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No.2919 風景維持に行政力を

2017.09.14

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ファイル 825-1.jpg 蒸し暑い残暑の日々だが着実に秋に向かう鳴動を感じるこの頃。
 添付の写真は長い夏休みを終えて元気に長い道のりを登校する子供たちを写す朝の風景である。
 ところが、この写真をとくとご覧いただきたい。道路の両脇に居並ぶイチョウの木がやけに元気がないのがおわかりいただけるかと思う。中には黄色く色づき始めたものもあるが、それでも一本一本の木の葉数が少な過ぎてか細さばかりが目立つ状態だ。幸手市には幸手八景と称する風物詩がある。その代表は言わずと知れた権現堂堤の桜と菜の花のコントラストであるのは間違いないところだが、この写真の香日向中央通りイチョウ並木も紅葉時期ともなるとそれはそれは見事な黄金色に輝く二本の反物のような光景を見せるのである。
 イチョウは全国各地で古木の大木自体が名所旧跡となっていたり、寺社神宮の御神木的存在になっている例が少なくない。あっと驚く幹周りや高さを誇り、天高く色づく様は見事なものである。また、神宮外苑のまるで絵画のような光景は東京の秋を代表するビジュアルそのものである。
 ただし、街路樹といっても諸々の条件の元で整備されるのは当然でこの写真のように交通量の多い車道のほぼキワに立つ場合は、高さも幅も成長させるだけでいいというわけにはいかないのは当然だ。したがって、季節頃合を見計らって剪定刈込を定期的に行う必要が生じる。おそらく写真のような見せるべき時期に見せられる状態に無いのは剪定の時期がずれているからではないかと思うのだが、もしも専門の方がいらっしゃったらご意見いただければと思います。
 これではあまりにもイチョウが可哀想というものだ。よく見ると葉のない枯れ木のように見えるものもあるが、素人判断では近くで見てもはっきりとしたことはわからない。
 市財政が豊かとは思わないが、大きな事業もする中で、街が長年にわたって持ち続けるこうした風景アイデンティティーを大切にする心を発揮するのも行政の役目に違いない。街路整備はどこの街を走っても遅れがちな感は否めない。後回しにしがちな傾向は、とどのつまり後手を踏み無駄な税金を必要とすることにもなるだろう。右へ習いではなく、科学的および季節的根拠に基づく植栽ごとの管理を守ることでルーズな自治体というイメージを払拭することのほうが自治体間格差を住民はしっかりと理解するのではないだろうか。 
 香日向イチョウ街路並木、今年はどうやら寂しい幸手一景になりそうだ。
 ところで、権現堂堤の曼珠沙華祭りが始まったようだ。見頃まではあと数日といったとこらしいが、真紅に染まった堤一面に秋を満喫して頂ければと思う。

No.2918 処変われば唇寒し

2017.09.08

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 前号で書いた民進党出直し直後の問題勃発は、なんと山尾しおり議員の不倫事件が真相だった。感心してる場合ではないが、文春の取材手法はいったいどんな具合で行われているのかと思う。当人近くに張り付いていないとあそこまで細かな描写を報道することは難しいと思うのだが・・・政治家、文化人、芸能人、スポーツ選手などなどいったいどれほどのカメラマン記者を雇っているのやら。
 それにしても山尾議員が報道の内容は否定しつつ、騒がせたと侘び、離党届けを出すことで決着を図ろうとしているのが昨日までの動き。一気に議員辞職という線もというニュースもあったが、結局全国3ヶ所での補欠選挙を考慮して離党にとどめたようだ。本人が辞職を望んだというのであれば、政治家としてではなく女性としての道に人生の重さをみたのかもしれない。それはそれで理解出来ないことではない。
 しかし、安倍総理に説明責任を求め、稲田前防衛相には辞任して済む問題ではないと陸自日報問題で追求した人が、自らの問題には過去のガソリン問題も、今回の件でも説明責任は果たしていない。それどころか、今回は離党表明の説明を終わるやいなや記者質問には耳を傾けることなく姿を消した。
「責任を求めるが責任は取らない」「口撃は強いが守りは弱い」「他者に厳しく己に甘い」といったフレーズが政治を続けていくとするなら永遠に彼女のサブキャッチになるやもしれぬ。
 いろいろな面で日本の社会が劣化していると感じるが、政治家の質も豊田議員のような人は過去になかった。市議・県議の政務活動費の不正も神戸市氷山の一角でこれからも出るだろう。国会議員の文書交通費は報告の義務もないわけで、今回の場合、不倫現場である高級ホテル代に使われていないとは言えない。こうした事件から生じる人間評価は、当人の経歴が高いほど下落の幅は大きいことになるのはやむを得ない。
明日は我が身??いやいや反面教師にしてもらいたいものだ。

No.2917 早くも内紛民進党?

2017.09.05

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 前々号で書いたばかりの北朝鮮だがまたまた派手なことをやってくれた。狂気につける薬はないと分かってはいるものの若き暴政者が核という物騒な破滅兵器に寄り添い、おもちゃを手にした子どものように喜ぶ姿を見ると尚更物騒な思いにさせられる。
 対話の場を持つということは核保有をあきらめさせるのではなく承認することと考えるべきか・・・圧力強化も狂気の増幅を生むことにつながる可能性もあり、打つ手が徐々に狭まりつつあるといった感が強い。さて・・。

 混迷する国際情勢にあって、日本の政治はどう対処していくべきかという点で数多くの難しい局面にあることは間違いない。その中で野合の集団である民進党の代表選が行われ、代わり映えのしない前原氏が再び代表の座についた。ところが進行部人事で早速ミソをつけた。そもそも甲高い声で総理追求批判をすることで頭角を表した山尾しおり議員を幹事長にという発想がすでにおかしい。前にも書いたが、民進党は自民党以上に年功序列に厳しいと言われており、2期生議員が幹事長に就任するなど考えられないこと。私も聞いてすぐ違和感を持ったが、案の定、尋常ではない内部批判があったようで、幹事長差し替え人事があるようだ。代表選の論功人事との評価もあって、前原代表の発想の貧困さが露呈した。2期生というだけでなく、ガソリン問題も秘書の責任にしたままだし、この人事が内に外に批判の対象になる可能性が高かったことに理解が及ばなかったのだろうか。
 もはや有り得ないことと思うが、これではとても国政を任せられる政党であるはずがない。代表選の後のそうしたアンケート結果でも、なんと80%以上の人が民進党にダメ出しをしている。代表選で8票の白票があったが、どうやら離党の波が一気に押し寄せるという推測は当たらずとも遠からじか。

No.2916 ハリルと由伸、世代交代の妙

2017.09.01

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 まずはワールドカップ・ロシア大会出場決定めでたしめでたし。日本選手団の奮闘に感激した2時間。難敵オーストラリアに完封勝利は大方の予想をくつがえす結果だったのではないだろうか。なにより、浅野のテクニカルシュートも井手口の弾丸シュートも、しばらく目にしていなかったシュートの見本のようなビューティフルシュートだった。とくに長友のセンタリングアシストがあっての浅野弾も見事だったが、井手口のそれは日本の選手があまり見せてくれないボールコントロールからのシュートだった。
 ところで、井手口陽介という21歳の小ぶりな選手はまったくノーチェックというか知らない存在だった。自身とことんサッカー通とは言えるほどではないし、試合数もテレビ中継も野球ほどではなく、ガンバ大阪ということもあってなじみがなかったが、この豪州戦で初めて意識してその躍動ぶりを目にすることとなった。試合開始の頃は、2番と3番の選手って誰だろう?と家内と話していたくらいなのだ。スタミナと脚力、そしてボールコントロールなど、すべてにおいてこれほど光り輝いた選手は久しぶりではないだろうか。あの流れでシュートを決めた時間帯を考えると、90分を安心して任せられる選手だということがわかる。

 ハリルホジッジ監督の選手起用が結果的に世代交代という形で花開いたと見るべきだろうが、ある意味消火試合ともなった次のサウジ戦でどういった采配を示すか興味深い。本田と香川を最後まで待機させ、プレミアで好調の岡崎まで終盤にわずかな出番に終わった。未知の選手を使うのも、実績のある選手を使わないのも監督としてなかなか決断力のいることだ。選手によっては反旗を翻すことも無くはない。今年前半、鹿島アントラーズの金崎選手がそれに近い態度から出場停止になったことがたしかあったと思う。
 「ハリルの涙」にはそうした決断が実ったことへの達成感と安堵感からのものだったのではないだろうか。こうした選手起用がはずれた場合、奇をてらいすぎ!と揶揄されることも覚悟しなければならない。そういう意味で、世代交代は早すぎても遅すぎてもいけないタイミングと運があってのものなのだ。

 かなり前に書いたが、今年の巨人、由伸監督の采配は若手起用に趣きが置かれた。前年度もその傾向があったが、陽が出てくるまでは外野の2ポジションとセカンドに1年フル活動の実績がない若手に亀井を加えとっかえひっかえ起用した。とっかえひっかえというのは相手投手にもよるだろうが、続けて起用したくなる安定した活躍を示す選手がいなかったこともある。捕手の小林も含めると3~4人に未知の期待をしたことになる。せいぜい日ハムから移籍した石川がまあまあといったところか。
 世代交代を意識し、テーム成績に若手が好結果をもたらす手腕が評価されることほど監督冥利につきるものはない。しかし、安定した実績のある選手を外人選手に求めるきらいがあるのも日本のプロ野球の特徴としてあり、巨人はとくにFAと合わせてこれを多用しがちだ。なんと昨年のレギュラー陣で安打160、打率302、打点81、本塁打25、という成績を残した村田の代わりに楽天を退団しメジャーに帰っていたマギーを獲った。阿部の一塁固定と村田の守備位置からして控えが確定的となった。ところが起用する若手が安定的な活躍を示せず、成績が低迷したことからマギーを2塁に起用することで後半戦は重量打線で活路を見出すこととなった。その効果は結果が示している。他にもギャレットや片岡が2軍でくすぶったままで、とくにFAで獲った片岡は若手のみならずマギーにも定位置を譲り続け、未だに1軍へのお呼びがかからない状況である。このあたりは由伸監督の采配というよりは巨人だけが持つ贅沢病かもしれないと思っている。
 

 いくら力がある村田とて代打生活ではなかなか実績を積むことは難しい。代打生活は一流打者にいつかは来る運命かもしれないが、イチローでさえ、今年は主に代打の出番で2割前半の打率である。弱小チームゆえ出番が多いことから代打でのヒット数はメジャー記録を破る可能性もあるが、数と率の違いは別のものである。
 だが、村田の昨年の実績は伊達ではなかった。彼を控えに回すのは早計だったということである。ケガから戻った陽を一番に据え、マギー2番、村田5番、亀井も6番に固定され、長野7番というほぼ不動のオーダーになってからは快進撃とまではいかないまでも盛り返すムードは与えてくれるようになった。投手に安定感が保たれ、畠という新人が頭角を示し始めたこともあるが、相手投手としては一発のある打者が居並ぶ打線は失投が許されないという強烈なストレスを感じることになる。昨年、村田に打たれた投手は少なくないわけで、今年の巨人は村田をはずすことになる世代交代オーダーはタイミングとしてするべきではなかったと感じる。今日のDNA戦で強烈なライナーを飛んで好捕した。まだまだやれる。まだクライマックスシリーズへのチャンスはあるが、2年続けてペナントレースをはずしたならば「由伸の涙」はハリルとは異質の涙となることだろう。

No.2915 繰り返す挑発狂行

2017.08.29

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 北朝鮮ミサイル北海道上空通過! 横になってのんびりテレビをながめていたところでの、突然の騒々しいニュース速報にタオルケットをかっぱじいた。繰り返し耳にする強い抗議の声明とか圧力強化といった対応に動じることなくくり返すミサイル発射。それに対して発せられるのはこれまた抗議と圧力の上乗せである。
 タイトルの狂行は辞書にはない造語だが、愚行、蛮行、暴挙といった言葉では示しきれない想いからのもの。北海道の複数の自治体ではミサイル通過の緊急放送が流されている。これは正に異常事態そのものだろう。海ではなく陸地に着弾したらどうなるか。海への着弾が操業船や他の運航船に当たったならどうか。こうした場合の想定は果てしなく裾野は広くなる。今年になって知人が釧路に住む娘さん家族と同居するとして住み慣れた地を離れていったが釧路の名を耳にするたび想い出す。今朝の事態にどんな想いでいるだろうか。

 アメリカが日韓との軍事練習を頻繁に行う中、北朝鮮の挑発行為は強気一点張りの度を増している。中国による圧力強化をトランプは求めているが、中国に代わってロシアが北朝鮮に救いの手を差し出している現実はあまり報道されないし、トランプ政権からも語られない。これもおかしい。中国ですら見せかけの圧力から脱皮していない状況にあって、ロシアの行動は許しがたいと言えるもののはずだが・・・。 
 今年の5月のことだったか、北朝鮮との国境近くに戦車などの軍備を配備している事実や万峰号のウラジオスットク寄港を許可したり、ガソリンの供与を倍々増するなど、ロシアが北朝鮮のフィクサー的立場で暗躍していることは間違いのないところである。とくにガソリンに関しては中国に輸出削減を求め続け、ようやく重い腰を上げ始めたところなのにだ。
 ロシアも中国も覇権国家としてアメリカへの対抗心は並々ならぬものがあることから、自らが手を下すことなく北朝鮮が対アメリカへの先頭に立ってくれる現実をほくそ笑む状況にあると考えるのは過ぎたことではない。戦時勃発という観点ではなくアメリカ国内の政治基盤が揺れ動くことは中露にとって望むところと推察する。たまさか金正恩という独裁精神異常者が核という武器を保有しつつ、日韓を越えてアメリカへの対抗心に燃えているのは中露にとって誠に都合が良いということである。これらの国には距離が近いからといって基本的に核の脅威は向けられていない。北朝鮮は米中露のどこに核を向けても国家の破滅につながるのは金正恩といえどもわかっていると思いたい。国境を接していないアメリカが最大の標的にしやすいはずで、その手前の米同盟国である日韓への驚異増加を考慮したミサイル北海道通過と考えるべきだろう。いわゆる軽く見られている日本とは言えないだろうか。
 集団的自衛権では積極的な軍事対応は出来ない日本。今、行われている菅官房長官の記者会見でも「手を出すことがあってはならない日本」であるのが前提であるにもかかわらず政府はどんな対策を講じているのかといった質問が歯がゆい。抗議、圧力・・・これ以外に考えられる日本の出来ることがあるのだろうか。
 対話・・・通じると思うことがナンセンスだと考えるが。
 防衛費増強・・・また安倍倒閣の材料にして大騒ぎになるだろう。
 ただし、ネットで行われている各種アンケートで、防衛費を増加するべきであるという声は他のどの回答よりも多い。専守防衛の域を超えない範囲でそれを増強するための防衛費が500億円台で妥当かどうかの判断は難しいところだが、足りているということでないことは確かだろうと感じる。

No.2914 安倍叩きのプロパガンダ・ビラ   

2017.08.26

「いま、社内は安倍(晋三首相)を叩(たた)くためなら、どんなことでもするという空気になっている」。作家の門田隆将さんは最近、知り合いの毎日新聞記者からこう聞いたと、26日発売の月刊誌『Hanada』(10月号)で明かしている。朝日新聞記者にも同様のことを言われたという。


 ▼学校法人「加計(かけ)学園」の獣医学部新設問題をめぐり、内閣支持率が下落した安倍内閣を、この機に打倒しようと盛り上がっているということか。門田さんは7月23日付小紙朝刊の新聞批評欄で、そうした新聞を「倒閣運動のビラ」と呼んでいた。

 ▼そういえば、民進党を離党した長島昭久元防衛副大臣も5月に、自身のツイッターに記していた。「昨日たまたま話した朝日新聞のある幹部の表情には、社運を賭けて安倍政権に対し総力戦を挑むような鬼気迫るものがありました」。

 ▼実は小欄もかつて知人の東京新聞記者から、こんな打ち明け話を聞いたことがある。「上司に『安倍なんか取材しなくていいから、とにかくたたけ』と号令された」。同僚記者も、別の東京新聞記者から同趣旨のことを聞いている。

 ▼悲しいかな、これらのエピソードは新聞業界の「不都合な真実」を示す。事実をありのままに伝えることよりも、自分たちの主義・主張や好みを広めることに熱心な習性があるのは否めない。「権力の監視」を隠れみのにしつつ、時に暴走を始める。

 
 ▼マスコミは、行政・立法・司法の三権と並ぶ「第四の権力」とも呼ばれる。政治家からは、真顔で「本当は第一の権力だろう」と指摘されることも多い。ならば、自制心と自浄作用を失ったマスコミ権力は誰が監視するのか。国民の常識と良識が働き、一定の歯止めとなることを期待するしかない。span>
 
以上は、今日26日の産経抄である。私自身、何度も指摘しているがすでに昨年4月に物故されている朝日新聞の論説主幹だった若宮啓文氏は、「なぜそうまでして安倍叩きに撤するのか?」という質問に対して「それは朝日の社是だから」と断じていた。会社に忠実だったという以上に若宮氏には何か特別な反安倍精神が宿っていたものと思う。それは、彼の他のキャリアに韓国東西大学客員教授、ソウル大学日本研究所客員研究員という肩書きがあることからも推測出来ることかもしれない。毎日、東京、全国の系列新聞社も言うに及ばずである。これらの社の記者の突撃インタビューがまるでヒーローのように扱われているが、まさにマスメディアがこぞって構成する反日・反安倍の一帯一路といった様相である。マスメディアとしたのはこれは新聞だけの問題ではなくテレビでも相応のものがあるからだ。とくにテレビ朝日とTBSは目に余るが、最近では籾井会長が退任した後のNHKも例外ではない。税金から成り立つ国民放送局という実態を考えると如何なものか。そもそも籾井会長の時は定例会見がニュースになったし、国会への参考人招致まであった。安倍総理との友好が深いということで就任以前からマスコミが敵視していた籾井氏ゆえに言葉狩りが目的のような取り上げ方が目立ったが、今の上田会長が就任してからはほとんどニュースにすらならない。三井物産と三菱商事という出身の違いということでもあるまいが、籾井降ろしに躍起となったメディアによる言論監視という実態は、この世界に国民が知るよしもない暗い闇があるのではないかと感じさせる。そう考えれば、安倍総理に関係するものはすべからく悪の風評を通じて安倍降ろしに繋げる材料とされるのだろう。確かに国民はテレビの伝達力に勝てないことを数値上で示している。だから傘にかかるマスコミというのが今の状況か。
 
 今の民進党の低調な代表選は、国民が悪夢の3年半に外交施策も経済施策も国家の損失が小さくなかったことを忘れずにいることが一因として上げられるであろう。また、昨年の前回代表選でこれ以上ないほどマスコミが持ち上げた蓮舫が人間的にも、政治的にもその器ではなかったこともあるだろう。かのマスコミ群は総理大臣になる可能性もある立場の野党代表の国籍問題は追求対象にせず安倍追求に徹していたではないか。マスコミはそうした結果に責任をもつことはない。
 しかし、なにより新鮮味に欠ける候補者という認識が世論に多いようで、さすがのマスメディアも代表選地方遊説などの取り扱いは少ない。ならば、安倍降ろしの行き着く先は、いったいどの政党の誰に、はたまた個人的に誰を日本の総理にしたいのか、ここまで来たら反日一帯一路メディア連合ははっきり示すべきかもしれない時期に来ているのではないか。まさか壊し屋や裏切り者や腰軽議員の名が浮上してくることのないことを願いたいものだ。

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