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No.2900 蓮舫代表、時すでに遅し!

2017.07.12

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 民進党蓮舫代表が苦し紛れ?の一手を表明した。これまで長く疑惑を引きづったままの二重国籍問題を謄本を示して説明するという。
 支持率が都議選のしばらく前から8%台に落ち込み、都議選前には多くの離党者を出し、その選挙で参敗したにもかかわらず総括の前に続投希望宣言をしたことで党内から顰蹙をかっていた。支持率もいよいよ6%台というところまで低下した状況での話である。
 

 今まで国籍問題での説明をしなかった理由に子ども二人が成人前だったからだと釈明。党内から支持率低迷の理由は蓮舫代表が説明責任をはたしていないことをトップに上げる議員が多かったようだ。しかし、成人していない子どもが成人したからというのは果たして適切な理由として国民に理解されるだろうか。双子の子どもさんは1997年生まれである。昨年7月の参議院選挙から18歳に選挙権が下げられ、ある意味成人として日本の政治に参加する資格を新たな法律で国が認めたわけだ。国籍問題で投票権があったかどうかは不明だが、いずれにしても年齢的には大人の範疇に入っていたはずである。逆にそれを理由に国籍説明をしていたならもっと事態は変わっていたのではないだろうか。
 それが、自民党1強に陰りが見えたからとか、ここまで落ちたかと感じる支持率や、都議選の結果を見ての話では100%パフォーマンスとしか感じられない。遅くともやらないよりは良いという考えに至ったのだろうと推測するが、タイミングとしては褒められたものではない。子どもを理由にするのもいかがなものだろうか。
 はたしてどういった内容が説明に出てくるのだろうか。その内容は子どもにどれほど影響があったのだろうか。蓮舫氏のみならず民進党の今後に対する判断は国民がすることになる。

No.2898 二つの沖縄と投票率

2017.07.10

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 普天間の辺野古移設関連で沖縄県が差し止め提訴を国に興したニュースは那覇市議選の直前だった。オナガ知事の選挙戦略と思えた手法も昨日の投票結果はその狙いが逆目に出たようで、オナガ知事派の城間幹子市長をを支える候補者は半数に満たない結果となった。それでもオナガ派与党の共産党は新人3名を含む7名が当選し、14名中7名を当選させた自民党と同数となっている。これまでは自民党が少ないという那覇市議会の実情だったので、これでも野党躍進という見出しになるのだろう。
 沖縄は政治的な意味合いで二つの沖縄に分断されている。「オール沖縄」がオナガ知事率いる反米媚中左翼的思想集団で、一方は「チーム沖縄」で仲井真前知事に近い米軍基地理解派の思想組織である。常に指摘しているように、沖縄の主要メディアである沖縄タイムスと琉球新報は安倍政権倒閣を鮮明にするオール沖縄の政策支援メディアであり、我が国の偏向報道機関の大関格である。横綱格はあえて言うまでもないだろう。オナガ氏が自民党沖縄県連幹事長であったことへの県内批判はこうしたメディアによって封殺されていると考えるべきである。
 

 さて、64人が立候補した市議選だたが、投票率は51.20%で前回の60.14%を大きく下回った。ふつうこれだけ立候補するとそれぞれの関係者も多くなり、投票率がここまで下がることなど有り得ないと思われるが、那覇市民はシラケたムードに覆われているのかもしれない。
 埼玉県でも昨日は幸手のお隣の杉戸町と西部地区の飯能市で首長選挙が行われたが、前者が40.71%(前回52.91%)。後者は42.76%(前回57.60%)という結果でどちらも10%以上前回より下回り、自らが住む街であるにもかかわらず有権者の冷めた目が如実に出た。うだるような猛暑や現職強しの前情報も影響したとの推測も出来るが、それにしてもという感のほうが強い。この投票率の度重なる低下現象は国の未来を思う時、大きな心配事として私はとらえている。18歳以上の選挙権付与等まったくその解消策として機能していないと理解せざるを得ない現状である。

No.2896 これが選挙の怖さ

2017.07.02

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 東京都議選の結果は予想以上の小池会派圧勝となりそうだ。逆に自民党にとっては歴史的大敗といった獲得議席数になる。民進党にとっても厳しい選挙に終わったことで、都議選の行方が今後国の政局にどういう影響をもたらすのかという点では間違いなく不確定要素が増したと言えよう。
 そもそも国政では自公政権が長く続いているわけだが、都政は自民が野党となり、小池党と公明党の連立都政になるだろうとの予測はしていた。しかし、小池都民ファーストだけで過半数を獲得しそうな勢いは都政にも微妙な空気が流れることになるだろう。小池チュルドレンと言われる若い新人議員たちの政治活動への研鑽を高めることと同時に奢りが生まれないよう指導を徹底することが求められる。

 それにしても、最終日の秋葉原では安倍総理の演説中に「アベやめろ」とか「アベ帰れ!」の野次があったという。もちろん、自民党支持者たちが短絡的に踵を返したわけでないことはあきらかだ。沖縄基地反対運動のプロ活動家やあの籠池夫婦までアジテートしていたようで、一部の反自民、反安倍の有権者たちが待ち構えていたように選挙の風を意識してのシュプレヒコールだというのは容易に理解できる。その野次があまりに執拗なことから総理はその集団に対して「憎悪や誹謗中傷からは何も生まれない。この人たちに負けるわけにはいかない」と国守・憲法改正への信念に基づく言葉を他の演説に聞き入る聴衆に向かって発したようだ。
 ところが、これを報じる朝日系スポーツ紙のタイトルは、
キレた首相「こんな人たちに負けない」国民に応酬
どうでしょう。国民という幅広い意味合いの言葉が大文字になっている。サヨク系のやじ集団が国民に替わっている。印刷物だけに刷り替わっている?洒落てる場合ではないか。これを見てまともに受けたら「なに!国民に応酬だと」と怒りの感情を持つ人もいるかもしれない。そこが狙いなのだろう。
 これほどまでに無秩序な政権批判マスコミによる報道操作によって有権者は時に風に乗った投票をさせられていることもあるはずである。
 言いたいことは、こういうことがマスコミの印象操作という類のものであって、こうした文字表現やキャスター・評論家の言い回しは特定マスコミに日常的にあふれているということである。この例はまだ醜悪性の観点ではましな方だとは思うが、この記事の最後には
「首相としては異例の行動で、自分への批判を許さないという空気も感じられ、大丈夫かと思った」との声も聞かれた、で締められている。
 誰が、何びとがこうした発言をしたかは不明だ。人の発言だとして実際にあったかどうかわからない逆批判文章が巧妙に記事の最後でデフォルメされている。自分への批判を許さないという表現を、安倍総理の演説から発想するだろうか。間違いなく独裁自己中という人間性を感じさせようとする記事の書き方である。となると記者単独の思いを載せ替えたのやもしれぬ。
 いずれにしても、自民党は今回の選挙結果を生むことになった複数の要因を猛省し、謙虚に襟を正すべきだ。自民党を蹴落としたいマスコミは間違いなく存在するのだから不祥事や失言などは、それが持つ意味合い以上に国民の怒りを呼ぶように報道操作される。そうされないためには人としての原点に戻り正義と規律を貫く政治を実行して行くしかない。

No.2895 都議選直前にあたり

2017.06.29

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 自民党の各種問題がここにきて一気にあぶり出されている。自身も自民党員であるし、問題は問題として清く受け止め、戒めるべきは戒めることが大切だと思う。もっとも、驚きの人格が発覚し、元秘書が警察への被害届けを検討しているという豊田議員については離党と戒めだけで足りるかどうかというところだが、次期衆議院選挙で失った信頼を取り戻すのは限りなく不可能に近いであろう。有権者の審判がさほどに軽いものであってもならないだろう。人格修正は自浄能力だけで可能なものとは思えないからである。
 加計問題は識者の多くが語るのはルール上問題はなく国家戦略特区としての選択の経緯結果と考えるものであると。ただ前川某の意趣返しともとれるような発言とそれをもとに自民批判に暇のないマスコミ、本質の国会議論そっちのけの野党により深みにはまっている。安倍総理への直接攻撃材料として自由党の小沢氏がまたまた暗躍しているようだ。ますます政治不信は募るばかりで投票率アップなど求めるすべもない。
 前川氏の個人的行状記については、新宿の売春バーへの数回にわたる入店が事実として伝えられ本人も認めている。というか開き直っている。立場をわきまえない下劣な人格が露呈しているわけだが、それはお構いなしの状況で野党は参考人招致を求める。更迭された人間が一度反逆発言をしたのだから参考人としてどういった発言をするかは、籠池氏の例からも明らかだ。
 98枚は白紙と思われる壱万円札束をわざわざ報道陣に連絡して安倍夫人に返却しに出向くという子供じみた三文芝居は笑うどころか悲しいほどの虚しさを覚える。待ち構える報道も報道であり、こうしたところにも報道の質の低下を感じる。籠池氏が人格的に問題があるのはすでに多くの方が感じていることだろう。安倍総理のシュプレヒコールを園児たちに言わせていた人間が出来ることではない。まったく真逆の行為そのものだ。つまりは自己欲求に反すると判断した段階で豹変する人格者なのだ。いやいや世の中が信じられなくなる。
 思い出すのは、先輩議員の「えださん、政治の世界はそんなに甘くないぞ。この世界では俺は人を信じないことにしている。えださんも考えたほいうがいい」という言葉だ。たしかに実体験として厳しい場にさらされたことがある。うんちくのある言葉だ。自分に向けて発せられた言葉で印象深いものが誰にもあると思うが、間違いなく私にとってその一つである。
 友好の精神を大切にしたいと思うからか、持って生まれた性格ゆえか若い時から人を信じることを優先し、裏切られても裏切るよりはいいと考えて生きてきた。確かに政治の世界は生き馬の目を抜くところがある。個人の関係でもそうだが、しばらく一強が続いている安倍自民への異様な逆風は都議選直前になってうなりを上げて吹き始めている。

 考えさせられる問題はいくつかある。
◆内部告発という良悪の判定が難しい行為がまかり通る社会になった。これはマスコミの報道姿勢に正義が感じられるかどうかに影響を受けやすい。とくに職を解かれた人間は問題があるから解かれたという見方も可能なのだが、告発の対象となった先が格好の報道対象になるのはやむを得ない。さからこそ問題を含んでいるとも言える。
◆自民党の内部に安倍一強が続くことに苦虫をかみつぶす層がいて、マスコミのインタビューで平然と総理への批判を口にする。マスコミの報道は「ある中堅幹部は・・・・」というお定まりの表現である。その筆頭は石破グループと目されるが、実際はもっとドロドロしたそれこそ政治の世界の闇が蠢いているやもしれぬ。
◆敵失ばかりを宛にして、マスコミの報道に乗じる民進党。ことに蓮舫代表の最近の顔つきは焦燥感がモロに現れている。彼女が敵失を攻める言葉にアピール力を感じないのはやはり自らの国籍問題に蓋をしてシラを切り続けているからであろう。画面いっぱいにアップされる姿に民進党の支持率が上がらない理由が見てとれる。
◆稲田発言に周囲の評価は厳しい。確かにそこまで言って委員会的発言だったとは思う。しかし、その心情は憲法でその存在を認められていない全国20万人強の自衛隊員とその家族に対する防衛責任者としての矜持が働いた面もあったのではないかと思う。すぐに発言を撤回し言い訳はしない方針のようだが、心情を応援演説に出してしまうのであれば、少し言葉足らずだったように思う。
 もとより自衛隊否定を党是としているにもかかわらず、今は災害時などで存在感を示しているのだからあえて憲法に明記する必要はないと都合のよい理屈を発する共産党は、稲田氏即刻辞任すべきと反応したが、自衛隊に対する心情の違いはなんともいたしがたい。
◆読売・産経と朝日・毎日・中日の表現の違いを理解しようとするとき、私は国をどうしたいのかということを最大のポイントにしている。言葉の一句一句というか、わずか一文字で印象がまったくことなる巧妙さを見抜くように努力している。新聞だけでなくテレビにも印象操作は間違いなく存在している。言いたいことは、マスコミ対有権者という戦いもあるということである。
◆都議選投票4日前になって下村博文自民党東京都連会長の200万円問題が突然報道された。横領事件で解任された元秘書で都議選に立候補している平慶翔氏の告発と報道されているが、私はこういう行為を正義とは思わない。逆にこれ以上ない卑劣な行為だと感じる。前述の通り正にこの世界の生き馬の目を抜く裏切り行為は恩義もへったくりもない。一自治体の選挙ではあるが、都議選が告示されてからこれほど与党の問題が突出するのは小池都知事にとって後押しになっているのは間違いない。迷走した市場問題が選挙の争点になるという事前予測だったが、この点すっかりマスコミは落ち着いている。
 今日はこのくらいにしておこう。
 

No.2894 真の「選良」を見抜くには

2017.06.24

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 豊田真由子衆議院議員の行状には誰もが驚いたことだろう。私も現職時代に何度か行き合い言葉を交わすこともあったが今回のようなイメ-ジはまったくなかった。新人らしい腰の低さと明るい笑顔、若さを強調するハキハキした口調など、さすが公募に応募してくるだけあるなと感じたものだ。聞けば、東大卒で厚労省官僚のキャリアということだから女性の国会議員として活躍する素材に申し分ないと感じた。
 ところが、まったく別の人格者というのは秘書が録音していた内容から理解するところとなった。これはなんたることか! 声も知る声とは異なり、怖いほど性格異常とも思える発言が延々と続くではないか。まるで女性版ジキルとハイド、もしくは白雪姫に登場する魔女のようでもある。鏡に映る自分に本人は違ったものを感じなかったのだろうか。
 テレビでは反自民格好の材料に近い形で取り上げられているが、私は瞬間アルコールの勢いがそうさせたのかとも感じたが、いやいやアルコールが入っていようがいまいがこれは一個の人間を映すものとしては最悪な出来事としか言いようがない。

 国民が選ぶ立派な人=「選良」という言葉があるが、最近の国会議員にはそうでない人がたびたび現れる。いわゆる選良を選ぶのは我々有権者なのだが、だれであろうとここまでの人格二面性を見抜くのは至難の技だ。総務人事担当として20年の経験のある私でも初めて会った面接者のすべてを理解するのは困難だった。入社後、しばらくすると会社方針に背き、同僚も近寄りがたい人物に変身するパターンに採用責任を感じることもあった。数としてはわずかであったがいまでも印象に残っている。
 選良と真逆の人物が国会議員になることは有権者の不幸だが、今回の事件を知り一瞬ご主人と二人のお子さんのことが心配になった。家族に対するものも今後尋常ではないと察するが、ご主人も見抜けなかったのは間違いないことであろう。
 人の奥底に秘めるものは量り知れないものがあるが、とくに選挙というハードルを乗り越えて得る職業でこうした問題が起こるのは困ったものである。
 
 告示された都議選では東京都に関する選挙とは感じられない批判中傷の国政選挙化している。豊田議員のような例は確かに衝撃的ではあるが、あくまでも個人の人格の問題である。ここでは個人名は控えるが自民党に限らず良からぬ人間性を披露した国会議員はどの政党にも存在した。今回の出来事を受けて我々有権者がなすべきことは、難しいことだが候補者の人格、人柄、人間性にかかわるものを見抜き1票に託すことでしかない。残念ながらそれに見合う候補者が選挙区内でいないと感じたならば、棄権するのではなく投票所に出向き白票を投じることが有権者の権利と義務の示し方として残っている。
 マスコミの印象操作に心を踊らされることも、政権批判につなげる野党のあり方に惑わされることがあってはならない。私は主権者教育に最も必要なことはこの部分だと確信している。そうでなければ真の選良など選べるわけがないではないか。

No.2888 天皇陛下の思いにどう応えるか

2017.06.04

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  天皇陛下の退位を定める皇室典範特例法案が2日、衆議院で可決した。天皇陛下のご希望を叶えることにもなる法案に誰しもが思うのは全会一致および速やかな可決だったのではないだろうか。ところが、一部無所属議員に反対がありその思いは届かなかった。反対の無所属議員には亀井静香氏、上西小百合氏などがいた。上西小百合さんは言うまでもなく元日本維新の会で浪速のえりか様と言われるお騒がせ議員だ。
 また、自民党では農水副大臣の斎藤建議員が採決を棄権した。斎藤氏は埼玉県の副知事の経験がある方で、今は千葉県選出の代議士である。棄権の理由は語っていない。
 さらに民進党もいつものようにすんなりとはいかず、女性宮家創設を協議検討することを付帯決議としなければ採決に応じないと駄々をこね、全会一致を目指した与党がそれを受ける形で新たに妥協の産物が生じた。私は女性宮家には基本的に反対である。この問題は女性の活用とか女性の時代とかいう社会論とは根本的に異なる次元だと思う。女性がどうこうではなく天皇家としての血筋、血統に関わるという点につきる。。

 さて、党全体として棄権したのが自由党である。とは言え、代議士わずか二人で玉城デニー氏ともう一人が小沢一郎氏だ。ある意味、この小沢氏ほど政治姿勢が変節した人はいないかもしれない。そういう点においての特質は際立つものがある。しかし、どんなに変節しても、また大災害に遭った地元を1年近く訪れなくとも当選するという現実がある。わかりやすい例だが、これこそが政治腐敗の根本的問題の一つであり、有権者に問われる問題と言えるのではないだろうか。
 反対の理由の如何にかかわらず、陛下の思いを陛下自らのお言葉で聞いた一国民としては、陛下に寄り添う姿勢で法案可決に対応できないものかという思いがあふれてならない。

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