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No.2868 ハンマーダルシマー

2017.03.31

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 ハンマーダルシマー・・・この意味をお分かりになる方がどのくらいいらっしゃるでしょうかね。いや、意地悪く聞いているわけではないのです。私自身がつい最近この言葉が何なのかを知ったばかりです。
 このハンマーダルシマーとは平面的にはオートハープのような形をした弦楽器ですが、音を出すためには専用のスティックで弦を打つという、さしずめ弦打楽器と言うべき見た目にも変わったヘンテコリンな楽器です。オートハープは片方の手で抱えて、一方の手指で奏でるのですが、ハンマーダルシマーは本体を置いて2本のスティックで叩いてメロディーを奏でるのです。
 音色は繊細でキラビヤカな音と言っても説明になっていないかもしれませんが考える間をおかずに閃いた形容詞です。

 このハンマーダルシマーとピアノのコラボ演奏を生で聴くことができます。今回はプロの演奏家をお招きしてのミニコンサートの案内です。内容は、ピアノとのツインコラボスタイルですが、実はハンマーダルシマーは構造上からピアノの起源とも言われている楽器です。書いていて好奇心がざわめく感じです。

■日時:4月1日(土)午後6時から
■場所:ドッグランズウェル・カフェ(幸手市香日向3丁目)
■木戸銭:1ドリンク付き2,000円=ただしこのブログを見たとか枝さんの友達だと言っていただければ半額になります。これほんと!)
■演奏:MIMI=最近テレビ出演が増えているプロ演奏家です。
■至近距離で見られる珍しい楽器のコンサート。1,000円じゃ安い!

  
 残念なのは、ハンマーダルシマーそのものを見たことも聞いたこともないのでなんとか参加したいのですが、別の集いが以前から予定されていてそちらを優先せざるを得ず、行けてもかなり遅くなってしまうことです。
 おそらく心爽やかになるハンマーダルシマーの音色に是非しびれてみてください。やみつきになるかもしれませんよ。

No.2867 8億と100万円にかかりきり国会

2017.03.27

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 本来、政治は国益や国民生活の向上のためになければならない。それが生きた政治というものであるはずだが、今国会の内容は世界から日本の評価が低下するのではないかと感じるほどのていたらくである。「日本は何をやってるんだ!」と言われかねない国会状況である。

 今国会で成立した議案は現在のところわずか1議案である。しかも北朝鮮の動きが日に日に騒々しい状況にもある。弾道ミサイルの4基同時発射は簡単に見過ごすことではない。間もない4月には核実験も再び計画しているようだ。実験のたびに精度能力を上げていることは間違いない。こうした軍事に関する衛星情報は良くも悪くも的を得ていることが多い。
 複数ミサイルの同時発射の段階に至り、あのやんちゃ坊主が何を考えているのか本格的な不気味さを漂わせた。その後の実験現場での嬉々とした満願の笑みを見た時には、これはもう狂気の沙汰の独裁者とはっきり感じた人が多いのではないだろうか。

 日本の米軍基地は三沢、横田、座間、横須賀、厚木、岩国、佐世保、嘉手納、普天間などが主力で、このうち総合指令本部兼空軍司令部の横田、海軍司令部の横須賀、さらに主力空軍基地である嘉手納、三沢と空の戦力に絞ったならば、ほぼこの4ヶ所に狙いを定め、核搭載のミサイルを同時発射することも可能な状況になっているやもしれぬ。実際、対象基地までは別にして、そうした意図があるからこその複数ミサイルの同時発射であり4月の核実験と考えた場合、その想定に沿い国を守り、国家財産を守る審議を国会議員がしなければ税金歳費の無駄遣いと言われてもやむを得ない。

 テレビはどの局も森友籠池問題一色と言ってよい。その審議対象レベルは8億円と100万円で、最近はとくに100万円に集中している。これでいいはずがない! 攻める野党は「国有地は国民の貴重な財産だ」と言うが、国民の命と財産を守るのが国会議員の使命という場合の財産とは国民が今現在所有している個々の財産のことであろう。こうした大げさな物言いは野党の常套手段である。議論対象の比較論としてそれだけの意義深い財産ではないように思う。 
 そういえば辻本清美の登場率がめっきり減っている。この問題で彼女の行動が話題になっているからか。籠池夫人のメールに彼女の名が出てくるがさて?
 野党共闘で安倍打倒を図る実態には小沢一郎が徹底的にこれに絞れと指示を出しているようにも感じる。選挙での共闘は難しくとも安倍政権打倒質疑では共闘への足かせはない。もっとも政権打倒ではなく今の野党の実情は日本転覆につながりかねない。
 これは言いたくなかったことだが、今、民進党でこうした政権叩きに出番の多い福山哲郎議員は陳哲郎という中国からの帰化人である。帰化人などたくさんいることでもあるし今更それがどうこうということではないのだが、政治となると話は別だ。帰化したからといって祖国への情愛が無くなるだろうか。祖国が大嫌いで逃避した例を知らない。人間の生まれ持った感情は、とくに祖国、家族には強いものがある。日本人が他国に帰化した逆のパターンを考えると、やはり祖国日本への愛は住む国と変わらないかそれ以上のものがあるだろう。福山氏は祖国と日本が仲良くなってもらいたいという思いがあるのかもしれないが、共産党支配国家の中国が日本と対等の友好国になりうるとは到底思えない。我が国やアセアン諸国、または対北朝鮮に対する対応にしてもそうだが、大国中国が今どういった目的を持っているかはあきらかだ。
 彼の同志社大学、大和証券、松下政経塾、京大法学院に至る経歴は立派だが、恩師松下翁は遥か遠い空からどのように彼を見つめているだろうか。
 祖国中国を福山議員がどのように理解しているのか、そんな観点から私は常に興味を持って彼をみている。なぜなら、彼の質疑は静かな口調から始まるものの徐々にテンションが上がり、必ずといってよいほど紛糾場面が生まれる。当然ながらその都度低次元の国会が映し出されるのだ。「速記止めてください!」「時間止めてください!」の言葉が始終発せられ、最後は委員長席になだれを打つ異常事態となる。そうしたシナリオで臨んでいるのだろう。
 帰化人が国会議員になれないというのは憲法や人権問題に関わる話だが、もしも現民進党代表が総理大臣になり、福山氏が防衛大臣になろうものなら日本はいったいどんな方向性に舵が切られるだろうか。
 日本は、自由度はもちろんのこと、治安、食文化など多方面にわたり世界から敬われる国であり、その意味では素晴らしい国に生まれ育ったと思っているが、そのワンダーランドが覇権国家や凶悪国、さらにはそれをバックにした反日活動家たちによってナンダーランドになっては元も子もないではないか。
 森友籠池問題に無駄な時間を割くのはいい加減にせい!

No.2866 無事帰宅いたしました!

2017.03.24

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 前号でお伝えした通り、22日水曜日午後少し長めになった入院生活を終えることとなりました。当初は一週間という予定でしたが、途中いろいろあって結局17日間の病院暮らしとなった次第。この間、ひたすら食べて寝る日々。ただし、寝ると言っても水平ではなく上半身を30度ほど起こした形で寝るのですが、毎日ですとけっこう辛いものだということを知りました。
 身体にメスを入れるわけではなく内視鏡による鼻腔手術とタカをくくっていたのですが、当初手術の三日後に術部から出血して緊急処置をするも止まらず、バルーンを使用して一時止血。それから二日後外来診察室での本格止血処置ということで出血部を焼くという一部麻酔による耳鼻手術。一般的と言われている処方らしいのですが我慢の連続と止まらぬ血にたまらぬ私。
 とその時「麻酔が鼻腔奥まで効かないので今日の午後、全麻でやりましょう」と医師の声。意識朦朧の中、ゼンマってなんだ?と思いながらホッと安堵する自分だったのです。ちょと大げさかな(笑) いやーそれほどその時の痛さはトラウマになってます。これにより血量が減ったことでヘモグロビンが正常値の半分以下となっってしまい、酸素を体内に運ぶヘモグロビン機能を心臓が請け負ってしまうというのです。それによる不整脈や心不全のリスク回避にはヘモ数値を安静状態の中で上げなければいけないということで長引く入院となったわけです。
 帰宅後もまだ詰め物が入っているので医師から言われた条件・・・長風呂、熱風呂、サウナ、激運動、鼻かみ等の禁止と、血圧管理と鼻腔洗浄、綿球継続などを守る日々がもう少しかかるといったところです。それと断酒、これ一番辛いかも・・・です。
 たかが鼻されど鼻、状況次第で怖いものだということをつくづく感じ、血の持つ機能を再認識というかよく知るところとなった次第です。今辛いのは綿球を鼻に詰めているので口呼吸になるため、起きている時はいいのですが、寝ると唇や口内がからからになり1時間半起きに目が覚めることでしょうか。人体のメカニズムとは精密で複雑ですが融通性に欠けるところがありますね。

 侍ジャパンは残念でしたが、稀勢の里の全勝優勝に期待ふくらみ、今またUAEに2点リードしているサッカー日本に気持ちがほぐれ、スポーツが持つ癒しの働きに有り難味を感じています。とは言いながらも、昨日は出歩くこともなく籠池発言に聞き入りました。ひとことで言えば、何らかの裏の実態を感じます。それはまた後日。
 ご心配をいただき、メールをくださった皆様に当ブログにて感謝申し上げます。ありがとうございました! 
 

No.2865 東西メガシティーの迷走と・・

2017.03.19

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まもなく5時。彼岸の三連休中日の夜明けも近い。もうすぐ窓の外を一番電車が通るはずだ。聞くと外ではオーバーコート姿が少なくなっているというが、春の兆しもベッドの上では味わうことも叶わない。

 豊洲築地問題、森友籠池問題と日本を代表する東西メガシティーが話題を独占している。事の発端はまったく異なるし、国政と都政のステージが異なるが、かなりインパクトの強い共通事項がある。土地である。
 古来、土地は人の浅ましさが如実に発揮される対象のようで、不動産と言いながらも人の心を激しく揺り動かすシロモノである。もっとも一次生産性が関心事の農家は別にして、中流以下の一般家庭にはほとんど縁の無いのが土地騒動である。遺産相続で身内が揉めるなど小さなことに感じられる。
 それは言うまでもないが、私有地と公有地の違いということなのだろう。さらに言えば政治行政が絡むかどうかとも言える。しかし、外交防衛経済の重要な節目に政局にするべきことだろうか。

 最近、世の中が変わったと感じる点をあちこちに感じるが、マスコミの報道の無責任さは生半可なものではない。偏向とか左傾化という以前に、読者の野次馬根性をくすぐろうということなのか、ちっぽけな事柄や言葉にやけに食らいつく。しかも悪意の推測が平気でまかり通る。私はこれをマスコミのパラノイド化と考えている。頭脳明晰な方が採用される一流企業のはずだが、何らかの理由で人格や人間性が歪んでしまうとしか思えない。私は一部の機関を除いて殆どの報道を割り引いて見聞きするようになった。それにしても祖国を貶める記事など自分には書けない。それが当然のことではなくなっている現実に首を傾げ、腹が煮えくりかえる日々が多過ぎる。

 さて、前々回からのブログは持ち込んだiPadで作成しています。したがって画面表示がいつもと違うのかもしれません。また、メール登録はしていないのでedasan@eos.,ocn.ne.jp宛にメール送信してくださっている皆様に返信が出来ない状況です。悪しからずご容赦願います。予想以上に長逗留になってしまいましたが、退院が22日の水曜日に決まりました。我が身だけでもモドカシイ日が続く上に、嫌な世相も相変わらずで、スポーツとスマホが貴重な友であり励みです。今日から高校野球ですね。先ほど6時、院内の電気が灯りました。

No.2864 素晴らしい縁にほっこりと

2017.03.15

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 6日の月曜日に入院してすでに10日目になります。直径4センチほどの乳頭種摘出は7日に完了したのですが、その後執刀医曰くほとんど例が無い術後出血に見舞われ、3度目は緊急性の高い処置となりました。結局は13日に再び全身麻酔による出血点の確認とそこを焼くという手術をほどこすことになったのですが、大量出血だったそうでヘモグロビン数値が3レベルに落ちかなりまずい状況になったそうです。
名医と名高い医師(事実素晴らしいと感じるし、周囲もみとめる)が何千回とやってるオペだが、この事態は初めての経験だとまで言ってました。実際立ち会った他の医師は救命救急手術でしたと言われましたから家内の驚きも尋常でなかったみたいです。


 で、その2日後には、ヘモグロビンも7台まて戻り、輸血をせずに3日目を迎えています。最初の術後も血圧が70まで下がり、無意識な中でも医師・看護婦さんたちかベッドの周囲に大勢いたのをうっすらわかっていました。血がいかに大事かということを、今回まさに痛みの中で再認識いたしました。もう、鼻はいじくられたくないというトラウマになりましたが、まだそうもいかないようでタップリ脂肪の付いたまな板のコイはまだまだ続くようです。心臓への負担が心配らしく退院は3日ほど先になりそうです。それにしても5日で2度の全麻手術を受けるなどとは思いもしませんでした。

 ところで嬉しい鼻、ではなく話もあるんですよ。
今週に入って研修生の姿がちらほら見えるようになりました。聞けば4人だそうですが、うちたった1人の男子学生が教師に連れられて私のところへ昨日やってきました。なんでも実習のため3日間の看護補助を私専用でさせて貰いたいというのです。
見ると二人の制服には日本保健医療大学の刺繍が! こんな縁もあるんだと感じながらしばし談笑。柿沼教師にも何度かお会いして名刺交換をしたことを互いに覚えていて、入学式で挨拶したことなど、まさに前号でふれたことが走馬灯のように巡りました。当初、幸手市への誘致に市議として反対派と熾烈な論争を展開したことや、今では幸手高校跡地への事業拡大にも私が関わっていることもご存知の様子で、脇で研修生がわかったように首を振ってました。
この研修生の彼は、故郷が気仙沼ということなので、今日明日と彼との話があれこれ弾めば、私にも彼にも有意義な時となるかもしれません。
実際の病院食はそうはほめられたものではありませんが、 縁は異なもの味なもの。人の絆りにはいろいろな味わいがあるものです。

No.2863 世話になってわかる有難味

2017.03.09

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いたって健康と自認していた私だが、ひょんな事から今週6日の月曜日から大学病院のベッドにいる。ひょんな事とは、鼻をかむと右の鼻がピタっと蓋が閉まった状態になりかめない。そのままにしておくと鼻汁がじわっと漏れてくる。といった症状で町の耳鼻科に出かけたら即大学病院に行きなさいとのこと。これが昨年の秋の頃で初診で3月7日のオペ予約となった次第。
 正式な病名は副鼻腔内乳頭腫というそうで、その摘出を一昨日したわけです。別に脳とか内臓といった分野ではないので気軽に構えていたのですが、鼻や喉の手術は縫合することが出来ないので出血がしばらく続くらしくなんともはや情けない顔付きになってしまいました。

 今回の初体験で感じることとして、医師軍団が異様に若いことと看護士の職務がいかにたいへんかということです。高齢者施設の介護士不足が問われる現状を考えると報酬もしかりだが職務の在り方に我々の想像を遥かに超える激務があるということが理解できる。今さらといわれるかもしれないが、患者はその個性はともかく我が儘だ。不安な気持ちがそうさせる面もあると自分に当てはめてみて言えることだ。

 日本保健医療大学の入学式で訓示を述べる機会があったが、医療福祉における看護士さんの心構え的なことを語っていたこと思い出した。一応的は得ていたとは思うが、患者としてお世話になってわかることの多さは簡単なものではないことをあらためて教えられた。
何度となく呼びブザーを駆使して飛んでくる看護士さんに難癖を言う患者がいることもわかった。おそらく高齢者施設でも同様のことがあると思われるが、患者の心得とか入所者の心得という人間性に拘るものが看護介護の世界に欠かせないことを体験上知らされた。

 ところで私事に戻るが、直径4センチほどの乳白色の腫瘍をはじめいくつかが摘出された。こんな大きなものがと家内が驚いていたが、人体とは精巧緻密で不可思議な物体である。

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