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No.2794 東北・北海道の台風惨事に想う

2016.09.02

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 東北、北海道の台風被害は甚大化しそうです。ことに北海道には台風というイメージが無かっただけに驚きと同時に今後の気象動向への不安が募ります。
 亡くなられた方に慎んで哀悼の意を表し、被災者の皆様に心からお見舞いを申し上げます。
 先号にも書きましたが、大規模単一農家の存在は日本の食を支える規模ですので、早期復興を願うばかりです。

 思えば、台風では強風によるものと大雨によるものとに被害が区分されますが、人の命を奪い、家屋などの財産、大切なメモリーが失われるのは洪水による場合が多いと感じます。
 風も、屋根や果実、稲穂などをなぎ倒す場合もありますが、過去の大型台風による被害は圧倒的に水のよるものが記録的にも示されています。

 昨年の茨城県常総市の洪水被害とほとんど似たような洪水が、今回の空知川や石狩川で発生したのを見て、川の堤防氾濫対策がいかに大切なことかを実感します。 

 そこでですが、幸手市の浸水被害も日常的に、同じ地区が対象となっており、それが幾年にもわたり解消されることのないままになっている常態です。コスト的に困難な行政課題であるにしても、30億円近い予算をかけて駅舎を造るのであれば、その半分でも洪水対策に向けて知恵をひねり出してもらいたい。基本的には東西をつなぐことが重要であって、そんな豪華な駅舎は必要ないはずです。
 そして国や県に対し先行的に実行する意志と意欲を示し、補助金を求めるくらいの強い姿勢を打ち出せないものかと思うのです。
 補助金が見込めないから出来ないというのであるならば、それは住民の生活の安心安全をないがしろにしていることにもなるでしょう。

 行政課題の優先順位は、あくまでも防災対策とくに当地区では洪水対策であると私は確信しています。
 そして、その意図計画を議会と住民にしっかりと説明していく姿勢を表せば、他の課題が遅延することとなっても理解はいただけるものと思いますがいかがなものでしょうか。

No.2793 繰り返す驚愕の未成年事件

2016.08.29

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 どうしてこうなってしまったのだろうか???
 現行、社会を揺るがす事件が起こるたびに政治の責任のように口角泡を飛ばす輩もなくはないが、それは解決への道を探るものではなく政争に近いものを感じてならない。
 まあ、それはさておき今の未成年者が加害、被害両面で悲惨な事件に拘わることが多すぎるとは思われませんか?

 児童虐待、いじめ、猥褻といった類で、時には命まで奪われる陰湿な事件が後を絶たない。
 こうなった原因を大きなくくりで考えれば、「社会の変化」ということになるのだろうが、戦後の復興期を「我慢」という意味を至極単純に受け入れていた子ども時代を経て(いわゆる私たち団塊の世代もギリギリそれに当てはまるわけだが)知性と理性を土台にして勤勉な日本社会に揉まれた世代が、世界に冠たる見事な成熟社会を技術イノベーションとともに築き上げた。


 ところが、それを勤勉を保ちつつ謳歌する期間を通じていくうちに、いつしか豊満社会を迎え、その飽食にどれほど親が身を委ねたかにもより、子どもの幸せはいかにあるべきかという子どもの成長に対する価値観に違いが生じていった。資本主義経済の波に乗り遅れたり、無縁だった人たちは、また別の観点から子育て教育の壁にぶつかったやもしれぬ。
 ともあれ、価値観の違いは、健全な大人へと形成されていく我が子の育て方に若干の差異を生じ、良からぬ軌道へとにはまっていく流れがあったように思えてならない。戦後71年、すでに5世代を有する家系もあるのだ。
 我慢が出来ず、思いやりも持たない自己優先人間が、ことに平成に入ってから増えている?・・・はたして考えすぎだろうか。

 断っておくが、これはあくまでも推測の上での一般論である。世の中千差万別、子どもの世界はひとくくりの論理では語れないことは重々承知している。たとえば、昔はじじばばとの同居で、そのじじばばが準教育者的役割を担ってくれた家庭が多かった。今ではそれも少なくなっている。これも核家族化という社会の変化のひとつとしてあげられる。ネット社会が子どもに与える影響などその最たるものではないか。

 現代の学校は人間性を養える場ではあるが、養う場ではない。言いたいのは、昔は人間教育の領域まで介入してくれた教師もいたが、今はどうだろうかということである。
 小学校までで考えると、大半の子どもは親の背中を見て育つ段階でもあるから、基本は家庭教育が「我慢」と「思い遣り」を中心とした人間教育の主たる戦場であり、幼稚園、小学校は基礎学力プラス集団生活での規律心や社会順応性を身につける場とわりきって考えてもいいのかもしれないと思う。
 もちろん、この二つは並行的に必要なものとは思うが、今の親たちは学校教育に人間教育を委ねることが多いのではないだろうか。お母さんも働きに出ると疲れも積み重なるだろうし・・・子どもと向き合える時間が勉強を求めること以外にどれほど持てているのだろうか。ゲーム社会の進展も子育て受難時代に一役かっている部分もあろうかと思う。

 父親は原則土日以外は子供と接する機会は少ない。職種によってはほとんどない場合もあるだろう。お母さんの存在は重いのだ。我が家も振り返ればそういった家庭のひとつであった。
任せっぱなしとまではいかないが、学校との連絡事はすべて家内が担当し、私は授業参観に出た試しがなかった。出られなかったのだ。

 中学生になると家庭以外に興味が深まる。受験という試練も生じる環境が激変する時代だが、それを乗り切ることへの自覚の有無もしくはレベルによって、努力や精進という人間としての付加価値が本格的につく大人社会への参画準備時代。高校、大学と進むうちにその付加価値の差が就職という段階で人生全般に関わる形に特化する。
ただし、そこですべてが決するのではなく強い意志を発露として、やり直し、再チャレンジへの可能性が日本社会にはある。

 
 親に与えられた豊満生活が身についた子供たちは、当初世代は理性を働かせる力を有していたものの、そこから数世代進む中で、ごくわずかな確率であるとは思いたいが、「我慢」が出来ないどころか価値を共有出来ない対象に対して「キレる」という単純感情動物へと後退している。その身勝手ぶりは、ほどほどを身につけていないことから、陰惨な事件をいとも簡単に現実のものにする。
 最近、未成年同士での殺人事件やいじめによる自殺といった悲劇がたびたび発生する都度、今と異質の昔をアウトプットする人が多いのではないだろうか。

 
 残念なのは、オリンピックの場での選手たちの躍動ぶりと鍛錬の結果のパフォーマンスに感謝と感動をもらったばかりで、青少年にとってのスポーツの位置づけが高まったかのような風潮もあるのに、深夜に遊び呆ける子どもたちによってたかってのリンチを受け、命を落とす子がまたまた・・・。
 怒りと悲しさで身震いがしてならない。

 この号の私見はほんの断片に過ぎない。子育て教育論の本来は、より深い考察が必要であることは言うまでもない。語れば本のひとつやふたつにはなるやもしれないことをご理解の上ご一読いただければと思います。 

No.2792 つまらない女にならないように

2016.08.24

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 オリンピックが終わると同時に、民進党の代表選に話題を集中させたいかのような報道が、かのマスコミ群によってかまびすかしい。 

 痩せても野党第一党であるから、国民も興味を示すべきだとは思うが、誰がなるのだろうかという野次馬的な関心度は高くとも政治の向上という観点から見つめている有権者は少ないのではないだろうか・・・。

 今夜の報道では前原氏が出馬を決めたようだ。何らかの局面打開を図らんがための出馬なのだろう。ただ、この方も過去の発言からは信念より都合を優先する方だと見受けている。
 そんな中、蓮舫さんが有り余るボキャブラリーとユーモアを発揮したかったのかどうか、言葉の使い方で顰蹙をかっている。いや、実は日本語の何たるかを分かっていないのではないかと感じることが大言造語のきらいも含めて何度もある。
 あろうことか、現代表で支援の声をもらっていた岡田代表に対して「岡田代表は大好きです。ただ1年半一緒でしたがつまらない男だと思いました。人間にはユニークが大事ですが、私にはそれがあります」とやった。場所は日本外国特派員協会でのこと。

 民主党政権運営時に仕分けの権化と化した彼女は、「なぜ1番でなくてはいけないのか。2番でもいいのでは」と発言し物議をかもした。スーパーコンピューターに関してのことだったが、サイエンステクノロジーやイノベーションの重要性を理解していないと批判を浴びた。
 仕分け精神で満々だった当時だからわからなくもないが、視野の狭さを示した発言と世間は見た。

 基本的にエキセントリックかつ上から目線の人物だと見ていたが、まさにそれを地で行く発言だった。民主党は自民党以上に縦社会に厳しい政党だと聞くが、それを平に改善しようという腹づもりだったのかどうか・・・岡田代表と同格またはそれ以上のワードで代表への感想を発した。まるで友達感覚だが友達でも言わない言葉だ。
 自分の発言は万民に受けるといった思い違いがあるのかもしれない。
 民進党の女性議員には、こうした感情の昂ぶりでは引けを取らない方が多い。辻元清美さんや山尾志桜里さんも同タイプだが、この二人、攻めるのは得意だが、守るという面ではいかがなものか。代表と政調会長がこの中にあり。 民進党の人材不足もここに窮まれり‼️ではないか。
 

 蓮舫さん、批判に対してユーモアを理解してもらえると思ったのにと言ったようだがそれは見識が甘すぎるというものだ。
 つまらないという言葉の意味に裏の意味は無い。つまらないものはつまらないだけのこと。それをこれから代表選を控える本人が、現代表をそんな言葉で揶揄することがユーモアだと認識すること自体おかしいし、言われた岡田さんにしてみれば顔で笑って、心でなんとやらの面持ちではないかと思う。

 言葉は重い。時に人を自殺に追い込む凶器にもなるし、その逆もある。
 言論の自由を殊更に叫ぶ傾向があるが、自由とは何でも口にして良いというものではないのは子どもでもわかること。言ってはならない言葉を吐く前に頭で咀嚼する力がないととても国家の第2政党の代表などおぼつかないのではないだろうか。万民の反面教師にならないよう願いたいものだ。

 

No.2791 台風大雨被害またも

2016.08.24

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 リオ五輪の熱気がさめやらぬ中、熱帯低気圧が日本の各地にまたも甚大な被害をもたらしている。

 7号、11号、9号と連続して3つの台風が中央を貫いた北海道では、石狩川が氾濫するなどで被害は拡大しているようだ。
 北見市では、全国供給量の3割を誇る北見玉ねぎが水に流され、被害額は数億円規模になるという。野菜の中でも各種料理に用いられる利用度の高い手軽な食材だけに今後の動向が心配だ。
 また一方で、政治はこれらの農家の再建に万難を配してもらいたいと思う。北海道の単一生産農家は、牛乳、じゃがいも、とうもろこしなどなどその規模の大きさから全国の食卓に与える影響が大きい。早急な対策が求められるところである。

幸手市でもまたお定まりの地区での浸水被害が発生した。強風が止んだ5時すぎに出たので、東部地区までは行けなかったが、御成街道の北地区、牛村地区、中5丁目といったところはいつものような状況であった。
 
 香日向で長年商売をされていた「酒のだいます」さんが8月から北地区の御成街道沿いに店を構え直したが、もともとオグリ家具さん前の通りは浸水地区として知られる地区。新店舗での商品陳列等々に落ち着かない現状で、認識不足の水被害にあたふたしてるのではないかと思い出かけてみた。
ファイル 696-1.jpg案の定、店の入口には土嚢が積まれていた。車が通るたびに引き水が襲うのも以前からあることで、オグリ家具さんでもしばしば聞いた話だ。
 オーナーによると一時は膝直下まで水が来たという。全体的に水の引きは早くなったが、この店前の水は付近でもここだけ残っていることがわかる。

 ファイル 696-2.jpg  ファイル 696-3.jpg 
        中5丁目と牛村地区ではすでに暗くなっていたので水は引き加減だったが、やはり長靴に水が入る寸前だったという。ここも名うての浸水地区でうんざりといった様子。昨年は稲刈りの後だったので、流れて来たワラで水かさが増すスピードも尋常ではなかったし、後始末も大変だった。
 お隣の牛村地区も特定の場所の浸水がひどいのは相変わらずである。

 ファイル 696-4.jpg  ファイル 696-5.jpg 
        昨日の朝には神扇地区を訪ねた。皆、対応に追われて会える方もわずかだったが、写真からはまだ米の被害の大きさは感じられなかった。同地区のとうもろこしやネギはごらんの通りである。
 そして、昨夜はまた大雨洪水警報が出されるという気の許せない状況にあるが、8時前後からの雨の影響がどうなったか・・・。

 本来の台風シーズンの前であることを思うと、今後の台風、とくに地形的に坂が皆無の平坦な幸手市では毎度毎度同じ地区が浸水被害に見舞われる。地形的な面はいかんともしがたいとは言え、行政はいつまでも特定地区の被害をそのままにしておくことでいいのだろうかと思えてならない。

 惣新田中島土地改良区約300ヘクタールの田植え時期の水不足問題もしかり。水に拘わる問題解決のみならず、防災対策になにより真っ先に努める姿勢を見せてほしいものだ。駅舎事業予算を半分程度の規模に見直せば、そうしたことにも手を加えることは可能だと思うし、それもかなわない話ではないと思うのだが。 

No.2790 リオ五輪フィナーレ!

2016.08.22

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 リオ五輪がさきほどフィナーレを迎えた。 

 日本選手の劇的な躍動ぶりにドキドキハラハラの毎早朝であった。結果的には、引き込まれるように眠い目をこすりながら世界のアスリートの極限のプレーに釘付けになった。ちょっとの居眠りの間に試合が終わっていたりすると地団太を踏む場面もあるにはあったが、肝心な部分のライブは見逃さなかったのはしてやったり! 
 寝不足もなんのそのといった感じ、と言いたいところだが、実はその分他のことが手につかない日々だったように思う。昼間の集中力が酸欠になったのは反省点として残る。

 三宅宏実選手のディスク(分銅)ハグの銅メダルに始まり、41個ものメダルを獲得した選手団の皆さんと大会のすべてに「感動をありがとう!」という想いが真っ先に浮かぶ。

 印象深いことをいくつか挙げると・・・
◆確定的なことは言えないが、ドーピングを継続的に行ってきたと推測される国々?の不調が際立っていたように思う。
◆ここ数回のオリンピックで、入れ墨を入れた選手が男女ともに増えているように思う。超一流アスリートによるスポーツとタトゥーの結びつきが私にはどうにも理解できないのだ。
 幸いというのもなんだが、あのボルトには見える範囲ではそれが見当たらなかった。別に、そればかりを探しているわけではないのだが、自然と目に入ってしまうのは読者の皆さんも同様?
 ドイツの棒高跳び女子選手のそれは、抜けるような白肌だったせいもあって、肝心のバーは跳び越えられなかった反面、アスリートといった感じを跳び抜けていた。
 髪の毛の奇抜さも一人や二人ではなかったが、文化の違いと理解するしかないのだろう。
◆夜遊びの顛末を強盗ねつ造事件に転嫁したロクテもない選手がアメリカにいたが、ブラジル国民は傷ついたことだろう。アメリカでも最低ランクの評価がこの選手に与えられているという。当然のことと言える。
 こうしたハレンチ事件がオリンピックで話題になるのは珍しいが、大型移動カメラの落下事故で数人のケガ人が出た以外は、心配された政治的な事件もなく、私の心配も過多に終わった。
◆熱狂的な声援に沸いた中で、ヘイトに近いブーイングを健闘した選手に向けた地元ブラジルの心無い観戦者には残念な思いが残る。
 日本選手の活躍には中国、韓国でも一部同様のことがあったようだが、オリンピック精神の平和と友好がなおざりにされているのは考えものだ。
◆開会式も閉会式も南米らしい色鮮やかな構成に目を見張るものがあったが、コスト的には過去数回のそれと比較して低予算に心がけていたように感じられた。
 商業主義に変化したオリンピックだが、カネをかければいいものはできるが、カネをかけずにいいものを創るという思考チェンジのリオ大会ではなかったか。
◆プロ排除をモットーとしたブランデージ時代からかなりの時が経過したが、アマ精神をかなぐり捨てたオリンピックにもなんとか見慣れてきたと言ったら今更何だの話になるのだろう。しかし、ボクシングにまでプロ解禁となるとどうにも釈然としないのだが。
◆同時開催のように行われていた高校野球は作新学院2度目の優勝で終わったが、水泳400メートルメドレー金メダリストの萩野選手が同校の卒業生だというのも何かの縁なのだろう。
 ところがそれだけではない。作新学院の最初の優勝は54年前の1962年夏。ついでに言えば、同年春の選抜大会も優勝していたので史上初の春夏連覇という偉業だった。ともあれ、54年ぶりという半世紀越えの優勝だった。
 そして、この2年後に伝説の東京オリンピックが開かれている。
 となると2020年東京五輪は56年ぶりということになる。数字的には2年の違いがあるが、ただの偶然には思えない・・・偶然だろうか。
 リオで2回目となる東京五輪にバトンタッチされた前日に作新学院が優勝したのだ。何か感じるものがあると思うのもよしとしてください。

 15歳直前の中3で最初の、70歳の古希で2回目の東京五輪を体験することになる。生きて2度自国のオリンピックを味わうことができるなら、これほどの幸せもないと思う。すでに待ち遠しい気持ちになってきたのも、リオデジャネイロオリンピックが素晴らしい大会であったからに違いない。
 団塊の世代は、時代の変わり目や世界のセンセーショナルな出来事に遭遇しているありがたい世代である。

 1964年は五輪のために造られた大宮サッカー場(現Nack5スタジアム)でサッカーの予選を観戦した。
 2020年は、どこで何を見ることが出来るやら・・・。

 

No.2789 記憶にとどまる2016の8月

2016.08.17

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 天皇陛下のお言葉に世界が注目し、五輪、イチロー、原爆・終戦記念日、尖閣騒動、スマップ解散と、世の中が目まぐるしく国民の気を引く出来事だらけの8月。関東では深夜から台風情報にも気配りが必要な状況となっている。 

 女子卓球団体戦で日本が銅メダルを獲得した。15歳の伊藤美誠選手がフィニッシュを決め、3勝1敗の見事な勝利だった。
 卓球、バドミントン、テニスといったコート競技の健闘に思わず声を上げてしまう。アムロの応援ソング「ヒーロー」も心地よく耳に入る。
 マツトモコンビによる金メダルへの挑戦が楽しみだが、シングル準々決勝で日本勢同士がぶつかるのはもったいない思いがしてならない。

 ここまでの全体の印象では、イギリスが全競技にわたって安定した強さを発揮しているように感じる。人口では約6,300万人で日本の半分程度だが、個人競技にバランスよくメダルを獲得している。要因はいろいろ考えられるが、国家的にどのような支援体制を設けているのか関心がわく。

 スマップの解散もスポーツ新聞での扱いが半端ではないほど大きな話題となっているが、はっきり言ってバラエティーをほとんど見ない私にはとやかく言える資格はない。ただ、ここまで芸能界の中心にいたグループゆえに、解散の道を選択せずに、個々に生きていくことは叶わなかったのだろうかと思う。
 マスコミが伝えるところしか知る由はないが、解散への急な展開にどこか大人げないものを感じる。とはいえ、あずかり知らない世界の金銭感覚や生活感が違う人たちの考えることはわかるはずもない。

 尖閣、竹島と相手国の身勝手な無法ぶりが度を越している。とくに尖閣は竹島のような実行戦略をされることのないよう対処する必要がある。国際的な戦略家が語ることとして、中国が具体的な侵略行為をしてきた際に備えて政権がなすべきことは、各自衛隊および海上保安庁の出動ならびに連携態勢を整えておくことと、経済封鎖を即時に図れるよう各国との協調を進めておくことだと論じている。中国が最も痛手をこうむるのは経済だというのだ。

 そして、緊急事態時にしてはならないこととして、アメリカや国連に対処の方法をうかがうことだとしている。尖閣は日本に主権があるとアメリカは政治的判断を示しているのだから、日本は日本独自の判断で対処することを求められていると考えるべきだと。
 我が国もベトナムやインドネシアの主権への意思表示の示し方を見習うべきだ。

 アメリカのバイデン副大統領が「日本の憲法は我々が書いた」と発言。これこそがまさしくGHQ憲法であることの証しではないか。
 次期国会で憲法改正論議が始まろうとしているが、改正そのものを認めない政党や議員は別として、他国憲法に手を付けたことが許されることかどうかを問う新たな展開も含めて、しっかりと現憲法を見つめ直す議論に期待する。

 天皇陛下のお言葉には深いものがあり、他の内容と一緒にというのも失礼なことでありますが、私の思いを少々・・・。
 陛下が示されたお気持ちを慮り、陛下への思いやりを専一に図られることがなによりと思うのであります。陛下が陛下であられる限り、皇后陛下も皇后陛下であられるわけで、もはや身体的に厳しい御公務をお二人でいつまでもがお二人のためかどうか、と思うのであります。

 

 

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