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No.2699 宜野湾市長選に注目!

2016.01.24

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 政治と金の問題が、またまた発生した。しかし、高村副総理も述べているように、今回の甘利大臣の一件については、少々きな臭いものを感じないではないが、いずれにしてもしっかりとした説明責任は果たしてもらわなければならない。
 事が事だけに、無理なこじつけは諫めなければならないが、タイミングとしては、TPPの最終合意締結が佳境に入ってきている場面であり、今、沖縄の宜野湾市長選が1週間の戦いを終えて、今日が投票日となっている。この選挙戦が始まってまもなくの週間文春によるスクープだった。

 この宜野湾市長選は、普天間移設、辺野古工事等々の国防に関係していることと、敗戦連鎖から脱するために自公政権が力を注いでいる全国注目の市長選となっている。知事選では自主投票とした公明党が、今回は強力な支援体制をしいているのがなによりのことではないか。
 中国寄りの反日知事との評判が日増しに高まる翁長知事が、新人候補の応援に総力をあげての支援を表明し、戸別訪問にまで帯同したことが問題となっているほど熱い選挙戦となっている。
 沖縄、中国、韓国、慰安婦、原発、基地、憲法、こうしたワードに関連付けてのレッテル貼りは、とくに安倍政権打倒とばかりに、反日反米リベラルもしくは左翼思想の中に渦巻いている。
 驚くことに、安倍晋三=アドルフ・ヒトラーとまで極論する状況にある。

 そういったことに絡めて考えると、この宜野湾市長選は、自公以上に反日メディア及び翁長陣営にとって、どうしても勝たなければならない選挙戦であると考えるべきだろう。
 翁長支援の沖縄タイムズや琉球新報といった沖縄左翼メディアが、あまり報道しないのは仕方がないとは思うが、いま、尖閣周辺への中国の行動は先鋭増幅する一方である。これに警戒心も対抗心も希薄な翁長知事体制はいったい、日本の将来をどう考えているのだろうか。

 「北朝鮮の核は驚異ではない」と口にする政党代表、「武器を持たないことが平和維持への最高の手段」と非武装第一を唱える某著名人などの思考が、空虚なものとしか感じられない昨今、そんなに生易しい考えでいたら、日本などひとたまりもない。
 ロシア、中国、北朝鮮といった隣国が、日本の存在をうとましくさえ思っている(この点では韓国も)状況において、さらには、そうした国々の根底にあるのは対米軍事強化であり、日米同盟とわが日本の地理的環境を考慮するなら、非武装平和などを論じて国を守るなどというのは机上の空論であろう。
 日本の敗戦が確定した8月に入って、不可侵条約をいとも簡単に破り、終戦後も樺太や北方領土で戦いの手を緩めずに領土を奪っていったソ連の姿を忘れてはならない。
 いずれにしても、沖縄の位置づけは、それほど重いということをわからない政治家であるはずがないと思いたいが、琉球民族国家として独立を考えている話が事実とすると、結局は中国の属国化となることも辞さない政治家と評価される翁長知事。
 考えてみれば、政治イデオロギー的に極端な変質、変貌をした政治家スタイルは、さしずめ反面教師と位置付けるべきと感じている。

No.2678 ガソリン価格はどこまで下がる!

2015.12.01

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 さすがに師走ともなると気温も低め安定になるのだろうか。

 低め安定と言えば、ガソリンの値段がここに来て下げ幅を大きくしている。
 全国的にも低価で有名な幸手市ジョイフルSSで112円となっているが、現在では、さらに安くなっているかもしれない。と言うのも、これに比べて通常2円以上の高値が常態化している我が家に近い大手SSが113円となり、数日前に比べ一気に5円下げているからである。

 産油国の駆け引きは、サウジアラビアを中心に値下げ傾向にあり、その影響でとくにロシアなどでは経済的に大きな打撃を被っているという。
 ガソリンの値段は各国まちまちで、サウジアラビアがだいたい1ℓ15円前後で推移しており、1ℓが5円もしないベネズエラのような国もある、逆に環境税が付加されるヨーロッパでは200円を超える国が少なくない。 
 日本では高値安定が続いているように感じるが、実際は世界の中で中間程度の位置にある。

 ただ、ここがよくわからない部分だが、日本でのガソリン税は1ℓにつき約54円となっている。民主党政権時に全廃すると言ってできないままに終わったあの税金である。
 したがって、1ℓ114円相場を仮定した場合、税金を除くと1ℓ70円が純粋なガソリン価格となる。ところが、実は今名古屋で特定の2社による安値戦争が勃発しているらしいのだ。その値段は、なんと日を追って激化し今や85円にまで急落しているという。消費者の立場とすれば、なんとも羨ましい限りだが、一体全体どうなっているのか・・・。
 85円のガソリンにも54円の税金はかかるのだから、実際の価格は31円となる。単純に考えて、この31円に仕入れ値と利幅が含まれていることになるのだが、ひょっとすると名古屋の競争は、双方ともに利益を度外視した意地の張り合いなのかもしれない。
 

 しかし、いくらなんでも大損をしてまでダンピング競争を続けるとも思えず、実際のところ、ここにいたるまでの間、かなり利ザヤを稼いでいたのではないかと思うがいかがなものだろうか。それは、まず元売りの権利権限が優先された利益確保が行われ、決算に過剰な利益を出すと社会問題化することから、一定の利幅を確保した後は販売店が段階的に恩恵を受けるといったことではないかと。
 いずれにしても、油は安いにこしたことはない。 

No.2675 H2Aの将来性

2015.11.25

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 師走も近くなると陰湿かつ悲惨な事件が多くなる傾向にあるが、今年もそうした報道を見るにつけ心が締め付けられる。
 「こうなる前になんとかできなかったものか」という思いを強くする家族間殺人事件がとくに今年は多いように感じる。明るい話題が少なく感じるのはそうしたことにもよるのだろう。

 そうした中、昨日のH2A打ち上げ成功は沈みがちの心を弾ませる効果があったのではないだろうか。カナダの衛星を載せるという日本初の商業ロケットは、見事に3万6千キロ先の宇宙に向けて飛び立った。97%の成功率を誇るという日本の通信衛星打ち上げ技術は、三菱重工業が開発責任を有しているものの、個々には中小企業の繊細な技術の粋が生かされている。いわゆる、下町ロケットそのものだ。

 コストについては諸説いろいろあるが、100から120億円かかると言われており、欧州アリアン、露プロトン、中国長征といった海外ロケットが80億円程度にまでコストダウンしているというから、まだまだ衛星ロケット競争力において、日本は遅れをとっている状況だ。

 個人的には、宇宙工学や通信機能の進歩には関心があるものの、およそ無知なもので、今現在の通信機能の向上には単なる使用者として一定の満足感を持っているにすぎないが、下町ロケットというドラマと今回の成功のタイミングを通じて、宇宙を対象とした人類の知恵の競争に夢を感じ、中小企業の存在があればこそと畏敬の念を表したいと思う。 

No.2670 米中露がギクシャクしている時ではない

2015.11.15

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 パリで起こった無差別テロには絶句した。がしかし、ある意味予想もしないではなかった。
 パリ市内各所で発生した爆破テロは、ISの犯行と瞬時に感じたが、ISの実行声明が出されたことでそれは確かなところとなった。イスラム独特の自爆テロはなかなか防ぎようがないところから今後への対応の難しさを浮き彫りにした。
 そして、大規模施設に数万人の観衆が訪れるイベント時には、厳重な警戒対策が講じられるのではないかと思うのだが、どうしてカラシニコフ自動小銃を複数持ち込むことが出来たのか不思議でならない。ましてや、顔立ちからして分かりそうなものではないか。

 自爆テロについては、その計画性においてISは卑劣だ。
 昨年暮れのことだったか、イスラム過激派のボコハラムが200人前後の少女を拉致連行した事件があった。人数が人数だっただけに世界に打電されたが、少数を対象とした拉致事件は日常的に発生しているはずである。
 そうした少女たちに対してイスラム信仰を強要し、自爆テロリストの一員として教育している実態があるという。今回のパリでもそうした少女たちが自爆犯の対象にされているとしたら、まさに極悪非道な犯罪集団と言うしかない。
 また違う一面では、隊士たちの妻として子供を産ませ、組織拡大と未来のテロ兵士を養成するという汚れた未来思考を実践しているとも言われている。
 

 シリアで進むイスラム戦争は3分戦の複雑な状況だが、今回のパリ事件は、今後もモスクワ、フランクフルト、ローマといったヨーロッパの大都市を対象に実行される可能性は高い。見境いのないISは、万が一核を持ったらいったいどうなるかと考えただけでもゾッとする。もはや、相手はすべての国が対象と考えるべきだろう。
 過去においては、ミュンヘンで五輪の際に、そして数年前にはロンドンの地下鉄で爆破テロによる多くの犠牲者が出ている。ニューヨークやワシントンで起こった、あの9.11同時多発テロは今だに記憶に新しい。あの場面を思い出すたびに異様な身震い感覚に襲われる。

 中国の覇権主義による米中南シナ海の緊迫や、ロシアプーチンの強気路線への変更による米露冷戦再発が、第三次戦争の勃発かなどと騒ぎ立てる一面があるが、そんなことをしている状況ではない。今の状況は間違いなくイスラムの偽善者集団がテロを手段とした戦争集団と化し、世界を混乱の渦に巻き込み、歪んだイスラムで席巻しようと目論んでいると理解すべきだ。
 世界の主要大国が力を合わせてこの勢力に対峙しなければ、罪のない尊い人命がどれだけ奪われるかを真剣に協議すべき時に来ている。私はそう思うのだが・・・。

No.2623 タイと中国の蜜月ぶり

2015.07.09

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 長袖のワイシャツに背広を着てちょうど良いくらいの肌寒さですが、九州では35度以上記録した処が多いといいます。台風も来るとか・・・・
 さて、ホットニュース・・・そうそう、この呼称はどうも好きではないんです。ほのぼのとした温かいニュースを連想してしまうものですからね・・・。これから書くニュースは、そういう類のものではないので新着ニュースということにします。

 中国新疆ウィグル自治区からタイに逃亡してきたウィグル人民100人を、タイは中国へ強制送還させたそうです。すでに到着していることと思いますが、女性と子供が多いというこの100人の人たちにとって、これからどういった事態が待っているやら・・・・心配です。
 タイも昨年5月の軍事クーデターの後、非民主化への道を緩やかながらも進んでいることを国際的に問題視されています。確かに、それを裏付ける非人権的選択を決断したということになりますから、国際社会はこれを重く受け止めるべきだと思います。


 もうひとつ、中国との関係で最近注目すべきことがあります。タイが潜水艦の必要性を1990年代から考慮していた事実はありますが、今回それの具体的行動に着手したのです。それは、360億バーツ(1300億円)という巨額を投じて潜水艦3隻を、なんと中国から輸入することにしたということです。
 これにより、タイの年間軍事費は2060億バーツに跳ね上がるということで、各国の比較で値段と性能が優っていたというのが中国選択の理由とされています。そんなに優秀な潜水艦造船技術を、中国が有しているとは思えないのですが、なんでも3週間連続で海中航行出来るのだそうです。もっとも、完成までに6年近くを要するということです。タイは前金を収めて大丈夫なのか、つまらぬ心配がよぎります。

 タイの潜水艦保有は、1938年に4隻を購入したのが最初で最後のようですが、その時の取引相手国は日本だったのです。三菱重工業神戸造船所が請け負い、建造中にタイから訓練兵が来日し、4ヶ月にわたって指導を受けた後、3週間かけてタイまでシナ海を回航していったそうです。

 皮肉にも日本の敗戦後、日本は武器輸出を禁じられたことから部品供給がままならなくなり、国内でも軍事クーデターが失敗に終わったことで、1951年に4隻すべて一度も戦争に駆られることなく退役となりました。

 それにしても、潜水艦建造費が高いことに驚きますね。
 しかし、タイが潜水艦を必要とする事情がわかりません。しかも中国から購入するというのですからね。
 西はミャンマー、インド、東はベトナム、フィリピン、南はマレーシア、インドネシアと、ほぼ親日国家が居並ぶ地帯ですから・・・中国を意識してのことならわかりますが、中国から購入するというのは、まさか近未来の悪の枢軸国参加を示唆しているのでしょうか。そう考えると、ウィグル族強制送還もその前兆かと。中国のことですから、いずれは核までタイに? まさかと思いたいですね。

 しかし、タイが中国との関係で同盟的友好を進展させ、中国製潜水艦をシナ海やインド洋で航行させることになると、日本のシーレーンへの憂慮は、さらに増幅することになるのは間違いありません。他国間が行っている取引だからといって、無関係などと考えていたらとんでもないことかも!!

No.2572 370万人のデモ

2015.01.12

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 まずは、更新の間が空きすぎたことを深くお詫び申し上げます。
 新年から我がホームページを一新しようという思いでいたのですが、諸事情により現状未だ叶わずといったところです。一新しようと考えている理由は、ひとえに選挙区が変更したことによります。今のママでは杉戸の方に対して地域外といった表現になっていますので、失礼のないようにと考えてのことですが、これがなかなか想うにまかせないといったところで、今しばらくご容赦いただきたいということであります。本当に申し訳ありません。

 それで、一新できるまで待機状態でいようとしたところが、多くの方から「何かあったんですか?」「どうしたの?」といった声をいただくことと、私自身、書きたい事象がたくさんありすぎて、かえって自分のストレスになっていくことがわかりましたので、我慢ができなくなったとご理解いただければ幸いです。
 三が日すぎから風邪虫に好かれ、まともにディスプレイやキーボードに向くことができないいらだちも手伝ったようです。

 久方ぶりの書き込みは、フランスのテロ事件にしました。なにしろ370万人のデモ行進ということに驚きを感じます。武器を持たない、暴力に訴えない、まとまる時にまとまるというこの欧州諸国の強烈な正義感は、マナーで世界一と感じている日本でも、おそらく考えられないことではないでしょうか。
 国全土とはいうものの、370万人が整然と歩くことを考えただけでも、どれだけのスペースと時間が必要なのか想像がつきません。
 日本のデモ行進は、左翼系によるプロパガンダ目的のものが比較的多くみられ、他の一般国民のマナーや倫理観や理性度は高いレベルにありますが、そういった方々は、意外と部外者的理解度というか第三者的感覚で、いざという時、冷静すぎるというか無関心すぎる感じがするのですが・・・。

 それにしても、イスラム国=実質はアルカイダがより組織化したようなものだが、世界の自由主義列国を相手に無秩序な暴力を、いつまで繰り返すのだろうか。それはジャーナリズムにフォーカスされているようだが、余波の広がりは、それだけでは止まらなくなるのは必然的な流れであろう。
 女子に自爆テロを仕掛けさせる残忍さは、本当にアラーの教えに基づいて実行出来るものなのだろうか。「やらなければ殺す!」と脅される女子学生は、考えることなく、どちらにしても死ぬしかないのだから、究極の選択どころではない。
 ソマリアだったか、200人もの女子学生が連れ去られた事件があったが、誘拐された女子学生が自爆テロに利用されているとしたら・・・憎んでも憎みきれないはずだが、マザーテレサ女史はこうした現実に対しどんな言葉を発しただろうか。、

 こうしたテロが日本で起こりえないとは限らない。上辺の平和を唱えるのは優しさという意味では否定しないが、そんなのんきな姿勢でいいのか!という思考のほうが私の中では勝る。東アジア、極東外交でもそうだが、理不尽な国が常に日本に照準を合わせているという意味では、イスラム国と大差のない身勝手国とのお付き合いは生易しいものではない。
 各国首脳が瞬時に介する欧州の銃の暴力に対する今後に注目したい。

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