自民党総裁は菅義偉候補が順当に選出されました。生い立ちから政治家への道を考えると異質と言ってよいほど新鮮な感覚を受ける新総裁の誕生ではなかったでしょうか。
どの場面でも気張らずに淡々と発言する新総裁を前総裁が長期にわたって登用したのがわかる気がします。安倍政権の継承とは言っていますが、人が代わってまったく同じはずもなく、そういう意味において期待が高まる菅政権になるのではないか。たしかに、基軸はコロナ対策において前政権を受ける形で進める必要があるでしょうし、相反する経済対策をどう活性化させ、揺り戻しを図れるか・・・前途多難な船出になることは間違いありません。
安倍晋三という世界の信頼を集めた偉大な政治家を後継するというのですから、マスコミ・野党の共闘路線もその内容を変えることなく立ち向かってくるでしょう。しかし、野党も自民党同様生まれ変わったと盛んに強調するマスコミもあるようですが、その内実は「帰ってきた民主党」そのもので、居並ぶ大御所と言えば、小沢、野田、岡田、菅といったお歴々で、わずかに中村喜四郎氏が入党した程度。予算委員会に出てくるメンツも福山、辻本、蓮舫、後藤、といった顔ぶれを予想すると、8年前の民主党とさしたる変化は感じません。
おそらく、新閣僚に選ばれる人を観察して、失言・暴言・妄言しそうな閣僚を追及する手法を繰り広げるものと思います。菅総裁としては重厚な閣僚人事を望むものです。
そして、噂に上がる解散総選挙はいつか? 新鮮な息吹の中で、国民のための真っ正直な政治を展開して明るい日本、美しい日本を造るために菅総裁には頑張っていただきたいと願う次第です。
おやじギャグで申し訳ありませんが、菅総裁には、菅々しい感覚の中で清く、強い政治を展開していただきたいものです。
記事一覧
No.3322 菅総裁に新鮮さを感じる
No.3320 強い信念の人
昨夕の菅官房長官の総裁立候補会見をつぶさに見て以下のことを感じた。
安倍政権を継承するという、現状のコロナ対策がまだまだ求められる状況で当然の意志意欲を示した。また、7年半のアベノミクスの成果がコロナ問題で逆に批判の対象になっていることにはまったく動じない姿勢にも見えた。それでいいとも感じた。
なにより、自らの生い立ちを語りはじめたところに意志の強さを感じた次第。なぜなら、安倍総理は政治エリートの家系を根底にした政治家だが、自分は秋田のいちご農家の出で、農家を継ぐことに向き合うことを否定し、高卒で東京に出てきた。2年後に法政大学に(おそらく)苦学して入り、それからの厳しい東京生活が偲ばれる話だったが、その後の社会人生活を経て小此木大臣の秘書になってからこの人の政治家としてのスタートが切られたわけで、これは決定的に安倍総理とは異なるものだ。実は、この記者会見で国民に説明したかったのはこの点だったのだろうと理解した次第である。
庶民レベルの感覚感性を経験とともに有している総理の誕生となると日本ににおいては久しいはずである。これを菅長官は安倍総理とのキズナに感謝しつつ、安倍総理との違いを菅政権で発揮したいと考えているのではないかと。大いに期待したいと感じさせてくれる会見だった。
そして、安倍総理の政治姿勢と人柄もこれにより理解出来る。この菅官房長官を第一次安倍政権から総務大臣として登用し、2次政権で官房長官を代えなかったのは、まさに学閥や経歴、さらには派閥にも関係のない、政治家として持ちうる矜持と、信頼できる人間性に惚れたからに違い無い。そういう意味において、日本の憲政史上に稀有な総裁引継ぎ連携となり、菅長官は必ずや安倍晋三という政治家をまだまだ重要な部分で重用するであろうと推測する。
記者の嫌味な質問にも、淡々と水を飲みながら表情も変えずに答弁していたのが印象深い。最近の総理官邸での記者会見はまるで野党が質問しているかのような雰囲気になっており、日本のマスコミの問題点をここに感じる。世界に恥じるべきメディアと思うのは私だけだろうか。
No.3317 ☆安倍総理 お疲れ様でした☆
昨夜はまんじりともせず、単なる寝苦しさによるものではないという自覚の中、寝返りをうつたびにスマホに手をやり安倍総理辞任に関するニュースを読みまくる夜だった。どうにも頭がすっきりしない。
そうした動きをなんとなく予感してはいたが、アメリカ大統領選を直前にし、南シナ海での大軍事演習を繰り広げミサイルまで発射した中国を考えると、世界の安倍の位置づけにある総理が身体にムチ打ちながらでも続けてくれることを勝手な希望として考えていた。
「安倍総理! 本当にお辞めになるのですか?」とご本人に直接問いたい悲しい気持でいっぱいです。
しかし、その理由を慮れば「もうご自分の健康のためにゆっくりご静養されてください」という想いが偽らざる気持ですが、最初に浮かぶのは、やはり「残念です!」という言葉です。
5時から予定されていた記者会見で、辞任の理由を詳細に語られた。正直、ジーンときて胸が熱くなった。拉致問題を心残りだと語る総理の眼に涙が光っていたことを確認した。
ところが、その後の記者質問には、そんな無念の感動に横やりを入れられた。反日マスコミを再認識すると同時に現実に引き戻された。
◆プロンプターを今日は使ってないが何故か?
◆官僚の忖度、公文書問題の説明責任は十分か?
◆IT化が遅れているが?
◆メディア対策は総理の支持か?
◆モリカケ桜は政権の私物化では?
総理の語りをじっくり聞いた後にこのような質問がよく出来るものだと逆感心させられる。これらの記者は反安倍、反自民、反政権、反日と評される報道機関に特定される。しかも、出てくる記者の中で「お疲れ様でした」と言う言葉を発したのはわずか一人。ねぎらいの言葉すら口にしない人間性は、すなわちマスコミの異常性そのもので品位も矜持も自覚も感じられない。
潰瘍性大腸炎は難病指定の困難な病である。長期治療を必要とする病で、日本には約20万人の指定患者がいる病だ。第二次政権樹立後の7年半、投薬治療を続けながらもその素振りも見せなかった総理だったが、中共ウィルスがもたらしたコロナ禍での対応にとうとう身体が悲鳴を上げることとなった。
悪夢の民主党政権と東日本大震災で落ち込んだ日本に活力を取り戻したにもかかわらず、経済が失速し、アベノミクスまで批判され、東京オリンピックも延期せざるを得なかった。まさににっくき中共ウィルスであるが、総理は記者会見でもうらみつらみ的発言は無く高潔さを貫いた。たった一つ、マスク問題に需給のバランスを回復し、闇取引等で価格が高騰化することへの歯止めになったと発言し、世評の低評価に反論したくらいか。ということはこの発言への想いはかなり強いものがあったものと推察できる。
そもそも基礎疾患のある人にはリスク大のウィルスだからこそ、総理の気遣いはかなりのものだったと思う。本音は国際外交問題にもっと取り組みたかったし、その必要性を誰よりも感じていたはずなのに、それもコロナ禍で阻まれた。
この電撃ニュースへの反応は早い。ネットでは概ね総理辞任を驚きと捉え、無念な想いをにじませる内容が多いが、反安倍コメントが当たり前の人が、まさに心無い言葉を投げている。室井佑月、ラサール石井などのコメントは評価の対象にもならない。
政治家のものでは、
◆立民小西ひろゆき「安倍総理は近代史上に例のない憲法破壊を繰り広げてきた民主制の敵だ。安倍政治との闘いは終わらない」この人の反安倍論は歪み過ぎていて聞き苦しい。
◆極めつけは、立民の石垣のりこ議員が放ったこの言葉「大事な時に身体を壊す癖がある危機管理能力の無い人」難病を癖と言い放つ軽薄さ。この人物が国会議員だという事実が悲しくなる。
そして、その夜のテレ朝報道ステーションに石破氏が登場。朝日系列が石破氏を次期総理に目論む演出満載だった。
私的に言えば「石破さん、この夜の出演は控えるべきだったと思いますね」もとより、後ろから弓どころか鉄砲を撃つ御仁だから、そんな気遣いはお構いなしのようで、この人にだけは日本のトップをまかせたくない。こんな考え方の人がネット上に多く見られる。支持率トップの理由は野党支援者が自民党政権が続くことを想定して石破氏を支持しているというのが裏の実態のようだ。もはや自民党にいることが不思議な人だと思えてならない。
海外からは暖かいコメントも「我が国は日本とかつてないほど親密になったが、これは安倍首相の謙虚さと誠実さによるものが大きい。真の友人に感謝する」とはオーストラリアのモリソン首相。
他にも「アベは偉大な政治家だった」というコメントが多数寄せられている。
私は、憲政史上に輝く大宰相だったと思っている。品位、人柄もそれまでの総理大臣には無いものを感じさせてくれた。批判の声も直接耳にすることはあったが、感情が為せることや好き嫌いは誰にでもあると思えば剥きになることなく聞き流せる。森羅万象100%の賛意を得ることはあり得ないし、政治の世界はことにそんなものである。
総理、本当にお疲れ様でした!
暫くは体調回復に万全を期してください。
安倍復活を期待しています!
号外:星野みつひろ候補2期目当選!!!
富士見市長選の速報がテレ玉で10時15分頃出ました。
事前の予測通り、星野光弘氏の2期目の当選が確定しました。前号で書いた通り、星野氏は類まれな先見力と実行力、さらには社交的感性も高く、富士見市の一層の発展に奮闘することでしょう。県内でも数少ない人口増の自治体であるにもかかわらず、人口1万人当たりの職員数は県内4位の少なさを誇る46.71人です。1位は和光市の46.13人、2位は志木市の46.41人ですからこのトップ3自治体の差はわずかです。
ちなみに幸手市は59.30人で、ワースト1は秩父市で76.11人となっています。災害発生などで職員の採用を増やさざるを得ないといった外的要因もありますから秩父市がただただ多すぎるという見方はあてはまらないと思います。 また、面積の大きさが影響しているかと言えば、日本で一番面積の小さい市として知られる蕨市は60.61人ですから、あまり因果関係があるとは思えません。やはり、首長の考え方が職員にどれほど伝わっているか、つまり首長の姿勢と方針によって職員の職務モラルとモチベーションにどのような影響をもたらすかという点が最大の要因かもしれませんね。
もうひとつ申し上げますと、富士見市は4年前に星野氏が就任後、県から副市長を派遣してもらっています。私も良く知る方ですが、この人物が富士見市の副市長に出向すると知った時、富士見は変わるぞ!と感じた次第です。
とにかく良かった! 勝つと確信していてもコロナ禍と連日雨にたたられた選挙戦でしたから、ほっと安堵したことでしょう。昨年4月私の選挙戦にも2度にわたり応援に駆けつけてくれた義理と人情に篤い星野氏。富士見市民は幸せな未来を期待していいと確信します。
おめでとう!!!
No.3308 富士見市長選
19日の出陣式に続いて昨24日に県西部の富士見市に出かけました。
わずか4年の県議経歴ではありますが、そこで、培った人脈はいまでも私の大きな財産になっています。その盟友の代表格である星野光弘候補2期目の選挙応援に羽生選出4期目諸井眞英県議と応援に行ってきました。
コロナ禍の中での市長選は、いろいろな点で変則的な選挙戦になっているようで、4時から行われたみずほ台東口駅前の街頭演説はなんと今選挙111回目ということでした。当然の結果として本人の声はすでに枯らし気味でしたが、それでもまだしっかりと耳に入る声ではありました。ただ、苦しさがあるのか身振り手振りなど身体の動きが大きいように感じましたが、それ以上によく持つなあと思いながら聞き込んでいました。
1期4年の実績の中身はなかなかのものです。私が常に感心しているのは、行政の宣伝活動、つまりパブリシティがしっかり出来ているということです。シティプロモーションということですが、富士見市は私の贔屓目ということではなく、行政に関わる報道が県内自治体の中でも多い自治体であるのは間違いありません。市民活動ではなく行政施策で新聞に取り上げられることはそうそうあるわけではありません。また、そうしたことからか、新たな友好関係を築く遠方他県の街が多いのです。星野氏自身にもそうした点で、髙い感性があるのですが、それが職員に伝わっていることが理解できます。
相手候補は、新聞で元教師の女性で共産党推薦と紹介されていましたが、実際にどれだけ相手の顔が見えるのかと訪ねたところ、そう広くない土地柄ゆえに選挙カーはよく見るが、共産党推薦という訴えはほとんどしない選挙戦を展開しているということでした。
すでに今日20時をもって選挙戦は終了しました。お疲れ様でした。明日の投票は、さらなる市政進展のために星野みつひろの2期目当選を富士見市民に願うばかりです。
写真は左から背丈194㎝の諸井県議、星野みつひろ候補、私、候補者のいとこで県議同期で3期目の中野県議。彼は次期衆議院選挙に出馬する可能性が高い議員で中野清元衆議院議員の子息であり、川越銘菓の老舗「くらづくり本舗」の社長でもあります。
No.3304 Go to トラブル カンベーン
昨日の国会コロナ質疑は、野党がまたまた噛みついた。しかし、この噛みつきは理解出来る面もあった。一部国民のタガが外れて感染者が急増している現状は、はたしてGo to トラベル キャンペーンの推進をすることに問題はないのかというものだった。
国民の全てが、リラックスして羽根を伸ばしたい、スポーツしたい、ショッピングしたい、遊びたい、旅行したいと思っている・・・その中でのキャンペーンでしかも税金で補助するという。
自己管理、自己規制が再度必要になってきたと感じる状況にあって、Go toはないでしょうという野党の主張は、言い方は別にしてわかりやすい質疑だった。観光交通、ホテル旅館といった観光業にとって、経営の是非を問われる長いトンネルを抜け出す国家支援だったが、政府の施策を批判する以前の問題として、国民に感染防止意識の少なさ、つまり、いったん問題が出たら何処まで派生するかわからない感染症に対する自覚が足りない国民が、生活維持という局面にあったにせよ、現実の社会の公共マナー、社会モラルを守れないという実態に行き着く。これが現実に起こっていることではないだろうか。
シアターモリエールの一件などはまさに関係者一帯の甘さがもたらしたものとしか感じられない。終演後の出迎え儀式で、マスクを外すタレントと握手する観戦客、まさに感染客になってしまった。
「舞台は命だ」と野田秀樹さんは早い時期に訴えた、渡辺えり子さんやキョンキョンはそれにとどまらず、安倍政権批判を展開し、今でも小泉今日子は続けている。思想信条に関わる問題であるとしたら、有名人が政治的発言をするのはいいのだろうか。あれ以来、俳優の一部限定ではあるが、言いたいことを言うのは民主主義の言論の自由だという。それが、若い人たちに与える影響を考えると、思想信条を原点にした言論の自由の主張は危ない一面を有している。
若者を煽動することも可能になると考えれば、やはり有名人の発言には慎重を期すべきで、もとより感情で物言うべきではない。
話がそれて恐縮だが、Go toキャンペーンは、今日の専門家会議で東京を除くということになった。ひとまず与野党双方に顔が立つ結果になったが、今後の展開次第では、感染拡大のトラブル要因となり、政府がカンベーンと詫びることにならない保証はない。いや、そうなるのはくれぐれも勘弁してほしい。