すでに翌々日になりましたが、あさって土曜日に開催されるミニライブのご案内です。
処は香日向にあるドッグランズウェル店内になります。内容は写真の通りです。
ボーカルの小梶幸子さんはネットでもご覧いただけるプロ歌手です。清楚な歌声が私は大好きです。ピアノの古閑真実さんとのコラボでどういった雰囲気を醸し出してくれるか、乞うご期待といったところです。
お時間調整の上、ご来場いただければ幸いです。
よろしくお願いいたします。
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スムーズに行かなかった民進党の新役員人事。フタを開けたら、大方の人事は政権時に役を経験した人たちの復活人事となった。
蓮舫代表の付き合い、好き嫌い重視といった選抜基準が垣間見える顔ぶれとなった。代表選に関わる論功は、社会党系赤松議員の怒りをかったことから高い意識はなかったようだが、それでも野田さんへの格段の扱いをはじめ、安住、細野といった人たちへの感謝の気持ちは示されているようだ。
実は、役員選任の裏ドキュメントなるものを聴いて驚いたことがひとつ。
民進党には、委員会質疑で委員会が修羅場になる方向を意識して用意周到かつ執拗な質問をする議員が数人いる。
荒れることを目論んだ質問は共産党が持分とする質問スタイルだが、実はそれ以上にたちの悪さを感じる左傾議員たち。
辻元、山井、小西といった類がそれだが、福山哲郎という議員はその上をいく。たしか松下政経塾出身で塾生時代は海外での活動が多かった人だ。昨年の安保法採決時に委員長に向かって空中ダイブした小西議員を先輩の立場で煽るかのように、とうとうと総理や中谷防衛大臣の言質を取るべく質疑していた。
曰く「集団的自衛権を必要とする相手国をどこだと推定しているのか」最後は「中国を想定しているのならとんでもないですよ」
この福山議員を蓮舫代表は政調会長に抜擢するという提案をしたというのだ。強い反対にあって大串氏になったそうだが、福山氏の何が問題かというと、蓮舫さん自身が二重国籍の問題で議員辞職まで問われている状況にあって、なぜ帰化中国人である福山議員を政調会長という大役に抜擢するのか、その精神構造を疑うのだ。蓮舫さん独特の世論動向に対する挑戦心がゆえに、あえてこうした人事を思考したのだろうか。
福山氏が中国籍を抜いているかどうかは分からないが、13歳の時に帰化手続きをし、陳哲郎から福山哲郎としている。
今の中国が日本にとってどういった相手であるかは明らかであり、帰化したとは言っても祖国には誰しも抱く愛情があるはずで、福山氏は国会言動においてあきらかにそれを発揮している。そうした気質を持つ方が、万が一民進党が政権を再奪取した場合、日本の外交・防衛・安全保障問題はいったいどういうことになるだろうか。
実は、2010年6月から翌年9月までの短い菅政権時代、当時いろいろな閣僚の不祥事と外交上の不手際で、2度に及ぶ改造が行われた内閣にあって、最初から最後まで官房副長官にあったのが福山氏。クルクル入れ替わった人事にあって異例中の異例だった。
当初内閣で中国船による日本漁船体当たり事件が発生した。この時、中国側が何度にもわたり当時の丹羽宇一郎中国大使を呼びつけ、中国の領土である尖閣を主張し強硬な要請を展開。これに応じる形で、中国船の船長を何のお咎めもなしに中国に送還した件は、みなさんも記憶に残っていることと思う。
菅政権が弱腰外交とネーミングされた原因は枚挙に暇がないが、この事件はそれを彷彿とさせるものだった。
当時の官房長官が仙谷さんで、菅さんと仙谷さんの決断でおこなわれた釈放送還の裏に福山官房副長官の存在は無視できないという評論もあった。
ちなみに外務大臣は岡田克也氏だったから、こうした外交選択も押して知るべしといったところだったのかもしれない。
こうした議員が特徴的に民進党には多いが、国会議員になることは公職選挙法に抵触しない限り何ら問題になるものではない。がしかし、国会でつつかれる要因になるやもしれぬ人事を、この段階で模索する蓮舫さんの強気過ぎるセンスを疑う。身内から反対されるのも当然だろう。
私は2大政党政治が日本で定着するのは難しいと感じている一人だが、共産党との共闘模索から熱が冷めない民進党を思うと、全野党が連合することで他の国とは形態の異なる2大政党制がありうるだろうかと思わないでもない。小選挙区制の選挙制度の影響も見逃せない。しかし、それでは自民党に対する思想完全対立軸でしかないので、国にも国民にも不幸な状況になるだろう。
だからこそ、民進党はしっかり組織作りをして、まずは単独での立て直しを図るのが最優先の課題だと思っていた。それが野党第一党の宿命であり、支持率が上がらなければ政党の機能を果たすことなど不可能だからだ。
ただ、内心は野合の集団政党である民進党に期待薄という思いも抜けず、今回の人事から、現状やはり無理難題だったと結論づけざるをえない。
清新な安倍政権の間はいいとしても、自民党一強というのはやはり問題がある。 せっかく蓮舫さんが代表になったのなら、役員の半数以上を女性議員にするというような大胆さを打ち出したら斬新で面白いと考えていた。
ひょっとするとやるかもしれないとも思っていたが・・・
政党人事のやりくりはそんな夢物語はなかなかありえないと理解はしているが、やはり理解の通りになった。党内の抵抗は野田幹事長の起用で高まってしまった。
結果、民進党は人材不足をさらけだし、有権者の心の向きを変えさせるまでにはいかなかった?
小気味よい口さばきの蓮舫代表だからといって、それだけで国益を高めるとは到底思えない。そもそも、自分の経歴に欠かせない国籍という重要事項を「不確かな記憶で迷惑をかけた」と考えられない逃げ口上を変節3段論法の最後に吐く人だ。
言葉こそ違え、かの迷言「記憶にございません」というのと変わりはない。使用可能なパスポートの存在もあり、国籍に対する認識が希薄なはずがないと思うがいかがなものだろうか。
春日部市内16号沿いに1階がラーメン屋、2階が焼肉屋の複合店舗があったが20年前に閉店し、その後は買い手も借り手もつかず放置状態となっていた。
20年そのままというのもすごいと思うが、驚くというか、恐ろしいことに、なんと数日まえのこと、この1階で白骨化した死体が発見された。死体の周りには3年前の日付の物があったことと、ちょうどその頃、人の気配があるという証言もあったという。そうした状況から、ホームレスが住み着いたものの何らかの理由で死に至ったとみられているが、真実はまだ闇の中。
この物件、交通量の多い国道沿いにあるが、草が生い茂ったままの荒れ放題で、人目でそれとわかる建物だという。
このニュースを早朝耳にして、所用で越谷に出かける道すがら、4号国道せんげん台駅交差点手前の右側に、以前数回訪れたことのある回転寿司の店が、前述の状況と同じような姿になっているのに直面した。出入り口には薄汚れたトラロープがかけられているものの、店舗周囲に生える背高の草の量が多く、見るからに廃屋状態だとわかる。
駅に近い人通りの多い旧国道沿いなのにどうして?という疑問が、ついさっき耳にしたニュースに負い被さる。春日部の例は駅には近くないが、こちらは商業地としては一等地の一角にありながら次の利用者がないのが不思議に感じられる。
マーケティングの領域を超える物件それぞれが持つ魔性的なものか、はたまた土地または建物が、千客万来の意味で方角、風水、縁起といったものに適していないことに因を発するのか。信ずる者も救われない場合があるということか。
空き家問題は戸建住宅を対象とする場合が多いが、空き店舗、空きビルも社会現象としてけっして小さくない問題である。
現職時代に各地へ視察で出かけた際、およそどこの街でも見かけたのが、地元商業の衰退が大店法の改正で、その速度を早めたことによる目貫通りのャッター化だが、それだけでなく中層ビルの廃墟化もあきらかだった。こちらは、たとえば少子化により塾などが淘汰されたことなども一因にあるだろう。
1960年代に鉄道会社の沿線開発から始まった1000戸から3000戸の大型戸建住宅地や、また、それ以前に日本住宅公団(現UR都市機構)により全国各地に建設された大型団地では、新世代が定住を望まず、高齢者が残されたり、空き家が増えることで活力を失いかけている。いや、すでに失っている地もある。
とくに戸建ての場合は空き家の放置で治安などの不安が増す傾向にある。
そんなことから空き家対策特別措置法が昨年2月に施行され、市町村権限が強化されたが、なかなか現実には有効性が上がっていないようだ。
そして、前述の国道に面した空き店舗問題となると、競争社会の厳しさから生じた負け組が、整理も出来ないまま建物を野ざらしにせざるを得ないということなのだろうか。
大資本をバックにした有名チェーン店は、仕入れや宣伝で個人店を凌駕するから、よほどの独創性を打ち出せない限り、個人店が長い戦いに勝ち抜くことは難儀なはずだ。
小泉政権下での規制改革は功罪あるが、大資本有利な展開を助長した結果、あらゆる業種において個性ある個人店舗の衰退を加速させたことは大きな罪だ。
しかし、一旦は勝ち組と思えてもかならずしも長続きしない例も後を絶たない。岐阜県本巣市にLCワールド本巣という大型複合ショッピングモールがある。ところが、この施設も長らく空き家のまま次の予定が立っていないという。建物周囲や駐車場のあちこちに草が群生する光景は、まさにメガ空き家といったところ。
中国資本も国内広く進出しているというし、郊外型消費動向が定着した現代にあって、個人商店および商店街は今後どうしたらプラスの方向に変質できるのだろうか?
先週から今週にかけての朝ドラ「とと姉ちゃん」は、昭和30年代の戦後復興期に家電がいかに女性の生活を変えたかに焦点をあてている。思えば、車と家電は生活向上のシンボル的存在だった。
我が家では昭和35年、私が5年生の時に14インチのテレビが狭い茶の間の一員に加わった。
そしてまもなく、目のためにとか画面がくっきりとかのフレコミで、青いガラスの板が画面の前にぶら下げられた。結局、その効能ははっきりせず、テレビブームに踊らされた便乗商品だったのかもしれない。今となるとなつかしい話だが、皆さんの記憶にも刻まれているのではないだろうか。
ところが、洗濯機と冷蔵庫は記憶の走馬灯が回転したまま停止しないのでまったく思い出すことが出来ない。洗濯機など関心が薄かったのだろう。母に対する思い遣りの薄い子どもだったのか! いや、そうではない!
しかし、あなたの暮らしによるテストは消費者を救った。裁判沙汰も覚悟の上の実名公表を花山さんの主張が貫いた。メーカーが怒るのも道理だ。
もちろん、シナリオの原点は創作フィクションだとは理解しているが、時代の在り方という意味で、学校で教わる歴史だけが歴史ではないと感じながら、成り行きを見守っていたが、今朝とうとうドラマの上での結論が出た。
アカバネの洗濯機のプラグネジのメッキが剥離剤で溶け始めた時点で、メーカー側のコスト優先の安全性を欠いた商品コンセプトが判明し、テストの信頼性を勝ち得たあなたの暮らしに軍配が上がった。
主人公が発した「ささやかな幸せを奪っていいはずがない」とメーカー側に突きつける言葉は、現代にも通じる名言ではないかと思う。
企業コンプライアンスが現代の一経済視点になって久しいが、あいも変わらず超がつく一流企業の消費者軽視がやまない。建設、自動車、家電、食品、流通・・・ありとあらゆる業種で競争原理とコスト原理によるコンプライアンス欠如が続く状況。同じ企業が幾度も同じことを繰り返す常態化には呆れるほかはない。
画面には出なかったが、アカバネが安全な製品作りのために会社体制を変えるとのナレーションに、憎たらしい顔つきがピタリとハマった古田新太演じる社長が改心したのかと、なぜかホッとした。
家族間の猟奇殺害事件や若年層の殺人事件など、豊かで便利過ぎた国情に根本の問題があるかどうか、その尺度は不明だが、超一流企業のみならず、今を生きる私たちが見習う「心」の教えが最近の朝ドラにはあるように感じる。
「あさ」には女性の根性を、「とと姉ちゃん」には女性の正義を・・・チャレンジ精神に加えて道徳観に満ち溢れた人を大切にする思いやりまでも!
今日、民主党の代表になった蓮舫さんは・・・さて、素晴らしい政治家の見本になるか、それとも反面教師になるか。
自らを律することをうとんじ、攻める際のストレートな烈情ぶりは鬼かとみまごう民主党女性議員がどうも私は・・・・。
今回の民進党代表選に、蓮舫さんの二重国籍に関する発言の変容ぶり以上に、党自体の自浄能力の無さを再認識した次第。
また軌道がずれたようです。深くお詫びしてこの項終わります。
おやすみなさい!/span>
台風襲来とともに猛暑が去って体感的には楽になるが、被災地のことを思うと単純に喜んでなどいられない。まして、今回の被災地はすでに冬支度にも入ろうかという地域ゆえ立ち直る時期としては辛く厳しいことだろう。
もっとも、仮設住宅住まいの東北の被災者にとって、猛暑が去って寒い季節へと繰り返すこと5年と6ヶ月。いつまで続くことやら・・・
熊本では地震が再発している。不安な心持ちの中での生活再建に気持ちを持続することさえ大変だろうと思うが強く生きてもらいたいとしか言えない。
強く生きると言えば、今、3人の女性政治家がニュースへの出番が多い。いずれも戦う現状にあって辛く厳しい実情にある。
◆ヒラリークリントン米民主党大統領候補
肺炎で9.11追悼式を退席する際のよろめく姿は世界に激震を与えたようだ。
私も見たが、膝の崩れ方は尋常ではなかった。無事回復してくれることを願わずにはいられない。共和党トランプ候補が大統領になるシナリオは政治の専門家の多くが有していないようだが、それは彼の思慮不足から出てくる暴言ぶりが、世界秩序を不安定なものにしかねない可能性が高いと目しているからだろう。
だからこそ、利権癒着が問われてはいるものの穏健派ヒラリーさんの方が世界のリーダーとして望まれるのではないかと思うのだが、健康面は国家元首という職性だからこそ占めるポイントは高い。2ヶ月後に迫った大統領選の行方は混沌としそうな状況になったようだ。
差別発言を安易に口にする品のない元首を選択する可能性が、自由と民主主義のアメリカで実現するとは思えないが、治安維持を担う警察組織によって黒人蔑視行為が平然と行われる悲しい実態は、マイノリティーを中心に怒りの発信度は増しているので、選挙が近くづくに連れてヒートアップすることだろう。
ヒラリーさんには完全快復を期してもらいたいが、尋常とは言えない移動距離が長期にわたるハードな米大統領選は、70歳に近い女性にとって大変なことだろうと思う。察するに余りあるが、それがアメリカ大統領に与えられた激務のスタートと思うとなんとか乗り越えてほしいものだ。
◆小池百合子東京都知事
この方の気の強さは相当なものだと理解していたが、築地移転先の豊洲の1件ではこれが功を奏した形となった。しかも盛り土を怠った東京都のルーズぶりには私も呆れた。問題は単に延期だけではすまない根深いことになった。
まずは現状のままでは移転など出来ようもない。ならば立ち上がった建物の下の空洞部をどのように処理すれば事は解決するのか。専門家による調査と設計にかかる時間次第では来年の1月でも移転は難しいと思われる。
この問題の原点は、平成15年だったと思うが、土壌汚染対策法が施行されて人の健康との拘わりで土の安全性に対する基準が設けられ、さらに平成22年に厳しい改正が行われたことにある。いたる所に見られる山と見まごう堆積土はそのままでは使用出来ないものが多い。いや永遠に使用不可なものが多いと言っても過言ではない。
ヒ素やダイオキシンに冒された土が検査もなく使用されるなどということはあってはならないが、昔はあちこちであったようだ。
逆に、開発で掘削された土はそのまま利用することは出来ない。そうしたことから、安全な土となるとそもそも少なく、今、造成工事真っ最中の杉戸の屏風深輪産業団地でも埋める土が足らずに計画がかなり遅延したという。
土の安全性を確証するための検査費用はかなりの額になるという。詳しくは知らないが、おそらく安全性が認められた土の値段は高いのではないだろうか。
あくまでも推測の域を越えないが、豊洲の関係もそういった関係で盛り土を省いたのかもしれない。
しかし、土でもないコンクリでもない砂利敷きですませた底辺部に水が上がり、その水自体に安全性が疑われる状況になるとは都庁担当者も予測出来なかったのではないか?
都庁職員の怠慢だけではない問題が絡んでいるとしたら、それはいったい何なのか。かのドンなら知っているのかもしれない???
ついでの話だが、この豊洲関係の巨額な事業の入札にあたり、都が予定した金額の99.9%で落札されたという驚きの事実がある。この落札は大手ゼネコン3社のそれぞれのJVで3つに区割りされたというから官製談合の疑いも出てくる可能性があるようだ。
小池知事のメスはどこまで深く切り込むことが出来るか興味は尽きない。
マスコミの一部、とくにTBSなどはこれに関わり、共産党と民進党のイメージアップと自民党のイメージダウンに結びつけたいとする思惑の報道内容だったが、大マスコミのこうした姑息な報道姿勢はこれからの日本社会の健全性に百害あって一利もない。もっとも、TBSはあの岸井成格氏を特別コメンテーターとしていることから反自民政権メディアを自認しているも同然なのだが・・・。
確かに、自民党議員が不正受給疑惑が多いのは残念だが、自民党のていたらくぶりへのマスコミのはしゃぎっぷりも尋常ではない。
兵庫野々村事件を明日は我が身の教訓とせずに継続不正していた富山市議の問題は全国的なチェックはもとより、政務活動費の在り方を根本的に見直す節目に来ていることは間違いない。
さて、小池さんにはここまで来たら自民党都議団ととことん戦ってもらいたい。全国から注目を浴びる東京だからこそ、今や国民を味方にしたも同然の小池都知事は思い切って断行出来る状況にある。そして、ゆるみたるんだ都庁を改革し、職務姿勢と財政管理の健全性を高めていただきたい。
◆民主党代表候補の蓮舫氏
政治家特有の二枚舌をこの人も使ってしまった。二重国籍を当初否定していながら、今調査中と中途半端なことを口にするどっちともつかない対応がまずかった。過去の談話との整合性に齟齬が生じたこともある。やんわりシラを切る対応でやり過ごせると思ったかどうか・・・逆に彼女は、家族に対する中傷があることは悲しいと人道博愛問題へ方向転換を図ろうとする姿勢がうかがえた。
どれほどの家族への批難があったかは分からないが、回転の速さにうなった。要するに、疑惑を追求されると瞬間「やばい」と感じ、焦りの中から言い訳にならない理屈を発してしまう典型だ。その意味では、蓮舫さんも今回のことで品格の高い政治家のイメージは外してしまったようだ。回転の早い蓮舫さんだが、最初の対応をはずすと結局は迷走することになるという見本のような例で、蓮舫さん、自らの能力に溺れてしまったということのようだ。
言葉は重い。
某若手俳優容疑者の突然の示談・不起訴には驚いたが、母親のお詫び会見の中にも首を傾げる表現がいくつもあった。それは結局、巷間伝わる高額な示談金になった親子愛と無関係ではないと思われても仕方ない。
最後は合意の可能性もあるとする弁護士の強気な説明があったが、語るに落ちるとはこういうことだと思う。かの母親は記者会見時に、時間には関係なくどんな質問にも応じると言っていたのに、釈放後は無言を通しているのもどこか不整合な感じである。
本人が女性を見て欲望が抑えられず、逮捕後は自殺しようと思ったと発言しているわけだから、こんな大逆転劇を誰が予想しただろうか。
話がそれ過ぎたようで恐縮です。そのせいか、原稿用紙10枚近い量になってしまい、お付き合いくださってありがとうございます。いずれにしても、常に我が身を諌める反面教師として題材にさせてもらった次第です。
それにしてもヒラリーさん、大丈夫だろうか。
教育の世界では、こと教科書選定という部分においては企業論理が横行し、そこに小さな権益?が生まれるという暗部が長年にわたり常態化していたようだ。
この場合、既得権益は主に教師、しかもベテラン教師が対象となっている場合が多いようだ。
理由は、教科書の改訂にあたって現場の声を反映させる目的でヒヤリングを実施することへの謝礼ということだが、それは表向きの理由であって内実は出版社側による継続的取引と新規売り込みのせめぎ合いというのが本当のところではないだろうか。
察するところ謝礼の形態は、金銭、物品、接待ということになろうが、慣習的な面が実態としてあるやに思う。
複数ある教科書取り扱い業者は一定のルートをもっているか否かでほぼランク付けされるということだが、未来永劫安定が約束されているわけではないのは当然で、ライバル会社も新規採用に向けて黙ってはいない。
また一方で、教師も黙ってはいない。基本的にあれこれ注文をつけることが謝礼の源であるし、とくに学習指導要領が新たに実施される年度などは、会社側の営業も激しくなることもあり、営業担当にあれこれ講釈を並べて継続的な人間関係を築こうと努力するのである。うるさ型の教師は営業サイドにとってスミにおけない存在になることもあるだろう。
しかしながら、対象となる教師が多いとは思えない。倫理観の高い教師は少なくないと確信しているので、多くは真面目に教科書改訂を思慮して提言しているものと思う。
要するに、どの世界にも硬軟織り交ぜて様々な人材がいるということではないだろうか。
また見方を変えれば、公立か私立かでも内容は異なる。公立は行政による日常管理機能が働く面もあるという点で、私立とはまったく異なる面がある。そもそも教師にとって働く現場が私立か公立かは人生を左右するほど違うものらしい。
事業者側は、交渉を有利に進めるために学校側が持つしがらみをとことん追いかけることもあるだろう。選挙もしがらみだよりという一面があるが、この点、営業も選挙戦術と似たところがあるということか。
その結果として、政治家にたどりつくことがあるかもしれないが、はたして推測の域は出ない。あくまでも可能性の話である。また、仮にあったにしても平議員ではない大物ということになるのだろう。
以下は新聞報道によるものだが、教科書協会が、このたび謝礼の全面禁止を打ち出した。謝礼のみならず教科書無償提供といった資金力の差が影響する実態も堂々と行われていたということであれば、それは競争原理に縁遠い話であることは間違いない。
ちなみに高校の教科書を発行している事業者は39社あり、無償提供していたのは5社で金額にして約2,000万円。
そのうち、1,800万円が1社でまかなわれていたというのだから、この業界の古臭い体質を示しているものと思われる。
こうした状況において、今回の全面禁止を受けても、その目をくぐり抜けてあいも変わらずという実態が発覚した場合、つまり新たに裏金という感覚で金銭物品が動いた場合、協会はどのような対処をすることになるのか。教育の世界だからこそ、この機会に全面浄化を期してもらいたいものです。