記事一覧

No.2700 琴奨菊優勝に酔いしれる!

2016.01.25

アイコン

 既報の通り、宜野湾市長選は自公推薦の現職候補が再選をはたした。熾烈な選挙戦だったようだが、5千票以上の差がつく結果となった。これで現行の沖縄基地問題に方向性が見えてきた感はあるが、また6月には沖縄県議選が待っている。気の抜けない状況がまだまだ沖縄では続く。

 さて、生で見ることが出来なかったのが残念でならなかったが、ニュースからも琴奨菊の優勝は万感胸にくるものがあった。力士は、その姿風貌から実際の年齢より老けて見えるし、角界ではベテランの領域に入っている琴奨菊だが、両親に感謝の言葉を送る彼は、まだ31歳の若者だった。優勝の場に居合わせた両親ならびに婚約者に、なんと素晴らしいプレゼントを贈ったことか。
 10年という月日は、とてつもなく長かったというのが実感である。そういう意味では、この日、国技館で観戦していた方々も大変貴重な場にいたことになる。

 モンゴル人力士に席巻されて久しい国技相撲であるが、今ではモンゴル人ではない外国人同士の取り組みも少なくない。横綱目指して頑張れ!と言える日本人力士が少ない現状にあって、稀勢の里や琴奨菊の姿は歯がゆくて仕方がないと感じていたファンは多かったはずである。
 最近では、優勝への期待となると稀勢の里にその可能性を若干感じるくらいであったし、1998年の三代目若乃花以来の日本人横綱誕生となると、いつのことやらと考えていた方も多いと思う。なにしろ、2場所続けて好成績を残さなければならないのだから、モンゴル人横綱が3人いて、さらに照の富士が台頭してきた現状では容易なことではない。

 こうなったら、琴奨菊の来場所に期待を寄せようではありませんか。
 ガブレ!ガブレという観客の掛け声は、30年くらい前のことになるが、当時大関だった同部屋の大先輩である琴風以来ではないかと思う。来場所もこの声援をたくさん耳にすることが出来ますように!
 

No.2699 宜野湾市長選に注目!

2016.01.24

アイコン

 政治と金の問題が、またまた発生した。しかし、高村副総理も述べているように、今回の甘利大臣の一件については、少々きな臭いものを感じないではないが、いずれにしてもしっかりとした説明責任は果たしてもらわなければならない。
 事が事だけに、無理なこじつけは諫めなければならないが、タイミングとしては、TPPの最終合意締結が佳境に入ってきている場面であり、今、沖縄の宜野湾市長選が1週間の戦いを終えて、今日が投票日となっている。この選挙戦が始まってまもなくの週間文春によるスクープだった。

 この宜野湾市長選は、普天間移設、辺野古工事等々の国防に関係していることと、敗戦連鎖から脱するために自公政権が力を注いでいる全国注目の市長選となっている。知事選では自主投票とした公明党が、今回は強力な支援体制をしいているのがなによりのことではないか。
 中国寄りの反日知事との評判が日増しに高まる翁長知事が、新人候補の応援に総力をあげての支援を表明し、戸別訪問にまで帯同したことが問題となっているほど熱い選挙戦となっている。
 沖縄、中国、韓国、慰安婦、原発、基地、憲法、こうしたワードに関連付けてのレッテル貼りは、とくに安倍政権打倒とばかりに、反日反米リベラルもしくは左翼思想の中に渦巻いている。
 驚くことに、安倍晋三=アドルフ・ヒトラーとまで極論する状況にある。

 そういったことに絡めて考えると、この宜野湾市長選は、自公以上に反日メディア及び翁長陣営にとって、どうしても勝たなければならない選挙戦であると考えるべきだろう。
 翁長支援の沖縄タイムズや琉球新報といった沖縄左翼メディアが、あまり報道しないのは仕方がないとは思うが、いま、尖閣周辺への中国の行動は先鋭増幅する一方である。これに警戒心も対抗心も希薄な翁長知事体制はいったい、日本の将来をどう考えているのだろうか。

 「北朝鮮の核は驚異ではない」と口にする政党代表、「武器を持たないことが平和維持への最高の手段」と非武装第一を唱える某著名人などの思考が、空虚なものとしか感じられない昨今、そんなに生易しい考えでいたら、日本などひとたまりもない。
 ロシア、中国、北朝鮮といった隣国が、日本の存在をうとましくさえ思っている(この点では韓国も)状況において、さらには、そうした国々の根底にあるのは対米軍事強化であり、日米同盟とわが日本の地理的環境を考慮するなら、非武装平和などを論じて国を守るなどというのは机上の空論であろう。
 日本の敗戦が確定した8月に入って、不可侵条約をいとも簡単に破り、終戦後も樺太や北方領土で戦いの手を緩めずに領土を奪っていったソ連の姿を忘れてはならない。
 いずれにしても、沖縄の位置づけは、それほど重いということをわからない政治家であるはずがないと思いたいが、琉球民族国家として独立を考えている話が事実とすると、結局は中国の属国化となることも辞さない政治家と評価される翁長知事。
 考えてみれば、政治イデオロギー的に極端な変質、変貌をした政治家スタイルは、さしずめ反面教師と位置付けるべきと感じている。

No.2698 市政報告会で

2016.01.24

 雪にはならなかったものの、日曜日の午後から風が強くなってきた。気温が低いせいか顔が痛く感じる。そんな中、松田雅代市議の市政報告会ならびに勉強会が行われ、出席させていただいた。
 なかなかまとまりの見られない市議会にあって、行政の在り方を質す松田市議の議会活動がたいへん貴重に感じられる報告会であった。行政の方向性を正しくチェックする、本来あるべき議員としてのスタイルをさらに進めてくれるものと思うと語らせていただいた。

 進行役から私のブログを紹介していただいたこともあって、最近のブログアクセスが増加していることについて若干の説明をした。久喜総合病院関連のブログからアクセスが急増したと自分は感じているが、このニュースについては大方の人が新聞報道等ですでに知っているようだった。
 その他、「ヒューマン&コミュニティー自治総合研究所」研究主幹として行政課題や政治テーマについて幅広くこのブログを通じて自らの考えを書かせていただいてるわけで、アクセスが多いということは、率直にありがたいことと思っている。

 報告会では、質疑に立たれた参加者が、幸手市政と病院問題にからめて「政治の先見性」を指摘していたが、まさに前町田市政が50億円をあの時点で拠出していたら今頃上へ下への大騒ぎになっていたことだろうと思う。
 金(税金)を使うにあたっては、公明性はもちろん、真に街の発展や市民生活の向上に役立つものかどうかの精査が必要だとあらためて感じる。

No.2697 選挙カーを使わない選挙戦に期待!

2016.01.21

 降雪後数日の気温は冬らしくなっている。夏は夏らしく、冬は冬らしくとは言うもののやはり寒いのは辛い。
 学校にも異変があるようで、登校する子供たちも、いつも4人のグループがこの3日間は1人の状況が続いている。聞くと、インフルエンザA型の影響で学級閉鎖が数クラスで実施されているという。登校する子どもたちの元気な姿に変わりはないものの、いつも元気な子どもの姿がないとなにやら寂しいものだ。

 さて掲題に関することだが、今、吉川市で市議選が行われている。中で、選挙カーを使わずに選挙戦を展開している安田晋也さんという現職候補がいる。理由は一言でいってチャレンジということだと思うが、私はこのチャレンジに共感を覚えている。

 選挙というものは、その種類によって特徴がある。それはすなわち選挙活動の在り方につながる。最小面積を運動する市町村議員選挙に選挙カーが必要か?という想いは、私も感じていることだ。
 選挙カーの使用意義は、ウグイス嬢が候補者の名前を連呼し、公約の要約を伝えるために使われ、途中で街頭演説のために車載している音響設備を候補者自身が使用するというのが実態である。この当たり前のスタイルを踏襲しない選挙運動は、コストをかけない選挙戦、足と自転車とハンドマイクを駆使した選挙戦がとって代わるものになるのだろうが、十分可能だろうと感じるのである。

 有権者は、応援している候補者の選挙カーと、そこから発するウグイス嬢の快活な声を聞かないと寂しく感じるようだが、候補者の主義主張を理解した上で、当選後の活動に期待をすると同時に信じることを投票精神に結びつけることが大切なことではないかと思うのである。なにも、大音量の車載スピーカーで広範囲に名前を発する選挙活動が、はたしてどこまで必要であろうかと。

 もっとも、選挙カーを使わない選挙運動が功を奏するかどうかは候補者次第ということになる。新人候補にはなかなか難しいとは思うが、現職候補には可能なはずである。
 安田候補の奮闘に期待をし、その運動方針に拍手をおくりたいと思う。

 祈 当選!

No.2696 人道精神あふれる質疑答弁

2016.01.20

アイコン

http://www.sankei.com/politics/news/160119/plt1601190018-n1.html 

 前号の続きになるが、拉致問題に関わる中山恭子議員の質疑。それに対する安倍総理の答弁。 
 このやりとりに、過去のいきさつの隠れた事実が語られていると確信する。こうした発言を聞いて、所属のいかんに拘らず政治家たちはいったいどう感じているのだろうか。

 従軍慰安婦問題の責任の一端を有する福島瑞穂氏に至っては、またまた憲法改正案の緊急事態条項、つまり災害時や他国からの攻撃に対する備えの考え方に対してナチスと同じだと批判した。もはや彼女においては、日本国の為にある国会議員とは言い難い。表現が粗悪にすぎる。
 これには民主党の岡田代表や枝野幹事長も同様の批判をしているが、これこそが、まさに選挙を意識した野党共闘のイメージ植え付け作戦にほかならない。

 平和安全法制を戦争法案と言い続けることで一部の若者が煽動され、それにまた煽動される若者が現れるという戦術が功を奏したと判断しているものと思われる。まさに枝野幹事長は学生運動の申し子を標榜しているかのようだ。たしかに、これに同調する学者や著名人もいるにはいるが、もともと思想的に異なるレールを歩いてきた方々だと思うし、それによる国防意識欠如の極みであり、違憲か合憲かの論争は二の次の問題というのが実態だろうと感じている。
 とにかく、その時折で万民共通の嫌悪感を有する言葉で揶揄する手法はもうたくさんだ。いくら政権批判が主たる活動の野党政治家だからとはいえ、少しは素直な人間味を醸し出してくれないものだろうか。

 こうしたことに惑わされてはいけないのだが、惑わされる国民がいるという現実が、破壊的国会論議を野党第一党の幹部議員をもってして、日本の政治家としての矜持も持たずに行なわせているのだ。
 まさに「日本の心を大切にする党」中山恭子代表に真の人道精神を感じる。政治家としてパワー不足だとか、押しが強いとか弱いとかの問題ではない。それらを超越する説得力と矜持を大いに見習いたいものだ。

No.2695 誰の名誉と尊厳を傷つけたか?

2016.01.19

 今国会の予算委員会では、保守本流の議員の質問に見るべきものがあると感じている。先週金曜日の片山さつき議員もかなり専門的な研鑽研究をしていることが伺え、予算委員会の主旨をふまえた質問が多かった。後ろ向きな反政権論理に終始する野党の主張がむなしく聞こえてならない。元みんなの党幹事長だった水野賢一議員などは、すっかり重箱の隅を突く議員に変貌し、保守系論客だった姿からは程遠いイメージとなっていた。

 そして、昨日の参議院予算委員会では、拉致問題対策で長く活躍されている中山恭子議員が、先の日韓合意に関して口調は物静かではあるが、的を射たシビアな質問をされていた。ミニ政党なので時間は短かいものだったが、安倍総理も岸田外相もいささか答弁の歯切れは悪かったように感じた。

 中山さんの発言で「従軍慰安婦の名誉と尊厳を傷つけることのない合意というが、祖国の為に尊い命を大戦に捧げた日本人の名誉と尊厳はどうお考えか?」というくだりが心に響くものだった。
 逆に、世界各国が今回の合意に賛意と理解を示しているという岸田外相の言葉の説得性の無さには残念としか言いようがない。なぜなら、他国の反応は「お隣同士なんだからいつまでもいがみ合っていないで仲良くしたらいい」といった程度の第三者的な発想に過ぎないと感じるからである。そんな簡単に済ますことのできるこれまでの経緯ではないし、何をそんなに急いで合意する必要があるのかわからないほど、弱腰な合意であったことは間違いない。まして大切な税金まで使って! 

 軍が関与したという内容もいかがなものかである。もはや、世界のマスコミこぞっての「20万人の少女を性奴隷にした日本軍、日本兵」という捏造の報道により、日本のイメージが固定化されることへの責任は重たいものがある。
 総理も外相も、性奴隷という表現や慰安婦像の撤去に関しての申し入れを徹底するとは言うが、そうなると韓国側とくに一般市民の反日、抗日感情がまたまた黙ってはいまい。

 この合意に至る真実(と私は思っている)がネットでも確認できる。まんまと乗せられた今回の合意?が、今後どのような展開と影響を日本にもたらすであろうか。しっかり注視していく必要があるのではないだろうか。

ページ移動