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No.3410 市のワクチン接種新情報プラス

2021.04.29

 前号にも書きましたが、コロナ対策では医療体制とワクチン関連の混迷ぶりが続いています。自治体別にも試行錯誤している状況が理解できます。そういう意味において、誰も経験したことのない未曽有のウィルス地獄という表現が大袈裟ではないことがわかります。誰も経験したことがないのです・・・そういうことです。
 批判するのは簡単であり、誰でも出来ることですが、個々にどれだけ大人の対応、冷静な対応が出来るかということではないでしょうか。自らの命にかかわるということでのワクチン接種は最大の関心事でしょうが、事業の継続や生活の不安を抱える方々の存在にも想いを馳せて・・・。

 さて、幸手市のワクチン接種に関して新たな内容が健康福祉部長名で議員宛に発信されました。もちろん、市民の皆さまにもご覧いただくべき内容ですので、そのままご紹介したいと思います。
 なお、明後日発行の「広報さって」にピンクの二つ折の紙片が同封されます。ワクチン接種にあたっての場所別予定や専用循環バスの発着時間などが記載されいますのでご確認ください。

 ついでというには大きな問題ですが、広報さって5月号を見る際に、市の人口人数を確認してみてください。県が月に一度発表する全自治体別人口が23日にあり、幸手市の人口が3月1日付けで49,961名となっています。広報さってはひと月前の1日付けの人口ですので、4月号表記数が3月1日付けです。それですと50,228人で統計上の違いがありますが、いずれにしても県数値でとうとう5万人を割ってしまいました。多くは申しませんが、来るべきものが来たという感覚で捉えています。
 新駅舎が出来れば人口増につながるという言葉が踊ったのは3年ほど前のことでした。そういうことではないと私は感じていましたが、根本的な解決策は全国的な課題でもあり、そうそう簡単な策があるとは思えません。観光的に短期で人を呼び込むのと異なり、住人流入か出生数増加となると自治体が持つ魅力と財源に原動力があってのことでしょうし、それをどこまで幸手市がアピール出来るかです。知恵を絞って絞って・・・

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No.3409 国も大阪も・・・

2021.04.27

 花冷え陽気が一向に収まる様子がない。用水路の流量が増し、あちこちで命の水を汲み上げるポンプ音がリズムを刻む朝のウォーク。田園道路に、トラクターが落した土で育苗子稲の出番が近いことを悟る。

 空も大地も初夏への模様替えを整える頃というのにコロナ禍の迷走が止む様がない。想えば、ダイアモンドプリンセス号のクラスターが発生した昨年の2月3日に事の重大さが国民に意識づけられたと思うのだが、それから15カ月もの間、いわゆるてんやわんやの状態に変化が無い。マスコミによるマイナス思考的記事に国民があたふたさせられていることも一因にあるのだろうか。
 東京都知事などは注意喚起とお願いに終始し、何かあれば国政に責任を転嫁する発言が際立つ。大阪府知事は橋下徹氏との連携効果があってのことか、当初よくやっているとの評判が上がっていたが、今は様変わりし、独自の判断が弱まっている感じではないだろうか。職員の宴会情報も只事ではない程の人数になっている様子である。個々の行動が感染防止の最大要因と考えるならば、コロナ禍での管理責任を厳しく問うのもいかがなものかと思うが、ここ数日来の調子は大阪発ワクチンの可能性を語っていた頃の威勢の良さとは別人のようだ。どこに問題があったのだろうか。
 今朝の記者対応では、病床数が逼迫してきたので個別に交渉し420床を新たに確保できたと語っていた。420床という数字は尋常な数ではない。幸手市最大の総合病院である東埼玉総合病院のベッド数が173床だからその手当した数がかなりのものだということがわかる。しかし考えてみると、それらの病院は今までそうした協力をしてこなかったのだろうか。逼迫論ばかりが先んじ、医療機関全体の実態は報道に載らずにいたのではないのか。事実は奇なり。裏の事情は分からないが、日本医師会会長がテレビで訴える言葉のほとんどは逼迫論主体で政府への注文が多い。ところが、いろいろな情報を見聞きする限り、医療機関自体に入院やワクチン接種に対する協力姿勢に温度差があるとの指摘もある。
 マスコミも日本医師会も東京都知事も、なにかというと国政の責任論に転嫁するきらいがあるようだ。大阪府知事には今のところそれは感じられない。ただ、足元管理をおろそかにしていたことは間違いない。厚労省職員の送別会が問題になったが、大阪の実態はそれ以上のものがあり、今の感染者増加傾向とからめて姿勢を低くし、気持新たに職務に励む正念場だと感じる。

 さてもう一つ。
 これも今日のニュースからだが、ワクチン接種の機運が上がってこないことを理由に、国が東京に「大規模接種センター」なるものを設置し、5月23日開始予定で4都県の高齢者を対象に接種をするという驚くべき内容が文字になていた。私にはこれが文字化けではないかと思えて仕方がなかった。
 なぜなら、65歳以上の高齢者が電車に乗り、東京まで出かけることに問題が無いはずが無い・・・詳細を確認してからでないと正直なところわからないが、いつまでも迷走したままでいいはずがない‼️

No.3408 議会のルール

2021.04.25

 朝晩の気温は極端に低下する感じで、今だにエアコン稼働を止められません。コロナ禍で風邪をひくのも避けたいところですので、体調管理はおろそかに出来ないといったところです。

 昨夕、幸手共産党さんの機関紙最新版に書かれていた内容を読み、いささか驚きの念を禁じ得ませんでした。
 私は一人無会派という立場でもあり、議会の在り方について、口をはさむことは控えるように努めている・・・というか我慢しています。
 しかし、やはり議会には一定のルールがあり、それは政党うんぬんの前に、ベテラン議員が守らずして、逆に独断的な行動をするのはいかがなものかと感じる出来事があったのです。

 
 共産党機関紙の内容とは・・・(青字部分が実際に書かれていた文です)
 『コロナウィルスワクチン接種で人数間違えて受付。健康福祉部長は、受付人数が違った原因説明で「4月2日付けで議員には第一回目の接種は485人としていました。しかし、同日に4月26日頃にもう1箱入ると予測できたので875人を受け付けた」と説明しています。しかし、健康福祉部長の上司は「カウントを間違えた」と大平議員に説明したため問題となりました。(中略)健康福祉部長の485人という数字は健康福祉部内の共通認識になっていなかったわけです。そして次の追加予定分が来なければ21日以内に2回目の接種が出来ない事態となるわけです。このことを認めず「うそ」の答弁を繰り返した健康福祉部長の責任は重大です。4月19日、武藤寿男議員、大平泰二議員は宮杉勝男議長立会いのもと、市長、副市長に「うそは認められない」として部長発言の訂正を求めました。また、電話回線の更なる増設や、窓口に直接申し込みに来た市民を追い返すのではなく、職員が直にパソコンで打ち込みをする配慮をお願いしました』
 といった内容です。
 これは、間違いなく大平議員の作成した文章と思われますが、表現として特異な個所があるのはいつものことです。しかし、私が感じるのは、次の部分です。
◆カウントを間違えたと大平議員に言った健康福祉部長の上司とは・・・総合政策部長、副市長、市長の3人しかいません。これを全員協議会が終わった後に、ある議員が誰ですか?と尋ねたところ、大平議員は笑いながら秘密と答えた場に私はいました。何故、秘密なのか? この3人のうちの誰か名前を伏せる意味がわかりません。となると本当かどうかも疑わしいと思えてくるのです。いつ、どこで、誰にきいたのでしょうか。もちろん、この上司発言は全員協議会であったものではありません。
 健康福祉部長のことは徹底して叩く大平議員の発言はブログにも書きましたが、その理由は皆目わかりません。今のワクチン状況で万全な接種計画を可能にしている行政があるのだろうかと思います。これは私の情報網でも、大方の街は苦心惨憺しているのが実態です。ワクチン入荷予定の想定が難しい実情にもう少し理解をするべきかと思います。近隣ではまだ受付すらしていない自治体もあるのです。
◆そもそも、部長たるもの意図的に「うそ」の答弁をするとは思えません。そういう言葉を即座に使うところが政党の政党たるところと感じますが、もしも「うそ」が真実なら私とて静かにはしていません。でもそうは理解出来ないのです。ワクチン供給数値はあくまでも目安としてしか考えられない状況です。
 大平議員は常に不信感が先に立つようですが、執行部と議会議員は相互信頼を前提にした二元政治に原点があるというのが私の信念です。もちろん、チェック機能としての議員資質も必要ですが、言葉厳しくしてこの状況下で担当部長を遣り込めることに意義があるとは思えないのです。
◆さて、ここからが最大の問題点です。二人の議員の名を出して行政トップに発言訂正と二つの要望事項を申し入れたとありますが、議長立会いのもとという事実に議会ルール上大きな問題があります。
 議会には災害対策協議会という組織があります。万が一、行政に物申したいことがあると個別の議員から提案があったとすれば、議長はそれを議会全体に諮るべきです。大平議員と武藤議員が二人だけで行くのであれば別段問題はないとは思います。私もそうしたことがないわけではありません。ただ、議長が同席したとなると他の議員の存在を無視したことになります。いわゆる議会軽視を議長自らがしたことになるのです。二人のベテラン議員はなぜ議長に同席を求めたのか。他の議員を軽い存在としてみているのであれば事は軽くありません。二人の老獪な手法に議長が・・・とまでは考えたくありませんが、いずれにしても軽率のそしりはまぬがれません。
 議長は全議員に公平・平等・中立であることが肝要で、さらに問題は、大平議員と武藤議員が議席的に最も古いベテラン議員の二人だということです。ベテラン議員だからこそ、こうした場合、全議員で話し合う場を求める配慮があってしかるべきです。事はコロナ対策という重大事案ですから緊急開催に議員が応じるのは当然でしょうし、議会の長は、議会として提案すべきことをまとめる役務があります。ですから、特定の議員の要望に立ち会うなど考えられないことです。しかも、要望内容は今後の受付に対するもので、2度目の受付が5月10日ですから時間が無いわけではありません。

 なぜ、議会内協議が必要かと言えば、たとえば、役所に直接申し込みに来た市民(共産党は100人と指摘していますが、こうした場合の数字は大きめにするのが常です。また追い返したという表現も醜悪というか、事さらに低俗化する意図に感じられる言葉です。)は受け付けるよう要望したとありますが、私はこれに異論があります。理由は単純明快で公平ではないからです。役所に近い人は電話がかからないとなれば簡単に役所まで行けます。同じ意味ではネット受付も公平ではないということです。この理由は言わずもがなでしょう。なぜネット受付を可能にしたのか・・・これもけっして公平とは言えません。
 つまり、議員個々にいろいろな考え方や意見があるわけで、まさにまったく異なる特定意見の要望に議長が立ち会ってしまったことになります。
 16日の全員協議会で執行部の計画を聞いた段階で議員全員で話し合う場を持つべきだったと、今回の3人の議員の独断専行を知って感じた次第です。

 これは、先の教育長人事において市長が任命予定をしていた候補者に対して辞退するようわざわざ自宅に出向き個人的に申し入れをした一件にも言えることです。市長の任命権に踏み込み過ぎて候補者本人に圧力をかけるなど言語道断なのです。ベテラン議員だからしたことかベテラン議員だから自重すべきだったのかといえば、後者であるのは当然のことです。市長提案に反対ならば採決時にその意思を示せばいいことです。採決前に市長に意見具申するのは時と場合によりますが、民間人に辞退を求めるなどの越権行為はいただけません。
 聞くところでは、共産党による市政報告会が18日にあったそうです。
3人の要望行為はその翌日のことであり、いつこの3人の行動予定が決まっていたのか。私はこの2年間、議長の采配に疑問を感じたことはありません。しかし、今回のことは遺憾であり、意外に感じた次第です。副議長に確認の電話を入れましたが、副議長はまったく知らないということでした。
 議会ルールをはずすこと、すなわち議会無視というのは、通常なら議会が市長執行部に対して使うものですが、議会内での議会無視とは・・・。15人しかいない議会ですから風通しだけは良好であって欲しいと思います。
 はて、このブログを読まれた読者の皆さんはいかがお感じになられますか?

No.3407 新たなコロナ・ワクチン情報

2021.04.24

 既に市ホームページで案内されてますが、日々の積み重ねが尋常とは言えない状況にあって感染者が160名を越えました。このブログで100名超えをお知らせしたのが3月13日の№3388でしたので、40日で60名増加したことになります。内容的には、家庭内感染が主流になっているものと考えられますが、感染源はわからないわけですから、どこに出かけるにしても不安がつきまといます。昨日情報には医療従事者の20代の女性もいましたが、どこの医療機関かは分からないので、通常診療の目的で病院に出向くのも恐る恐るということにもなりかねません。
 より一層の自粛を!という認識を深める必要があるように思われます。

 数号前のブログで、全員協議会の質疑内容をお伝えしましたが、特に電話回線について、「5回線を7回線に増やすとのことですが、もう少しなんとかなりませんか」とか「2増ではまた混乱するのでは?」といった声が届きました。ひとまずその旨を執行部には伝えましたが、対応を考えるというものでした。また、同様の提案は他の議員からもあるそうです。
ただ、ワクチンの数が少量限定で入荷もはっきりしない中で、電話回線をやたら増やすことは、さらに混乱を生みかねないというのは理解できることでもあります。ワクチン数に見合った電話回線数の最大値は幾つか?
 お伝えしたように、5月10日から再開する受付は5月16日までに入荷する約9,000人分が対象ですので、パニック状態にはならないことを祈るだけです。
 県南のある市では、電話回線自体に不備が生じて受付不能になったそうで、新聞記事にもなっていました。市民の怒りは相当なものだったことが想像出来ます。それだけはならないよう執行部の対応をしてもらいたいですね。

 とにかく、ワクチンは世界各国で争奪戦状態となっており、それを国一つとってみても都道府県別、市町村別に配給への思惑がぶつかり合い、最終的に国民個々の想いで我先にという、いわゆる全段階で争奪戦の状況となっているわけです。一日でも早く接種したいという思いはわかりますが、公平平等という観点からは何がベストな計画であるかは誰にもわからないと言うのが真実ではないかと感じます。今の実態は、争奪戦が各市町で加速するであろうと推測されることが案じられます。
 戦後生まれにはわかりませんが、終戦直後の食糧配給時、日本国民はどんな思いだったのでしょうか。

 埼玉県に発出された「まん延防止措置」はさいたま市と川口市が対象でしたが、今朝、さらに13市が追加されることになりました。東京に近い県南の街が主体ですので、さいたま市以北の街はその範囲に含まれてはいません。 ただ、3度目の緊急事態宣言が東京に発出されることになりましたが、状況次第では神奈川、千葉、そして埼玉でもその可能性がないとは言い切れませんので冒頭申し上げた通り、3密忌避の自粛意識は変わらずに持ち続けたいものです。しかし、GWを前にして観光業、飲食業の経営に影響があるのは間違いありません。この点は他人事ではないという思いがしてなりません。

No.3404 今日の議会でのワクチン情報

2021.04.16

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 桜が去ったというのに花冷えはかなりのものがあります。今日から早朝ウォークを再開しましたが、手袋無しだと少々辛いものがありました。もっとも、私は市議選と県議選の計5回はすべて4月でしたが、朝の駅立ちや辻立ちでの爪先の凍てつく感覚を忘れません。昼夜の気温差が大きい4月ですが、新緑と草花の開花といった情景は目を楽しませてもくれます。我が家の小庭では、コデマリ、つつじ、タイツリ草、スノーフレーク、十二単、アザレア、といった草木が競うように開花中です。明日にもなんじゃもんじゃの木が白い綿帽子を被りそうな気配です。ただ、明日はまた雨模様のようです。こうして徐々に初夏に向かうのが例年の繰り返しですね。

 今日は、議会全員協議会がありました。最初にお伝えしておきたいこととして、この全員協議会というのは、文字通り理解して議員全員でブレインストーミング的にフリーミーティンブする会と思われているようですが、事実は、執行部側が議会に連絡報告したいことがある時に開催されることがほとんどで、議員は内容によって若干の質疑が出来るというものです。日程とお題目は2週間くらい前に連絡があります。
 今日は、議題は5項目。そのうちの3項目について要旨をお示しいたいと思います。
(1)一般廃棄物最終処分場の今後の運用
 当地の利用は、残余量測量の結果から令和6年11月まで現行の埋め立てが可能であり、搬入終了時期を令和7年3月末とするというものです。
(2)低所得の子育て世帯に対する生活支援特別給付金
 児童1人あたり5万円で対象者は703人。
 令和3年4月分の児童扶養手当受給者は申請不要で、この申請不要の対象者向けに厚労省の指導により5月14日までに支給したいとのことで4月12日に専決処分したということです。3515万円は全額国庫負担で実施される福祉事業ですから専決処理は妥当だと思います。

 さて、次のワクチン接種計画が今日の主題で、質疑も許されるものでした。のべ8人の議員から質疑もありました。先の電話受付で混乱したことから議員の関心も高かったこともありますが、いつものことながら、人それぞれだなということをつくづく感じる今日の質疑でした。
 私の感覚では、誰もが経験していない初めての、未曽有の、世界的なコロナ禍においてワクチンが思うように供給されないという状況を頭においての質疑であってしかるべきと思うのですが、事実はさにあらず。執行部担当者の人格否定にも近い厳しい質疑をする議員がいることにいささかうんざりした次第です。私が担当者であったら言われるままではいないと思う程、カサにかかっての物言いは聞いてるだけで疲れます。

 結局、結果論に対して攻めて、責めているわけで、計画を聴かされた段階で議会としても、また個々の議員にしても適切な意見提言を出来なかったということも言えることだし、それ自体が難しい状況だったと理解すれば、執行部とて万全な計画を立てられる状況ではないということです。後出しジャンケン的に責め立てる光景は、武士の情けといった精神が皆無でした。
 確かに、執行部側が適切的確な情報を提供しているかといえば、そうではないと感じる面もあります。それでも議会対応が最優先されるべきとは思えない迷走状態にあり、変更や新情報が入り乱れ、すべてが不確定とも言える状況にあって、議会のプライドや上から目線的感覚は無用だと思うのです。

 前置きが長くなり申し訳ありません。本題に戻りましょう。
◆案内発送と予約受付の関係を順を追って箇条書きにしますと・・・
①5月15日までに幸手市に割り当てられるワクチンの想定量はすでに受け付けた分も含めて約9,000人分で、その後は未定です。
②3月30日に郵送した75歳以上の数が9,123通。したがって、接種しない方を想定した場合、75歳以上の希望者全員をカバー出来ることになります。
③その予約受付が既報の5月10日からで、次の70歳から74歳の市民への通知を5月中旬に予定しているので、概ね混乱することはないというのが執行部の計画のようです。
④65歳から69歳への案内は5月下旬を予定
⑤64歳以下の方へは6月に入って順次発送。
肝心なのは、ワクチン入荷の情報次第で計画は都度変更されることになるということです。
◆コールセンターの電話回線は5本から7本にするということです。もっと多くという議員もいましたが、多くすればするで混乱に拍車がかかることも有り得るわけです。ひとまず箇条書き内容をご理解いただき、先を争うことなく慌てず騒がずで電話するようにしていただければと思います。

◆市民説明会は2回増加され計4回になりました。
①4月22日北公民館・・・・・午前10時及び午後2時の2回
②4月24日ウェルス幸手・・・午前10時及び午後2時の2回

 といったところが主ですが、バイデン大統領との会談で渡米している菅総理が、ファイザー社のCEOと対談の予定があるそうです。フランスでは1回目の接種者を増やす目的で2回目との間隔を3週間から6週間にすることを国として決めたといいます。このように、国家レベル、首脳レベルでワクチンに関わる交渉や思考錯誤をしていることを認識いただければと思います。

No.3403 ワクチン供給の実情

2021.04.15

 今、国民の間で最も大きな関心事がワクチン接種だというのは間違いないところでしょう。私もここしばらくは無かったほどの問い合わせをいただく現状です。ただ、その中に予約の電話をしてもつながらないのはけしからん!として市長批判につなげる面も若干ですがあるようで考えさせられるところです。もともと、木村市長を応援していない方であれば、印象操作的にそういった声を吹聴することもあるかと思いますが、そうでない場合は、現状を今少し把握及び理解いただきたいと感じる次第です。
ファイル 1322-1.jpg 私はこの件について地方の政治批判は的外れだと思っています。行政は何をおいても批判は甘んじて受けなければなりませんが、地球全体が相手のワクチン供給に原点があることですし、しかも供給量が少ないわけです。たとえば、幸手市で言えば8,700人の75歳以上に対して485人分の予約分しか入荷予定がなかったことによる電話混乱でした。これは幸手市に限ったことではありません。国は当初65歳以上を最初の案内郵送対象としていたのですから、これを守っていたら更に混乱したことでしょう。
 今後の予定が本日の読売朝刊に掲載されていましたので、添付しましたのでご確認いただきたいのですが、まだまだ人口カバーには程遠いのが実態です。
ファイル 1322-2.jpg 受付電話回線を増やせないのか!という声もありますが、先着順という方式からは、小量分の予約受付で回線数を増やしても、混乱が増すだけという考えも成り立ちます。今の5本回線が妥当かどうかはわかりませんが、とりあえずもう少し増やすことを考えてみてはどうかという提案は既にしたところですが、20本も30本も増やせるものではないでしょう。
 幸手市での感染者数が、クラスターはみられないものの日々増加傾向にあるので、市民の皆さんの焦燥感が早くワクチンを接種したいのに何やってんだ!という感情につながっているものと思います。かけてもかけても電話がつながらないという事情にも感情が高ぶることもあるでしょう。
 しかし、ここは冷静に待つしかないと思いますがいかがでしょうか。

 今、テレビではフランスでワクチン接種の1回目と2回目の間隔を3週間から6週間に延長したというニュースがながれています。理由は、とにかく多くの国民が1回目のワクチンを接種することが必要だとの判断からだそうで、これによりワクチン効果が低減するかしないかは二の次ということでしょう。
国家レベルで計画の見直しを必要とするほどワクチン供給がままならない現実が理解できます。
 先の政治責任という点に言及するとすれば、私は半年以上前から感じていることを申し上げますが、科学立国日本で何故ワクチンが出来ないのか! 投資資金が膨大だというのは、多くの専門家が指摘していますが、これほど緊急事態が繰り返されるとなると、go-to・eatの経済回復キャンペーン資金をワクチン開発に回していたらどうだったのか。卵か先かニワトリが先かのたられば思考は避けたいとは思いますが、それでも数十億~数百億の補助金が武田、塩野義、アンジェスといった企業に給付されているという話もあって、それらの経過報告が無いというのも問題だと感じています。
 中露がワクチン外交目的で、安易な承認によりワクチン流通を実現している現実に加え、今やインドワクチンまでが流通する状況になっています。日の丸ワクチンの完成がなぜ無いのか。このまま収束まで続いたならば、世界の信頼を損なうことは間違いないと思いますが・・・。

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