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No.2766 都知事選にシフトし過ぎ??

2016.06.20

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 前号への反響は予想以上にあった。 
自身が何度も読み返すほどである。これについては、また後日書く事もあろうかと思う。ま、それはそれとして・・・

 都知事選がかまびすかしい。およそ10人を越える候補者が取り沙汰されて、誰がなるか、誰がふさわしいかとワイド番組の野次馬騒ぎがおさまらない。

 本来は、参議院選という国政選挙が間近に控えており、この選挙が今後の日本の行方に大きく影響することは広く周知のはずである。先に来るこの予定に都知事選が勝るとは思えないのだが、世間は都知事選で持ち切りだ。
 確かに、たった一人の選択に対して、どんな有名人が出てくるかが、昨今の都知事選の傾向であるから、わかりやすいということは言えるが、それにしてもと思えるほどのメディアの取り上げ方である。

 
 加えて、昨日施行された18歳選挙権がはじめて実施されるのが、この参議院選であることを考えると、その年齢にある投票初経験者に対して、関心度を高める役割がマスコミにはあると思う。しばらくはそうした内容も多く見られたが、現在は法施行を伝える単なるニュース扱い程度で、舛添事件の続編傾向にある。
 日曜日の党首討論が各局で行われた関係で、若干の軌道修正が国民目線に生まれているようにも感じる。参議院選の公示は22日だ。
 

No.2765 何があっても信条・信念ぶれることなく

2016.06.17

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 この号は、我が心理としては複雑な想いで書いている。

 昨年4月に、私と県議選を戦った吉良英敏県議が自民党に移籍するという。まだ不確定情報ではあるが、おそらくこれは確定に至ることだろう。近々何らかの連絡が正式に入るだろうが、吉良議員陣営が自民党県議団に入ることを匂わせているという話を以前から耳にはしていた。

 昨年4月の県議選は、私が自民党公認で2期目を目指し、吉良議員は上田知事を仰ぐ「選択」という選挙会派を名乗っての実質的な一騎打ちとなった選挙であった。
 実際に上田知事が何度となく幸手、杉戸に入り、吉良候補の応援に入ったのは皆さんの記憶にも新しいことと思う。

 その結果として、県議会には新たに「県民会議」という前述の上田会派が10名の議員で設立され、吉良議員は必然的にその所属議員となった。
 それが、1年経過して、突然の離脱、自民会派移籍というのだから、義理人情恩義といった日本人が尊ぶ日本人的心を捨てて、節操のない舵を切ったという評価になるやもしれぬ。しかし、これも政治の世界ということで理解すると矛盾することではないのかもしれない。
 吉良議員が尊敬していると言ってはばからない、師匠である小沢一郎氏の過去の動向が最大の見本となっていることもある。彼も今後の厳しい目に耐える覚悟はできているのだろう。
 

 県政の実情としては、選挙前から知事と自民党県議団はある出来事をきっかけに熾烈ないさかい状態となった。その流れが、自ら施行した条例を破って4期目出馬に方向転換した上田さんに県議団は筋違いを指摘し全面戦争化した。当然、それは今でも続いている。
 思えば、5年前の知事選では自民党県議団は上田さんの3選を支援し、私も幸手地区での遊説の際に、当時の町田英夫市長とともにしっかり支えた経緯がある。それが、昨年7月の4期目知事選では吉良議員が渡辺邦夫市長と一体で支援するという皮肉なねじれ現象となったのだ。これも政治の世界である。

 県議選の結果、上田、吉良双方に生まれた師弟関係に納得する市民もいた。しかし、わずか1年で吉良議員が上田会派を離れる選択をした。まさに知事が好んだ選択とはいったい何だったのか。上田知事の思いは尋常ではないはずである。これほど短期間で自らの元を去るという行為に心中穏やかでないことは容易に推測出来る。
 逆に知事派のほころびは、自民党県議団にとって願ってもないことだろう。

 ともあれ、これで私にとっても大きな岐路が訪れたことは間違いない。
 県議選立候補のいきさつを思い起こすと、人生何があるかわからないという思いが今でも強いわけだが、今またそれに似た思いがしないではない。
 ここに至るまで、政治信条も思想も、枠組みにおいても、ぶれることなく誠心誠意政治活動を貫いてきたし、今後もそこは変わらない・・・政治の世界はまさに一寸先は闇だと実感させられたのは事実だが、なにより、プラス思考が今こそ必要だとも感じている。
 
 

No.2764 政治家とアスリートの両極端

2016.06.17

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 イチローさん、金字塔おめでとう!  
 でも本人はローズに敬意を表して大きな喜びは示さず、チームメートやファンが喜んでくれることが一番嬉しいとのこと。ならば遠慮なく喜ぼうじゃありませんか。
 これからがまだ楽しみですね。なんたって単なる通過点と考えれば、まだまだ4500本まで記録がのびる可能性は大だから。記録を達成したことで控えが多くならなければいいのだが。
 待ち望まれるメジャーでの3,000本まで21本。今度は、張本さんが自らの日本記録と比較して、どんなコメントを発信するだろうか。ホームランの数などに言及しないで「メジャーでの3,000本は立派ですよ!」という言葉が聞きたい!

 舛添さん、遅すぎた辞職決断!
 共産党が提出した百条委員会は他会派が否決。共産党都議さんは17人いるんですね。頭に入ってなかったので少し驚きました。
 それにしても、一連の疑惑への追及を止めるか続けるかということで、TBS、テレ朝といったメディアは続ける意義を論じ、巧妙に自公批判に結びつけている。

 確かに、自民党都議の発言には一部頭を傾げるものもあった。舛添さんの最後の登壇発言を評して「男らしい発言だった」などと褒める言葉が出るのはおかしいと私も感じる。ただ、テレビはこうした部分だけをデフォルメする傾向にあるのだが、おそらく参議院選挙をにらんでのことだと思われる。
 そんなに自民党を蹴落としたいのは何故なのかわからない。中国の東シナ海での動きに吉永小百合さんが言うように、対話で解決できるだろうか。

 話を戻して、アメリカでも報道された「SEKOI」部分にこれ以上メスを入れる必要性があるだろうか。やめた人物のせこい調査をいつまでも続け、メディアを喜ばせることなど無用に願いたい。もはや本人の口から真実が示されることはないと考えるべきだ。のらりくらり議会をやる必要はない。百条委員会が設置されれば、またその委員会に出席する議員の費用弁償が嵩むことにもなるのだ。 

 今後の都政運営に関わることとしては、やはり市ヶ谷の都所有地を韓国に貸すという舛添判断から、まさに有意義な土地利用に変換することを注目したいし、政党交付金約450万円ほどが舛添資金に移動されていることを調査はすべきだと思う。都職員は待ったなしの職務がたまっていることであろう。
 疑惑の全てを追及するとなると、それによる都政空白がまた継続することとなる。停滞した都政を早急に元に戻し、新たな知事が決まって後の正常な都政運営が可能なように持っていくことが優先されるべきではないか。

 ただし、忘れてならないのは、舛添さんの税金の無駄使いぶりには、上級職員も相当の恩恵に預かっているということがある。視察と称する豪華大名旅行などに帯同した職員をはじめ、かなりの職員がこうした税金の無駄遣いに慣れている都庁の風土があると考えるべきであろう。 
 
 そして、見逃せないのは、都議たちの政務活動費の使用実態である。人に厳しく自分に甘いのは舛添さんだけではないかもしれない。
 その上で、新たな条例を制定するなど都議が自ら先頭に立って、ガラス張りの状況を作る良い機会だと思うが、これがなかなか難しいことは有権者が理解しにくいところかと思う。この項終わり。

No.2763 国益の前にまずは都益を!

2016.06.15

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 前号のイチローメモリアルは、今日の試合でのスタメンからはずれたことから黄信号だが、試合展開によってはわからない。今、8時すぎ・・・3時間後の試合開始は11時からBS1で。

 「利根川水系の取水制限、10%で明日の午前9時から実施」
 現在の貯水率37%は、平年比で46%ということだからやむを得ないところだが、一昨日の雨も束の間、カラ梅雨がうらめしい。

 「舛添さん、リオを理由に命乞い?」
 今、私が辞めることで選挙になることは、今後の東京五輪への関わりを思うと国益に与える影響は免れない、と都議たちを前に語り、我が子にふれて涙ながらに辞職への猶予を依願したという。
 しかしどうだろう? いくら外務大臣思考の強い都知事だからといって、国益を語る前に「都益」というものは考えないのだろうか。それほど辞めたくない理由には何があるのか。今日、不信任案が全会一致で提出され可決する。

 
 舛添さんの選択肢は、辞職か解散か10日経過後の自動失職の3つ。解散を選択するのではないかとの予測もあるようだが、都議選を求める選択は、今回の事件とは直接結びつかない。
 都民から信任された2元制の長と議員が、行政課題でぶつかったわけではなく、自らが招いた政治とカネにまつわる不信が原因であるから、都議選に持ち込むとなると、選挙費用や都政空白といった面でそれこそ都益を損なうことは間違いない。
 舛添さん、引き時を誤ると過去の全てを失うことになりかねない?
 

No.2762 ピートローズにトランプを見る

2016.06.15

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 今日15日はビッグメモリアルデーになるかもしれない。 

 マーリンズのイチローは、残すところヒット1本でピートローズの世界記録4256安打に並ぶ。当然のことととして2本で一気に抜くこととなる。

 シーズン当初は、3人の若手外野手の控えで記録達成は年内でも厳しいかもしれないと思わせる状況だったが、イエリッチの腰痛休みの間のスタメン起用に応えて安打を量産し、今や全米の野球ファンの注目を浴びている。

 その状況に対して、ピートローズの反応は・・・。
 一応、敬意は評してはいるが、「私の記録と比較するのは、高校野球の記録を付け足すようなものだ」と日本における記録を格下に見る懐疑的コメントを示している。
 以前にも、自ら持つ記録にひたひたと迫るイチローに対して、足で稼いだ内野安打が多いことに疑問を呈していたことがある。
 1978年の日米野球にシンシナティーレッズが来日した際、主力選手として活躍した結果、14勝2敗1分と圧倒的な力を示して帰国したことが、日本野球に対するイメージとして定着しているのかもしれないが、それは38年という時代の変化を受け入れることが出来ていないだけのこと。

 従来より日本はメジャーと比較して年間試合数が平均して10試合は少ない。したがって、日本でのプレー時において、少なくとも1年間分の試合数の差がある。
 そしてなにより、数度のワールドカップを見ても、もはや日本野球はメジャーと対等以上の結果を残しているし、本格派の投手がメジャーのバッターをなで斬りにするシーンは今に始まったことではない。
 日本野球のレベルの高さははっきりと示されているのだ。そうしたピッチャーたちとの日本での対戦を経て、メジャーのピッチャー相手でも通算打率で現役選手の中で2番目の高さを誇るのがイチローなのだ。

 過去の同僚、スポーツキャスターなどメジャー関係者の多くは、すでにレジェンドイチローを称える声で溢れている。

 ローズのコメントに、増大する社会不安を煽るかのように排外保護主義を唱えるトランプが重なる。白人至上主義、アメリカ至上主義の精神に満ち溢れていることは否定できない。
 自虐的精神にあふれる日本との比較では考えさせられる面もあるが、スポーツは別の意味合いを持つ。

 ローズは、記録に難癖を付けるのではなく、素直にイチローを称えるほうが自らのスポーツマンシップを裏付けることになるはずだ。野球賭博で球界追放という自らが置かれた立場を打ち消すためにもそうあって欲しいと願う。
 彼の持つアメリカンドリームプライドを否定するものではないが、今や、そのアメリカンドリームを我々日本人の目から見て松井やイチローが実現している事実は、アメリカのみならずキューバやプエルトリコなどでも評価されているのだ。

 さて、イチローのビッグデーは、今日15日日本時間の午前11:10からのパドレス戦で成るかどうか。いずれにしてもメジャー通算3000本まであと23本も確実となったところで、まずはあと2本に目が離せない。

No.2761 てるてる坊主も喜んで

2016.06.13

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 就寝中になにやら屋根をたたく音・・・「おや?雨だ」と感じると同時に飛び起きて窓を開ける。「よかったー」と安堵。こんな方が今朝は多かったことと思う。とくに農村部ではこの恵みの雨に歓喜していることだろう。

 貯水率が20%を切るダムもある状況だっただけに、特に山間部で時間40ミリを超える雨量があるのは関東ではありがたいことだ。一過性でないことを願うが、狂喜のように降るのだけは御免蒙りたい。やはり適宜適当な水量で国土を湿らしてくれるのが一番。
 
 自然は人間生活に恵みも災害ももたらす気まぐれな面が多々あるが、今朝は正直なところ感謝感謝といったところ。
 子どもたちの作ったてるてる坊主もニコニコ顔で空を見上げていることだろう。
 

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