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No.3725 9月議会これから

2024.09.03

 昨日は議会初日。議員は全員出席し議案の説明を受け、午後2時過ぎに散会となりました。傍聴席には20名近くの方がいらしてました。政治は国民のものという自民党総裁選のキャンペーンキャッチからも、住民が地域政治に関心を持っていただくことは良いことです。それにしても、決算数字中心の説明を長々と聴くのはけっこう大変なことだろうと議長席から感じた次第。

 さて、9月議会は30日までの長丁場で定例会としては期間が長いのですが、決算審議の関係もあって例年のことではあります。その中でも、次のような通常は無い特徴的な会議が3点ほどあります。
❶11日(水) 本会議終了後に会派代表者会議
議題は、今後のデジタル機器の使用について。世のDX化が進む状況ですが、諸々の事情で幸手市議会では少々後れをとっていることから、3月議会から実験的なDXを実施している状況です。
❷24日(火) 10:00 議員全員協議会
市長からの開会要請で、議題は市庁舎整備基本構想の説明と質疑及び吉田幼稚園の跡地利用について説明と質疑の2項目です。
❸総務常任委員会17日と18日のそれぞれ10:00~
添付資料のように、市民から提出された請願が1件あり、これが総務常任委員会に付託されました。日程は2日間予定されていますが、付託議案の数や流れを考慮すると17日に審議されるのではないかと想定していますが確定的ではありません。

ファイル 1656-1.jpg 今日から3日間にわたり一般質問が始まります。ライブ中継もありますので調査研究に汗を流した議員の質問に注目していただければなによりです。

No.3724 議会秩序を守る!?

2024.09.01

 時の経過も年齢とともに早く感じるようになると言いますが、確かに能登地震が元日に発生したことを思うとそれから早8か月が過ぎています。しかしながら、この夏は長くて辛いなあと思えてなりません。うんざりです。
 
 昨年5月の議長就任以来、幸手市議会では一般的には起こりえない出来事がいくつかありましたが、明日から議長としての6回目の定例議会がはじまります。
 3月議会では初日から4日間出席したものの、その後の会議すべてを欠席した藤沼貢議員が幸手警察署からさいたま地検に書類送検されたのは6月議会直前の5月27日のことでした。それがあってかどうか、藤沼議員は6月議会を全休しましたが、さいたま地検による判定がまだされていないことから9月議会への対応をどうされるのかが問われる状況にありました。
 そうしたところ、8月6日に「議会の正義と倫理を求める会」から各議員宛に添付資料の要望書が届けられました。これへの対応として議員間の話し合いが必要と考え、私は全員協議会の招集を通知したのですが、新緑、公明党、自由民主党、市民の幸せを考える会の4つの会派連盟で、この協議会の中止を申し入れてきたのです。理由は、市民からの要望に議員間協議をしたことは、過去にも前例にも無いので開催には疑義を感じるというものでした。
ファイル 1655-1.jpg 私は要望の対象になっている事案こそが、過去どころか前例にも無いので協議は中止しないので出席してくださいという旨を文書通達しました。結果として出席したのは、高野、小林、大平の3人の議員さんだけでした。残念でしたが、これも議会の在り様です。

 
 その後、議長として地検の捜査が行われている状況ということから、6月議会同様に自粛の方向が望ましいと考え、以下のことを実行したのですが・・・。

■8月23日(金)・・・9月議会出席自粛のお願い文章を速達で発送(局印24日)
自宅を訪問し、直接話をと思い事務局から電話を入れたところ、会いたくないということで郵便利用に切り替えた次第です。
■8月26日(月)・・・定例会開会前の定例全員協議会に藤沼議員が出席
■8月27日(火)・・・23日に送った郵便が、開封されないまま別の封筒に入れられて事務局に戻されました。(局印25日)
 そこで、この藤沼議員の行為と26日の出席を受けて、再度藤沼議員宅を訪問し、あらためて自粛のお願いをしようと行動しましたが、藤沼議員が留守でしたので、先のお願い文を再度玄関ドアに差し込み帰りました。
■8月29日(木)・・・藤沼議員が事務局長にこの文章を返却してきました。

 ここまでの藤沼議員の行為から、明日からの9月議会には出席するつもりなのだろうということは想定されます。ここでそれ以上この件について私の考えを示すことは控えたいと思います。
 議長という立場においては、通常、起こりえないはずの一連の出来事はもちろん、議会は出来る限り市民にガラス張りであるべきという私の信条に照らして、事実は事実として市民にお伝えすることが大切だと確信しています。
 なお、私自身の一連の行動は、6月議会同様の対応を藤沼議員にお願いするのが議会の秩序を守るとされる議長の職責であろうと考えてのものです。ただし、藤沼議員宛の文章にも書いたことですが、これは指示でも命令でもなく、あくまでもお願いですと、つまり強制力はないとの主旨で作った文だということです。従って、明日から彼が出席されたとしても、粛々と、そして淡々と議会を運営していくだけです。そこは、議長としての最大の責務であるはずですから。

 

No.3714 議長に選任されました

2023.05.16

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 本日16日、改選後初の幸手市議会臨時議会が開催され、議長選挙において新議長に選任されました。時間の経過とともに職責の重さをひしひしと感じ、市政発展および議会進展に向けて何が出来るか、何を為すべきかとの思いを深くしているところです。
 また、副議長には同じ香日向の本田謡子議員が選任されました。早速、二人でより良い議会に向けて頑張っていきましょうと話し合ったところです。
 これを機会に、議会中継にアクセスいただくなど、さらに幸手市政に関心を高めていただければ有難く、よろしくお願いいたします。

  
 夜が進むとともに気温の低下を感じます。ところが、明日は35度近い真夏日になるそうです。くれぐれも体調管理に御留意ください。

No.3704 選挙結果

2023.04.24

https://www.city.satte.lg.jp/senkyo/00senkyo/8880.html
 
 新人さんが9人立候補された幸手市議会議員選挙。熾烈な選挙戦もその結果が出ました。上のURLからご確認ください。
 政治・選挙に関心と造詣の深い方でも、今回の選挙はまったくヨ・メ・ナ・イと口々に発する選挙戦でした。
 結果を見ますと、現職すべてが再選され、若い息吹も当選された活力ある議会が幸手市の現状と未来を担うこととなりましたが、同時に想い果たせずという候補者もいる点は、選挙に付き物の悲喜こもごもということでしょうか。現職のほとんどが新人候補の影響で前回の票を減らしたのも先が見えない選挙だったということでしょう。

 おかげ様で私も1,374票という有り難い票をいただき再選という結果を得ることが出来ました。ありがとうございました。
 幸手市の現状が財政面で厳しいというのは間違いなく、まずは、それを克服する財政健全化と活力ある市政施策が求められるところですが、新たな議会がどのような対応を示していくかは真っ先に問われることになるでしょう。
 市政のチェックと推進は議会の役目ですが、議会のチェックは市民の皆さまの役割として、新たな議会の今後を見つめていただきますようお願いいたします。私も誠心誠意、至誠の心をもってクリーンな議員活動に邁進いたしますので、今後とも皆様のご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い致します。

No.3684 建設経済常任委員会の顛末

2023.03.10

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 啓蟄の春よろしく、議会も明るいまとまりを見せて互いの慰労をしつつ、新たなスタートに臨めるものと考えていましたが、どうも幸手市議会は醜い政争に明け暮れてしまったかのようです。
 WBCが開幕し、プラス思考の私としてはそちらに自然と気が入るので救われる感じですが、それにしても次元の低い、三文芝居にもないような展開を特定の議員たちがプロデュースする流れは、議会全体が市民の皆さんにお叱りを受けても仕方がないでしょうね。
 実際、マスク問題が起きてから「何やってんだ議会は、もっと他にやることあるだろう!」的言葉をいただく状況で、木村議員の辞職勧告決議案を共産党が提出し、それを可決したのですから市民の怒りもごもっともです。
 前号で建設経済常任委員会の初日の異様さを書きましたが、2日目で更に・・・はっきり言って異様を越えて異常です。委員会は本議会と違ってその内容は市民に確認できません。したがって若干の感想も含めながら、記録の意味も含めてその実態をつまびらかにしたためておこうと思います。少し長くなりますがお付き合いのほどお願いしておきます。

“建設経済常任委員会の2日間の流れに見る議会の暗部をまとめて”
🔳初日 
 私が登庁し、議員控室に入ると共産党大平議員の座る席を囲むように6名ほどの議員が談合中。ここがまずおかしいところで、合議体の委員会で調整事があれば全員で行うのが筋なのですが、委員長辞職勧告について時間を合わせて集合していたと思われます。私が入ると声が小さくなりました。そこに居合わせなかったのは私と藤沼議員、それと共産党の海老沼議員でした。
 そして、朝日新聞の記者が傍聴に来ていたのですが、委員会傍聴に新聞記者が来たのは合併問題にぎやかかりし頃以来のことです。委員長辞職勧告決議案を記事にしてもらおうと連絡した人がいたものと思われます。

●委員会開会と同時に木村委員長が体調不良で欠席の旨が報告され、海老沼副委員長が委員長代理となる。
●共産党大平議員より木村委員長に対する委員長辞職勧告決議案が提出される。紙面には賛成議員の名前は記載なし。既に可決するシナリオが決まっていると考えれば、いつもいつも共産党議員に同調しているわけではないという迷彩に過ぎません。議員辞職勧告と委員長辞職勧告の意思疎通の実態は同じと考えるのが妥当でしょう。
●提案理由について私と藤沼議員が提案者に対し次の質疑を。
(質疑)新年度予算の付託議案審議という重要な委員会でこれを提出しなければならない理由があるのか? 
(答弁)先の本議会で木村議員の議員辞職勧告決議案が可決されたので、その議員が委員長を務める委員会では審議に応じられないので委員長辞職勧告をすることにした。
(質疑)この問題は、届けられたマスクの箱に貼られていた荷札ラベルの送り先として木村議員の名前があり、その荷札の写真がどういうわけかネットで拡散されたことに端を発している。新聞では公選法に抵触するとの記載もあったが、警察関係は一切調査もしていない。その後1年近い執拗な弁明追及をし、今に至っているが、木村議員も数件の区長宅にマスクを届けたことは本議会で発言し、詫びている。悪意で嘘をついたわけではないと思うが?(このあたりで、議案に対する質疑からはずれているとの野次が入る)
(答弁)そもそもマスク問題を問うているのではない。議長に対して嘘をついたことを問題視している。嘘は罪だ。

 ここで、罪というなら法律で裁かれる対象だが、そうではない。撤回を求める!と藤沼議員と私が発言。 ここで少々大平議員がひるむ感じがあったせいか、暫時休憩を求める声が出て休憩。宮杉委員(議長)がいきなり退室し、戻るやいなや大平議員の脇に座りスマホを見せる行為。これを見て大平議員がこれを印刷して配布してもらいたいと言ったことで、その準備がされることに。休憩中のこととはいえ、異例の流れであることは疑う余地がない。ネットの内容を印刷して配布すること自体が異例なので、私は配布を拒否、後で聞いたところ藤沼議員も拒否したという。
 実は、嘘にも種類があり、必ずしも悪い嘘ばかりではないという解説が多数ある。それよりも、嘘は罪だとの大平発言を補佐するかのような議長の即座の対応が不思議であり理解できなかった。結果として大平議員は撤回しないままだった。その意味では嘘と決めつけ、なぜ木村議員が嘘をついたかの本意を確認することをせず、いきなりの辞職勧告であったことも問題だったと今更だが感じている。/span>

(質疑)嘘をついたことに対する対応ならば、議長による厳重注意、それで不足なら問責決議案という段階的なものがルールとしてあるが、いきなり辞職勧告とはどうしてか。この理由が議員資格の剥奪に値するとは思えないし、それほどの権利が議員にあるとは思えないが?
(答弁)充分辞職に値すると考えている。 
(質疑)部長をはじめ執行部職員が30人近く居並ぶ中で、審議をストップさせてまで提出する理由があるのか?
(答弁)提案理由に書いてある通り、議員辞職勧告が可決されたわけだから、その議員が委員長を務める委員会の審議には応じられないということだ。
(質疑)議会運営については委員長の代理として副委員長が務めることで審議は進めることができるとされている。海老沼委員長代理がいるのだから、スムーズに審議に入れるし、入るべきではないか。当の木村委員長は体調不良でいないのだからそうすべきではないか?
(答弁)提案に対する賛否が先だと思うので、採決をお願いしたい。

 ここで、採決となる。
賛成:大平、青木、宮杉、本田、四本
反対:藤沼、枝久保
退席:武藤
 既に多数派工作が出来ていたことは朝の流れから間違いないと思われる。
 こうしたやり取りの後12時となり休憩。

 
 午後1時、休憩直後の再開で、青木議員が木村議員の連絡があったかどうかを事務局長に確認。一瞬、その意味が解らなかったが、事務局長から「木村議員に委員長辞職勧告が可決されたがどうしますか? 1時までに連絡くださいとの電話を入れたが現時点で連絡は貰っていない」との報告が。青木議員から「であれば、今日のところは解散し、延会を提案する」との発言があり、これを採決。
賛成:上記5名に武藤議員が加わる
反対:藤沼、枝久保
これにて本日の解散が決定。執行職員はこの間誰一人言葉を発することなく職場復帰となったのです。辞職に賛成した議員は木村議員がこれに応じなければ委員会審議には応じないと当初から意見調整が為されていたのでしょう。

🔳2日目
 この日も、私が控室に入ると前日同様の密談場面に出くわしました。
●開会・・・海老沼委員長代理から木村委員長より委員長辞職願が出されており、これを議題とすることに意義ありませんか?の発言。全会一致でこれを承認。
 (委員長を辞職しないと委員会審議は入らないという、予算審議を人質のようにされる状況では、市民に申し訳ないと木村議員は判断し、前日委員長辞職を申し出たとのこと)
●(ルールにより)新委員長を互選で決めることが了解される。
●新委員長の互選方法は?の問いかけに宮杉議員から指名でとの声。異議なく指名による互選が決定。
●委員長代理が指名。海老沼委員長代理が発した名前は・・・
「枝久保喜八郎委員を指名いたします」
 「あれ?」とか「ちゃんとやろう」という不思議な声があり。はなから打ち合わせしておいたものではなく、海老沼委員長代理が間違えたかのように迷彩を施こす言葉と思われますが、そこまでやるかという細かな茶番シナリオに腹立つよりも笑いが出るほどでした。
 悪意か、それともおふざけか・・・「どうして私なのか?」「こうした重要人事案件は事前に根回しや打診があってしかるべきだが唐突な指名はどう理解したらよいのか?」という質疑をぶつけようかと思いましたが、これを質疑しても答弁相手が海老沼委員長代理ではせん無いことと思い質疑はせず。
 なぜなら。このシナリオの談合に海老沼議員は加わっていないことが私には推測できたからです。共産党思想の持主であることは間違いありませんが、この人は純朴そのもので憎めない人柄だということをこの4年ずっと感じていたこともあります。
 ということで、質疑せずに「その指名は辞退させていただきます」と発言しました。私がそう応えるだろうとの想定も出来ていたようです。なぜなら、次にほとんど間を置かず海老沼委員長代理が「それでは青木議員を指名いたします」と委員長用読み上げ原稿を読んでいたことからも明らかです。
 辞退理由は至極当然。私は木村委員長の辞職には反対しているわけですから、その代役となる新委員長を受ける理屈が成り立ちません。ならば、なぜに私が指名されたのかと言えば、これも多数派で好き勝手やってるわけではないよという迷彩と理解するしかありません。枝久保にふったという流れを作り、どうせ断るだろうから、その後に別の議員を指名すればいい。そういった思惑で青木議員が新委員長におさまるシナリオになっていたと考えるのが自然です。
 これをもって委員会審議はようやくスタートしたのです。
 いったいこんな茶番劇のようなことをやっている場合か!と怒られそうですが、これが実態です。議会とは、常に政争の場であり、その為には大人の社会の常識すらも置き去りにする暗闘の世界。国会も同じかもしれません。

 県議時代にはもっと大きな観点から仕事が出来ましたが、幸手市議会に戻っての4年、常にちまちました政争事が多いと感じています。改選直後の議会人事が原因と思っていましたが、それはそれとして、以前から感じていた幸手市議会特有のものがあることも一因かもしれません。それは例えば、共産党議員を中心にして談合の輪がたびたび見られるということです。この実際に見られる輪が、本議会や委員会で自民党会派の議員に対して執拗な追及を続け、あげくに共産党議員が提出する辞職勧告決議案を連続的に可決してしまうのですからどうにも理解できません。
 思い起こせば、合併ならずの残念な結果直後の議会で、議員定数削減案を出した私に共産党議員から懲罰動議が出され、可決されました。それに対し市民に怒りの声が広まり、当時の新聞も私に好意的な論評を書くなど、議会の異様さを取り上げたものです。賛成した議員のほとんどが繰り出す私への質疑は3時間半に及びました。この雨あられの質疑に応じ、自らの正当性を主張し続けた当時の私は新人1期目だったと思います。議員も25人定数の時でした。
 結局、懲罰内容も決定せず、告げられずで、何もないまま終わりましたので、私に懲罰という過去は残りませんでしたが、その時、議長が自民党議員、副議長が共産党議員というおよそ全国的に例の無い議会人事構図だったことも幸手市議会ならばこそだったのでしょう。
 議会は議論の場であり、街のための政策論議かつ議案チェック機能を持つ二元政治の一局ですが、それだけに終わらない醜い精神戦の議会内政争は疲れることこの上無しです。今国会で数年前の文書を持ち出し、真実なら辞職するかとせまる立憲民主党の手法は、まさに戦国時代の首獲りと何ら変わりありません。真正保守の誉高い高市さんのイメージダウンを企む論調は国のために何の役にも立たず、これを煽るメディアがあるのもやるせない状況です。既に時期総理に石破氏を推薦するかの報道すらあります。余談で失礼しました。
 誤字・脱字ございますればお許しください。見直し修正して今5時になってしまいました。お休みなさい。

No.3683 少々異様な今議会

2023.03.09

 今定例会は、開会翌日からの一般質問、議案質疑から、3常任委員会に付託された議案質疑を進めていますが、ここまで普段あまり見られない状況が続いています。理解しにくい面もあろうかと思いますが、本議会の議案質疑は議員からみて所属していない委員会ファイル 1613-1.jpgに付託されている議案は質疑出来ないことから、所属外の議案について質疑を行うということを基本にしています。たとえば、私は総務委員会に所属していないので、その委員会に付託された議案について本議会で質疑するということです。
 そして、異様に感じる今議会の実態をわかりやすく言うと、❶市長提出議案の条例2つが否定される方向に導かれたこと。❷木村議員の辞職勧告決議案の影響が委員会に見られること。この2点が極めて特徴的な委員会の様相となっています。(以降敬称略)
 ❶については、まず文教委員会で「天神の湯」の廃止に関する条例が否決されました。自民党市議団は会派としてこの条例に賛成しているので、党委員会に所属している私と藤沼、坂本の3議員は賛成しました。
賛成4:小林英、藤沼、坂本、枝久保
反対5:大平、宮杉、小林啓、四本、小河原

これについては№3678で詳細をお伝えしてあります。

 次に総務委員会で「庁舎建設審議会設置条例」が、市政クラブの武藤議員による“継続審議”でどうかとの提案について採決は賛成多数となったのです。
賛成8:武藤、小林英、本田、青木、小林啓、海老沼、木村、坂本
反対1:松田
 自民党市議団は、建設ありきの社会情勢ではなくなったとの見解で、まずは現庁舎の危険性を回避する方向性を検討すべきと主張し、建設ありきの条例はいかがなものかという見解でした。実際に市民の方から庁舎建設などとんでもない!という意見をいただくことが多いのも事実です。
 したがって、ウェルス幸手をはじめ、既存施設の流用・移転等まずは審議すべきとの思いで、条例案の建設という言葉を整備とか、在り方検討といった文言に替える方法もあると思っていたのですが、武藤議員の提案で継続という形になりました。
 この継続は、おそらく今議会中に審議再開ということになるかどうかを考えますと、それは無いと推測されることから、議会が終われば、議員改選選挙となるので、廃案に近いものと考えるのが妥当でしょう。

 ここまで、文教、総務の委員会についてお伝えしました。
 そして❷の関連ですが、昨日から始まった建設経済委員会がこれまた揉めることになりました。木村議員が委員長であることから、今度は委員長辞職勧告決議案を大平議員が提出。辞職勧告決議案が可決された委員長のもとでは審議できない!との共産党大平議員の提案に、反対したのは私と藤沼議員だけで、結果として審議に入ることは出来ませんでした。約2時間、約30人の職員さんが待機していましたが、誰も一言も発することなく昼食後の再開まもなく解散となったのです。
 今日は議案質疑に入れるかどうか・・・こうした議会の揉め事は市民に皆さんには理解しにくいところと思いますが、次号で詳細をお伝えしたいと思います。

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