今、2020東京オリンピック開会式のライブ放映中である。
華やかに見えるものの無観客の寂しさはぬぐえない。しかし、カメラワークのせいもあるだろうが、客席のイメージが場合によって人が入っているように見えるのは私だけだろうか。
今日は、明るいうちから五輪に反対するグループが集まり、国立競技場の前でシュプレヒコールをあげ、おそらく今もいるのではないかと思う。
■オリンピック災害おことわり連絡会
■反五輪の会
■オリンピックいらない人たちネットワーク
■アジア女性会議
といった団体によるものだそうだ。
私は半年前くらいまでは、オリンピックは出来ないかもしれないと思っていた。コロナ禍を思うと世界から人が集まるかどうかというのが、最大のポイントになると考えていたのだ。しかし、「やめろ!」とか「反対!」といった思考になっていたわけではない。さりとて、無観客開催でもやるべきだと考えていたわけでもない。日程ギリギリまで結論は長引くと思っていた。
しかし、今日現実に、開会式に205の国が参列するという。やはりオリンピックはいいものだ。
57年前、中学3年の時に行われたオリンピックはいまだに頭に焼き付いたままのシーンがいくつもある。円谷選手、東洋の魔女、体操ニッポンなどなど。今のNACK5スタジアムの原点である大宮サッカー場が五輪の為に造られ、地元の生徒として日本戦ではなかったが実戦を観戦した。人生で2度オリンピックを観ることが出来るのかと、招致合戦に勝利した瞬間は小躍りしたものだ。
来日してコロナにかかった選手がいると大々的に報道し、安倍前首相が開会式の出席を辞退すると「安倍五輪逃避」「安倍直前欠席は卑怯!}と文字を躍らせるメディアの存在は一体なんなのかと思う。ターゲットを安倍さんや麻生さんに向けるのも慣れてはいるが、五輪に結び付けてのこれでもかの悪口雑言は、落ちるとこまで落ちたメディアの品格として考えるならば日本の恥部かもしれない。
これだけの国が来日していたとは改めて驚いたし、開会式では明るい雰囲気で楽しそうに行進する選手を見て涙腺がゆるみがちなほどである。皆、マスク着用であるが、雰囲気は決して暗さを与えることはない。
やめろコール、帰れコール、ブルインに向かって「飛ぶな!」
ここに至ってよくもそういう精神で現場での反対運動が出来るとものだと思う。政治を持ち込まないのが五輪憲章だが、アジア女性会議などは共産党の影がのぞく政治団体だ。ジェンダーフリーをテーマにした国際会議と称するものを北九州で開催するなど、その活動は左派思想に覆われた組織と見られている。実際、共産党国会議員が関係していることを思うと、地方の各地で原発反対の街頭アジを行っていることとも無関係ではないだろう。
宇宙人鳩山氏は「今でも間に合う、やめるべきだ」
蓮舫議員も同様「やること自体異常だ」
立民川内議員「天皇が閉会を告げれば終わる」と・・・ナニ!
この議員は国会質疑でも狂っているのかと感じさせる発言が多い。天皇陛下を持ち出すとはなんたる不敬。自党の五輪反対主義を現実化させたいためかどうか、それとも関係者を愚弄するおふざけ的発言だったのかどうかはわからないが、天皇陛下のお言葉に希望的観測での注文をつけるなどは、それこそ異常ではないか。国会議員としてどうなのか、黙って見過ごすべき発言ではない。
ともあれ、ここまで来たのだから日本人であれば、日本の為に開会を受け入れ、スポーツの喜びを享受しようではないか。その方が素直で謙虚な自分でいられるような気がする。選手の為にとかそういうことではない、国の誇りの為にもそうありたいと思う。万が一のことがあれば、近隣でほくそ笑む国があるのだから、開幕したからには成功しかない!
まだ入場行進は続いている。そろそろ日本選手団か。元気に行進してくれることと思う。難病を克服して五輪切符を掴んだ池江選手の笑顔に元気をもらおうか。マスク越しでもしっかり見せてくれることだろう。