自転車による事故が多発し、死亡事故までが発生している状況はご承知の通りです。日本は生活インフラに関することすべての事象で、安全という観点から問題が起こると厳しい法改正に手を付ける国だと感じていますが、とくに交通インフラではその傾向が強いようです。それは、被害者の立場になってみれば理解できるわけですが、逆に加害者にならないために、もちろん、自らが安全であるためにはやむを得ない法改正だと考えるべきなのでしょう。
今月21日に幸手市交通安全大会が開催されました。園児や小学生たちの鼓笛隊の演奏に癒された後、幸手警察の署員さんによる自転車に関する新たな運転規制の説明があり、私自身知らなかったこともあるのでご紹介したいと思います。まずは添付の写真をクリックしてご覧ください。
自転車運転に関する5大規制が説明されましたが、実はこの他にも100を超える内容が網羅されているそうです。ヘルメットの義務化には皆さん対応されているでしょうか。通行中は車両扱いですから、車と同じように標識を守る必要があります。信号はもちろん一時停止もです。飲酒運転は厳しい罰則がもたらされます。
この5規制以外にも、イヤホン装着、傘さし運転、ドリンク持っての運転、右側通行等々、日頃見かけることの多い運転はすべて違反になります。
私が少しほっとしたこととして、70歳以上の人はすべての歩道を通行できるということです。通常、歩道を自転車が通行できる場合は標識で示されている場合に限ります。しかし、13歳未満の子どもや車道を通行するのが危険な身障者に加えて、70歳以上の高齢者もすべての歩道通行が可能なんだそうです。歩道通行に関しては他にも細かな条件がありますが、それは写真でご確認ください。印象としてヘルメット着用の義務化ばかりがクローズアップされている感じですが、実際は守るべきルールがかなり法制化されますので、意識付けしておかないと思わぬ違反摘発にあうので注意したいものです。