昨金曜日、東部消防組合議会臨時議会が開催されました。配布資料の中に86ページにわたる消防年報がありました。組合全体の財産と設備すべての署別配置や、消防救助と救急の出動数など。救急では搬送者の年齢別及び救急内容とその結果等々が具体的に示されています。
それらの中から、市民の関心が深いと思われる部分を抜粋してご紹介しますのでご覧いただければと思います。
3年前のことになりますが、幸手西消防署の存続問題がありました。西分署の廃止は、組合創立時の約束事として管理者間で合意されていたことですが、救急システムが無くなることは止めたいと選挙戦でも熱く語り、その実現のためには組合議会議員になることが必要と考え、それに手を挙げたわけです。
当初の思い通り救急体制が存続することになりましたのも市民の皆さんに温かく見守っていただいた結果です。まさに西救急ステーションとしての存続は、消防年報からも大きな意義があったことがわかります。
今は、救急サイレンの音を聞かない日はありませんが、広域組合の最大の利点である受信発信の発令設備の高度化が実現し、組合構成各署に配置された救急車が獅子奮迅の活躍をしています。消防行政は日夜勤務と訓練に励む署員・隊員との存在があればこそと実感しています。
実感とは・・・私自身、昨年2月はダイブに近い転倒で顔面を打ち、そして本年1月2日は尿管結石に痛めつけられ、不覚にも救急車を利用させていただきました。その時、救急隊員さんの対応処置の素早さ、丁寧さが今でも記憶に深く残っています。
記事一覧
No.3661 消防年報
No.3654 第8波の異様性
第8波コロナ感染が不気味な様相を見せています。確定的な要素が少なく、多くが推測でしか語れない実情なので感覚も人それぞれ。しかして、その実態はたとえば市職員の感染者も日々数人づつ増える状況にあることから、市中感染者もそれにともない増えているものと感じるわけです。なぜなら、感染理由の多くは家庭内感染というのですから、感染が判明するまでに複数の接触者がいると考えるのが普通です。
私は、どちらかというとのんびり型プラス思考タイプですが、周囲への迷惑という観点からは、立場上注意の上の注意を怠りなくという想いで日常生活にあたっています。ところが、さすがにウィルスで社会が動かなくなった状況や、更に増幅して世の中の在り方そのものが変わりつつあるように感じる面もあって、果たしてそれでいいのだろうかと、若干の寂しさを感じないではありません。
メディアが伝える最近の特徴として、亡くなる方が増えていることを取り上げますが、世界と比べると多いという状況ではありませんし、もとより、中国の例を出すまでもなく、多くの国でどこまで正確に事実を把握し、それを報道しているかは皆目わからないわけですから、日本の生真面目な数値確認及び報道は、逆に社会活動の妨げになっているようにも感じます。それそのものが日本らしいと思えばそれで終わりなのですが・・・。
たまたま昨日、ワイドショーを見ましたが、3年前とはかなり異なるコメンテーターたちにより、病院が逼迫状態だのなんだと不安を煽る内容に徹していたように思います。良くも悪くもメディアの存在は・・・いや、良くないとしか思えない現代メディア。山上容疑者報道でも、彼の行動を礼賛する人が多いといったことを、あえて伝える必要があるかと思いますが、こうした報道もある種のプロパガンダなのだろうと感じます。
まったく話は変わりますが、あまり人に話したことはありませんが、カラオケでは演歌を歌う私ですが、実は中学生時代から洋楽ポップス&ロックに染まり、英リバプールサウンドや米ウェストコーストサウンドに染まった世代の一人です。糸井五郎さん、福田一郎さん、そして近くでは小林克也さんなどなど・・・よく聴きました。
10日に世界3大ギタリストの一人と称されたジェフ・ベックさんが亡くなりました。78歳、まだ若い。エリック・クラプトンやジミー・ペイジとは音楽性を違える歌わないギタリストとして魅了したミュージシャンでした。
ベックよ永遠に!合掌
No.3639 緊急消防援助隊関東合同訓練
昨29日、午後1時~5時まで掲題の防災訓練が、カスリン台風で利根川が決壊した利根川堤防上で行われました。今ではスーパー堤防が完成しており、施設屋上から見る光景は壮大かつのどかなものがありますが、昭和22年のカスリン台風を思い起こす地として記念碑などが残されています。
訓練は、想像していた以上に大掛かりなもので、見慣れたジェットヘリによる救助訓練もあらためて危険な中での活動だと理解しましたが、それ以外のものも、息をのむほど真剣な訓練でした。関東ブロック全域が参加するということで、群馬、栃木、茨城などからも相応の体制を整えての参加が見られました。栃木の芳賀、茨城の常総といった消防局など遠方からの参加や、群馬などは多くの自治体消防が来ていました。消防車が約40台、救急車が20台近くは広範囲に手配され、隊員の皆さんの動きについついこちらの眼差しも点になるといった感じでした。
訓練の詳細は写真にある通りですが、数日前から準備にかかっていたということで、マグニチュード8以上の地震において、地下道が崩落した際の訓練など、日頃、私たちが想定出来ない被害状況をセットしての訓練は、繰り返しになりますが目を見張るものがありました。
隊員さんたちの動きを見ていて思ったことは、共助の重要性は一般には不可能な作業の重さから理解できますが、それ以前の問題として自助、共助の重要性を一般市民が心の底から認識することが大切だということを改めて感じた次第です。
さて、今日は12月定例会開会日です。気合を入れて!?・・・・行ってきます!
No.3610 土嚢を歓迎
昨日のことになりますが、千塚西公園に土嚢400袋が納められました。
7月12日未明に降った大雨により13日早朝からの通勤時間帯の香日向中央通りは、タイヤ3分の1程度まで雨水につかる道路冠水が発生しました。7月下旬に開催した報告会で詳細を説明したところですが、これから学童パトロールという矢先に、住民の方からの通報で取って返して家に戻り、長靴を履いて西公園信号地点に出向きました。中央通りの中でも、この信号地点が最もひどい状況で、膝下まで水が上がり、長靴に入り込む状態でした。
7時半頃のことでしたが、現場を視認して、すぐに市民生活部長に連絡をし、その後の交通整理等々におわれる中、さほど長い時間ではありませんでしたが、小雨が強い雨に転じたらどうなるかなど落ち着かない時間が続きました。
信号前から南に向かう住宅約10件は車道から歩道に水があがり、宅地内に入り込むような勢いでしたので、駆け付けてくれた市民生活部長と危機管理防災課長に新たに土嚢の用意を要望提案しておきましたが、それが昨日納められました。
雨量によっては、宅地内浸水の件数はどこまで広がるか不明ですので、私の見た感じでは一軒あたり15袋から20袋あれば間に合うと思いますので、役所としては少々余裕を持った数を用意してくれたものと思います。
洪水時用途ということで、実際の時に使うもよし、あらかじめ事前にお宅に持ち込んで即対応可能状態にしておくもよしということです。今朝、早速確認に出向きましたら、ちょうど持ち帰るところの主婦がいらっしゃいました。軽いものではないので女性の作業としては大変だと思われますが、宅地内から家屋への浸水危機を一瞬でも感じられた住民のお気持ちは理解できるところです。
対象のお宅を確定しているわけではないので、どのお宅でも持ち帰ることは出来ます。足りないようであれば追加の考えはあるということですので、役所の対応にひとまず感謝する次第です。
香日向にはかなり前からコミセン駐車場内に土嚢の用意はありますが、これで東西地点に土嚢が準備されたことになります。
No.3601 新たな門出に!
我がブログもいよいよ3600号を超えました。私のブログをいつも楽しみにしていますと会うたびに励ましてくれたHWさんが黄泉に旅立たれて早8年近い月日が経ちました。その方からよく言われました。「3000回は必ず達成してくださいよ!」と。それを充たした段階で自然と4000という数字が次なる目標となった感がありますが、それほど意識しているというわけでもありません。やはり、要は内容だと思います。
枝久保さんは、常に国を俯瞰しているんですねとか、左派思想に強い反感をお持ちのようですねといった言葉をいただきます。政治信条・信念という点では学生時代からかたくなな面を持っていると自分でも思います。議員・政治家はそれでいいと思ってもいます。ところが、この世界に入って20年、信条が同じと考えていた方たちにも、当初とはまったく心が変わり、居場も移ってしまった人が少なくありません。それも、人は人なりでしかたのないことです。
また、義理も人情もというとどこぞの世界にもあることですが、政治の世界にもはっきりと存在しています。しかし、そうした人格にあらず恩義も失せる方が、これまた少なくありません。
また、地方議員と言えども、国策に深い関心を持ち、大きなテーマごとに自らの考えをしっかり示すことが肝要だとも思っています。徐々にステージを上げていく若き政治家が、保守思想家だと期待していたら立憲民主党に所属したといった例は全国にあります。小選挙区というのも理由の一つでしょうが、現時点の立憲はまさに共産党に相通じる左派リベラル政党ですから、若い時から応援してきた支援者にとっては裏切られたも同然ではないでしょうか。
一本気とか融通性が無いと言われようと、今更自分を変える必要があるとも思えず、人生共通した信念でこれからも邁進したいと考えています。それはまた、HWさんへの想いに応えることにつながるはずだと・・・。
No.3598 やっぱり出てしまった
酷暑が少し治まったと感じる今日の陽気。日中はまだ仕方がないとは思います、陽が落ちてからの陽気は晩夏を肌に感じます。
幾度か書いてきたことですが、夏入り前と異なり、コロナ感染の再拡大が現実のものとなっても、各種イベントではマスクだけは要求しているものの全席開放といった感じです。今晩の巨人戦は3階席まで満杯状態。コロナ対応に疲れた人々が押し寄せているといった感じなのでしょうか。マスクは飲食中ははずしていますし。後ろの席で飲食しながら歓声上げられたらと思うと行かぬが無難と思ってしまう自分がいます。
個人的には、まだこうした場に積極的に参加しようとは思わないという自己管理の思考です。
そうした中、日本の夏祭りの代表格の一つである阿波踊りで踊り連の踊り手がコロナ感染したとか。25人と発表されているが、今後の推移がどうなるかはしばらくわかりません。それが問題ですね。感染経路はあくまでも実態不明で確定できるすべはなく、阿波踊りイベントが感染の原点ということであるなら、イベントの規模からすればかなり広範囲な経路が新たに作られる可能性もあるでしょう。
昨日の全国感染者はこれまでの最高に。亡くなった方も相当数出ています。数値に動揺することなく自己管理の徹底しかないと思っているものの、その意識が薄い人の多さが今につながっているというのであればことは難しくなります。
17日に行われた議会運営委員会では9月議会の運営方法について議論されました。三密対策はこれまでと変わらず。
一般質問と傍聴に関して、委員長を除く6人の議員で最初に私が次のような意見を述べました。「一般質問については議員によって短い人もいると思うので6月議会で復活した45分はそのままとし、傍聴については職員にも感染者が出ている状況で、議会が市民に対する感染の原点になることがあってはならないという見解から3月以前の議会に戻って傍聴はご遠慮いただくのがいいのではないか」
その後、同じ意見の議員が多く、特に傍聴についてはネット中継もあることを市民に更に深く理解していただこうと言う意見も出ました。共産党議員が一般質問は議員の権利であり、傍聴は市民の権利であるとする、いつもの主張で他との相違を感じる結果だった。政府は行動制限をしていないから傍聴も通常通りでとも言っていたが、私がそれに対して政府が行動制限しないというのは、あくまでも経済活動に関わることを踏まえてのことと理解している。政治行動については、自治体単位で首長や議会が何らかの制限を設けることは特に問題はないと思うとの指摘をしました。
ただ、これは17日時点のことであり、18日以降の状況次第で25日に再度開催される議運で再検討することとなっています。なんとかピークアウトしてもらいたいものですね。