記事一覧

No.3678 委員会速報!

2023.03.02

 今日は太陽の恵み少なく、気温差が10度も違う寒い一日でした。風も強いとやはり肌身にこたえます。なんと言っても、コロナ、インフル、風邪、花粉症など私たちの身体に異変をもたらすものが巷に溢れていると思うと、春めいて来たからといって油断は出来ません。

 今日から委員会が始まりました。市長提出議案を関連議案別に文教、総務、建経の各委員会に付託して質疑・討論・採決をするのが委員会です。それぞれ2日間の予定で行われますが、今日は文教初日。
 予想はしていましたが「天神の湯」の6月末を持って廃止する条例に議員(委員)の質疑が集中するところとなりました。多岐にわたる質疑の詳細をここで紹介するのは不可能ですが、結果は次の通りの賛否結果です。(敬称略、カッコ内は会派名)
 宮杉委員は本議会では議長の職にありますが、委員会では他の議員と同様に質疑、採決に加わる一委員の立場となります。
また、15人の議員が二つの委員会に所属することで、各委員会は委員長1人を含む10人構成となっています。

【賛成】藤沼(自民) 坂本(自民) 枝久保(自民) 小林英(新政)

【反対】大平(共産) 小林啓(公明)  四本(公明)  宮杉(新政)
小河原(新緑)

 ということで5対4の賛否結果でした。
 これにより、市長提案条例で議会に提出された同施設の廃止はまかりならん!という結果になったのです。委員会の結果は、本議会最終日に委員長から報告され、あらためて議員全員による採決を諮ることになります。
 はたして、風呂は福祉の本質なのか! いや、その範疇で考えたとしても、あくまでも付加サービスでしかない! 貧困自治体とも言うべき幸手市の財政現況は、年間2千万円程度の税金をまさに湯水が流れるが如く無駄にできる実態にはない。再開コストが3千万円もかかり、しかもその後のメンテナンスは、水回りの設備だけに2K・・・つまり困難かつ高額になるのは目に見えており、再び閉館の可能性も有り得る。しかも、2年前には風呂階下の1階キッズルームなどへの水漏れがあり、応急修繕をしたことがあると、始めて知るような答弁もありました。
 私は強い思いで、この条例案に対して質疑・採決に臨みました。もちろん、当委員会の委員ではない木村議員をのぞく、3名の会派議員の思いは同じでした。坂本議員は廃止条例案に賛成討論をしたほどです。
 残念な採決結果ではありましたが、それはそれとして明日の委員会に臨みます。

No.3670-3 辞職勧告続続編

2023.02.19

 少々起床が遅くなり、パソコンを開いたら辞職勧告の件で質問が来てましたので続続編をかくこととなりました。

 採決は、通常は起立方式です。ところが投票(記名か無記名どちらか)の声が二人以上から上がると議長はそれを取り上げます。そして記名方式か無記名方式かを決める場面となりますが、そこも賛否採決になり投票方式で決めます。
 議長と勧告を受けている当人(議場退室)は投票できません。したがって13人の議員が無記名投票することになります。
 投票には賛成反対を書くことになりますが、何も書かずに投票する白票投票とか退室して投票そのものをしないという対応もあります。白票は反対扱い、退室退席は無効となります。

 たとえば、退席が一人いて、賛否が6対6の同数になった場合は、議長の判断が最後の決断に影響を持つことになります。なかなかそういったことにはならないのが普通で、私の経験ではこれまでに一度あったか無いかです。
 そういったことは地方自治法に則って議会運営ルールとなっているとご理解いただければよろしいかと思います。
 これを書いている途中で、懇意にしている他の街の議員から「4月に市議選があるっていうのに、その最後のところで、辞職勧告ってどういう議会なの?こういうことやってると常に怨念が議会に残って街のことが脇に置かれると市民が感じ、議会に期待する気持ちが薄くなると考えないのかねー。手柄取りやパフォーマンスが議員の本分じゃないよね」と・・・黙って聞くしかありません。私以上に怒ってました。
 まさにそういうことを懸念する場面が時折仕掛けられる幸手市議会を実感しています。辞職勧告に賛成した議員の思いはいかに?
 

 今考えると、このアベノマスク廃棄及び無償排出を国が発表した時、市もしくは議会から街に役立てることが出来ないかという発想があったら、真の意味で防災時はもちろん、児童生徒の給食時など学校生活にも生かせることが出来たのではないかと感じる次第です。
 アベノマスクを安倍元総理の批判材料にする野党やメディアの追及が激しく、このマスクを使用することすらおかしいといった雰囲気がありました。単純に食品ロスのように無駄を回避する思考があれば、建設的に市民益を考え付いただろうと悔やまれてなりません。

No.3670-2 前号続編

2023.02.19

 前号末尾で、私が寂しく情けないと書いた理由は、一言で言えば、なんで足の引っ張り合いをしているんですか! 人口が5万人を切った状況なのだからもっと先を見据えた活動をするべきではないのか!といった市民の声が届けられているにも関わらず、今回の問題が発生したからです。
 市民の感じてらっしゃる通りだと思うからこそ寂しくもあり、悲しくもありということなのであります。その市民の声を添付しますので是非お読みになってください。
ファイル 1599-1.jpg これは今月の15日に藤沼議員と二人である区長さんを訪ねた際のものです。玄関の扉があき、こちらが訪問の挨拶と主旨を説明し始めたらいきなり初めからお怒りモードで口を挟む間もなくお聞きした内容です。怒りからか同じ言葉の繰り返しもありますので、整理した内容ですが、ご本人がしっかり議会に伝えてくださいとおっしゃたので、決議案の反対討論に引用させていただきました。採決結果には結びつかなかったのは残念です。既に可決へのシナリオは出来ていたということでしょうか。

 議員が議員により辞職勧告を突き付けられる場合、その理由としては、公選法違反、経歴詐称、酒気帯び・飲酒運転、市役所職員に対するハラスメント、収賄等利権癒着といった、およそ民法・刑法等法律違反行為といった重罪が対象です。もしも、軽微な過ちを指摘するのであれば、議長による厳重注意とか問責決議案といった方法もあるのです。そう考えると、今回のことが辞職という厳罰に値するかどうかは大いに疑問です。前号のアラマシをお読みいただければ容易に理解いただけるものと思います。

 メディアもメディアです。ある新聞の昨18日の朝刊では、無償配布とか物品供与という表現があります。無償も何も、国が廃棄予定を発表し、必要なら申し込めば無償で届けるといった、そのマスクを地域を代表して申請し、区長さんが引き取りに行った。元々が無償なのです。有償で配布・・つまり区長さんから代金を貰ったとしたらそれこそとんでもないことになる話です。
 それに、木村議員が戸別に配布したわけでもないのです。ただ、代表の区長さんが届けられなかった区長さんには木村さんが届けた。そこは軽率だったと本人も議会で陳謝しています。しかし、区長さんから相談を受けたことが発端の善意の対応と思えるところもあるのです。
 それよりも、どんな事情があるにせよ、議会で問題になった以上しっかりと経緯を説明して、依頼により一部の区長には届けたことを言えばよかったのです。

 
 この問題は、公選法違反を指摘する形で10カ月前に発生したわけですが、公選法には当たらないとわかった時点で本来終わってる話です。しかしそれがそうはならず木村議員の首取り行為は、逆に市民の名前をさらすことになり、当該市民はことのほか立腹されたのです。市民の名前が表面化してはいけないという思考が木村議員の心理に強く働いた結果、数人の区長さんに自らが届けたにもかかわらず一切関知していないという主張を数回した。確かに嘘は良いことではありませんが、嘘にもいろいろな嘘がありますからね。
 ここに至るまでの間で、最も重い辞職勧告が最初からありきだったとしたら、SNSに荷札の写真が掲載されたことからの流れを考えると、狙われていたという見方も出来るのかなと、ふと感じた次第です。

 採決は起立ではなく投票、しかも議員の無記名投票でお願いしますという提案の声に、自民会派が「名前を隠す形で採決するのはおかしい。一人の議員を辞めさせるか否かの賛否は重い。議員としての責任を示す意味において名前を明らかにするのは当然ではないのか」という指摘は、無記名投票に賛成が9名で届きませんでした。
 結果は賛成が9名、反対4名、白紙1名で可決となりました。決議案提出提案議員が前号でご覧になった通り5名いますので他に4名が賛成に加わったことになります。反対は自民会派の木村議員を除く3名に1名が加わりました。
 つまり8名は名前がはっきりしていますが、賛成3.反対1、白票1の計5名は名前がはっきりしていません。それが誰かはだいたい推測できるのですが、確定していない物を明示すると、今度は私が辞職勧告を受けるかもしれません・・・ということにさせてください。
 名前を伏せたい何かがあったということなのでしょう。

 以上が「幸手市議会は何やってんだ!」と、またまた近隣の議員さんに言われそうな顛末でお恥ずかしい限りです。
 何かご不明な点がありましたらご連絡ください。今、4時47分です。書き出しから4時間経過しました。日がのびたとはいえまだ夜は明けず深々としています。そろそろこの辺で・・・おやすみなさい。

No.3670 辞職勧告決議案

2023.02.18

 残念ではありますが、幸手市議会の実態がうかがわれる一件が定例会初日にありました。実態とは、議会・議員は一体何をグダグダとやっているのかという市民の怒りからわかるのです。

 昨日、執行部の議案説明が終了した後、辞職勧告決議案が出されている旨、議長から報告がなされたのです。
ファイル 1598-1.jpg 数日前の議運で提示されていた話なので事前にわかってはいましたが、この辞職勧告は普通で考えても妥当ではないと感じていました。提出者側に良識という観点での心変わりはなかったのが残念・・・出だしの残念とは、そういう意味でのことですが、市民の議会に向けた怒りを直接受けた身として、それを意に介さない議会の実態もいかがなものかという意味を含んでもいます。

 事は、❶木村議員が地域の区長さんから「アベノマスクを国が廃棄する予定だが、その前に希望者には配布すると言ってるが、ただ捨てるのはもったいないからどうにかならないか」と相談を受けたことから始まった話です。 相談を受ければそれに応えるのは議員として当然のこと。❷木村議員は厚労省に連絡をして、所定の申請手続きをしたものです。❸マスクが届いた時点で区長さんに連絡を入れ、その区長さんが地域内の各区長さんに届けたそうで、届き切らなかった区長さん宅に木村議員が届けることになった。
 この点では木村議員が配布をした事実は確かにあります。だからといって、それが物品供与という公選法にあたるかということです。
 それからがとても異様な流れになったのです。❹その荷物の届け先が木村議員の名前になっていたタッグラベルの写真がSNSに掲載されたのです。いったい誰がこの善意の行為を醜いもののように撮影し、ネットにのせたのでしょうか。❺それを数社の新聞社がまるで公選法違反のように報道したのです。しかし、それに関して警察が木村議員に対して事情聴取など動いたということは一切ありません。
 ➏議会でこれを問題にしたのが共産党でした。木村議員に説明責任を求める動きとなり、同議員を中心に数人の議員が区長さん宅に出向き事情を聴くということが繰り返されたのです。これは区長さんから直接確認出来た話で、しっかり伝えてくださいと要望されたこともあり、私は反対討論でしっかり語らせてもらいました。

 こうして、この議会の実態を伝えるブログを書いている自分がなんとも寂しく、情けない気持ちになってきます。しかし、事実を伝えるのも議員の責務ですから・・・。
 少し休みをいただいて次号にまた。

No.3669 さあ、定例会初日です!

2023.02.17

アイコン

 いよいよ定例会が始まります。初日の今日は市長執行部提出の議案説明が中心となりますが、新年度予算の説明が主体となります。既に議案書の提示は受けておりますので、ひとまず目を通しましたが、大きなところでは、新庁舎建設構想策定に約1,500万円、杉戸幸手栗橋線設計業務に1,800万円、雨水流域貯留施設整備に約9,170万円、大中落流域整備に約6,600万円、公民館の施設更新工事に約1,030万円といったところが予算規模の大きい新規事業として組み込まれています。
 皆さんにも関心の高いものがあるのではないでしょうか。
 任期最後の直前議会でもありますので、気合を入れてまいります。いや、いつも気合は入れて臨んでいるつもりですが、それでは!

No.3667 任期最後の一般質問

2023.02.13

アイコン

 昨日は降雪後の暖かい陽気で過ごし易かった1日でしたが、本格的な春を迎える前の恒例の?グズル天気が今日から明日にかけてまたということで、もう少しの辛抱ですね。
 
 土曜日には、スマホ依存症についてそのカウンセリングの国内第一人者と言われている久里浜クリニック名誉院長の樋口進先生のセミナーに出かけました。これについては、機会があればお伝えしたいと思いますが、教育現場の問題にもなっているスマホ事情については、次回定例会の一般質問でまたまた取り上げています。
 いくつかのテーマについては、これまで複数回にわたり意図して質問を繰り返していますが、教育問題については12回目になります。16回中12回ということで、まさに教育は街の未来を司どるという意味において重い行政課題と考えているものです。
 さて、そういうわけで、2月17日に開会し、20、21、22と一般質問が続き、その後の議案質疑や委員会質疑への流れは、最終日の3月20日まで令和5年度の予算に関わるということで、いつも以上に気が抜けません。
 今議会で私が8日の期限直前に通告した一般質問は次の通りです。
1.カーボンニュートラルについて
 2021年12月議会で太陽光発電の学校屋上や企業工場の屋根への設置を提案しましたが、その後の経緯について伺います。
2.幸手市強靭化防災対策について
 この3年半で進捗した内容の詳細について伺います。
3.人口減少防止対策と予算の健全な構築について
(1)この3年半の流入と流出の数値について伺います。
(2)防止対策は広範囲に及ぶが、財政状況に配慮した予算措置という観点から活路を見いだせる先進的な対策をどのように構築されているか伺います。
4.教育問題について
(1)ネット社会は、子どものみならず大人の社会でもスマホ社会が進んでいるが、小中学校現場で問題となっている事象にはどういうことがあるか
(2)2021年6月議会で市内中学生の自殺未遂事件の実態について質問をした経緯があるが、その現状を内容が本年1月に新聞報道されました。そこで、あらためてこの事件の経緯・情況と今後の対応について伺います。

 ということで、おわかりいただけるかと思いますが、改選前最後の一般質問ですので、ここまで行ってきた一般質問の総括的な意味合いで最終議会に臨もうと考えているところです。
 この通告に基づき、どこまで切り込んだ内容に発展させるかは市執行部の答弁にも関わってくるわけですが、脱炭素、街の強靭化イコール防災対策、教育問題は人口減少の歯止めに関係した重要行政として外すことの出来ないテーマと確信しています。
 多くの市民の皆様には録画でも結構ですのでぜひ視聴確認いただければと思います。とは言え、3日分を丸々視聴するのはなかなか大変だと思いますので、関心のある議員やテーマについてピックアップしながらでもご覧いただくこともできます。選挙対策への有権者ご自身の対策としていかがでしょうか。

ページ移動