記事一覧

No.2854 石原元知事に参考人招致

2017.02.07

アイコン

 東京都議会豊洲問題特別委員会は、いよいよ石原元知事を参考人として招致することとした。合わせて浜渦元副知事もだ。

 実は、今号のちょうど10号前になる№2844で小池知事はジャンヌダルクかというタイトルのブログを書いた。先月16日のことである。
 小池知事が築地市場を早朝訪問し、移転の前倒し計画をプレゼンした翌日、環境基準の79倍のベンゼンが検出され、移転どころか豊洲が使用不可能に陥ったと判断して書いたブログである。

 そこでは石原元知事への対応として参考人招致の可能性にふれたがその通りの展開になってきた。とうとう来るところまで来たという思いだが、都議会が百戦錬磨の石原氏に対してどこまで追求出来るかは不明だ。
 複雑な裏事情があったと思うが、それをどこまで紐解けるか。土地と金にまつわる何らかの不正があった可能性は考えられるし、その確率はかなり高いのではないかと推測している。東京ガスの経営陣には招致案内が今のところないようだが、いずれはそちらも対象になるやもしれぬ。

 議会が主体のことゆえ小池知事は第三者的立場で口を挟めるものではないが、彼女のあり方としてインタビューされれば、それなりの対応はすることだろう。
 まずは議会のドンを引退に追い込んだ小池さんだが、石原ドンにはどのように対応していくのだろうか。都議選を控えお手並み拝見といったところか。

No.2853 Divide or Diversity

2017.02.07

アイコン

 昨日の早朝からしばらくの時間テレビから目が離せなかった。
 松山英樹選手とW・シンプソン選手の4ホールにまたがるプレーオフ。そのワンショットごとにゴルフの醍醐味と難しさに魅了させられた。ともにあと1センチ転がれば優勝というパットがあったが、思わず大声をあげてしまうほどのめり込んでいた。
 その後、ニューイングランドとアトランタという東アメリカ勢によるスーパーボール。考えもしなかったペイトリオッツの大逆転優勝に「こんなことあるんだー!」と身が震えた。どちらも勝負の厳しさを超越して、むしろ爽かさを感じた。
 同じようにこの朝を過ごした方は多いことと思うが、まさにスポーツが私たちにもたらすものの大きさを実感できた日だ。
 

 このスーパーボールのハーフタイムショーで、レディーガガがこれまた超のつく圧巻のハイパフォーマンスを繰り広げた。好きなタイプのエンターテナーではないが、素晴らしいものに対する称賛を惜しむ必要はない。そして、「私たちの国はけっして分裂はしない」とトランプへの皮肉をしっかりメーッセージに残した。
 スポーツは互いにファイナルマッチには死力を尽くすが、戦い終えればノーサイドは当たり前。
 ところが、今や大統領としての経験、資質、人格に疑問を持つ人が増幅しているのが実態。ロイターやCNNなどのメディアが事あるごとにアンケト結果が発表するが、どれも1000から1200程度の抽出数によるものだ。

 トランプ大統領には、彼の大胆なアメリカファースト改革が他国にどのように影響するだろうか、そして言っていることの矛盾(たとえば為替・貿易など)が、無理強いした結果として表面化した時、どう対処するのかというところに関心をもっていた。いや、あまりにも飛んでいるというか予想のつかない人物だと理解してから、もう少し観察してるしかないとも感じていた。
 ★スティーブン・バノンの登用
 ★イエーツク司法長官代理の解任
 ★オーストラリア首相との電話会談の一方的打ち切り
 ★メキシコ国境の壁のメキシコ側への対応
 ★オバマケアの廃止・・・前政権を踏襲しない姿勢
 ★TPPからの永久脱退
 ★入国管理規制

 そのすべてが、アメリカファ-ストどころか上から目線のオンパレード。これでは8年どころか4年持つかどうか。 

 スティーブン・バノンはブライトバード・ニュースという極右メディアの会長で、悪名高い白人至上主義秘密結社KKKのメンバーではないかと言われている。もちろん彼の会社はトランプのためにあるようなもので、トランプは他の大手メディアのほとんどを「フェイクで固まったアメリカの敵だ」とツィッターで罵っている。マスコミに全面的に敵対して国民に正しい情報開示ができるだろうか。
 もっとも安倍政権も朝日、毎日、東京、TBS、テレビ朝日を始め、その関連にあるメディアの反安倍報道に立ち向かっている。これはなにより日本国民の中道保守的価値観が自民党への信頼感につながっていることが大きいこともあるだろう。
 しかし、トランプはまだ真の信頼感を得ているとは言い難い。多くの人が未知との遭遇に直面しているといった状況だ。

 今号のタイトルは前者が分裂、分断、分割を意味し、後者は世の多くの事象における多様性を意味している。歴史的にその成り立ちから多様性をもってして世界一の国となったアメリカのはずだが、今、その多様性の一部が一人の人間によって排除されようとしている。待ち受けるものは分断であり、現世の南北戦争的実態がアメリカ国内に広がりつつあるとしたらどうだろう。武器は供しないもののデモ隊による殴り合いは各所で発生している現状なのだ。 

 今のところトランプに関心する声はあるのかもしれないが耳には入ってこない。
 イギリス下院でも訪英時に議会演説はさせないと下院議長が発言している。
 連邦裁判所も敵に回すトランプに世界の信頼は集まるのだろうか。
 ガガの訴えに耳を貸すようなトランプではないだろうが「アメリカは一つ」が世界のトップリーダーの大前提にあることを理解する時が来るだろうか。

No.2852 日本保健医療大学新学部まもなく

2017.02.06

アイコン

ファイル 757-1.jpg ファイル 757-2.jpg  写真はファイル 757-3.jpg先月31日撮影の旧県立幸手高校4階からの風景。
 2005年を過ぎて、人口問題等々で県立高校の再編問題が浮上した。ところが、再編の結果、使用に供することのなくなった県立高校の後処理に県教育委員会や総務部管財課などは苦慮することが少なくなかった。
 地理的特性や校舎施設が幅広い流用性を持たないということが、思うに任せない原因と推測されたが、結局のところ需給のバランスというのも大きなファクターだったように思う。幸手高校がその対象になった時、すでに4校ほどが事後処理が進まない状況であった。

 2011年4月私が県議に当選してまもなく幸手高校廃校の話が決定したが、埼玉県教育委員会が「県立高校再編整備計画」を進めており、幸手市の2校がその後期計画に入ったのは2009年のことであった。今の幸手桜高校(旧幸手商)とどちらを残すかということも含めて、それぞれの学校評議員やPTAを巻き込む論争となったと聞いている。

 1941年に開校した幸手実業学校が幸手商業高校に改編したのが1948年。その幸手商業が、1980年に開校した幸手高校と再編整備されたのが前述の2013年3月31日。したがって、正式には幸手商業高校も幸手高校も同じこの日に閉校となったのが正しい理解となる。そして幸手桜高校が新たに2013年4月1日に開校したということになる。
 ちなみに、1941年12月8日は昨年末大きな話題となった真珠湾攻撃があった日。くすぶる世相の真っ只中で開校した学校と思うと感慨深いものがある。

 その旧幸手高校の跡地処理では圏央道インターの至近ということもあり、他よりは長期化しないと思っていたが、そんな簡単なものではなかった。私も長期化しなように努力すると、いろいろな機会に市民に訴えたものだ。そうした中、町田市政時に誘致し、東小跡地で新規に大学として開校していた日本保健医療大学が新たな学部の設置をしたいとのことで手をあげた。
 看護学部とは別に理学療法学部を設置するということだったが、この購入が2013年12月のことだったので埼玉県としては閉校後半年足らずで難問題と思われていた後処理が完了したことになる。

 その後は、文科省などとの折衝などを経て、さらには理学療法学部としての改築等々の期間を置いて、いよいよこの4月に開学することとなった。
 その直前に撮影した写真3点。赤城から日光連山、筑波山をパノラマで望み、幸手産業団地には大掛かりな建物の建設中の風景が目の前に広がっていた。南西側には富士山、そのさらに南にはスカイツリーも望めるが、強烈な逆光でカメラ素人にはシャッターチャンスを得にくい相手だった。
 こうしてまた、幸手市に年々若い人がふえることになる。明るい材料とそうでない材料が混在する幸手市。他力的ではない新たな未来への息吹を幸手市行政に示してほしいとつくづく思う今日この頃である。

No.2851 幸手市と蓮田市の違いは?

2017.02.01

アイコン

 先日、ある団体の新年会に出席したが、そこでは市長、教育長、体協会長、代議士秘書、県議といった流れで挨拶があった。

 市長はいつものことながら幸手市が変わりつつあるという話を、いくつも例を出して話していた。
 その中に小中学校にエアコンを設置するという内容があったが、金額的な部分を含め具体的な中身にはふれなかった。多くの自治体で検討の対象となっているこの教室空調設置事業は、先生にも保護者にも喜ばれると思われるので、市長の評価が上がることであろう。

 この事業についてだが、幸手市は入札の公告に予定価格を明示する数少ない自治体の一つで、この予定価格を7億93,572千円としている。そして、この公告は今日2月1日となっている。

 さて、昨年12月15日に蓮田市が発表した入札結果によると、市内12の小中学校空調設備設置事業で落札となった金額は3億68,400千円である。内容は電気式空調でリース方式である。幸手市の場合もリース方式だがエネルギーは電気なのかガス方式なのかの明示はない。その点はフリーにしてあるのかもしれないが、それにしても額が違い過ぎるのではないかと感じる。学校の数も生徒数もほとんど変わらない。ということは教室の数も大きな差はないはずである。にもかかわらず幸手市の金額は蓮田市の倍以上というのだからこれは精査の対象となって然るべきであろう。
 さらにこの事業、幸手市は指名参加方式を採用しているが、指名した多くの企業が蓮田市に入札した業者である。もしもさして変わらぬ条件で行われる事業だとしたら幸手市の事業を請け負う業者は笑いが止まらないはずである。

 どちらも公の専門新聞に掲載されているものゆえ数字上は間違いないと思うのだが、実態はここまでしかわからないので、決め付けるわけにはいかない。
 このあたりの真偽は是非とも次期3月議会で明確にしてもらいたいものである。蓮田市は3億でおさまったのに幸手はなぜ7億の出し値なのか?
 あくまでも掲載内容からの疑問であるから詳細の事情があるならそれはそれとして理解もしよう。万が一、ガス方式を考えての予定価格であるのなら、無理にガスにせず蓮田と同じ電気式でいいということになるだろうし、いずれにしても税金の使途問題については議会のチェックが求められる。二元制の議会制民主主義では、議員は一方の市長および執行部を褒めることはあっても、それが主体ではないということも忘れないでもらいたい。

No.2850-2 白崎ハートクリニックのフォト

2017.01.31

 前号ではオペマシーンのムービーをごらんいただきましたので、付録号としていくつか写真をご紹介したいと思います。撮った点数をすべて掲載できないのが残念ですが、フェイスブックのほうで別途掲載したいと考えています。よろしければどうぞ!

   ファイル 755-1.jpg     ファイル 755-2.jpg
 
 
 上左はエントランスを入った先の受付の全貌。小柄な男性が院長の白崎先生。手前左に誰でも使えるガラス扉のハートルーム。そしてお洒落なトイレが続く。照明のセンスが素晴らしい。
 右は、受付を過ぎてハートルームとは別の待合スペース。 
 
   ファイル 755-3.jpg     ファイル 755-4.jpg
 
 
 上左はスタッフステーション。従事者はナースだけではないというこだわりがこういうネーミングになっている。
 上右はずらっと揃ったサイズ別風船とステント。これはほんの一部だそうである。
 ファイル 755-5.jpg 左は日帰りルームと名付けられている。体調がすぐれない方や術後の2次安静室として活用されている。なんとも言えぬゆったり感に満たされており、至るところに院長イズムが発揮されているクリニックである。
 早い時期に病院になることを願ってやまない。

 ちなみに、画面右側のミニ画像は、手術時に着用する放射線防御コートを着た私。かなり重いが、長いオペでも当然着たままなのだそうだ。助手の看護師用も女性を考慮して軽くなっているということだが、いえいえかなり重かった。

No.2850 白崎ハートクリニック

2017.01.31

アイコン

 今回が2850号ということで、区切りの3000まで150回の書き込みとなった。月に少なくとも10回分は書きたいと思っているので、まだ1年以上先のことになる。
 平成15年の6月から始めて13年半書き続けてこれたのも、読者の皆さんがアクセスという後押しをしてくれたからです。時に間があくこともありますし、まとめる間もなく書き始めることから、長文になりやすい面もあって、読むのにご苦労されていることと思いますが、これからも末永くお付き合いくださいますようお願いいたします。とは言えいつまで続けられることやら・・・でもあるのです。

 さて、先の日曜日のこと、久喜市に昨年4月オープンした「しらさきハートクリニック」にお邪魔した。久喜アリオの南側のクリニックとは思えない大きな目新しい建物である。院長は久喜総合病院や東埼玉総合病院で地域医療に貢献されてこられた白崎泰隆先生で、現状、毎日が目まぐるしい状況ということだ。たしかに駐車場は前を通るたびに満杯である。

 未来計画もしっかりしたものをお持ちだが、諸事情によりベッド19床のクリニックとして開院したという。20床になると病院の範疇になるので、いきなりの認可はそこまでは難しいということもあったようだ。
 院長の白崎泰隆先生が前日からの当直明けの時間にアポをいただいての訪問だった。実は、院長は週に5日当直をしており家に帰るのは週一だという。

 開院して9ヶ月、カテーテル手術はご自分だけで400症例に及ぶという。その9割が手首からのもので、太腿など他の部位からの施術は1割程度という。それにしても土日を入れて約270日で400という回数は驚いた。
 高校の同窓ということもあって、とても気さくな対応で院内をほぼくまなく自ら案内していただいた。その折々、各部屋の設計意図やコンセプトを話す姿からは、一刻を争う心臓救急救命医療に立ち向かう医師としての情熱とパワフルさを感じた。救急車が到着してからの緊迫診療の流れが実に良く考慮された設計になっている。調度品や照明などは我が家と思って目に優しいソフトかつ高級感を施している。そこには患者を家族とも思う主張が感じられる。
 手術室の大掛かりなオペマシーンを実際に操作してその動きを見せてくれたり、手術の時に着用する鉛入りの放射線防具を「着てみますか?」と言って掛けてくれるなど・・・。

ファイル 754-1.mov
 印象深い話としては、久喜で救急を35回もたらい回しされた挙句患者さんが亡くなられた事例について、「私がそこにいたら診療にあたった」と言われたことだ。まさに、救急病院かくありきといった真髄を単刀直入に口にされた。
 実際は、当直医師にとって専門外の救急につい拒否感が出るのも理解できないではないが、患者や家族の立場になってみると出来る範囲で応急処置をしてもらいたいのは当然だ。とくに「心筋梗塞や狭心症、脳梗塞などで運ばれてくる患者は時間との戦いだから専門かどうかなどは二の次なんですけどね」という院長の言葉が当然のことと思い、また力強く感じられた
 さて、私も紹介者としての認知をしていただいたので、なにがしか異常を感じられたら遠慮なくご連絡ください。困った人に手を差し伸べるのは医師ばかりではない。

 

ページ移動