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No.3166 市長辞任の顛末

2019.08.21

 早い時間の電話で目覚め、その後続くラインや電話のスマホ対応に大わらわ。
 今日発売の週刊新潮で文字数にすると1ページもの量の幸手市長に関する記事が掲載されています。この情報を送ってくれた方は、まさに怒り心頭の様子。昨日の市長が示した感性は、この記事に書かれている内容に程遠いものでした。事件の実態というか記者会見で応えを拒否した暗部に踏み込んだ内容は驚きを隠せません。市長が事実無根ゆえ争う覚悟と言っているので、無罪となればこの週刊誌を訴える場面も考えられます。また、ツーカーの人間関係がない週刊誌記事を無断掲載するのも問題ですので、ここでその記事を添付掲載することはとりあえず控えたいと思います。

ファイル 1077-1.jpg 朝からひっきりなしに鳴る電話。その内容はいろいろです。退職金、市長選、議員個々について教えてくれなどなど様々。昨夜は記者からの連絡もかなりのものでした。
 昨夜のブログと相互補完するような記事がありますので紹介します。昨日の驚きの茶番劇に至った裏事情がある程度わかります。個々の議員の立場上から押し寄せる焦燥感のようなものが土壇場の退職になったこともしっかり伝えられています。結局、不信任案の採決に至らなかったのは、そういう事情があったようだと読めます。つまり、不信任決議案に対しての賛否対応を「踏み絵」という感覚で理解したなら、市長擁護の反対か、市民目線の賛成かという選択で緊迫した心境になるのはあり得ることです。こうした事例は、過去何度も遭遇した経験で言うことです。それが、臨時会45分前の退職届提出になったと理解すれば、提出前の葛藤ドラマが市長室で繰り広げられた可能性もあったかと・・・。前号で紹介した幻の賛成討論の最後の部分でそれに通じることを書きましたが、議員に限らず、市長自身も質疑されたり、討論されたりという、いわばさらし者の状態を覚悟しなければならず、それを甘んじて受けるのは耐えられないと考えたのかもしれません。
 たまたまですが、この記事の脇に広島に関連する記事があるのは偶然とはいえ、なにか感じるものがあります。
 それにしても、あまりにもあっけない、市民を馬鹿にするのもほどがある臨時会でした。テレビ各局で全国に報じられた幸手市の恥、反省の姿が乏しい市長には、あらためてなんていうことをしてくれたんだ!という怒りがこみ上げます。

No.3165 幻の賛成討論

2019.08.20

 不信任決議案があるものと信じて疑わなかった私は、質疑、討論、採決の流れで行われることを事務局に確認し、昨夜から今朝にかけて不信任賛成討論用の文を用意したものです。
 今では幻となった賛成討論をそっくりそのまま掲載しますので、ご一読いただければと思います。

ファイル 1076-1.jpg 臨時会終了後の記者会見での市長発言。
◆退職金については?
 「条例通りにしたい。働いた期間については出ることになっている」
◆受け取ることに問題はないと思っているのか?
 「はい、そうです」
◆額は?
 「わかりません」

 こんな調子だったそうです。
 そもそも、退職を決めた要因が「電話が多く、業務に支障をきたす状況で市民に迷惑をかけるから」とし、広島での行動についてはまったく反省の言葉が見当たりません。それどころか、「容疑は事実無根であり、これからも争っていく覚悟です」と発言。広島出張で自分のとった「一連の行動」が不信任案の内容になっていることを全く理解出来ていないということです。もしくは意に介していないとでもいうのでしょうか。
 ちなみに、退職金は1,700万円程度だと計算された方がいますが、さほど乖離した額ではないと思います。1期4年単位で支給される額です。傍聴市民の怒りはここに向けられていました。それは私も共有する怒りです。

 また、電話の多さを退職を考えた原因にしたことに対し、記者の質問が飛んだ際、数を報告しつつ、激励の電話もあったと発言。これは副市長もどういうつもりか口にしたそうです。たとえそうした電話があったとしても、そういうことを言える場面ではないと思いますがどうでしょう。とにかく普通の神経であれば、詫びることしかないでしょう。激励の電話があったので、わるいことではないと考えてくれる市民もいると言いたかったのでしょうか。そんな馬鹿な!ではありませんか。それが本当なら幸手市民の市民度が問題だということであり、世間にまたまた恥ずかしい一面をさらけだしたということではないでしょうか。
 この問題、まだまだピリオドを打つわけにはいかないということを強く感じる今日でした。

No.3164 臨時議会に関するお詫び

2019.08.20

 社会の関心が高レベルに達していたのがわかる今日の臨時会。傍聴席は立ち席が出るほどの大入りでした。報道も10数社入り、議場内にいくつものカメラが設置される事態となりました。私の後頭部にも大型カメラが2台も。
 しかし、肝心の不信任決議案は、臨時会開始45分前に市長が議長に退職届を提出したことから、議会運営委員会において不信任案を取り下げ、退職届けを受理する事態となりました。
 開会後、議長が退職届が出た旨発言し、そこで、市長は退室。事務局長が短い理由不明の退職届を読み上げた後、議長が異議の有無を確認するも異議はなく、わずか4分程度であっけない幕切れとなったのです。ここで異議ありを宣告すると、この後は退職届に賛成か反対かの起立採決をすることになります。
 問題は、市長がひと言も言葉を発することなく退席したことです。それもルールとはいえ、傍聴者やネット視聴者に対してお詫びが一切なかったことに無念の思いが残った次第です。もちろん、議事録にも市長が市政を混乱させたお詫びが文字記録として残らないこととなりました。
 ここまで辞職を否定し、続投を宣言していた市長が何故心変わりをしたのか。いくつか思い当たるフシがないではありません。
 今日は、帰宅後も記者や市民、なかには幸手市以外からも電話、スマホなど各種の連絡があり、ようやく9時頃からパソコンに迎える余裕が出来ました。
 
 このような臨時会の流れになり、かえって市民の怒りが増幅したことにお詫びを申し上げたいと思います。と言うのは、ブログへのアクセスが多かったこともあり、ことの次第を詳細にお伝えしたことで読者の感情を煽る結果につながったかもしれないと感じるからです。傍聴のススメなどはその最たるものでした。怒りが鎮まらない傍聴者のお気持ちは十分理解できるものでした。それでも、その後の詳細は改めて知る限りの内容をお伝えしようとは考えています。
 まずは、500を超えるアクセスがあるので、この時点でいったん投稿クリックをしたいと思います。以降、段階的に書き込みますのでよろしくお願いいたします。

No.3163-2 前号追記

2019.08.19

 前号にかかわり、市民の皆さまには都合のつく限り傍聴をお願いしたいと思います。午後3時からです。いったいどんなドラマが待っていることか、神のみぞ知るというわけですが、このドラマを作るのは、もちろん市長自身かもしれませんが、15名の議員によるプロデュースの可能性も高いかと。
 いずれにしても、結果については全国が注目しています。そういえば、NHKの記者さんが言うことには、臨時会はカメラが入るそうです。終了後の記者会見も含めて結果次第では7時の「ニュース7」で放映することになると明言していました。これを聞いただけでも今回の市長行状記は・・・・・何度も言うのも疲れました。
 明日は質疑もありますし、賛成討論もするつもりです。もちろん、採決になれば起立賛成しかありません。

No.3163 《緊急》臨時会日程

2019.08.19

たった今、議運委で市長不信任案を付議した臨時会の開催が、市長側の通達で明日20日の午後3時に決まりました。
そもそも、今日の議運委の開催連絡が11時で1時からというのですから、来れない委員もいたくらいです。市民への告知も余裕のない決定となってしまいました。

No.3162 市長の意図と議会の問題

2019.08.19

 臨時会招集請求に微妙な内容が・・・。いくつかあるので、箇条書きでご覧ください。
◆議長は、市長が辞意の気持ちがあると言っている。
 市長の言葉として議長が確認しているのは、「自ら辞めれば暴行を認めることになるので辞表は出さないが、議会には従う」とのこと。
◆議会運営委員会の全会一致で臨時会の招集を議長名で申し入れた。
◆臨時会の招集にあたっては、案件を付議しなければならないので、市長不信任決議案を議案とした。
◆議運では出来るだけ速やかにということで一致したが、議長は21日までという期日を設けて申し入れたという。これは、議運で具体的に了承されてもいないし、話し合いもされていない期日が具体化されてしまうという点において、若干議長の勇み足と思われる。
◆議長は、賛成多数で可決となる辞職勧告決議案が提出される見通しを明らかにしている。最初から不信任決議案が否決されることを見越していると思える話ではないか。

 上記を検証すると、不信任決議案を議運の全会一致によって議長が提出した段階にもかかわらず、議長が賛成多数で可決となる辞職勧告決議案が提出されることを見通しているというのは、何故なのかという疑問がわきます。
 これは問題です。
 現段階で臨時会の目的となっている議案とは別のシナリオが出来ているということですから。これを知ったある議員が「どうしてここまで口にしてしまったんだ!」と怒ったいう話もあるようですが、これが真実ならやはり何か別の目的を持ったシナリオが画策されていることになります。
 市長が辞職すれば議会のこうした複雑な思惑も生じないはずなんですがね。

 その肝心の市長の意向がおかしいいではありませんか。暴行を認めるか否かのレベルではないのです。警察沙汰の内容にかかわらず、市長としてあるまじき行動についてが問われており、厳しい意見にさらされているという理解が無いのです。 
 いわば、自ら先んじて辞職を表明することこそが、ケジメだという理解が出来ていません。暴行が認められなかったら辞めないのかと言っているようにも感じられます。言ってる言葉の意味が分かっているのか疑問です。
 有罪かどうかが辞任の判断ではなく、すでに市長として不適切な行動を早期に反省して社会に示すべきだったのです。そうでないと、私たち幸手市民もどこへ行っても肩身の狭い思いをすることになるのです。幸手市民が可哀想という声があるのをわかっているのだろうか。

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