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No.2806 ダブルTで話題持ち切り

2016.09.30

 空模様がなかなかすっきりしないが、世の中はもっとすっきりしないことだらけだ。横浜の大口病院大量死亡事件も恐ろしい事件だが、今回は政治に関わるジメジメした話題を取り上げる。

 掲題のダブルTとは東京都と富山県のことを私が勝手に指している。
 小池都知事の話題が多いこともあるが、豊洲問題はパラリンピックの注目度をかすめてしまった感がある。相変わらずのマスコミの偏重報道も影響している。しかし、この問題はいったいどこに落としどころがあるのかと感じる。
 日本一の食の台所の環境汚染問題である以上、解決策は日に日に困難をきたしつつあるように思えてならない。都議会の政党会派による我こそが正義と言わんばかりの調査活動にマスコミも対応していたが、もはやそんな領域を通り越している。自民党都議団の静寂ぶりも異様で、逆にここに至るまで大いに関係しているのではないかと勘ぐりたくなる。いや、ないはずはない!

 昨日、2020オリンピック問題で小池知事と森喜朗組織委員会会長が対峙した。知事は森氏の言葉に直接反応することはなかったが、森氏は「1兆、2兆、3兆と豆腐ではあるまいし・・・」という知事の言葉に「ああいう立場の人が(そういうことを)言うべきではない」と早速牽制した。言って欲しくないことを言われたということなのだろう。

 調査委員会のオリンピック準備委員会に対する指摘は「社長も財務管理者もいない組織」という言葉にはさもありなんとも思いながら、実は驚いている。
 いい加減な積算により、当初7340億円台で計画されていた予算が、今や2億円にのぼり、最終的には3億円にまで膨らむと予測されている。
 税金が湯水のごとく湧き出るとでも思っているのだろうか。
 税金を対象にした「壮大などんぶり勘定」が許されるはずもない。

 富山市議大量不正問題では昨日11人目の辞職議員が出た。芋づるのように出るわ出るわ!
政務活動費不正の対象は市政報告会関連のものが多かったが、架空出張というのも表面化した。つまり、多くの議員は各種のごまかしを総合的にしていたのではないかとの推測も成り立つ。自民党系議員が多いのも特徴的であり、同じ党員として残念に思う。

 富山県議会でも民進党による政党交付金1,400万円の不正受給が公になった。これに対するレンホー代表の発言がまたまた不自然だ。というのは、その出だしで「政党交付金は国民の信頼の元に支給されているもので・・・」ときた。
 揚げ足を取るつもりはないが、レンホーさんはボキャブラリー能力によほど自信があるようだが、言わなくてもいいことを言ってしまうタイプでもあるようだ。
 一般人とは違うのだから、もっとひとつひとつの言葉をじっくり吟味して口にすべきだ。過去に何度もそうした実績があるのはマスコミも報道しているのだから。

 政党交付金は国民の信頼を伴っているだろうか。その額を政治活動に必要だと理解して許容しているだろうか。そうではない。これはあくまでも制度的に国会で決められているのであって、国民が認めている実態はない。
 国民の政治不信は、政党交付金や政務活動費のあり方をはじめ、税金に対する議員の認識に源を発しているのではないか!
 このことに政党代表たる政治家が思いを馳せることがないのは驚き以外の何ものでもない。

 いずれにしても、不正発覚にあたり辞職すれば問題解決ではないし、追求の手が緩むことがあってはならない。刑事事件として取り扱うくらいでないとこの問題は無くならないだろう。
 野々村兵庫県議事件は全国の議員にとって反面教師となるだろうし、そうすべきだと過去ブログで書いたものだが、それも出来ずに「せこい議員」で有り続ける場合、鉄槌を加えるしかないではないか!

 

No.2805 県議会の現状

2016.09.29

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 埼玉県議会は23日に開会、来月14日を閉会日として現在おこなわれている。例年のことだが9月議会は短期間定例会となっている。

 県提出議案は16議案あり、うち今議会で注目すべきはトマトの土耕栽培に関する実証実験施設「次世代技術実証・普及センター」の建設事業費6,238万円かと思う。補正予算全体は13億8千万円余りとなっている。

 実は、この計画はイオングループが久喜市にある県農業技術研究試験場内で進めようとしているトマトの水耕栽培事業が、トマト農家の経営を圧迫することにつながるとの懸念から自民党県議団が付帯決議を可決し、予算執行がストップされていることへの対案的に示されている。

 この水耕栽培研究事業は、国庫補助金10億円、イオン出資9億円で実施するものだが、高品質・低コストの野菜を作る農林水産省の指定事業のひとつである。国内10ヶ所のうち首都圏ではここだけとなるもので、県の単独事業ではないのだが、問題は民間の大手流通グループが主導権を担っているということであろう。

 知人の青果業を営む方の話では、トマト農家の存在を無視し、経営圧迫になりかねない計画で、次世代とは名ばかり、大手企業の多様性事業を後押しするような予算だ!と憤りを口にする。
 確かに、トマトは広く一般的に栽培されている食材だが、これを専門に事業をされている農家は300戸あり、9割は土耕栽培で成り立っている。県北で古くからトマト専業農業を営んでいる知人も土耕栽培に励み、近隣農家や学校で指導までされている。
 水耕栽培が定着すれば、新たな設備投資が現業農家に求められることにもなる。表現を変えれば、トマト農家が束になっても対抗出来ない新手の栽培方法に県が着手するのだから一般的に言われる農業育成とに逆行すると思われてもやむを得ない。

 私が現職の時の数年前にも、イオングループを相手とした米栽培への支援事業を埼玉県が後押しする状況があった。
 羽生市などを含む北彩農協での話だったが、ご存知のように巨大イオンモールがある地区でのことだ。イオンが実験的に米を栽培し、自社生産自社販売という一貫性で、より安く消費者に提供するという計画に対し、その事業支援を北彩農協が手を貸すというおかしな計画だったと記憶している。
 

 米価下落の長期化にあえぐ米農家にとって巨大ライバルの出現を意味する流れの中で設備投資を低く抑えたいイオンに、農協が所有する乾燥機などの設備を貸与するというのははたしてどうなんだろう?といった疑問がわくのは当然のことだった。現在、それがどういった状況にあるかは不明だが、県の思考性に首を傾げたものだ。
 
 大手流通企業による生産部門への進出は、経営難にあえぐ農家をさらに苦しめることになりはしないか。その疑問を払拭するために共存共栄の方向性を探る今回の予算措置も、長い年月が過ぎるうちには勝ち組と負け組という結果を生むことにもなりかねず結局奇麗事で終わりかねない。
 さて、計画にあたって農家の声を的確に把握し、反映しているのだろうか。農家も後継者不在、天候異変による生産不安定、NPPなどなど迫り来る内外の問題に心が休まることがない。

No.2804 臨時国会始まる! 

2016.09.26

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 議会が各地で開かれているが、国政は今日、臨時国会が開会した。11月30日まで久しぶりに国の未来論戦がはじまることに。

 「批判よりも提案型で」と就任挨拶で語った蓮舫代表率いる民進党だが、早くも論議に応ずると言っていた憲法問題に応じないための条件を突きつけた。NHK日曜討論会で野田幹事長が自民党草案を白紙撤回するよう求めたが、二階幹事長がやんわり断った。
 これは当然のことで、議論開始にあたり一つの草案を原点にするのはあって然るべきであり、与党の責任においてそれを請け負うというより、かなり以前より提示しているわけだから、ここにきてゼロから議論もあるまいに。
 反対のための提案、反対のための要求。政治の常套手段のひとつである。TPPも反対鮮明で4党そろいぶみとなったようだ。

 民進党としては、共産党との共闘について蓮舫新代表が岡田方針は継承しないと迷言したものの、目の前に置かれた東京、福岡の大都市区の衆議院補選が控えていることから、先のような理由にならない理屈を突きつけて、与党との対決姿勢を打ち出し、共闘路線は自然の流れ的に生じたものとしたいのではないだろうか。
 結局、批判継続の民進党を前面に押し出した形の執行部で、前も新もさほどの違いはやはりないようだ。

 最も、最高顧問に菅直人、横路孝弘、常任顧問に岡田克也、常任幹事に枝野幸男といったおなじみの顔ぶれである。新鮮味を感じろというのが無理というものだ。昔はいざ知らず、今では皆左傾リベラルの代表のような人たちである。
 いつかのブログに書いたが、民進党に流れる縦社会ルールは自民党の比ではないそうだ。自民党の縦社会も相当なものだと経験値で理解しているが、今回の民進党の役員人事を見てうなずけるところが多い。
 

 役員人事も自らの意のままには出来ずに辛い門出となった蓮舫代表、今後の課題は民進党&蓮舫カラーを政策にどう色付けすることができるかだ。それこそが民進党が批判から提案型に変わった証となるのであって、強烈な皮肉含みの舌鋒は、時に舌禍にもつながりかねないので、自分の発言に酔わないように言葉を咀嚼して臨むべきだろう。 

 明日は県議会について・・・

No.2803 ライブは楽し!

2016.09.24

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 ご案内の「ドッグランミニライブ」は昨夜盛況のうちに終演となりました。6時にスタートして、1時間半程度のまさにミニライブそのものでしたが、中味は予想以上に濃いものがあったと思います。
ファイル 708-1.jpg さほど広くはない店内会場で、ボーカルとピアノが織りなすコラボはいらした方々を魅了したように感じました。
 透き通るような魅惑のボイスは癒しの意味でも聴く者を惹きつけるものがありますが、今晩の小梶幸子さんは、まさにそれそのものといった感じのボーカリストでしたし、それを支える古閑真実さんのピアノも音響の素晴らしい部屋にマッチして季節の味わいを意識したプログラムを主体にしっとりと深みのある音楽会にしてくれました。

 実は、日頃ありそうでないのが、生の音源に耳を傾ける機会ではないでしょうか。今や様々な音源があふれる世の中になりましたが、既製品の音源では味わえない真の臨場感はライブの持分であり、さすがと感じた次第です。
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 ワイヤーフォックステリヤのシエルちゃんとマルチーズのモコちゃんも、小梶さんへの目線をしっかり保ち、うっとり聞き入っている感じでした。演奏中はもちろん、来てから帰るまで一度も吠えない偉いワンちゃんでした。ドッグランズウェルは、トリミングなどお手入れ部門もお得意ですが、お行儀の良いワンちゃんにしてくれることでも評判が高いようですよ

No.2802 ミニライブのご案内

2016.09.22

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 すでに翌々日になりましたが、あさって土曜日に開催されるミニライブのご案内です。

ファイル 707-1.jpg 処は香日向にあるドッグランズウェル店内になります。内容は写真の通りです。
 ボーカルの小梶幸子さんはネットでもご覧いただけるプロ歌手です。清楚な歌声が私は大好きです。ピアノの古閑真実さんとのコラボでどういった雰囲気を醸し出してくれるか、乞うご期待といったところです。
お時間調整の上、ご来場いただければ幸いです。
 よろしくお願いいたします。

No.2801 リフレッシュから程遠い民進党

2016.09.22

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 スムーズに行かなかった民進党の新役員人事。フタを開けたら、大方の人事は政権時に役を経験した人たちの復活人事となった。
 蓮舫代表の付き合い、好き嫌い重視といった選抜基準が垣間見える顔ぶれとなった。代表選に関わる論功は、社会党系赤松議員の怒りをかったことから高い意識はなかったようだが、それでも野田さんへの格段の扱いをはじめ、安住、細野といった人たちへの感謝の気持ちは示されているようだ。

 実は、役員選任の裏ドキュメントなるものを聴いて驚いたことがひとつ。
 民進党には、委員会質疑で委員会が修羅場になる方向を意識して用意周到かつ執拗な質問をする議員が数人いる。
 荒れることを目論んだ質問は共産党が持分とする質問スタイルだが、実はそれ以上にたちの悪さを感じる左傾議員たち。
 辻元、山井、小西といった類がそれだが、福山哲郎という議員はその上をいく。たしか松下政経塾出身で塾生時代は海外での活動が多かった人だ。昨年の安保法採決時に委員長に向かって空中ダイブした小西議員を先輩の立場で煽るかのように、とうとうと総理や中谷防衛大臣の言質を取るべく質疑していた。
 曰く「集団的自衛権を必要とする相手国をどこだと推定しているのか」最後は「中国を想定しているのならとんでもないですよ」

 この福山議員を蓮舫代表は政調会長に抜擢するという提案をしたというのだ。強い反対にあって大串氏になったそうだが、福山氏の何が問題かというと、蓮舫さん自身が二重国籍の問題で議員辞職まで問われている状況にあって、なぜ帰化中国人である福山議員を政調会長という大役に抜擢するのか、その精神構造を疑うのだ。蓮舫さん独特の世論動向に対する挑戦心がゆえに、あえてこうした人事を思考したのだろうか。

 福山氏が中国籍を抜いているかどうかは分からないが、13歳の時に帰化手続きをし、陳哲郎から福山哲郎としている。
 今の中国が日本にとってどういった相手であるかは明らかであり、帰化したとは言っても祖国には誰しも抱く愛情があるはずで、福山氏は国会言動においてあきらかにそれを発揮している。そうした気質を持つ方が、万が一民進党が政権を再奪取した場合、日本の外交・防衛・安全保障問題はいったいどういうことになるだろうか。

 実は、2010年6月から翌年9月までの短い菅政権時代、当時いろいろな閣僚の不祥事と外交上の不手際で、2度に及ぶ改造が行われた内閣にあって、最初から最後まで官房副長官にあったのが福山氏。クルクル入れ替わった人事にあって異例中の異例だった。
 当初内閣で中国船による日本漁船体当たり事件が発生した。この時、中国側が何度にもわたり当時の丹羽宇一郎中国大使を呼びつけ、中国の領土である尖閣を主張し強硬な要請を展開。これに応じる形で、中国船の船長を何のお咎めもなしに中国に送還した件は、みなさんも記憶に残っていることと思う。
 菅政権が弱腰外交とネーミングされた原因は枚挙に暇がないが、この事件はそれを彷彿とさせるものだった。
 当時の官房長官が仙谷さんで、菅さんと仙谷さんの決断でおこなわれた釈放送還の裏に福山官房副長官の存在は無視できないという評論もあった。
 ちなみに外務大臣は岡田克也氏だったから、こうした外交選択も押して知るべしといったところだったのかもしれない。

 こうした議員が特徴的に民進党には多いが、国会議員になることは公職選挙法に抵触しない限り何ら問題になるものではない。がしかし、国会でつつかれる要因になるやもしれぬ人事を、この段階で模索する蓮舫さんの強気過ぎるセンスを疑う。身内から反対されるのも当然だろう。

 私は2大政党政治が日本で定着するのは難しいと感じている一人だが、共産党との共闘模索から熱が冷めない民進党を思うと、全野党が連合することで他の国とは形態の異なる2大政党制がありうるだろうかと思わないでもない。小選挙区制の選挙制度の影響も見逃せない。しかし、それでは自民党に対する思想完全対立軸でしかないので、国にも国民にも不幸な状況になるだろう。
 だからこそ、民進党はしっかり組織作りをして、まずは単独での立て直しを図るのが最優先の課題だと思っていた。それが野党第一党の宿命であり、支持率が上がらなければ政党の機能を果たすことなど不可能だからだ。
 ただ、内心は野合の集団政党である民進党に期待薄という思いも抜けず、今回の人事から、現状やはり無理難題だったと結論づけざるをえない。
 清新な安倍政権の間はいいとしても、自民党一強というのはやはり問題がある。 せっかく蓮舫さんが代表になったのなら、役員の半数以上を女性議員にするというような大胆さを打ち出したら斬新で面白いと考えていた。
 ひょっとするとやるかもしれないとも思っていたが・・・

 政党人事のやりくりはそんな夢物語はなかなかありえないと理解はしているが、やはり理解の通りになった。党内の抵抗は野田幹事長の起用で高まってしまった。
 結果、民進党は人材不足をさらけだし、有権者の心の向きを変えさせるまでにはいかなかった?
 小気味よい口さばきの蓮舫代表だからといって、それだけで国益を高めるとは到底思えない。そもそも、自分の経歴に欠かせない国籍という重要事項を「不確かな記憶で迷惑をかけた」と考えられない逃げ口上を変節3段論法の最後に吐く人だ。
 言葉こそ違え、かの迷言「記憶にございません」というのと変わりはない。使用可能なパスポートの存在もあり、国籍に対する認識が希薄なはずがないと思うがいかがなものだろうか。

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