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No.3569 明日から6月定例会

2022.05.31

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 早いもので明日から6月です。老いるスピードは年々速まり、あっという間に時を駆け過ぎていきます。とは言いつつ、コロナ禍3年を考えると、この時期を中高はもちろん、大学生時代を過ごした若者たちにとって、どれ程の充実感を味わっただろうかと感じる3年ではないでしょうか。人生に与えた影響は小さく無いだろうなあということを考えさせられます。

 さて、明日の月替わりから6月定例会が始まります。毎回のように国の実情に合わせる条例改正があり、国庫支出金を受けることでの補正予算案など全6議案が提案されています。
 一般質問、議案質疑、各常任委員会等も通常通りで、今定例会は6月22日までの22日間となっています。
 一般質問は本来の発言時間45分に戻ります。私は6番目で6月3日の2日目トップバッターになるかなと思われます。いつもは最後の方の出番で最終日の登壇が常でしたが、自分自身に新鮮さと気分転換を与える意図から、たまには早い登壇をとあえて望んだ次第です。質問項目は添付した通りの内容です。なお、一般質問は2日、3日、土日を挟んで6日の月曜日までの3日間で行われます。

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No.3539 明日の議会

2022.02.23

 世界の目がウクライナに注がれている。身勝手な独立承認で国連の緊急会議が招集され、グテイレス事務総長もさすがにロシアを非難した。しかし、5つの常任理事国のうち二つが非民主主義覇権全体主義国の中露だというのでは、何も決められない国連の実態を感じるだけである。ロシアは着々と侵攻の設定作りを整えている。なんとも狡猾なプーチンではないかと思う。

 さて、幸手市議会は明日一般質問の最終日で、私をトップバッターに、木村議員、武藤議員で今議会の一般質問は終了です。傍聴ご遠慮いただいている関係で、後席の寂しさは否めませんがネット傍聴は可能です。10時から開会ですのでよろしければということでお願いしておきます。

No.3535 明日議会初日

2022.02.17

 この2日間、春めいてきたぞと感じたのにまた今朝は! なぜ今冬はここまで寒いのでしょうか。地球温暖化の現実を疑うほどです。このところの数年は雪も少なく、スキー場の廃業が相次ぐ状況でしたが、新聞のスキー場積雪情報を見ると3m前後のスキーリゾートが少なくありません。北陸から山陰の雪景色映像を見るほどに当地では暮らし向きも大変なことだろうと思います。

 いよいよ明日から3月定例会が始まります。159億4千万円の新年度予算審議が中心の議会です。初日は議案説明、その後一般質問3日間を経て、議案質疑、委員会付託議案質疑といった流れで進んでいき、3月18日の最終日に採決となります。
 こうした形で予算審議をすることは大切ですし、例年、4回行われる定例会の中でも3月議会は執行部も議会議員側も最も緊張する議会と言えます。ただ、予算に関わるという点では同じことなのですが、人口減少問題を起点にすると、すべての施策がそこに絡むことになると考えるべきです。そうした観点から思いを巡らすと、今の地方自治体は予算がいくらあっても足りないと言っても間違いではないくらい、喫緊及び当面の課題が多岐に渡ります。
 例えば、街づくりに直結する土木建築関連の大事業として(県事業も含む)次のようなものがあります。
■幸手駅西口区画整理事業の進捗
■権現堂第二公園整備事業
■惣新田幸手バイパス整備事業
■産業団地増強整備事業の具体化と既販売造成地の早期建設工事の具体化
■新庁舎建設計画の具体化
これらの事業は、義務的経費といった範疇に入らないことと、巨額を伴う事業なので、国や県の補助金があるからといってすぐにというわけにはいきません。さりとて予算が厳しいからといっていつまでも後回しにも出来ません。執行部にとって悩ましいことこの上ない課題なのです。早期にクリアして幸手市変貌を実現するために知恵の絞りどころです。
ファイル 1456-1.jpg 写真は1月に撮影したものですが、幸手市惣新田地区の江戸川右岸堤防工事の様子です。国家事業として進められているわけですが、これも始まってから相当の年月が経過しています。実に気の長い事業ですがどれもが国民の命を守る事業であり、街の未来を構築する事業です。

No.3530 3月定例会一般質問

2022.02.08

 2月18日を初日としていよいよ3月定例会が開かれます。
 3月議会は新年度予算の審議が中心となりますが、オミクロン株のまん延によるコロナ対策に関心が集まりそうです。私は、コロナ対策は国と県が思慮決定した対策に大きく関わり、一自治体としてはどうすることもできない面が多々あるので、あまりせっついたり、追及したりといった質疑感覚のものは出来るものではないというのが基本的考えです。しかしながら、質問する議員は結構いるでしょうし、実際、毎回そういう質問があるので、ひとまず私はそれのやり取りを参考にし、わからない点があれば後で確認することにしています。ということで、時間も30分と少なくなっていることから、新年度行政への関心点に集中したいと考え、以下の質問を本日通告する予定です。ちなみに、本日8日12時が質問通告の締め切りです。

1.組織と人事の今後と人財育成について
2.命の根源に関わる水道の民営化について
3.公共施設の安心安全度や快適性が人口問題に与える影響について

 以上ですが、答弁時間を含まない議員発言30分ですので、各10分の割り振りで質問構成を作ることになります。けっこうこれが大変で、国会議員のように政策秘書が原案を作成するといったことはないので気合が入る作業なんです。
 県議時代は、その為に他県の街に出向いて実地調査確認をしたりもしましたが、今はそこまでのことはなく、あっても近隣の実態を見聞きするのがせいぜいです。今回の質問はとくに思惑があって選択したものです。
 一般質問は21、22、24の3日間行われます。
 3月定例会はコロナ感染防止支援対策として傍聴はご遠慮いただくことになりましたので、ライブもしくは録画でのご視聴をお願いいたします。

No.3508 宣誓書議案に修正案

2021.12.15

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 №3505でお知らせした件に以下のような動きがありました。
 幸手市議会12月定例会議案第77号は、職員の採用時に書面をもって提出する宣誓書への署名押印を無用とする条例改正です。それについて、9日に行われた本議会での議案質疑でこの案件について質疑をしたのは私だけでした。
 お伝えしたように、民間で20年人事を担当した私としては、宣誓書の文言様式からしても民間で言うところの誓約書以上の意味を持つ宣誓書に押印のみならず署名まで無くしていいのだろうかという疑問が拭えませんでした。中途採用でも心新たにという意義があるでしょうし、基本的には学生から社会人になる節目の時の決意を自らの署名によって相手に示し、自らを鼓舞するという目的や意義があるのではないかと思う次第です。
 国の指導も署名まで無くす対象には含んでいないということのようで、他の街では、私の考え方に通じた内容に議案を修正した自治体もあるというのです。
 13日に行われた総務常任委員会に付託されたこの改正案に、数人の議員が質疑する中、署名だけは残すという修正案を議会提案してはどうかということになり、修正案を取り纏めた後の翌15日に再度委員会を開催し、全会一致で可決されました。私は総務委員会のメンバーではないので、本議会で質疑通告したわけですが、会派同僚の木村、坂本両議員もこの条例改正に対する疑問から委員会で質疑してくれたそうです。
 私は9日の質疑の最後に、すべからく国に右へならいではなく、内容によっては幸手としての独自性やアイデンティティーを打ち出しても良いのではないかと市長に質しましたが、市長も今後はそのような姿勢で臨むと答弁されたところでしたが、早くも当該案件で議会側からそうした結果が生まれることとなった次第です。
 いきさつがどうあれ、公務員として採用される際のたった一度の宣誓書の氏名がパソコン文字にならずに良かったと思います。本人が自署するということがどれほどの意味を持つかということについては人それぞれの考え方があるとは思いますが、ハンコは無くともサインは残そう!という単純明快さでの一件落着となりそうです。というのは、まだ委員会での可決段階であって、21日の最終日本会議で可決されるかどうかです。ただ、10人構成の委員会で全会一致したわけですから本議会でも可決は問題ないものと思われます。

No.3507 差別と好き嫌いは別 

2021.12.15

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 差別を声高に批判する人に差別を助長する言動が少なくない世の中。この前号の内容に多数の反応をいただきました。組織も個人も、それぞれが生きていく上で信念を隠して世の趨勢に合わせる社会構造。その都度、協調や寛容という言葉が都合よく飛び交うことが許されるご都合主義の社会。そして、気が付いたらジェンダーという言葉が慣用語になりつつある。日本語で絶対的な言葉が見つからない感じですが、いろいろ調べると男女の性差ということになるらしい。
 今日のNHK朝いちでは、職業別に男女比率がどうなっているかなど性差関連の内容を取り上げていました。思うに、女性の社会進出というテーマに限るならば、慣例的なものや印象的なものがあるにせよ、ダメだというものはごくごく限られています。例えば、高校野球全国大会のベンチ入り、大相撲の土俵に上がることなど伝統的なものを除くと、女性進出を阻むものがそうそうあるわけではありません。そもそも、女性の社会進出と前述の2例は同等に論じられるものではないでしょう。要するに性差に関係なく、どの職業世界を希望するか否か、その意思があるか否かが問われるのだろうと思います。
 そうした社会動向は、ジェンダーが慣用語化するかなり前から変化していたことだと理解しています。
 女性の役職者や経営者が少ないというのも、たまたま全体比率の中で出世する率が関わることであって、女性では能力が劣るといった男高女低の思考は体力的なものを除けば現世から消滅しつつあると思います。「いにしえの男尊女卑」を否定するものではありませんが、この50年で世の中は様変わりしたと感じています。女性起業家、老舗の後継者等々、上げたらキリがないほど立派な女性がたくさんいます。
 政治に関わる人は男女の別なく多くは高身を目指しますが、行政職となると高い立場を望まない傾向があると言います。それはわかりやすく言えば、地方議会では課長になると委員会答弁を求められます。部長になると本議会答弁となります。国政では厳しい野党のヒヤリング攻勢に深夜まで対処することもあります。モリトモ問題での自殺者もそれが原因だとの話も出ています。求めに応じて資料作成もしなければなりません。
 幸手市議会はそんなことはありませんが、県議会も国会も議員には平身低頭の姿が普通です。私の経験上も議員様様先生でした。私は議員は先生ではないと言いつづけていますが先生だとばかりに胸を張る議員もいるのです。
 余談が過ぎましたが、そういうことで上級職になりたがらない女性が多いという現実があり、男性にも少なからずいるというのですから世の中変わったものです。

 
 男女に限らず森羅万象に対して、人は好き嫌いという感情を持つ生き物であり、それが無い人はいないでしょう。それを口にする程度にもよりますが、それを差別だという風潮があることがいささか差別理論の行き過ぎかなと感じる昨今です。
 また、ジェンダーフリーをいいことに女装をしてトイレや風呂に入り、盗撮や接触の類の犯罪が増えています。それどころか、ある自治体ではカミングアウトを宣言した元男性?が女性トイレを利用していいかどうかで揉めた事実もあります。裁判沙汰にあるようで、まさに世の中変わったなあということですね。実は、ジェンダー理論に納得しない女性もかなりいるようで、声を上げないだけという話もよく耳にします。
 女性が入ると会議が長くなると発言した途端、それ行けとばかりに東京五輪組織委員長の森喜朗氏批判が高まり、時を置かずして辞任に至りました。言葉だけ考えると、差別ではなく森さんの個人的考えと感じていたら、メディアの猛攻撃は一大事件の扱いになってしまいました。おそらく「だから女性はいない方がいい」という思考が奥底にある発言と見なされたのかもしれません。しかし、あの時の一部メディによる政権批判に結び付ける偏向報道ぶりはかなりのものでした。今でもそうしたメディア自体が発する差別報道は止むことがありませんが、日頃、差別を声高に叫ぶ人たちがそうしたメディアを批判することはほとんどないのです。

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