶ月にわたって指導を受けた後、3週間かけてタイまでシナ海を回航していったそうです。

 皮肉にも日本の敗戦後、日本は武器輸出を禁じられたことから部品供給がままならなくなり、国内でも軍事クーデターが失敗に終わったことで、1951年に4隻すべて一度も戦争に駆られることなく退役となりました。

 それにしても、潜水艦建造費が高いことに驚きますね。
 しかし、タイが潜水艦を必要とする事情がわかりません。しかも中国から購入するというのですからね。
 西はミャンマー、インド、東はベトナム、フィリピン、南はマレーシア、インドネシアと、ほぼ親日国家が居並ぶ地帯ですから・・・中国を意識してのことならわかりますが、中国から購入するというのは、まさか近未来の悪の枢軸国参加を示唆しているのでしょうか。そう考えると、ウィグル族強制送還もその前兆かと。中国のことですから、いずれは核までタイに? まさかと思いたいですね。

 しかし、タイが中国との関係で同盟的友好を進展させ、中国製潜水艦をシナ海やインド洋で航行させることになると、日本のシーレーンへの憂慮は、さらに増幅することになるのは間違いありません。他国間が行っている取引だからといって、無関係などと考えていたらとんでもないことかも!!

No.2622 民主党と韓国のレベルは同じ、そして知事も?

2015.07.05

アイコン

 日本が世界遺産への登録を申請していた産業革命遺産が、委員会最終日の土壇場で承認された。韓国側の強制徴用の歴史施設だとする妨害工作により、当初の予定通りに事は進まず、最終日まで持ち越された結果だ。 

 当初の予定というのは、日韓外相会談で互いの決定に向けて協力していくという外交上の合意が出来ていたのだ。それが証拠には、前日の段階で、韓国百済地区が世界遺産に決定した時、日本は賛成していた。
 まさに信義無く、寛容性、協調性を持たない反日韓国といった状況だ。
 モラル無くして、真の心の平和が訪れることはないだろう。感情むき出しに、徹底した反日行動をとる今の韓国では、大統領も民意に逆らえないのではないだろうか。この国の大統領は、任期を終えると監獄行きの可能性が高いということもある。

 さて、国内でもそれに似た情けなくなるような話がニュースになっている。
民主党があたかも自民党が進める平和安全法制により「徴兵制」が復活するというニュアンスのチラシを全国配布用で作成し、すでに各支部には送付したというのだ。さらに面白いのは、その作成段階で党内合意がされていなかったので回収騒ぎも発生しているらしい。
 反対のための反対している現状で、なんとか次の選挙のための体勢を整えたいという思いが透けて見える。というのも、通常国会初期に発生した年金情報流出問題、次にメディア問題の核心に触れすぎた吐露発言問題などが怒るたびに政権批判の材料にしているのが民主党だ。チラシのイラストには、ご丁寧に出征姿の兵士が描かれている。これは、妄想でもなんでもなく、ただただ選挙に向けて有権者を煽動する風邪起こし戦略の一つだろうと感じている。

 次回選挙でなんとか党勢を盛り返したい民主党なのだろうが、党内不一致があからさまな上に、自民党のオウンゴール待ちのような実態ではますます厳しい。韓国も民主党も安倍政権を相手にドタバタの状態という意味では、似たりよったりだと感じられてならない。 

 話は変わりますが、知事選の幕は切られたも同然。このブログをご覧くださっている皆様にお願いがあります。県議会HPから一般質問の録画を視聴していただきたいと思います。とくに、荒川、新井、白土、諸井の自民党各議員の質問を是非観ていただきたい。真実が見えます。
 内容はもちろんですが、ベテランにはそれ相応時間をかけて答弁をする上田知事ですが、若い議員には見下して、軽くあしらう姿も見てとれます。知事の表情や言い回しからは、心に嘘か、邪心があることが透けます。
 

  私は、知事がいうところの「努力をしたけどそれが叶わず出馬することを選んだ」という説明が、聞けば聞くほど説明になってないと感じています。
 知事が行ったという努力は、自らが出たくて仕方がないのだが、条例違反の手前大義名分が立たない。それで後継者を探す努力を実行はするものの、本心そこにあらず、努力頓挫のあとは腰を低くして謝れば治まるだろうと。
 なぜなら、知事が声がけした大野元裕参議院議員は、声が掛かる前からその気があったという。そして実際、上田知事にはやる気を示していたという。しかし、上田氏以外では市長会などがサポートできないというので、自分が出ざるを得ないという論理。それを理由にして、大野氏に逆説得をすれば出馬へのハードルは超えることができる・・・・と考えたならば、これこそが政治の世界の裏側であり、個人プレーのパフォーマンスということになるのです。

 私が、ここまで言うのには、それなりのわけがあるのです。
 それは、知事側と自民党とで勃発した紛糾の現場を、この眼で見ているからです。その時は知事本人ではなかったのですが、知事の指示で動いた腹心のために、知事も引くにひけない状況になってしまい、それが「自民党を過半数割れに追い込む」発言へとエスカレートし、その後があるのです。ま、今夜はここまでにしておきましょう。

No.2621 とうとう開き直った知事

2015.07.02

アイコン

 2日は、県議会一般質問の最終日。
 もはや、出馬の大義は上田知事にあらず!といったところと感じました。
テレ玉の録画中継は、編集のかかるダイジェスト版ですので、ポイントがずれる可能性もあります。県議会独自の録画はそういうことがないと思いますので、是非ご覧になっていただきたいと思います。

 初日の荒川議員(県議唯一の弁護士)の質問への対応もそうでしたが、諸井議員の質問に対する上田知事は、答弁につまり、つまった結果、開き直るしかなくなってしまった様相でした。
 多選自粛条例違反の観点から、違反を取り締まる立場の警察はどう考えるかを警察本部長に、青少年に対する影響をどう考えるかを教育長と同委員長に質問した結果は、杵渕警察本部長は「諮りかねている」 関根教育長、高木教育委員長は「知事の政治信条に関わる問題であり、答弁する立場にない」ということで子供への影響問題には答えずに終わりました。
 「知事だって条例を守らないじゃないか」という主張は、青少年に限らず、何かの折には大人でさえも言いそうなことだと思うのですが・・・。
 
 条例とは、その内容や種類によって守らなくとも良いということがあっていはずがありません。条例の多くは、県民に行動規範を求める性質のものです。そして、条例を創ることは、行政・議会の重要な仕事です。創る側が守らないという前代未聞の事態は、詫びればすむのかということと合わせ、上田知事の答弁には整合性がまったくありません。
 そもそも「しがらみがあるかどうかということであれば、多くの首長が4戦出馬を求めるわけがないじゃありませんか」とか「詫びてるじゃありませんか」「諸井先生にだけは言われたくなかった」といった答弁を聞いていると、社会倫理に対するご本人の逃げ場のない心の底が透けて見えます。苦し紛れの答弁を聞いていると、悲しくなります。

 諸井議員は再質問で、「知事のこれまでの成果は認めます」と発言しています。当然のことです。12年やってて成果がなければ、その時点で次の出馬の資格はあるはずもないのです。その上で「しかし、どんな素晴らしい政治家でもたった一言、たった一行動で評価は変わりますが、知事はどう考えるか」に対しても「後継探しに努力した」「丁寧に詫びている」「政治家としての自負が自分の信条において優った」「県民の審判を仰ぎたいというのが今の気持」という答弁で、大まかに言うとこの4点を言い方を変えて、のらりくらりの雰囲気から開き直りに変化した感じです。
 これで、ようやく一般質問が終わるという思いもそうさせたものと思います。
 

No.2620 政治のプロか、行政のプロか?

2015.07.02

アイコン

 新たな埼玉県知事候補が決まったようです。自民党系ではありますが、党本部の公認が時期的に難しいようで、県連の推薦で無所属としての立候補になる模様。
 政治家ではなく行政の経験者として十分なキャリアをお持ちの方のようです。

塚田 桂祐 58歳

 その経歴は・・・
・東京大学法学部卒 ハーバード大学大学院修了
・昭和55年自治省(現総務省)入省 一貫して地方自治業務を担当
・市町村国保への毎年1000億円規模の財政支援制度を立案
・埼玉県、和歌山県、徳島県、栃木県で財政畑の部課長級で県行政に携わる
・埼玉県では財政課長として各種企画を立案推進
・農水省では農村整備活性化対策室長
・財団法人自治体国際化協会シドニー所長
・総務省大臣官房参事官
・全国市長会事務局次長(地方分権担当)
・自治大学副校長  
・消防庁国民保護・防災部長
  この時、3.11東日本大震災時に史上初の国家指示による緊急消防援護隊   の組織化のため、全国4700部隊の同委員オペレーションを陣頭指揮
・新潟副市長
・日本経済研究所理事
・自治大学客員教授、明治大学講師(危機管理、留学生対象英語)
・著書「縮む日本に未来はあるか」

  実務的には、立派に知事を務め上げられる経験と資質能力を有していると思われます。しかも、埼玉県を知り、分権、防災といった地方が、今もっとも関心度の深い自治経験もあるということがわかります。
 まあ、言ってみれば「行政のプロ」のようであります。
 

 行政のトップはクリーンで新鮮な人材が求められています。
 はたして、政治のプロか、行政のプロか、命運は県民の手に委ねられることになります。 今回は、それ以上の評論はせずに、ただ単に皆さんと情報の共有を少しでも早くと考えての更新です。
 三つ巴の真夏の激戦は8月9日が投票日です。

No.2619 どちらが言論規制か

2015.06.30

アイコン

 百田尚樹氏の発言をきっかけとして、自民党へのマスコミ攻勢が続いている。政治闘争や選挙争点にまで持ち込むかのような事態は、いささか度をこしている。
 まずは、百田さんは民間人ゆえ、その内容を問題視することは言論統制にもつながる。百田さんも、あえて言い訳する必要はない。
 自らが対象になっているからといって、今のマスコミの対応は、いかにもエキセントリック過ぎる。互いがにらみ合いの論争に至った経緯には、偏ったイデオロギーに基づく偏向報道が起因している。そういう意味では、きっかけはマスコミにある。業界をあげて、一人の民間人の言動に感情的になっていることが、そもそも大人げない。安倍総理との付き合いがどうであろうと一般人は、一般人だ。見逃してはならないのが、こうしたマスコミのあり方が、野党、とくに民主党の国会における議論の手助けをしている点だ。

 
 言論と表現の自由を追求するのはマスコミの常であり、それは民主主義の根幹でもあるので納得も合意もできる。しかし、捏造やヤラセまで実行して、書きたいだけ書くスクープ報道の姿勢は、かの珊瑚礁傷付け事件などに見られたように、犯罪に近い行為にまで及んでいる。昨今のマスコミは襟を正すべき点が多いのだ。
 政治報道において、一部を除く今のマスコミは、国益を損なうことがわかっていながら自虐記事を主流としている。それはまるでカルト宗教と見まごうほどだ。とくに、沖縄の2紙はことの他ひどい。
 無料アプリに「コラム」または「社説リーダー」というのがある。大新聞のみならず全国各地の地方新聞の社説とコラムを読むことが可能だ。是非、ニューアプリとしてゲットしていただきたい。琉球新報も沖縄タイムズも、中国の新聞かと思わせる書きぶりだ。

 マスコミは、誤報かどうかの確認をして、事実をなるべく迅速に、詳細に、淡々と、脚色もせず、公平性を欠かさず 報道することが本来のミッションであるはずだ。ところが、朝日の慰安婦捏造記事に端を発した不毛の政治論争は、河野談話、村山談話、南京大虐殺といった中韓との歴史の真相にからみ、引退した議員まで再登場するなど、果てしない闘争に発展している。

 もしも、朝日、東京、毎日といったリベラル新聞が、中国で同じように反国益に資する報道をしようものなら、断罪に処されることだろう。
 ところが、日本は世界に冠たる民主主義国家であり、人権尊重国家であるということを、こうしたマスコミの実情を見るに付け感じるのだが、皮肉なものだ。

No.2618 お伊勢参りにリベンジ&市政報告会 

2015.06.25

アイコン

 昨年2月に伊勢神宮参詣ツァーに参加した時の話を。
 あの大雪に見舞われた日でした。途中、経験したことのない渋滞に巻き込まれ旅館到着は日付変更ギリギリの時間帯。
 まずもって、心の準備が不十分であることと、バスを降りるのもままならない状況で、かつ予測推測は勝手にするも、情報のなにもかもがどんどん変更されていくものですから、車内の空気は焦燥感が募るばかり。
 旅館のつれない対応でまともな夕食もとれないまま只風呂に入って寝るだけ。布団にもぐっても寝付けず朝を迎える。
 よーし雪はやんでるぞ!さあ朝食を取っていざ神宮に。
 ところが、積雪が尋常ではなく、ツァー最大の目的である参詣が出来ないとのお達しが出ていて、鳥居の外から宇治橋を見やり、深々とお辞儀をして、40cmはあろうかという雪の中に全員整列で記念写真をカシャ! 
 ですから、伊勢神宮には一歩も踏み入れることは出来なかったのです。地元の方も今までこんな大雪は見たことがないということでしたから、諦めざるを得ませんでした。

 さて、帰路となり・・・伊勢湾フェリーで鳥羽から伊良湖岬へ約1時間。海の上では雪などなんのそのですから船も予定通り。伊良湖からまたバス。前日の陽気が嘘のような温暖快適さを感じたのには、それなりの理があったのです。あれだけ大変な思いをさせられた雪が、ここでは降った形跡がみられないのです。当地の田原市がメロンで有名なわけがこういったところにあるのかと納得しつつ、豊川稲荷を参詣した後、豊橋インターから東名に。
 ところが、そこでまたまた大雪が・・・なんと都心が雪のために交通網が壊滅状態ということで、当然東名もノロノロ。順法闘争(古い?)のような速度で走ってもトイレなどに困るということで、バスは日本平SAでしばしの休憩ということになりました。
 

 さてさて、このしばしの休憩がとんでもないことになっていくのです。解かりやすく言いますと、このSAで計4回の食事を摂る羽目になったのです。総勢40名ほどの参加者の中には、一夜明けたと同時に仕事に穴は空けられないと、SAまでタクシーを呼び、眼下に望める静岡駅へ向かう人も数人。しかし、多くは我慢強くバス再発進を待ちながら、手持ち無沙汰を解消するかのようにバスとSAショップを行き来するなどして、雪隠詰めの重い心を励ましながら過ごしたのです。
 バスの中で眠るにも熟睡は困難、さりとてレストランで眠るのもさして変わらず、身体に異変を感じはじめる人も。従業員の人たちは、私たちのたびたびの往来にも気持ちよく対応してくれました。
 結局「何しに来たんだかねー、まったく」という言葉が顔を見合わせるたびに出てくるようなお伊勢参りとなったのです。一泊二日の旅が出発3日目の夜9時過ぎにパトカーの先導でようあく通行解除となり、幸手着が4日目に入った深夜の2時半。かくして3泊3日の只々疲労感だけが残った旅と相成りました。旅の総時間の8割はバスに缶詰状態というけっして忘却の彼方に記憶は去ってはいかないツァーとなった次第。

 その伊勢神宮参詣ツァーへのリベンジがすでに1年近く前から叫ばれていて、今年に入って早々と前回参加者に日程が知らされました。それが26、27日の一泊二日の再チャレンジ日程、つまり明日からなのです。
 予定を知った時点では現職だったので、おそらく6月下旬は議会のある日ということで、リベンジしたくても出来ないと思っていたのです。まさに26日は議会一般質問の二日目となっていますが、もはやそこにいることが叶わない状況となったことから、前年なにくれとなく参加者の面倒に追われた幹事さんを思って、参加することにしたのです。
 実は、5月にブログに書いたことですが、GWに家内への慰労の思いを込めて、関西の次男坊家庭を訪れ、孫の顔を見て癒されるという旅の最後に、お伊勢様に寄ってきたばかりです。
 私としては、これまでの激動の人生を支えてくれた家内と家族、そして大御神に感謝をしてきたのですが、今回は何を祈願してこようかと思い巡らしているところです。

 
 ところで、27日の土曜日には市議会議員の松田雅代さんの市政報告会が、2時からコミセンで開催されるという予定になっています。私は、お声がけいただいたのですが、そんなわけで伺えません。多くの皆さんに改選されたばかりの議会と行政の実情に耳を傾けて頂ければと思います。松田議員も2期目に当選して最初の報告会です。気合十分で臨んでくれるものと思います。

ページ移動