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No.3809 身勝手にもほどがある二人の政治家

2025.03.30

 真摯な説明も聞き飽きた石破さんの弁。マスコミもなぜか石破媚中政権に甘い対応で刺激的な追及はしないまま。自民党政権が参議院選で終わることを願っているかのような感じだ。とにかく、予算委員会でも国際会議でも出てくる大臣の薄っぺらなことと言ったらない。実力も知名度も働きぶりへの評価でついてくるものなのだろうが、何しろ文科、厚労、総務、経産、子ども、環境、地方創生、そして外務・・・軽い感じがする大臣ばかりだ。自民党には衆議院選で鉄槌が下ったが、このまま野党に政権移譲が為されるとなると、それはそれで問題は小さくない。しかし、村上総務大臣などを見ていると態度が大きいだけで、議員の原点に戻って評価するなら資質そのものが問われると感じるほどの実態である。若い有権者にはどのように見えるだろうかと考えるとゾッとする。
 石破政権・・・薄っぺらすぎる!

ファイル 1740-2.jpg ところで、今号の掲題にあげた二人の政治家とはトランプ大統領と斎藤兵庫県知事のことである。2週間ほど前に、我が意を得たりの社説に接した。読売に記載されたもので添付しおたので確認してみてください。おそらく、大方がうなづく内容ではないかと思うが、ことはいつでも一方的な100%はあり得ないので、この社説に異論を持つ人もいることだろう。しかし、侵略者であるロシアの立場に立ったかのような和平案の内実は、アメリカが戦争利権をむさぼりたいだけのように感じてならない。確かに6兆円にも及ぶ兵器供与は巨額だが、だからといって鉱物資源や原子力発電所をアメリカの所有権に帰すとは、スターリンロシアと変わらない。遠い他国の原発に欲望が及ぶと言うことは電力でははなく、そこから生まれるプルトニウムが目的としか思えない。
 細かいことは言うまでもなく社説そのものが語っているのでまずは。
 斎藤兵庫県知事への批判も強烈なものだ。百条委員会で公益通報違反及びパワハラ行為も認める内容の報告だったが、違反には開き直り発言だが、パワハラは認めている。その後、弁護士で構成された第三者委員会も同様の報告をすることとなったが、あいも変わらず開き直り答弁。国民の多くはほぼほぼ呆れているのではないかと感じる。ところが、県庁や議事堂前で斎藤知事を支援する有権者がプラカードを持ってがんばれ!と声援する光景を見て驚いた。こんなことを言うと物議を醸しそうだが、これだけで兵庫県には住みたくないと感じる人も少なくないのではないかと思う。
 トランプは大統領選に勝利した後、多くの訴追事項を免れた。結果、世界を揺るがす好き勝手のやり放題。
 斎藤さんもパワハラを認めながら悪びれる様子が無く、冷たい鉄仮面のような顔に終始している。パワハラを自ら求めたらその時点でアウトでしょう。政界ではパワハラで政治家を辞めた例がいくつもあるというのに。しかも、この案件では死者が二人も出ているのだ。

 この政治家二人を強気にさせる共通思考は、選挙で信任を得た民主主義の結果だとする思考なのだろう。影響の大きさは比較する必要もないが、大小かかわらず権力は一歩間違えば凶器となりえる。この二人に狂気を感じるのは私だけ?

 

No.3808 山林火災の不思議

2025.03.28

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 おはようございます。雨ですね。思えば、大船渡市の火災も長期に及びましたが、現在山林火災が多発している西日本ではこれほど待ち望んだ降雨は無かったでしょう。
 四国などは昔々、日照りの影響で不作が続くことで灌漑用水がいくつも造られた地域で、それが当地の特徴的観光要素になっていると知ったのは、高校生の修学旅行の時です。同じ雨乞いにしても火消しとなると事は尋常ではありません。いずれにしても、雨乞いに近い望みの雨が火の海と化した大切な山々を守ってくれることを願うばかりです。
 不思議なのは、各地の山林火災の出火原因を問う声も、伝える声もほとんど聞くことが無く、異常乾燥という言葉で片づけられていることです。異常乾燥が続くと、山林ではいったいどういった出火が考えられるのか、化学も科学にも疎い私には不思議でなりません。折角育った植林が燃えていく姿は見るのも辛いと感じるわけですが、貰い火で焼け焦げた我が家を涙ながらに眺める住民の方々の姿も痛々しい限りです。
 先日、新聞折込みした「きずな№21」で、公明党の芦葉弘志議員が3月議会で一般質問をした内容を書かせていただきましたが、時世にマッチングした質問と思ったものですから。
 こうした問題は、長い将来にわたり影響をもたらすことが問題視されます。過去に、私も太陽光発電がもたらす災いを指摘した質問をしており、市はガイドラインを設けましたが、ことリチウム電池について言えば、一般家庭にはリチウム電池製品が溢れています。この使用後管理に規制を加える必要はないのかと感じるほどです。山林火災の不思議な連鎖反応がリチウムと言うわけではありませんし、例えば、愉快犯による放火も考えられないことではないなと思いますが、宮崎の次は三重県でも発生と聞くと、どこの地にも起こり得ると考えるべき状況になっているのは間違いありません。

ファイル 1739-1.jpgついでと言っては何ですが、毎年我が家の小庭に咲くヒマラヤ雪の下と水仙のコンビネーションに気持ちが弾みます。桜はもちろん、これからの花暦が楽しみですね。

No.3785 ふやけた発言が過ぎる

2025.01.07

 ここ数日、読売朝刊の社説が石破首相に対して手厳しい。6日は、通常2タイトルに分けて掲載されるのに、石破政権の課題と称して「ポピュリズム横行が目に余る」の大文字が目を引く全面社説だ。その脇に「難局の舵取りを任せられるのか」とあるのだ。6段26行に及ぶ内容は、石破政権の在り方がなんとも不安で仕方がないといった説明に徹している。
 冒頭、政権の維持に執着するあまり、財源の確保を棚上げして減税などの要求を唯々諾々とのんでいたら国力は低下してしまう。そんな政治をいつまで続けるのか。憂うべき事態である。昨年の臨時国会は石破政権の低姿勢ぶりが際立った。
 といった説から入り、「熟議には程遠い国会運営」の小見出しでは、自らの延命目的で野党のご機嫌取りをしているだけのように映る。とても塾議とは呼べまい、という。
 「外交力が問われている」との小見出しでは、多くの課題を抱える外交問題では就任3カ月経っても国家の針路を示せないでいるのは嘆かわしい。国の舵取りを担う資質を疑われるようでは困る。今月末からの通常国会では重要法案が控えており、野党が徹底追及するとする政治資金問題一色の国会論議では野党の姿勢にも違和感を禁じ得ず、と。選挙に関するSNS規制を含めた国会議論は急務だとし、「民主主義の根幹を守れ」との小見出しについても語っている。

 今朝7日の社説では、年頭会見に対して何を目指すのか見えてこない、といきなりの低評価だ。低姿勢を貫いて延命を図るつもりのようだが、石破政権の方向性が判然としなかった、とも。要は「野党と議論を尽くし、国民の納得と共感が得られるように努めていく」との会見内容に対しての厳しい批判となっている。
 私も感じるが、この石破という政治家の発言は、歯の浮いたような綺麗事が多いのは元々のことと思う。安倍総理時代に背中から矢を放つ発言が目立ったが、誰でも言える綺麗事を難しい局面で批判的に口にする人だと感じている。国民を小馬鹿にしてるのかと感じることがたびたびだった。
 「令和の日本列島改造」発言にも具体性がないと社説は続く。東京一極集中防止で地方に国の拠点を移す話も、岸田政権時に文化庁を京都にもっていったが職員数で言えば400人に過ぎず、過去の政策をなぞるだけでは事態改善にはつながらない。外交では、トランプ次期大統領との会談が遅くなっている理由は理由にならない。早く会っていれば、鉄鋼会社間買収問題についても協議は出来たはずだ。衆院解散については、「衆院と内閣の意思が異なった時、主権者の判断を仰ぐのは憲政の常道だ」と発言したが、であるなら昨年の衆院選で敗れた首相が責任を取るのが常道では無いのか。という結びで社説は〆ている。ここまで厳しい大新聞の社説は過去にあっただろうか。
 石破首相の発言が詭弁・希薄・無方向でまとまりのない、ふやけた内容が多すぎると言ったら、それも過ぎるだろうか。
 

No.3778 政治倫理審査会

2024.12.13

https://news.yahoo.co.jp/articles/d1d88568e99269ccfb127caa897028c95195fda8?page=2
 まずは、上記URLにアクセスしてみてください。
 静岡県焼津市議会での出来事ですが、この一件で政治倫理審査会が開催されたわけですが、こと幸手市議会の現実と比較してみると、驚くほどのモラルハザードの落差に驚きます。バッジが持つ権威は、それに目線が向いただけですれ違う人の意識変化が生じることを感じるほどのものがあります。だからこそ、私は好みませんが議員を先生と呼称する市民が少なくないと思われるのです。しかし、こうした事象が地方議会のあちこちで発生している現状からは、まさに議員は先生などではないということです。
 そして、焼津市のこの議会対応を考えると、幸手市で起こった不祥事への対応は、それこそ検察に書類送検されるまでに至った事件ですから。政治倫理審査会が開催されてもおかしくないと感じた次第です。
「モラルってそれぞれの感覚」というこの焼津市議の発言も問題です。人間界にも、もちろん政治の世界にも最低限の共通モラルはあると思うし、それがすべて個人の問題であるとしたら、ハラスメント事件などすべてが許されてしまいかねません。
 我が議会では、辞職勧告決議案に賛成した議員も、今では検察の結果が出るまでということで議会自らが何らかのケジメを示すことには消極的で、市民要望が出されても議員間の話し合いの場を拒否しています。そして、当の本人は私の自粛要請を無視し議会出席を続け、一般質問、委員会質疑など行っています。上部機関である全国市議会議長会の見解は、議会に出てきてる以上発言は議員の権利ということで対応した方がいいでしょうとのことです。議会の大勢もこれに対して容認状態ですので、私の立場としてはそれ以上の対処は出来ませんし、何かを発しても徒労に終わるだけと思います。
 ともあれ、他の自治体との比較という意味で、我が議会の実態をあらためて感じるニュースではありましたし、何度も言う様に、議員は先生などと呼ばれる職制職種ではないということです。
 さて、今日は常任委員会の最後で建設経済常任委員会が行われます。市内施設の利用料金改定議案は管轄部署の違いで負託される委員会が異なりますが、市民の目から見れば同種の内容ですので、総務や文教等の委員会も合わせて後日報告したいと思います。結論としては、私だけが賛成という結果です。
 そして、昨日の天神の湯の早期再開を求める請願ではなんとも言いようのない重い議論がありましたから。

No.3767 ペルソナ・ノン・グラータ

2024.11.28

https://news.yahoo.co.jp/articles/5941d2b34f50e3c4a825ffd1ca2f579543ffc1a6
 在大阪の中国総領事が、先の衆議院選挙でXに投稿した内容が国会で取り上げられています。その投稿内容とは「比例はれいわ新選組に」という投票誘導に当たるもので、これを無所属の松原仁議員が問題視して質問主意書を投じているというのです。なぜ、中国が!?というのが単純明快な疑惑です。
 れいわ新選組は、代表のやまもとたろう氏独特のエキセントリックかつ耳ざわりのよいパフォーマンスが話題の方です。いろいろと問題の多い党というのが私の認識ですが、一番は消費税廃止という公約です。これで国家運営が出来るのだろうか? レーニン主義のソホーズ。コルホーズ政策を希求しているのかと思えてなりません。ともあれ、共産党以上に極左思想とも言われている党でもあるので、中国の選挙支援があったということなのでしょう。
 そして、今回の選挙で比例復活当選者を数人輩出し、衆参合わせて13人の議員を有する政党となっています。たとえば、埼玉第13選挙区で高井たかし氏が比例当選していますが、小選挙区では三ツ林裕巳さんの半分ほどしか獲得していませんでした。この人がれいわ幹事長として、一昨日に行われた与野党7会派による政治資金改正に関わる合同会議出席者7名の一人として出席していたのも納得がいかない思いでした。この議員は、コロナ時にキャバクラ遊興をして立憲民主党を除名された過去があります。
 議員数から推測すると政党交付金はおそらく10億円はくだらないと思いますが、ヤマモト氏の独断でこの金が使われることになるでしょうから、2大政党制どころかますます政党が増える現状で、まさに私たちの血税の政治に対するあてがわれ方に憂慮する状況です。
 ましてや、アメリカ大統領選でも全回、今回とロシアや中国の介入があったとされる問題が、手口が同じかどうかは不明ですが、日本でもあったということは、今話題のSNSもそうですが、煽情的印象操作に私たちが誘導されない意識が大切だと強く思う次第です。
 添付記事をご覧いただければわかりますが、タイトルの意味は「外交上好ましからざる人物」という意味だそうです。

No.3765 藤沼議員の一般質問について

2024.11.26

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 市議会ホームページを見た市民から次のようなコメントが寄せられましたので、議長としてお応えしておきたいと思います。
「9月議会の一般質問をホームページで確認しましたが、藤沼議員が一般質問を出していたのを見て驚きました。なぜ藤沼議員が一般質問を出来るのですか。職員に議場内で暴力をふるい、警察の捜査を受けた上に検察に書類送検された議員が、堂々と議会に出席すること自体が異常なのに一般質問をするなどいったい幸手市議会はどうなっているんですか。犯罪容認の議会でいいんですか」

 というご意見でした。これまでにも市民団体からは3月と8月に辞職や解職を求める要望書が届けられました。それに対して、私が要望書について話し合う目的で全員協議会を案内するも、多くの議員は検察の結果が出るまでという理由で、その開催を取りやめるよう要求してくる状況でした。結局、その協議会に出席した議員は4人だけでした。
 こうした経緯もある中、私は2度にわたり書類送検されたままの現状ゆえ議会への出席は自粛するよう藤沼議員に文書通達をしましたが、藤沼議員は9月議会を全日出席しています。もちろん、書類送検されたままに変わりは無いので、12月議会も私からの通達は継続しているという考えでいましたが、一般質問を通告したことには私も驚いた次第です。その情報が入った段階で私は「議長として出席自粛願いを通達している議員からの一般質問を承認したら整合性に欠け、矛盾することになるので、それは受け付けるわけにはいかない」と事務局に表明していたわけです。そこで事務局が全国市議会議長会に見解を確認したところ、「出席している状況では議員の権利である一般質問を剥奪するのはいかがなものか」というのが上部組織である議長会の見解だったもので、承認は出来ないものの、あくまでも本人の考え方の問題であり、それをさせないという判断は難しいということになりました。これから日が進むにあたってホームページを見る方も増えてくるのかなと思いますが、内実はそういうことですのでご理解賜りますようお願いいたします。

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