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No.2736 身近なイベント情報

2016.04.13

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 桜の見頃には必ず雨や強風が付いて回り、快晴が続くことはないのかと。もっとも、葉桜にも葉桜らしい味わいはあるもの。
 年度替わりで、新入生が元気に行き交う時期にも重なり、日頃の喧騒から解き放たれる感覚にもさせてくれる。桜とはすごい力を持っている花だとつくづく思う。
 

 桜イベントが一段落したところで、身近な処での小さな、小さなイベントのご案内を! 

 私の住居地、幸手市香日向にドッグランというお店があります。トリミングや爪カットなど愛犬の手入れを始め、ホテル、幼稚園というワンちゃんにかかわる総合専門店のようなお店ですが、施設内に「ドッグランズ・カフェ」という軽食喫茶コーナーがあって、そこにはピアノもあり、なかなかお洒落な雰囲気のレストハウスイメージを醸し出しています。

 そのカフェを使って、リスニングタイムを企画したわけなんですが、その初回が添付写真の内容です。

「ビートルズを聴く夕べ」
 単純にビートルズだけを2時間聴き続けるという仕組みの、いわゆるビートルズ・コミュニティー・タイムというわけです。 
ファイル 641-2.jpg ビートルズに関して今更語る必要もないのですが、素直に考えて、20世紀最大のグループミュージシャンであることを否定する人はまずいないでしょうし、嫌いな人もそうはいないだろうと思います。

 私も、実はカラオケで演歌を歌いますが、若かりし頃はビートルズ、ストーンズ、ビーチボーイズなどのポップス音楽にのめり込んだものです。ビートルズをはじめ多くの外タレコンサートにも出かけました。私が知る限り、政治家にも同じような方がけっこういるものです。
 そういったことで、この試みを楽しみにしています。ひょっとすると、かなり大きな音で聴いてもらうことになるかもしれません。
 ご都合よろしかったら、ご来店よろしくお願いします。

 日時は、4月16日の土曜日、午後7時半からの約2時間。
 入場無料ですが、300円でエスプレッソなどお好みのドリンクをご注文いただくだけでけっこうだそうです。別途料金設定でアルコールもオーケーです。

No.2735 おもてなし日本一

2016.04.10

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 新人事で行政が動き始めてて早10日が経過した。毎年この時期は人事異動で一喜一憂し、人心も組織的活動もあたふたわさわさと忙しいことになる。もっとも、これは民間企業でも同様であろう。

 今回、自身お世話になった方々の定年退職があったり、また昇格があったりということで関心は高い。
 今年、議員時代に関わりが深かった方が、県民生活部長に就任された。私が当選初年度は産業労働部の観光課課長だったが、ひとあたりが良く、気取らず、冷静な熟慮タイプで、かつ判断力を備え、ユーモアもあり、さらに言えば酒がお好きというか、仕事柄、埼玉県内の酒造地図を名刺の裏面に印刷していた。観光に酒は重要な要素があるということで、県内の酒造メーカーの育成と発展を考えていた方だった。

 一言で言って懐が深いというべきか・・・2年前に部長から副知事に、しかも定年前に抜擢された岩崎現副知事も同様の意味で素晴らしい人物で、お二人とも私よりお若いが、内実は全然足元にも及ばない人格者であり、高い見識をお持ちの方である。

 さて、その新しい県民生活部長が観光課長だった当時のことだが、全国一の観光劣県であった埼玉県を観光的に元気にすることはできないかということで、自民党県議団の一期生が中心となって、観光度アップを目指す条例の策定をすることとなった。
 同プロジェクトを立ち上げ、なんども検討会議を開き、議会政策調査課の協力を得ながら、半年がかりでようやく議員提案出来るまでにこぎつけた。その経過の中で、この観光課長が何かと相談に応じてくれたことがなつかしい。

 観光度アップとは言っても、物理的な条件はそうそう変えられるものではないので、人の心に起因する「おもてなし」の日本一を目指すことを主目的にしてはどうかと、当時課長のこの方のアドバイスにメンバー全員が大いに納得したものだった。
 「おもてなし」という言葉を条例名に入れてはどうかという意見もでたが、すでに他県の先進例に「観光おもてなし条例」というそのものずばりの命名もあったので「観光づくり条例」に落ち着いた。

 で・・・話は長くなって申し訳ないのですが、
 №2733で紹介した「白目桜ゼリー」を購入するために権現堂堤の茶屋を訪ねた方から連絡をいただいた件を少々。
 訪れた時、茶屋は人で賑わいを見せていたこともあってか、「白目桜ぜりーはありますか?」と尋ねたら「ここにないものはないよ」と売り子のおじさんの声。さらに「こっちも全部わかってるわけじゃないんだから、無いものを言われても困るんだよなー」と誰に言うでもない、独り言を口にしたというのだ。でも、それはそこにいる誰もが聞こえるものだったと。

 その状況の大体は想像つくのだが、絶対とは言えないので論評は避ける。
 ただ、「おもてなし」とはどういうことかという部分について、アルバイトだろうが、ボランティアだろうが、男性だろうが女性ろうが、歳がいくつであろうと、共通認識を持って、来訪者に温かく接することを心がける必要があるのは間違いのないところかと思う。
 ところが、そうは言っても、この「おもてなし」はだれにでも簡単にできるものではなく、案外に個人の資質に関わる面が大きいということも理解しなければならない。

 今、、○○コンシュルジュという特命的な専門職種が、あらゆる場で選任され、活躍を期待されているが、まさにこれこそが「おもてなし」の典型的なものと言える。何においても専門家とは言わないまでも、基礎知識を持ってその任に当たらなければ、遠くからやってくる観光客を満足させることは出来ないと思うのである。それでこそ、必然的に「おもてなし度」は高まるはずである。その最大の要素は、丁寧かつ思いやりと優しさがにじみ出る心の対応ではないだろうか。

No.2734 やはり秘書に向けた責任

2016.04.06

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 政治資金疑惑の民進党山尾志桜里政調会長の釈明会見があったようだ。
 やはり想像通りの内容でがっかりさせられた。

「しっかり調べてきたのでご報告をしたい。報道されているような、ガソリンのプリペイドカードを大量購入した事実はないものと考えている。したがって、このような大量のプリペイドカードが換金されたとか、関係者や有権者に配布されたという事実もないものと考えている」

「政治資金報告の関係は、秘書がスタンドに捨てられていたレシートを持ち帰り、この分を事務所の現金から支出していたと思われる」
「多額のガソリン代の支出に、この秘書が関与している蓋然性が相当に高いと判断しているので、法的措置を考えている」

 つまり、結果は今はいない秘書がやったことだと言いたいようだ。確かに、それが事実であれば、立派な横領罪ということになる。ならば、なぜその秘書は今はいないのだろうか? 辞めたのか辞めさせたのか? その理由は?
 そもそも、「考えている」という末尾語はどういう意味を示しているのだろうか? 確信も確定もしていない、ただの本人の推測表現でしかない。つまり、調査した結果を示す言葉になっていない意味で、無責任な結語に感じる。
 真実か嘘かは別にして、本人がしっかり調査したと言うのであれば「そうした事実はありません」と締めるべきなのだ。蓋然性という難語まで使う言葉のプロなのだから。

 ともかく、いない人の責任論で終えてしまうのは、この世界によくある「闇のまま」というもので、何の説明にもなっていないし、秘書の責任にするのもほどがある。

 今日、同じ民進党の岡山比例区選出の柚木議員が、公職選挙法違反で事情調査されていたとの報道があった。お付き合いのつもりで、母校の同窓会名簿に有料の名刺広告を出したという。こういった内容の違反事件は、もちろん許されるものではないが、山尾議員の問題とは比べ物にならないくらい小物に感じられる。もっとも、この柚木議員は、松島みどり法相のウチワ事件でケジメの辞任をせまった方だから、どうやら明日は我が身を味わうことになったようだ。
 
 議員は求められた場で、つい考えもせずしてはいけない対象の寄付に応じてしまったりというのは間違いとしてあると思う。しかし、その額にもよるが、人の心としてこうした事象は憎むべき違反に感じられない面もある。

 私は、山尾議員や舛添都知事のように、知らなかったで済まされない金銭疑惑には憤怒の気持ちを隠すことが出来ない。しかも、二人とも大組織の大きな肩書きを背負っているし、山尾氏は元検事という立場であり、それは人生の最後まで優秀な履歴としてついて回る方なのだ。

 もうかなり前のことになるが、松岡農林大臣という人物がいた。高飛車な物言いは好きなタイプではなかったが、かなり大物感を漂わせてきた官僚あがりの閣僚だった。ところが、事務所の水道料疑惑を(確か500万円だったか)野党から追及され、なんとドアノブで首を吊るという驚きの結末をみた事件だったと記憶している。あっけなくも悲惨な政治家の末路はあってはならない。
 ただ、こうした事件も反省にして、山尾、舛添両氏の疑惑はしっかり究明すべきだと思うのだ。舛添氏の開き直りも、山尾女史の釈明も、けっして納得出来るものではない。

No.2733 白目桜ゼリーと白目桜チョコレート

2016.04.02

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 3月29日の埼玉新聞に嬉しい記事が。 

 幸手市民なら知らない人はいない?郷土産米がある。「白目米」という米で、これを原料にした日本酒「白目桜」は、私も愛飲とまではいかないまでも時折いただく美味しい味わいを持つ日本酒である。燗より冷が良いかと(笑)

 白目桜は、市内の老舗酒店「伏見屋」さんのオリジナルであり、これに我が家からほど近い「夢菓子工房プレザン・パッセ幸手店」さんがコラボで「食べる日本酒」をテーマに開発した「白目桜ゼリー」が新発売されたというのである。1個320円で篭入りや箱入りもあるという。

 実は、当ブログで紹介するのをうっかりしたが、2月には同じコラボで、この酒風味を生かす形の「白目桜チョコレート」が販売にこぎつけていた。この口当たりの上品さとほんのりとした酒テーストには、酒を飲めない家内も大いに満足していた。

 、新製品のゼリーについては、満開前から観桜客で賑わいを魅せる県営権現堂公園の峠の茶屋で10日頃まで販売しているという。興味のある方はギリギリではなく、少し早めに出かけられて、ぜひともご賞味いただければなによりです。
 チョコレートについては冬季限定ということなのでわかりませんが、ひょっとするとあるかも・・・です。

No.2732 舛添知事も山尾議員も???

2016.04.02

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◆舛添東京都知事が新年度の会見で、ロンドン・パリの出張費について香港の記者から問われた際の答弁。
「無駄は排さないといけないが、条例に基づいてやっているだけです。香港のトップが2流のビジネスホテルに泊まりますか? 恥ずかしいでしょう」

 さらに、まったく脈絡のないことをこの記者に対して発言し、当の記者が「そういうことを申し上げたのではない」と言うと、「いやいや、だから、そういうことを申し上げたのではないではなくて、そういうことも念頭においてきちんとご質問くださいと申し上げている」とわけのわからない論理で記者を恫喝的に逆批判。これ、質問にいらついた政治家が記者に対してよくやるパターンだが、どうもこの方、人間性が狡猾、高飛車の感じがしてならない
 東京都内一等地の韓国への貸与も「知事が下した政策決定だ」と突っぱねる始末。何を考えているのかとの怒りが増幅しているのは事実だ。

 舛添氏が泊まったのは1泊30万円のスウィートだ。2流のビジネスと比較すること自体がナンセンスそのもの。5万円でも相応のホテルに泊まれるはずである。
 視察の交通宿泊は執行部事務局が設定するのだが、確かに視察に関する規則はあってそれに則るのは当然のことだ。市議、県議で若干の差はあったが、宿泊費は概ね食事付きで1万円から2万5千円の範囲だったと思う。航空利用だと市議も県議もエコノミー。新幹線は県議でグリーンを利用したが、これ自体は個人的に疑問を感じないではなかったが、身体をゆっくりいたわることが出来るという意味では有意義な部分もあった。もちろん、グリーンでなくても恥ずかしいということはない。

 
 舛添さん!知事のプライドが30万円でないと許さないのでしょうか? そんなプライド捨てておしまいなさい! 
 条例に基づいていると言うなら、歴代の都知事も皆同じことをしてきたということ? そうだとすると、知事の視察出張の条例はすごいものなんですな。余計なお世話だが見直すべきではないかと・・・。だいいち、無駄を排する精神など微塵も感じられないではありませんか!

◆民進党で今最も華やぎ、輝いているのが2期実質4年程度の議員経験で野党第一党の政調会長に抜擢された山尾志桜里議員。舌鋒鋭い女性議員は珍しいことではないが、「保育所落ちた、日本死ね」の匿名ブログを材料に安倍総理への質疑で一躍名を轟かせた議員さんである。

 BSの討論会番組などでたびたび拝見していたが、元検事だけに回転の速さと知性の豊かさを感じさせる方だという印象はあった。しかし、蓮舫議員に似たエキセントリックさを持ち、両手のひらを左右の目尻に付けたとすると、それがあまり広がらないタイプと言った感じでもある。

 政治家が台頭するには当選期数を増やすことがまず第一だと言われるが、若手の議員の場合は高い知性と向上心を基本に、演説や討論での資質を示すことで一気に名を売ることがある。

 ところが、民進党の船出にあたって目玉登用となった山尾議員に政治資金疑惑が持ち上がった。地球を3周も出来るガソリン代が政治資金収支報告に記載されていたという。現段階で本人は、マスコミに対して「確認します」の言葉でしか対応していないが、どんな調査結果が報告されることやら。

 興味深いのは、かの匿名ブログや、山尾議員本人のブログが、週刊新潮の記事が出た直後に閉鎖されているというのだ。山尾議員本人は理解出来るが、なぜ匿名ブログの所有者までが・・・奇々怪々な話ではないか。

 いずれにしても、法の番人から国会議員に転出した方ゆえに、ここはしっかり対応しなければなるまい。
ここで思い出すのは自民党小渕議員の劇場接待に関わる収支報告疑惑である。父親時代からの大番頭だった元中之条町町長の逮捕に至ったのだが、組織的には山尾議員の後援会は年月も浅く、規模も小さいと思われるので、山尾議員本人が知らなかったとかまかせていたと言う説明は出来にくいのではないか。
 はたして強弁するのか、非を認めるのか、第三者を責任者として表面化するのか・・・元検事がどういった対応をするのか注目したい。

 

No.2731 メインキャスターとしては不適格

2016.04.02

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古館伊知郎氏がテレ朝「報道ステーション」のMCを3月いっぱいで降板した。その最後に、彼はこう語った。「人間は少なからず偏っている。情熱を持って番組を作れば多少は番組が偏ることはあるんです」と。

 この言葉に対する視聴者やメディアの反応は、大方厳しいものがあるようだ。
 確かに、放送法違反もやむを得ずのようにも聞こえる、人格評価を自ら低下させる発言は、政治思想に関わる方向性が対象になっているのだから、こうした考え方で12年間メインキャスター張ってきたのかと思うと残念でならない。
 実は辞めたくないのに辞めなければならなくなったことへの最後の「開き直り」か「言い訳」か、品が無い表現で申し訳ないが「イタチの最後っ屁」のように思えてならない。こんな言葉を残して去ることに何の意味があるというのだろうか。

 メインキャスターはゲストの語りを引き出すことが仕事であり、引き出しの上手下手が番組の骨格になるはずである。とくに政治を話題にした時は、賛否両論のゲストを迎え、議論も含めた主張を述べるのが本筋だが、この番組はもともとゲストの選抜自体が偏っているのだから推して知るべし。

 情熱を持って番組を作ると言うが、MC自らが主義主張を表現したいという意味での情熱であれば、それはもう政治的ワンマンショーに変貌するし、ゲストコメントを引き出すにも誘導的になるのは目に見えている。有名税のプライドに溺れすぎた思考が垣間見える。
 
 古館氏と同タイプのキャスターたちは、年金問題で自民党が国民の怒りをかった時から、あけすけに自民党批判を展開しはじめ、政権交代の火付け役となっていった。大マスコミが煽る悪役自民党のブーム・風作りシナリオの花形コメンテーターとなって、政権交代を実現したのだ。 

 しかし、自分たちが前面に立って実現した民主党政権のていたらくも、自分たちの軽挙妄動を責めたり、反省したりすることは意地でもできない。むしろ政権交代誘導の批判を逃れるためには自民批判を継続し、その先鋒を努め続けなければならなかった。天下の大朝日が実はこのスタイルだ。従軍慰安婦報道の誤ちは長々と認めても、読者への謝罪はなかった。

 そうして原発、沖縄基地、憲法、特定秘密保護法、そして平和安全法制・・・すべてが政権批判の対象になっていった。どういうわけか第一次の時の教育基本法の65年ぶりの改正の際は、それほどでもなかったと記憶しているが果たして実際はどうだったか最早定かではない。
 その後も、嫌自民マスコミによって国のためになるとは思えない言葉狩りが続き、それを題材に野党が大切な国会審議時間を費やしている。ところが、自分たちの言論の自由を殊更に叫ぶ姿は異様に感じられたものだ。

 最後の最後でガキのようなツッパリ発言を残していった人物が、政治的誘引の意思を持って構成に口を出していた番組。それが報道ステーションだったということか。この有名税を駆使した偏向キャスターによって、どれだけの国民が歪んだ影響を受けたことだろう。 

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