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No.2740 心ない報道に怒りの声

2016.04.20

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http://www.sankei.com/politics/news/160420/plt1604200011-n1.html

 前号で、オスプレイ災害支援出動について書いた。大惨事を目の当たりにしてる現状で、政治的目的をもってオスプレイ批判するメディアの姿勢に怒りに近い疑問を感じたからだ。

 産経新聞の報道では、現地被災者や行政関係者などから怒りの声が相次いでおり、中には熊本県議など野党に属する議員からも事態を無視したイデオロギー報道の行き過ぎを咎める談話も出ているほどだ。 

 ご存知のように、このオスプレイは導入時の試験飛行などで事故が重なり、完成度においての問題が指摘されていた。もとより、日米同盟に反対する政党、とくに共産、社民といった党による反対は尋常ではなかった。日本の購入どころか米軍基地への導入にも激しく反対したものだ。
 これには、当時の民主党も政権批判目的での国会論争の対象としたのである。

 災害対策上の交通インフラが壊滅状態の中にあって、オスプレイが有する能力は通常のヘリ以上のものがあるということで、政権が緊急判断の上アメリカとの協議を経て出動にこぎつけた。被災現地からすれば、何をおいてもやれることはなんでもやってほしい思いに違いない。そうした被災者の中にも野党の支持者はいるはずだが、これを拒む人はいないことを前述の民進党熊本県議からも理解できる。

 私的内容で申し訳ないが、前号で元市議の同僚が熊本にUターンしたことを書いた。熊本地震発生の時、すぐに頭に浮かんだなつかしい同僚のことなのだが、彼は共産党の議員だった。合併論争時や議員削減時、病院問題などで激しくやりあった相手だ。
 私が議員削減提案をした時、懲罰動議を提出した本人でもある。しっかり覚えてはいるものの、今となってはなつかしい気持に勝るものはない。
 ある特定の状況下で、無事を祈る想いで人が人を思うというのはそういうものではないかと強く感じる。

 そういう意味で、日本のメディアの現状が情けなくてならない。
 情報社会の旗頭であるはずのメディアが、報道の自由を叫びつつ偏向報道に明け暮れ、言論の自由を訴えてはつまらぬ言葉狩りで国民感情を誘導する現実は、経営者にも記者にも日本人としての矜持が欠落しているとしか感じられない。
 現政権批判目的で、時と状況を選ぶことも出来ず、何でもかんでも戦争に結びつけるメディアの姿は、世界の嘲笑をかう報道の劣化だということを強く指摘したい。

No.2739 暖かくなってあげて!!

2016.04.19

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 ここ最近、とみに眠りが浅い。理由はわからない。いろいろなことが頭をよぎるのだが、ここ数日は、熊本のことが頭を巡る。市議時代の同僚議員がふる里熊本に数年前に帰った。思想的には真逆の人だったが、人間的には心の許せる人だった。どうしていることやら・・・。

 視察で行った時の、ラーメン屋のオヤジさんの顔。熊本城そばのおいしい馬刺しを食べさせてくれたお店。水前寺公園の風景など。画面にあまり入ってこない現地の状況が目に浮かぶ。多くの人が被災地に思いを馳せる日常だろうと思う。

 ところが、政治はどうかと言うと、安倍政権があらゆる救援の手立てを思案し、実行している現状でも、これを批判追求の対象にする野党の実態がある。

◆安倍総理が発生翌日に現地視察に出向くと言ったが、それを実行していないことを質す民進党議員。
 当たり前ではないか! 2度目の地震の前に発した言葉だったが、その後に本震があったことから、視察を強行しても対応に追われる現地を混乱させるだけのことだ。
 余震がこれほどまでに続き、しかも大きいというのは過去に例がないとも言われる。総理の現地視察は、そう急ぐ必要はない。現状、緊急事態国家対策本部長として被害が増える状況への対策に時間を費やしていただくことが肝要。
 こんな稚拙な質疑をやっている状況ではない。民進党は大丈夫か?

◆オスプレイの災害時初出動は、交通インフラが分断されている事態の中で求められる方策であっただろうし、できることは何でもやるというのが現実的対応である。確かに、水、食料、毛布などを緊急輸送する姿は頼もしくさえ写る。
 おおさか維新の下地議員は、もっと早い出動を考えてもよかったのではないかと総理に尋ねた。米軍との協議もあってのことゆえ、これでも早い決断ではなかったかと思いながら聞いていたが。下地議員の気持がよくわかる質疑だった。
 ところが、共産党の小池書記局長は、オスプレイの危険度を無視した対策で、これを機にオスプレイへの国民の認識を良好化しようとしているのではないかといった感じの会話を、朝日新聞との出来レースで行った。
 朝日も日米同盟関係を強調する狙いがあるのではないかと批判。つまり、オスプレイ導入支援自体を受け入れることへの批判を煽る報道なのだ。
 なんという精神! この現地状況において、よくもそういうことが言えたものだ。

 
◆同じ共産党の女性議員は、原発反対を地震に結びつけて、15日発生直後に反政権のアジツィートを流した後、炎上して削除したそうだ。何があっても、即政権批判にことを結びつけたいようだ。
◆義援金を北海道選挙の活動資金と混同させて、一つの袋で集めた上、振り分けて使用するといったブログを書いた共産党議員もいた。これには、さすがの小池書記局長も不適切だったと認めたようだ。
 善意を装う義援金詐欺への注意喚起があるが、これもその種と理解されてもやむを得ない。
 まさに恥を知れ!とはこういうことを言うのだろうと思う。

◆シールズの若い女性が、朝日新聞の資料を使って、「自衛隊は違憲だ」とFBに書き込み、これも炎上後即消えたようだが、シェアされて残っているのを私も見た。
 何を考えているのか! 情緒的思考に支配されている若い人たちが、機を選ぶこともできずに発信するSNSの在り方は大いに疑問だ。  
 言論の自由は認めるが、時と人の心に配慮がないのは、いかにも扇情的に過ぎる。

◆「安部に言いたい。オマエは人間じゃない。叩き切ってやる」とシールズデモで発言した法政大学の某教授。ヘイトスピーチ批判活動は政権批判にもつながっているが、この教授の発言こそヘイトスピーチと言わずしてなんと言うのか。
 あなたの立場の方がするべきことは、シールズに参加している若者への人間教育のはずだ。無理な話だとは思うのだが。
 

 いやー、ほんとに喝が多すぎる!

 現地では、今朝の気温が2度にまで低下するとの予報だった。極寒の季節ではないとは言え、この気温では被災者の皆さんの健康面が案じられる。すでに車中生活でエコノミー症候群の方も出ているという。少なくとも暖かさに向かって陽気が味方してくれないものかと、遠い熊本の空を偲ぶ。

No.2738 被災地に想う

2016.04.17

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 熊本地震が九州地震といった感じで震源地を複数とする広域化様相に変化している。画面を見ているだけで恐怖感に襲われる。実際、現地の方々が負われる心臓への負担は相当のものがあるだろうと推察する。

 今朝のニュースでは、亡くなられた方が41名、不明者もかなりに及んでいるという。
 震度6以上の地震が7回以上も発生している状況は、その場にいる人々にとっては日本沈没、地球崩壊を感じるほど強烈なものだと思う。なにしろ、私自身は経験がないことだ。
 いや、実際に目にする山腹の亀裂崩壊の規模は尋常ではない。ダムの決壊、橋の崩落、熊本城癖の崩落、阿蘇山の噴火までという現実は、今後の復旧復興への事態の重さが深くのしかかる。

 前号で付けたタイトルに関する想いをうっかり書き忘れたが、耐震補強など一般民家ではそうそう行われていないことが現地情報画面から理解出来たということだ。災害対策・・・とくに地震対策が遅々として進んでいないもどかしさを感じた次第。
 さらに言えば、いったい耐震補強がこれほどまでの揺れに対して、どれほどの効果があるのだろうかというもどかしさもある。

 とくに、古い民家に手を加えているという事実が少ないようだし、庁舎にしても崩壊同然の宇土市役所は築50年とは言うものの、耐震補強をしているようには見受けない。逆に最大の被災地である益城町役場は、補強の姿がはっきりとわかるので、若干の本体と別躯体との剥離は見えるものの、立ち姿はしっかりしている様子がうかがえる。

 ともかく、地震がおさまらなければ何も手が付けられず、ただただ現状の生活を最低限という範囲で維持することしかない。極寒の季節を過ぎてはいるものの、乳幼児や高齢者にとって心配な状況が続く。
 発生後に現地社会福祉協議会から発信されたボランティア募集もしばらく回避してほしいと現地情報が変わった。
 遅々として進まない基本地震対策ももどかしいが、想いを馳せることしか出来ず、遠くから見守るだけの状況ももどかしい。

 話は変わるが、今朝のTBS時事放談に民主党政権時の幹事長だった仙谷由人氏が出ていた。漁船体当たり中国船の船長を取り調べもせずに早期送還の方向を示し、憲法論議においては自衛隊を「暴力装置」と評した人物だ。政治家としては過去の人間だと思うが、こうした与党野党にかかわらず古い政治家をご意見番として登場させる意義がどこにあるのかと最近強く感じる。選ぶにしてもほどがある。御厨さんはいったい視聴者に何を訴えたい評論家なのかと思う。

 皮肉なことに、番組が終わった直後のニュースで、自衛隊の九州派遣人数を2万人から2万5千人に増強するという中谷防衛大臣の意向が伝えられた。
 現政権の対策論議の緊急性と決断力の早さが感じられる。

 最近知ったことだが、左翼活動家がある災害時に「カレーライスは住民の手で、迷彩服は学校にこないで」という内容の垂れ幕を学校門前でかざし、ビラまで配っていたそうだ。被災現地の被災者たちの目の前で、イデオロギー活動に時間を費やす精神がわからない。まさに仙谷氏の発言に共通するものがある。

 こうした異常性は、国を守る、国民を守るという根本精神を喪失しているとしか感じられない。
 大きい小さいの違いはあるものの、地方レベルでも政治を司る人々に、自己利益、自己保身の精神が先んじている現実があることを否定できない。
 余談が過ぎました。

No.2737 備えがままならないもどかしさ

2016.04.15

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 熊本地震発生! なんと震度7!!! 

 テレビが伝える状況からは、激甚災害に指定されるのは間違いないと思わせる。お亡くなりになられた方に慎んで哀悼の意を表し、多くの負傷者と罹災者された皆様に心からお見舞いを申し上げる次第です。

 昨夜、9時すぎに起こった地震、震度7と聞いて広範囲に影響が出ると瞬時に判断し、鹿児島の友人に即電話。つながってホッとしたが、友人はほとんど揺れを感じなかったと言う。まあ、無事で良かった。

 それにしても、東日本大震災の時の関東での揺れは尋常ではなかったし、阪神淡路大震災の時でさえ、若干の揺れを感じたので、熊本で7の地震が鹿児島であまり感じなかったというのは、なんとも不思議なことではある。活断層に関係しているのかもしれないが、ごくごくピンポイントで益城町を中心に揺れが集中しているようだ。
 ことに余震の状態に恐怖感がつのる。地域の人の声がそれを物語っている。「生きた心地がしない」
 地震は、そこはかとない恐怖を与えることがよくわかる。

 熊本城の屋根や石垣の崩落に受けた衝撃も小さくない。修復にはかなりの時間と予算がかかるだろうが、被災者の皆様の生活優先の対策はもちろんのこと、こうした歴史遺産の維持にも思いを注いでもらいたいものである。

No.2736 身近なイベント情報

2016.04.13

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 桜の見頃には必ず雨や強風が付いて回り、快晴が続くことはないのかと。もっとも、葉桜にも葉桜らしい味わいはあるもの。
 年度替わりで、新入生が元気に行き交う時期にも重なり、日頃の喧騒から解き放たれる感覚にもさせてくれる。桜とはすごい力を持っている花だとつくづく思う。
 

 桜イベントが一段落したところで、身近な処での小さな、小さなイベントのご案内を! 

 私の住居地、幸手市香日向にドッグランというお店があります。トリミングや爪カットなど愛犬の手入れを始め、ホテル、幼稚園というワンちゃんにかかわる総合専門店のようなお店ですが、施設内に「ドッグランズ・カフェ」という軽食喫茶コーナーがあって、そこにはピアノもあり、なかなかお洒落な雰囲気のレストハウスイメージを醸し出しています。

 そのカフェを使って、リスニングタイムを企画したわけなんですが、その初回が添付写真の内容です。

「ビートルズを聴く夕べ」
 単純にビートルズだけを2時間聴き続けるという仕組みの、いわゆるビートルズ・コミュニティー・タイムというわけです。 
ファイル 641-2.jpg ビートルズに関して今更語る必要もないのですが、素直に考えて、20世紀最大のグループミュージシャンであることを否定する人はまずいないでしょうし、嫌いな人もそうはいないだろうと思います。

 私も、実はカラオケで演歌を歌いますが、若かりし頃はビートルズ、ストーンズ、ビーチボーイズなどのポップス音楽にのめり込んだものです。ビートルズをはじめ多くの外タレコンサートにも出かけました。私が知る限り、政治家にも同じような方がけっこういるものです。
 そういったことで、この試みを楽しみにしています。ひょっとすると、かなり大きな音で聴いてもらうことになるかもしれません。
 ご都合よろしかったら、ご来店よろしくお願いします。

 日時は、4月16日の土曜日、午後7時半からの約2時間。
 入場無料ですが、300円でエスプレッソなどお好みのドリンクをご注文いただくだけでけっこうだそうです。別途料金設定でアルコールもオーケーです。

No.2735 おもてなし日本一

2016.04.10

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 新人事で行政が動き始めてて早10日が経過した。毎年この時期は人事異動で一喜一憂し、人心も組織的活動もあたふたわさわさと忙しいことになる。もっとも、これは民間企業でも同様であろう。

 今回、自身お世話になった方々の定年退職があったり、また昇格があったりということで関心は高い。
 今年、議員時代に関わりが深かった方が、県民生活部長に就任された。私が当選初年度は産業労働部の観光課課長だったが、ひとあたりが良く、気取らず、冷静な熟慮タイプで、かつ判断力を備え、ユーモアもあり、さらに言えば酒がお好きというか、仕事柄、埼玉県内の酒造地図を名刺の裏面に印刷していた。観光に酒は重要な要素があるということで、県内の酒造メーカーの育成と発展を考えていた方だった。

 一言で言って懐が深いというべきか・・・2年前に部長から副知事に、しかも定年前に抜擢された岩崎現副知事も同様の意味で素晴らしい人物で、お二人とも私よりお若いが、内実は全然足元にも及ばない人格者であり、高い見識をお持ちの方である。

 さて、その新しい県民生活部長が観光課長だった当時のことだが、全国一の観光劣県であった埼玉県を観光的に元気にすることはできないかということで、自民党県議団の一期生が中心となって、観光度アップを目指す条例の策定をすることとなった。
 同プロジェクトを立ち上げ、なんども検討会議を開き、議会政策調査課の協力を得ながら、半年がかりでようやく議員提案出来るまでにこぎつけた。その経過の中で、この観光課長が何かと相談に応じてくれたことがなつかしい。

 観光度アップとは言っても、物理的な条件はそうそう変えられるものではないので、人の心に起因する「おもてなし」の日本一を目指すことを主目的にしてはどうかと、当時課長のこの方のアドバイスにメンバー全員が大いに納得したものだった。
 「おもてなし」という言葉を条例名に入れてはどうかという意見もでたが、すでに他県の先進例に「観光おもてなし条例」というそのものずばりの命名もあったので「観光づくり条例」に落ち着いた。

 で・・・話は長くなって申し訳ないのですが、
 №2733で紹介した「白目桜ゼリー」を購入するために権現堂堤の茶屋を訪ねた方から連絡をいただいた件を少々。
 訪れた時、茶屋は人で賑わいを見せていたこともあってか、「白目桜ぜりーはありますか?」と尋ねたら「ここにないものはないよ」と売り子のおじさんの声。さらに「こっちも全部わかってるわけじゃないんだから、無いものを言われても困るんだよなー」と誰に言うでもない、独り言を口にしたというのだ。でも、それはそこにいる誰もが聞こえるものだったと。

 その状況の大体は想像つくのだが、絶対とは言えないので論評は避ける。
 ただ、「おもてなし」とはどういうことかという部分について、アルバイトだろうが、ボランティアだろうが、男性だろうが女性ろうが、歳がいくつであろうと、共通認識を持って、来訪者に温かく接することを心がける必要があるのは間違いのないところかと思う。
 ところが、そうは言っても、この「おもてなし」はだれにでも簡単にできるものではなく、案外に個人の資質に関わる面が大きいということも理解しなければならない。

 今、、○○コンシュルジュという特命的な専門職種が、あらゆる場で選任され、活躍を期待されているが、まさにこれこそが「おもてなし」の典型的なものと言える。何においても専門家とは言わないまでも、基礎知識を持ってその任に当たらなければ、遠くからやってくる観光客を満足させることは出来ないと思うのである。それでこそ、必然的に「おもてなし度」は高まるはずである。その最大の要素は、丁寧かつ思いやりと優しさがにじみ出る心の対応ではないだろうか。

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