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No.2862 無益な野党の政局質疑

2017.03.07

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森友学園で国会が狂気の沙汰化している。共産、民進、社民、自由の反日連合は出る議員すべて森友学園問題で安倍おろしをターゲットにしている。小さな腹しか持たない税金搾取連合としか感じられない。
確かに8億の差額は数字として小さくはない。しかし、年間すべて込み込みで億単位の歳費がかかる野党国会議員の出てくる質問者のすべてが、低次元な言葉の羅列で安倍おろしを画策することに無駄は無いのだろうか。いや、そのくらい考えられないものかと腹立たしい。常に政局一辺倒でいいはずがない。

中国は全人代の最中で17兆円もの国防費があきらかになった。宮古島周辺での大規模海軍演習を行っている。北朝鮮は対米日韓を睨んで4発ものミサイルを一気に発射し、うち3発を排他的経済水域に着弾させている。しかも新型ミサイルのようである。また、国内では長野で9名もの尊い命が失われた救助ヘリ墜落乗組員殉職事件が発生したばかりである。
昨日出てきた野党反日議員のすべては皆一様に北朝鮮に断固たる対応を望むとかすべきだと安倍総理に冒頭形式的に求めるだけで、ほとんどの時間を森友学園問題であてこすりの印象操作に時間を割いていた。目の前で発生している外交問題をないがしろにした対応と言わざるを得ない。そもそも、日本には拉致被害者解放問題という人道的見地から、これが絶望的になる強い態度を示しにくい一面がある。マレーシアのように国交断絶も辞さない姿勢はしたくても出来ない事情があるのだ。もしも強行策に転じれば逆に拉致問題を切り捨てるのかと反転攻勢をかけるのが今の野党のすがただ。

昨日、土地の掘り返しを証言した作業員が反政権の組合系から急遽派遣されたヤカラだとか、籠池氏を過去に表彰した民主党政権時の文部大臣は平野博文氏で、彼は大阪選出の議員だということが明らかにもされている。籠池氏とは面識もあるようだ。混沌とした政治の闇にまみれている話にアッキード事件だなどと醜い言葉で罵る発言などなんの国益にもならない。
昨日の最後のほうに質疑に立った3人は好対照だった。維新の東議員は福祉に拘る政官癒着問題に対し的確ながらも丁寧かつ真摯な質疑に徹していた。次の自由党森裕子議員はすべて森友学園ですでに明らかな売却価格を質問し、後は山本太郎と変わらぬレベルの印象操作ばかりだった。申し訳ないが知性を感じさせない上から目線の態度はいったいどんな精神から発せられるのかと思えてならない。この後に出た無所属の薬師寺みちよ議員は手話を交えながら障害者支援を訴える質問で必死さが伝わってきた。

安倍おろしの政局論争もほどほどにしないと寝首をかかれる事態は刻々である。そのためにも予算委員会をより国益に沿った中身にしてもらいたいものだ。今の政治は生きていない‼️

No.2861 石原慎太郎vs小池百合子

2017.03.03

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 今日の石原元都知事の記者会見は東京都のことではあるが、国民の多くが注目したことであろう。ラジオでは表情が見えないのでその分印象は間引きしないとならないが音声だけでの印象は、いつもの憤怒に走る対応は影を潜めていたように感じた。とくに石原氏の説明を罵るかのような過激な発言をした記者もいたが、それとなくやり過ごす石原さんに通常とは異なる雰囲気で臨んでいたことは理解できた。
 ただ、小池知事の話になると責任論まで発する厳しい対応に終始し、これから百条委員会が待ち受けている身をどのように受け止めているのだろうかと感じた次第。

 たしかに、築地と豊洲の問題はことが複雑過ぎて結末が見えない混沌状態になったことは否めない。諸々の事象に社会の過敏性が度を超しているように感じる時があるが、まさに土壌汚染の問題に移転問題が前に進まなくなったことは事実である。
 そして、今では築地現市場の汚染問題までが報じられるところとなった。数十年も経って今更な感がするが、マスコミ報道につられるかのように庶民感覚もナイーブさを増す傾向にある。
 考えてみれば、日本中どこの魚河岸でも古びたコンクリート敷の広場にセリに上がる魚が敷き詰められる。大型魚などでは直接置かれている光景は当たり前のことだ。それらを刺身などの生食で舌鼓みを打つのが最高かつ高額というのが世界に冠たる日本文化ではないか。水でもそれこそもったいないと感じるほどジャージャー流しまくるイメージがある。
 それでも、そこからの流通過程で事件が起きたということはあまり聞かない。市場が営業停止になったという話も耳にしない。食中毒というのは限りなく最終小売段階での管理不足が原因の場合が多いのだ。

 今、マスコミは小池知事に好意的だ。逆に石原さんには今日の記者会見でも記者の目は冷たく厳しい。小池さんは都議団自民党に真っ向から戦いを挑んでいるとの評価なのだろう。なにしろ自民党嫌いのマスコミが多いのは間違いないのだからやむを得ない。たしかに議会を我が物顔に考えているドンの引退も小池さんが引導を渡した形だから都民に受け入れられるのはわかる。
 しかしどうだろうか。今の小池さんは近未来の総理などともてはやされてしてやったりと思っているかどうかはわからないが、夏の都議選に向けて都民ファーストが過半数を獲得することに躍起となっている感がある。市場問題は移転延期補償費や豊洲施設の安売り話などで都財政に与える影響は小さくない。小池さんが最終決着をどう導こうとしているのかが見えてこない。
 今のままでは単なるマッチポンプでしかない。石原さんが豊洲移転は問題ないと発言していることを専門家に対して諮問することがあってもよいのではなだろうか。もっとも、それにはあまりにも過敏すぎる世の中と対峙することになり、小池さんの評価が下落する可能性もある。

 百条委員会でも同じようなことを言わざるを得ないと石原さんは言うが、定例議会をまたいで開かれる百条委は場合によっては10回以上の開催も考えられる。いつかどこかで石原さんの体調不良による入院が有り得るかもしれない。
 小池さんは、都議選で過半数を万が一獲得したとしてもそれですべて良しではない。なぜなら、都民ファーストとは言うものの自民、民進などの脱退組や政治素人による小池顔頼みのポピュリズム選挙戦の候補者たちは、結局のところ都民どころか自分ファーストなのだから。
 そうした形で得た過半数では、いずれ化けの皮が剥がれるのも時間の問題かもしれないのだ。小池さんの政治経歴がそうした予測をついつい思わせる点が多いのも符号が合う。

 石原さんの記者会見に対する小池さんの反応は「石原さんらしくないという印象です」というものだが、石原さんに責任論をふられたことへの皮肉たっぷりの感想とも受け取れる。この人、言葉ではかなり長けた方である。
 さて、それぞれどういう決着が待っているやら・・・と思ったところで、なにやら猪瀬さんや舛添さんが小さく見えてきた。

No.2860 どうぞ安らかに

2017.02.27

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 前号は2月22日で小生が67回目の誕生日であったことをお伝えしたが、その翌日のこと、元県議会議員の小森谷昭氏が亡くなられた。享年62歳というなんとも早すぎる旅たちであった。幸手市の未来に夢を掲げ、西口開発を筆頭に新たなまちづくりにご尽力された政治家だった。コツコツ、コツコツ、まさに地道な活動を続けて県議会議員というステージを勝ち得た武骨な努力家であったと多くの方が語る。

 小森谷さんが3度目の梗塞で倒れられたのは平成23年の1月末のことであった。2期目の選挙を4月に控えた時期であり、まさに上田知事を迎えて会場満杯の中で県政報告会が開催された当日のことだった。誰しもが狐につままれたといった受け止め方しか出来なかったアクシデントだった。いや、そうとしか感じられなかったというのが正直なところではなかっただろうか。
 そして、県議選の2週間後というスケジュールだった市議選に向けて3期目のチャレンジの準備たけなわの状況だった私に、小森谷後援会が推薦をくださることとなり、急遽県議選へ衣替えすることとなった。お話をいただいてから選挙投票日まで、ちょうど50日となっていた。緊急の事態にあって、そのキャッチフレーズは「小森谷昭県議の政治姿勢を継承する」であった。そして、私が当選後真っ先に県の予算取り付けに動いたのは、彼が手がけた県道並塚幸手線吉野地区の歩道新設の残りの半分をつなげることだった。権現堂公園の整備、県教職員住宅の処分対策というのも小森谷さんが掲げていたテーマだった。
 選挙戦では、後援会はもちろんのこと小森谷夫人のご主人の病とお子様たちのこともありながらの応援は心強いものがあった。出遅れ選挙戦を勝ち抜くことが出来たのは間違いなくその力によるものだった。生涯忘れることのない平成23年初頭なのである。

 6年間にわたる闘病生活のほとんどをご自宅で・・・夫人の献身的な看護介護を幾度か目にした。昨夜の通夜には上田知事も参列されていた。私も家内と焼香させていただいたが、お子様たちの成長が目を引くと同時に小森谷さんの死があまりにも早いことに、あらためて人の世の無常を思わずにはいられなかった。
 小森谷さん、長い間お疲れ様でした。そしてありがとうございました。
 どうぞ安らかに。慎んでご冥福をお祈り申し上げます。

No.2859 歳はとりたくない歳になりにけり

2017.02.22

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 2月というのは、陽射しの有難味への感じ方が他の月とは異なる。日によって極端に凍える日があるにもかかわらず、新しい息吹や芽吹きを五感で感じられる月でもあることから、春への期待が膨らむ月だからとは言えないだろうか。

 そんな今日2月22日、私事で恐縮ですが67回目の誕生日。とりわけどうするこうするというものではないのだが、朝起きて唯一の同居人から一言「おめでとう」の言葉が。それは誰に言われるよりもうれしい一言であり、今年はなんとなく・・・いや改めてと言うべきか、こそばゆい感じと感慨深い諸々を感じた。息子たちからのお祝いメールも届いた。
 2の三並びに1950年(昭和25年)という数字的なものもあって、人は「覚えやすい」とか言ってくれるが、言うほどには覚えてくれてはいないもので、身内に忘れられるほど寂しいものはないと思うが、ほっと安堵した(笑)

 我が身の誕生日に合わせて、毎年思うことが二つある。
 一つは、前々日の20日が長嶋さんの誕生日なのだ。ミスターにかかわる番組は必ず録画してじっくり何度も繰り返してみる。リハビリにかけるミスターの意欲は、日本中を沸かせた現役時の姿を彷彿とさせるものがあって、なぜか見てる側が元気をもらっている。長嶋さんは周囲に悲壮感を感じさせる人間ではないのだろう。長嶋さんは昭和に限らない平成も含めた永遠に不滅の大選手、大スターなのだと思うことでわが身は常に奮い立つ。
 ゆえに、キャンプニュースで長嶋さんが画面に多く出始める2月は、まさに明るくなるという意味で春到来なのである。

 さて、皇太子殿下のご生誕が今月23日、明日です。1960年2月23日、御年57歳になられます。1950年生まれの私とちょうど10年の違いになります。平成25年第37回全国植樹祭が埼玉県で開催された折、初めて生身のお姿を拝謁することとなりましたが、得も言われぬ感動を覚えたものです。
 今、天皇陛下ご退位が国会で議論されておりますが、詳細な決まりごとは別にしてご退位が決まれば皇太子殿下が天皇陛下になられます。陛下のご退位は心から寂しく感じますが、皇太子殿下のご即位ということになれば、世界に明るい話題として報じられることは間違いありません。
 ともあれ、天皇陛下にはいつまでもお元気にお過ごしいただきたいと念じてやみません。

 というわけで、風のない暖かい2月22日に喜びと感謝を表し、明日からまた諸事研鑽に努めたいと思います。

No.2858 県、市、地権者、近隣住民、幸手市民

2017.02.22

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 前号のブログで幸手市上高野地区の土地区画整理組合事業への5万円の補助金について書いた。実は、私の認識不足があるようで、この補助金は今年に限ったものではなく、これまで数年続いてきたのだそうだ。
 ただそれとは別に、昨年商業地としての開発計画に県の認可がおりない状況が判明したということから補助金継続の必要があるのかという素朴な疑問を持ったのである。
 ところが、現状は商業地から工業地にとの流れになっているという。それを聞いて感じるのは、商業地でさえも地権者には土地を手放すことに反対の方が3割以上いるとうかがっているが、工業地ということになれば住環境に与える影響を憂慮して地権者のみならず近隣住民にとっても諸手を挙げて賛成とはいかない可能性もあるだろう。おそらくアセスメントの段階で反対運動が起こることも十分予測される。
 場所を知っている方ならおよそわかるとは思うが、当地は御成街道と4号国道に挟まれた地域で、周辺は幸手市でも有数の住居地区なのだ。上高野小学校も隣接している。ひばりが丘団地や幸手中央産業団地とはまったく環境が異なる。おそらく圏央道開通による幸手インターの立地に工業系が興味を示す可能性に期待しての事と思うが、事はそれほど簡単な話ではない。
 もちろん、県が工業地なら了解するとも思えない。
 

 農地として今後を考えた場合、高齢化、後継者不足、米価の低廉化、コストの高価格化など、現業農家が感じる生産意欲の低下は果てしない。ゆえに地権者は大型開発によって伝統ある所有地が有益に使われることに期待を持つのであって、それはそれで理解できる。地権者が個々に農地転用を求める困難さもあるからだ。
 しかし、商業施設が必ずや長期的繁栄を続けるとは限らないし、工業施設に至っては騒音、匂い、煙、排水、交通などに関わる事象に対する心配は絶えない。
 まして商業地ならまだしも工業地開発に民間の組合事業として土地区画整理が為されるというのは聞いたことがない。
 難しい問題であることは間違いないが、不可能を可能にできるかどうか、その見極めをいつかはしなければならない。
 補助金はわずかなものだが、その見極めは行政としても意識する必要があるのではないだろうか。

No.2857 県議会と市議会が同時開会

2017.02.20

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 埼玉県議会と幸手市議会が今日20日同時に開会した。 

 県の方では、山岳救助ヘリの緊急出動について、遭難者またはその家族から料金を徴収するという条例案が自民党県議団によって上程される予定となっている。予定通りであれば過半数を占める自民党県議団のみでも可決されることになるであろう。県議団の一議員であれば党議拘束のあるなしにかかわらず賛成の立場を表明することになるが、この条例案の目的が山に入る際のマナー向上とかルール遵守を目的としていると聞いているので、そうであれば果たして料金を徴収することでその目的が達成されるだろうかと思えてならない。
 全国的に例がないということもあって、県内メディアに限らず大手メディアも取り上げているが、市井の反応は私と同様の考え方が少なくないようだ。

 人事案件では、副知事二人と教育長の重職3役が交代するという。
 個人的には岩崎副知事にはたいへんお世話になったし、まだまだお持ちの資質を県のために活かしていただけるはずなので残念でならないが4年の任期をしっかり頑張っていただいたことと確信している。今後の身の振り方に注目されるが、引く手あまたではないかと推測する。
 塩川副知事の印象については、老けて見えるのでかなり先輩かと思ったら、私と同年代ということで出会い当初は驚いた。とても気さくな人柄が記憶に鮮明だ。8年間の長きにわたり県政にご尽力いただいた。
 いや、お二人共奉職の人生を顧みれば、その多くを埼玉県発展のために尽くされた方である。本当にお疲れ様でした。
 関根教育長におかれても、なにかとイデオロギーが入り込みやすい教育行政にあって、教育倫理を重んじ中道的姿勢を貫かれたものと感じている。委員会との絡みもなく前島前教育長ほどの接触がなかったのが残念だが、安定感を発揮しご尽力いただいたことは間違いない。
 

 さて、幸手市議会である。平成27年度当初予算案の目玉的なものは以下の通りである。
◆吉田地区にある古川橋の橋台工事・・・・・1億9400万円
◆小中学校トイレ改修工事設計費・・・・・・3027万3千円
  さくら小、八代小、東中、西中の4校分・・・設計費とは高いものです
◆橋梁長寿命化計画調査設計委託費・・・・・3127万7千円
◆新総合振興計画策定事業費2ヵ年継続費・・1500万円
◆Led防犯灯事業費・・・・・・・・・・・・ 860万円
◆圏央道上高野周辺栃区画整理組合設立準備補助金・・5万円
✩一般会計として前年比1.7%減の166億6千万円
✩水道事業特別会計
  第二浄水場操作盤更新2ヵ年継続事業費・・5億5250万円

 などとなっている。
 №2851のブログで、規模的にほぼ同様の蓮田市の小中学校のエアコン設置事業と比べて倍以上の予算が組まれた件にふれたが、過去の議会で補正予算として提出されて可決しているようだ。エネルギーを電気式ではなくガス方式にするということからイニシャルコストは高いが、運転コストは低く抑えられるということになっているらしい。それにしてもその差があまりにも大きので素人目には驚く金額だが議会はすでに承認しているということである。
 数億円単位の大きな金額にかかわる事業費は、本来であれば年度当初に盛り込むのが議会側からみても自然の流れだ。善は急げすぐにでもという気持ちもわからないではないが、本来今議会で予算措置をし、議会に諮るのが筋道ではなかったかと感じるがどうであろうか。

 別の観点では、金額はわずか5万円なのだが、上高野地区の土地区画整理組合事業の補助金とはいかなるものなのか。文字通り、民間が組合形式で進める事業に対して、過去に2千数百万円の測量費を市が拠出したことを議会が問題視したように記憶している。それとこの地は農産地区としての維持の観点から商業地区として認可を県は降ろさないという話も耳にしている。その後変化があったのかもしれないが、金額の大小はさておき、イオンを招く予定で始まった土地区画整理事業の現状はいったいどうなっているのだろうか。そして、5万円の使途とは・・・・いったいいかなるものに使われるのだろうか。どれほど意義のある補助金なのだろうか?

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