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No.2992 幸手市の未来は明るいのか(2)

2018.05.10

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 さて、前号に続いて幸手市の今後についてもう少し検証してみたいと思います。まず、前号の内容で誤解を招く部分について訂正させていただきます。
「給食費しかり、エアコンしかり・・・。それも必要なことであるが」
この部分で、給食費の無償化について了解しているように感じられたかと思いますが、小生、この無償化には元々、そして今でも賛成ではありません。現市長がこれを選挙戦の公約にした際、違和感を持った内容です。それは人間の成長に最も必要なのは「食」であり、親は子の成長のためにはまず第一に食を与えるという経済的責任があると考えるからです。私は給食経験があまりありませんで、毎日母が作ってくれる弁当を持っていく生活でした。冬季にはこのアルマイト製の弁当箱を教室に備え付けの保温機に入れて温かいのり弁に舌鼓をうったものです。当時の多くの母親は早起きだったと思います。
 義務教育費は私たちの時代と違って、今は教科書まで無料。平成22年から公立高校の授業料が無償になり、26年度からは私立高校でも世帯年収により授業料の無償化が法制化されました。今では政党によっては大学の無償化まで唱えるところもあり、幼保一体化の無料化も検討材料に上がっている状況です。時代が違うと言ってしまえばそれまでですが、親の責任としては子どもの精神的成長に拘わる家庭内教育と同等以上に食に関する責任は欠かせないと思う次第です。昔話が過ぎましたね。

  話を戻しましょう。
 防災に関わる予算は前年度2倍の約8,300万円が計上されたが、これでは防災対策に本格的に取り組んでいるとは感じられません。たとえば、下川崎から西中学校脇を通り、牛村に抜ける大中落としの浚渫にはヘドロ処理コストまで含めて3億円近くかかるはずです。また、中5丁目付近から幸手駅に向かう中落しも夏になると人の背丈以上のヨシが生えて景観、におい、防災の面で駅近くの中心地区として恥ずかしい状況です。なぜあれだけのヨシが生えるかを考えるべきです。この二つの落しはいずれも倉松川にそそぎます。だからこそ、これらの整備が根本的に必要なのです。4千万円が8千万円になったからいいということではありません。前号でも述べた通り、優先順位に大きな考え違いがあると言えます。やはり駅舎に30億円近い予算を投じた現状がどうだったのかという疑問が残ります。駅舎としての機能は古かろうが新しかろうが変わる部分はありません。お勤めの方は朝晩数分の時間を通過するだけです。若干の便利さは感じるかもしれませんが、見た目が綺麗になったというだけで人口が増えるなどというのは妄想に近いでしょう。
 そして、これは西口区画整理にも影響が出ているのは前号の通りです。
 さらに、本下水敷設事業ですが、計画にかなりの遅れが生じているようで、耳を疑う話を耳にしました。西口区画整理に関する新築条件に浄化槽の使用が市から求められているというのです。本下水が整備されるまでの暫定措置のようですが、いったい全国各地の同事業でこのようなことがあるのだろうかと首をひねる事態です。もちろん、当事者として安易に応じられる話ではないでしょう。本下水敷設は県の主幹事業ですので最低でも事業遅延の理由を確認したうえで市は関係者に説明すべきでしょうね。幸手市と県の良好な関係が保たれているかどうかにも関わることですが、これは香日向地区の汚水処理施設にも影響があることですので心配です。

 昨日、県立高校削減の報道がありました。現在134校あるうちの1割程度が県内4地区から削減されるという内容。東部・利根地区では2~4校というのですがいささか数があいまい過ぎますね。今後は、各自治体と県会議員のせめぎ合いというか交渉作業が地元の関心事になるでしょう。23年に小生が県議になった時にはすでに幸手高校は統廃合対象になっていました。そこで、考えたことは廃校後の処理でしたが、ほとんど時を経ずして日本保健医療大学に譲渡され、いまは同大学の理学部がオープンしています。また幸手商業高校(現幸手桜)の夜間定時制が廃止となったのもこの年でした。この経緯からすると幸手でただ1校の幸手桜高校が廃校になるのは考えにくいことだと思いますが・・・。子どもは無論のこと、若者の影が少なくなるというのは地域の活性化を損ないますので存続の牙城は守りたいものです。
 
 タイトルの結論はと問われれば「悲観する必要はない」というのが現時点の評価です。ただし、それにはいくつかの要件が必要でしょう。まずは極端に減った財政調整基金については緊縮財政をしなければ本当に危険領域に入ります。この基金は年度予算の15%は最低でも留保しておきたいですね。今の市長は浪費タイプの行政運営をするタイプのようですので、市民受けはするでしょうが、これが続けばどうなるかは明解です。そのあたりは職員もしかりでしょうが市民がどう理解判断するかではないでしょうか。
 結論として、財政、人口減少、若者減少、水害対策、学力向上といった見地から、事業計画と予算執行に大いなる工夫が欠かせないという意味で、我が街は脱皮する必要があると思います。

No.2991 幸手市の未来は明るいのか

2018.05.05

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 皆さん、行楽日和に恵まれた今年のゴールデンウィークはどのようにお過ごしでしょうか。行楽地ではどこも多くの人出があるようですが、昨今はあまり押し合いへし合いに耐えられない状況になっています。最も、夫婦二人ですから込み合うカレンダーを避けることが出来るということもあります。

 さて、幸手市の財政に暗雲が立ち始めているという指摘があるようです。聞けば、財政調整基金が8億円にまで低下しているという。一般的には億単位の金額を耳にすると高額のイメージがあるが、自治体財政でこの金額は財政危険地域に入っていると言える。
 平成15年・・・早いもので15年も前のことになるのだから感慨深いという表現もあてはまるが、この年は合併問題の熱が沸点に達し、市長リコールという市民運動にまで発展させた。結果、新市長として町田英夫氏が誕生した幸手市政上歴史に残る年になった。
 この町田市長誕生の折の財政調整基金は約7億円にまで落ち込んでいる状況であり、財政力指数と合わせて幸手市が埼玉県下の市として最も危険な自治体だったことを覚えておいでの市民がどれほどいることだろうか。この時、市は第二の夕張になるとまでの評価を受けていたのだ。ところが、ゴミ袋有料化に代表される受益者負担という首長としては忍びない施策を打ち出すなどして基金を約27億円、つまり20億も増やしたのが町田市政だった。この点については、町田英夫という政治家は幸手市にとって上杉鷹山や佐倉惣五郎にもたとえられる市長であったと私は確信している。
 現財政は増やした20億円を使いきったということになるわけだが、内容的には、学校関係に大きな予算が割り当てられているという感が強い。給食費しかり、エアコンしかり・・・。それも必要なことではあるが、市の現状を考慮した場合、優先順位の判断が適切だったかどうかという部分で疑問が残る。防災関係予算はさほど考慮されていない感がある。市内を走る大中河川の浚渫工事は洪水対策の基本中の基本であり、市内の河川を見ればそれがなおざりにされている状況がわかる。平成23年3月に県の認可を取得した西口区画整理事業はかなり遅延の事態にあり、駅舎ばかりが優先されている。いつでもどこでも言ってきたことだが、幸手久喜新道の拡幅工事は県が予算的事業主体で行うもので、これは区画整理が進捗することによって中5丁目側の土地買収などの交渉事業に入ることになっている。区画整理が進まないことにはこの主要道路の安全性はいつまでたっても実現しないのだ。
 このテーマについてはまた近々書くことにしたいと思います。
 さあ、GWも明日あさってのみです。えー? 明日あさっては通常の土日と変わりないですと? そういえばそうですね。しかし、こう天気が良くては家にいるのももったいないのと違いますかね。

No.2990 鬼畜と幼稚化が世を蝕む

2018.05.01

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 連休に入ったさなか、またまた心の痛む親の子殺し事件が発生した。大阪市住吉区で起こったこの殺人事件は、どうしても理解の範囲を超える親の異常心理という点で特異性を示す事件である。5階のベランダから2歳の我が子を投げ落とす行為、言い方を変えれば放り投げるという表現の方が適切かもしれぬが、私の頭はグルグル回り、気持ちが悪くなるほどの驚きで充満している。
 いったい、どういう心理になったらそんな鬼畜な行為が出来るのだろうか!
 親の心理をここまでに至らせる詳細な事情はわからないが、瞬間激情型の親が増えているのか、陰湿チクチク型なのか、いずれにしても子を持つ資格を本質的に持ち得ていない人間性だったとしか理解できないのだ。子育てノイローゼという言葉がこうした事件の際に紙面に踊ることがよくあるが、出産も子育てもそんなに簡単なことではないという自覚があってこそ人の親になることが出来ると思うのだが、出産は叶わず、日々の子育てもお任せ状態であった小生の考え方は間違っているのだろうか。
 今回の事件はヤングママでもない31歳になる人の道の分別をそれなりに会得しているはずの母親ではないか。29歳にして恵まれた宝をこれほどむごい方法で葬ることがよく出来るものだと我が心理は慟哭が止まらない。世の中総幼稚化という言葉もあるが、正にエキセントリックな感情優先の人間がいかに多くなったかを示す事件なのかもしれない。

 幼稚化というのはいわゆる自己本位という意味で小生はとらえているが、親子の関係とは異なる話として、大人の付き合いの中においても、社会的地位を得た立派な人物と思っていた方が自己主張を譲らず、我が意見が絶対だといってきかない人が時にいる。そうした人の周囲では口角泡を飛ばす論争がちょくちょく起こるが、そのうち、周囲の人たちがその馬鹿馬鹿しさに気づいて必要以上に言葉を発しなくなる。本人がそれに気が付かないとそれまで築いてきた組織的人間関係は砂上の楼閣はオーバーにしても徐々に崩れ始め、心のつながらない見せかけのものへと変質する。分別ある大人の社会でも理由はいろいろあるにせよ、過去の出来事への私怨を根に怨つ単純な感情が先立ち、個人を対象にしたネチネチした狡猾な嫌がらせが世のあちこちでけっこう起きているものと思う。
 もっと単純な話として、高齢者施設で介護士が入居者を虐待する事件が後を絶たないが、これは介護士の人間性だけが問われる問題ではなく、介護士を見下す高齢者が多いことも原因として大いにあると小生は感じている。それでなくとも介護士という仕事はストレスの溜まりやすい職業である。年上だから、お年寄りだから、弱者だからという世間一般の見方に順ずる仕事の在り方は精神的疲労感をどれほど蓄積させるだろうか。経験としてこうした施設に行くたびに介護士に言いたい放題の入居者による逆虐待の現場を見ている。好々爺という言葉があるが、可愛がられるお年寄りになるどころか、加齢に比例してますます口悪く、人に威張り散らす御仁は少なくないようだ。
 よく当ブログで書くことだが、改めて謙虚、協調、忍耐、道徳といった文言を対人間関係という観点においてじっくり噛み締めてみる必要が、今の日本の社会全体にあると感じる今日この頃である。

 

No.2989 どこかおかしな日本

2018.04.30

 南北会談は、各国で生中継されるほどに世界政治のトップニュースになった。金大中大統領の訪朝以来10数年ぶりということだが、当時と異なるのは、関係諸国のリーダーに思想的変化があるということではないだろうか。日本の安倍首相は、反日マスコミと野党コンビによる国益ほったらかし政権批判運動の渦中にあっても水平安定思考の外交をこなしているが、なんと言ってもトランプ、習近平、プーチンの三巨頭そろって強気な戦略志向を見せる状況は過去に記憶がないほど異常と言えば異常である。そこに来て、キムジョンウンとムンジェインという南北リーダーも日本にとっては喜ばしいタイプではなく厳しい外交関係に置かれている状況は間違いないところである。
 キムジョンウンが中国を訪れて習近平と会談してから急展開を見せる北朝鮮状況。習近平のアドバイスをすっかり信頼してのことであろうし、韓国も在韓米軍の関係で中国からあけすけな経済制裁を受け、ムンジェインが習近平からの提案を受け入れ、さらには寄り添う形で南北会談の実現をしたと推測している。
 その前提となる共通認識として習近平が二人に持ちかけていることとして、対日関係があることは容易に推測できる。つまり、習近平の最大の野望を実現するためには在韓米軍の撤退、ひいては沖縄米軍の撤退まで視野に入れているはずである。フィリピンの米軍道撤退がオバマ時代に実現していることから、習近平による世界平和安定政策という綺麗事が成り立つ可能性が無きにしも非ずである。そして、日本の大東亜戦争における行為を過大捏造してまで世界での日本のイメージを低落させる共同戦略を謀略している。つまり、中韓朝の3国が連携して従軍慰安婦や南京大虐殺、さらには徴用工までをも世界に訴え続ける狡猾な戦略を練り上げているものと思う。これまでは3国バラバラな歴史捏造のロビー活動であったが、その流れを一気に変える戦略が習近平から提案もしくは指示があったのではないかと思う。そういう意味では日本の孤立化の可能性が絶対ないとは言えないが、それはあくまでも3国に対してのことであって、アメリカがそれに乗るとは考え難い。
 中国は、あわよくばトランプのご機嫌伺いを平和友好的イメージを匂わせる趣きで南北に仕向けさせ、在韓米軍の撤退を世界に向けた美談として仕掛ける・・・・。南北会談で核の撤廃に向けた共同宣言では「半島からの核の撤廃」という文言だったことに違和感を感じる向きは多いと思う。さて、半島どころか北朝鮮の核の撤退すら本当に実現するのであろうか。
 ともあれ、注目は中国が軍事費を膨大に膨らませ、平和活動とは無関係の航空母艦を増強し、世界各地に軍港整備を働きかける現実と、なにより習近平が期限無き中国トップに居座ることの出来る憲法改正を実施したことを常に見過ごしてはならないと思うのである。
 それにしても、日本の国会は何をしているのであろうか。こうした世界情勢の中で、政権を転覆させてどの政党に日本を牽引出来るというのだろうか。いや、朝日系マスコミと野党の戦略は安倍政権による憲法改正の実現にストップをかけるための総理引きずり降ろしが狙いであって、その後の総理は誰でもいいくらいのことかもしれない。それが現状の最大の目的になりつつあると感じるのだがいかがなものだろうか。

No.2988 米処幸手

2018.04.26

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 埼玉県で26年ぶりに特A米が選定されたことを№2975で書いた。これは県東という産地指定がついていたことから幸手がその生産地の一つであることは間違いないと思っていたがその通りのようだ。とは言え、生産地が細かく限定されているわけではなく久喜にある県農林試験場が主体となって、美味しくて丈夫な米作りに励み、その新種の生産にチャレンジする農家があってこそ今回の成果につながったのだ。
 近年、遊休農地の問題や後継者不足の問題、また効率の良い米作りといったことが生産農家の大きなテーマになっているが、こと米については生産離れをする農家が増え、その分を請け負って大量に米作りを行う大規模営農家の存在が注目されている。飼料米という家畜用飼料を生産してでも農地を遊ばせることなく有効利用しようという国の方針も理解は出来るが、後をうける次世代が続かないことには優良農地といえども宝の持ち腐れになるだけだが、若い人たちが農業に従事するケースは増えているということだが満たすまでには至ってないというのが実態のようだ。
ファイル 896-1.jpg 幸手にも大規模面積で米作りに励む営農家がいる。私がよく知る方で約90町歩で米作りに励む営農家がいる。大型機械の導入や海外農業の研鑽に怠りなくひたすら美味しい米作りによる地域活性化に汗を流すのが経営方針だ。ちなみに1町歩は1反の10倍で3,000坪、1辺が100mの正方形と考えるとわかりやすいかと思う。すべての田圃が正方形ではないが、畳に数えると6,000畳というから相当なものだ。だいたい1反でどれくらいの米が採れるかというと平均8俵だそうだ。1俵が60キロだから豊作であれば約500キロということになる。90町歩だとどのくらいの米を作ることになるのか。写真は数日前に始まった田植え用のコシヒカリ育苗風景である。見える範囲で1万枚あり、これが捌けると次の育苗にかかるという。それが彩のかがやきや特A米に認定されたキズナになるというからコシヒカリが農業の専門用語でいうところの早生(ワセ)ということになるのだろう。
 しかし、米価が低価格で落ち着いていることや天候に左右されること、また機械投資が大きいことなど、米農家の経営は厳しいのが現実だ。そうしたことを思うと、米好きの私としては昨今の米離れが進む食生活の変化が心配やら寂しいやらで仕方がないといったところである。
 ともあれ、本年の五穀豊穣を祈りたいと思います。

No.2987 国会を軽んじるなかれ!

2018.04.24

 「政治は生きている」この状況を作るのは国会議員の使命であるが、その最大の使命を脇に追いやる野党により「政治は死んでいる」と言わねばならない。
 公文書改竄問題は官庁官僚の仕事の質の低下を憂うと同時に、国家行政の信頼にかかわる重大事と認識している。しかしながら、今の国会の実態は野党による審議拒否が20日から続く異常国会状態となっている。与党野党にかかわらず、国会議員は国会での議論が最大の責務であり、そのために税金による報酬が支払われている。野党の目的は安倍総理の首獲りなのだろうが、厚労次官の任命責任を材料に麻生大臣の首獲りに躍起になっている姿は見苦しいことこの上ない。野党の立場として安倍政権に一矢を報いダメージを与えんとする思考は、それが野党の仕事という意味なら理解するが、委員会審議そっちのけの状況ははたして国民の共感を得られるとでも思っているのだろうか。立法の府が司法に入り込むかのような議員の姿は、結局政争に明け暮れるイメージしかなく、醜悪という表現もおかしくはない異常事である。
 野党の女性議員が黒服に身をまとい、厚労省への抗議デモとはなんとも情けない。そんなパフォーマンスをするくらいなら国会審議をしなさい!ではないか。立憲民主党の辻本清美氏は同党の国会対策委員長だが、国会を開かせない対策委員長であるなら報酬を返還してもらいたいものだ。
 今、世界がどういった状況にあるかわからないはずがない。これは正に自民党政権の国家運営を停滞させることが目的と言わざるを得ない。すなわち、国益を損なう国民への背信行為にも等しい。

 福田事務次官のセクハラ問題に対する任命責任で麻生大臣の辞任を求めてどこまで審議拒否をするつもりかわからないが、立憲民主党自体がスネに複数の傷を持つ身だ。静岡の青山雅幸衆議院議員は秘書へのセクハラで無期限の党員資格処分状態だが、和解が成立したとして説明責任は避けたままだ。現在東海4県の女性議員から議員辞職を求める署名運動が起こされたが、同党は無視を続けている。
 また、東京の初鹿明博衆議院議員に至っては、16年12月に20代の女優とのホテル密会を報じられ党青年局長を辞任した1年後に、支援者の女性にタクシーの中でセクハラ行為に及んだことをまたまた週刊誌に報じられたが6カ月の役職停止処分で済まされた。
 セクハラとは違うが、山尾志桜里議員は弁護士との不倫に対し個人的なことを説明する必要はないと強弁したままだ。議員は公人であり、その最大の理由は税金で報酬が賄われていることにあるはずだ。そこに思いを馳せることなく高給ホテルで数日間も妻子ある男性と時間を共にすることへの反省どころか釈明の姿勢もない人格が元検事かと思うと議員の質だけでなく、法曹界の質の低下まで疑いたくなるというものではないか。蓮舫の国籍問題も説明責任が放置されたままだ。人に厳しく自らに甘い。小池新党の失態から発したにわか仕立ての野党第一党の実態は枝野、福山、辻本といった執行部が口を開けば政権批判と改憲反対である。今また内閣不信任案を考えているという。左派思想(リベラルとは異なる)の強い議員の言動ばかりで国会軽視を続ける政党に国政を任せられるはずがない。その体を為していないから野党への支持率が伸びないことに何故目を向けないのか不思議でならない。

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