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No.3164 臨時議会に関するお詫び

2019.08.20

 社会の関心が高レベルに達していたのがわかる今日の臨時会。傍聴席は立ち席が出るほどの大入りでした。報道も10数社入り、議場内にいくつものカメラが設置される事態となりました。私の後頭部にも大型カメラが2台も。
 しかし、肝心の不信任決議案は、臨時会開始45分前に市長が議長に退職届を提出したことから、議会運営委員会において不信任案を取り下げ、退職届けを受理する事態となりました。
 開会後、議長が退職届が出た旨発言し、そこで、市長は退室。事務局長が短い理由不明の退職届を読み上げた後、議長が異議の有無を確認するも異議はなく、わずか4分程度であっけない幕切れとなったのです。ここで異議ありを宣告すると、この後は退職届に賛成か反対かの起立採決をすることになります。
 問題は、市長がひと言も言葉を発することなく退席したことです。それもルールとはいえ、傍聴者やネット視聴者に対してお詫びが一切なかったことに無念の思いが残った次第です。もちろん、議事録にも市長が市政を混乱させたお詫びが文字記録として残らないこととなりました。
 ここまで辞職を否定し、続投を宣言していた市長が何故心変わりをしたのか。いくつか思い当たるフシがないではありません。
 今日は、帰宅後も記者や市民、なかには幸手市以外からも電話、スマホなど各種の連絡があり、ようやく9時頃からパソコンに迎える余裕が出来ました。
 
 このような臨時会の流れになり、かえって市民の怒りが増幅したことにお詫びを申し上げたいと思います。と言うのは、ブログへのアクセスが多かったこともあり、ことの次第を詳細にお伝えしたことで読者の感情を煽る結果につながったかもしれないと感じるからです。傍聴のススメなどはその最たるものでした。怒りが鎮まらない傍聴者のお気持ちは十分理解できるものでした。それでも、その後の詳細は改めて知る限りの内容をお伝えしようとは考えています。
 まずは、500を超えるアクセスがあるので、この時点でいったん投稿クリックをしたいと思います。以降、段階的に書き込みますのでよろしくお願いいたします。

No.3163-2 前号追記

2019.08.19

 前号にかかわり、市民の皆さまには都合のつく限り傍聴をお願いしたいと思います。午後3時からです。いったいどんなドラマが待っていることか、神のみぞ知るというわけですが、このドラマを作るのは、もちろん市長自身かもしれませんが、15名の議員によるプロデュースの可能性も高いかと。
 いずれにしても、結果については全国が注目しています。そういえば、NHKの記者さんが言うことには、臨時会はカメラが入るそうです。終了後の記者会見も含めて結果次第では7時の「ニュース7」で放映することになると明言していました。これを聞いただけでも今回の市長行状記は・・・・・何度も言うのも疲れました。
 明日は質疑もありますし、賛成討論もするつもりです。もちろん、採決になれば起立賛成しかありません。

No.3163 《緊急》臨時会日程

2019.08.19

たった今、議運委で市長不信任案を付議した臨時会の開催が、市長側の通達で明日20日の午後3時に決まりました。
そもそも、今日の議運委の開催連絡が11時で1時からというのですから、来れない委員もいたくらいです。市民への告知も余裕のない決定となってしまいました。

No.3162 市長の意図と議会の問題

2019.08.19

 臨時会招集請求に微妙な内容が・・・。いくつかあるので、箇条書きでご覧ください。
◆議長は、市長が辞意の気持ちがあると言っている。
 市長の言葉として議長が確認しているのは、「自ら辞めれば暴行を認めることになるので辞表は出さないが、議会には従う」とのこと。
◆議会運営委員会の全会一致で臨時会の招集を議長名で申し入れた。
◆臨時会の招集にあたっては、案件を付議しなければならないので、市長不信任決議案を議案とした。
◆議運では出来るだけ速やかにということで一致したが、議長は21日までという期日を設けて申し入れたという。これは、議運で具体的に了承されてもいないし、話し合いもされていない期日が具体化されてしまうという点において、若干議長の勇み足と思われる。
◆議長は、賛成多数で可決となる辞職勧告決議案が提出される見通しを明らかにしている。最初から不信任決議案が否決されることを見越していると思える話ではないか。

 上記を検証すると、不信任決議案を議運の全会一致によって議長が提出した段階にもかかわらず、議長が賛成多数で可決となる辞職勧告決議案が提出されることを見通しているというのは、何故なのかという疑問がわきます。
 これは問題です。
 現段階で臨時会の目的となっている議案とは別のシナリオが出来ているということですから。これを知ったある議員が「どうしてここまで口にしてしまったんだ!」と怒ったいう話もあるようですが、これが真実ならやはり何か別の目的を持ったシナリオが画策されていることになります。
 市長が辞職すれば議会のこうした複雑な思惑も生じないはずなんですがね。

 その肝心の市長の意向がおかしいいではありませんか。暴行を認めるか否かのレベルではないのです。警察沙汰の内容にかかわらず、市長としてあるまじき行動についてが問われており、厳しい意見にさらされているという理解が無いのです。 
 いわば、自ら先んじて辞職を表明することこそが、ケジメだという理解が出来ていません。暴行が認められなかったら辞めないのかと言っているようにも感じられます。言ってる言葉の意味が分かっているのか疑問です。
 有罪かどうかが辞任の判断ではなく、すでに市長として不適切な行動を早期に反省して社会に示すべきだったのです。そうでないと、私たち幸手市民もどこへ行っても肩身の狭い思いをすることになるのです。幸手市民が可哀想という声があるのをわかっているのだろうか。

No.3161 街やSNSの声

2019.08.18

 8月のブログ数がほぼ経過日数と同じペースになっています。通常は8~多くて12といったところです。実際、かなり画面に向かっている時間が多いという実感はあります。これは「えださん日記」時代の合併問題で大揺れした頃にかぶさります。アクセス数は当時の半分程度ではありますが、幸手市以外からのメールをいただく現状を考えると、日々お伝えする意義と必要性を強く感じております。
 また、別の話として戦争を語り継ぐことに関しまして、ぜひ続けて欲しいという檄メールをいただきました。心してあたりたいと考えています。

 とにかく暑いですね。昨日は宵のイベントにお招きいただき、多くの市民と交流をする機会を得ました。どうしても話題は市長事件になるのはやむを得ません。新聞報道を読まれていても実際の具体的動向を理解出来ている方はそう多くはありません。したがって、その都度、議会の現状をお知らせすることになりますが、要するに市民の声は「辞めるべき」「辞めてもらいたい」ということに尽きます。
 幸手市長で検索しますと、ツィッターの書き込みもかなりのものがあります。記者会見でニヤニヤ笑いながら答えていた姿や、口にした言葉にあきれたというものが主論として散見されます。弁護士のふてぶてしく、都合のいい答弁拒否への批判も少なくありません。中でも、「市長の前に、人としてどうよ」という端的な論評は、正にその通りとうなずけるものです。「起訴されようが、有罪になろうが、行動自体が許されるものではないですよ」「退職金も税金なんだからまともに払うとしたらとんでもない」などなど。
 しかし、昨夕はより厳しい言葉を耳にしました。文豪太宰治の「斜陽」と並ぶ名作と言われる小説のタイトルです。さすがに、ここまで文字にするとまさに幸手市の恥をさらけだすようで気が引けます。
 この言葉を発したのは女性でしたが、今回の市長の言動に対しては、特に女性の厳しい非難が感じられます。ただ、厳しい反面「奥さんが可哀想」というの声があるのも女性らしい特徴でしょうか。
 

 ところで、昨日のブログで不信任決議案を否決して辞職勧告決議案で事を収める動きが感じられると書きましたが、これは言ってみれば「市長、お辞めになった方がよろしいと思いますよ」的意味合いで、法的拘束力もないものですから、議会対応としては踏み込みレベルの弱いお茶濁しと思われても仕方ありません。
 今回ばかりは、間違いなく毅然とした議会対応が求められています。辞職勧告では、市長が辞めずに続投ということもあるわけです。そういうニュアンス、いわゆる市長選択権を与えるような決議を思慮する裏に何があるのかという疑念もわくことになります。ですから、たとえ、これを受けて市長が辞職したとしても、議会としてはどうだったのかという指摘・評価を受けてもやむを得ません。
 もちろん、不信任決議にも市長の対応は2種類あります。10日以内に辞めなければならないが、それとともに議会を解散するという権利も市長にあります。おそらく、解散されると市政の空白が長くなり、選挙費用もかかることになるという主張が推測されます。だから辞職勧告決議なんだと。
 しかし、今回の事件性で市長が議会解散を宣したら、幸手市が全国に恥じるレベルが最高点に達することは間違いありません。したがって、ここまではしないし、出来ないという意味で市長の人としての原点まで失くしてはいないことにかける場面だと考えます。
「毅然」とはなにか! 5万市民だけでなく、全国の目が幸手市議会の倫理的自浄作用に注目しています。

No.3160 臨時議会と不信任決議

2019.08.17

 朝からいくつかの電話に対応、途中地域の会合に出て帰宅後、また電話電話。もちろん、すべて昨日の、議会と市長の実情を伝える新聞を見ての電話である。読売と埼玉がストーリ展開と経緯について市民にわかりやすい記述になっているように感じる。そこで、購読者数と1面掲載の観点から埼玉新聞の記事をと思う。
ファイル 1070-2.jpg 文中いくつかのポイントがあるので、若干の補足を。

◆「複数の議員は同法にのっとり定数4分の1以上の議員による臨時会の招集を13日に請求する予定だった」 
 この文が意味するところは、臨時会の招集は地方自治法第101条において、1.市長から、2.議運で可決することを条件に議長から、3.4分の1以上の議員によるという3通りがあり、臨時会招集が速やかに図られないならば、3つ目の方法で実行しようとの思惑だったということである。この複数の議員6名には私も含まれている。
◆「16日朝、市長と複数の議員が面会」
 ここにある複数の議員とは、臨時会の招集を思慮していた前項の議員を除く議員と思われるが、9名すべてかどうかは定かではない。いずれにしても、特定して選抜した議員だけに市長は現在の思いを、つまり自ら辞職する考えはないことを示したと理解できるのだが、これもいかがなものかである。この期に及んで何故議員を区分けするのか不思議でならない。より不信感が増すだけではないだろうか。
◆最後4行「不信任案が否決された場合は、複数議員が法的に拘束力のない辞職勧告決議案を提出する見通し」 
 これは、記者が議員への聞き取り調査で感じたことを書いているように思えるのだが、可能性はゼロではない。モラル欠如という稚拙レベルで全国に恥をさらした市長に対する議会対応が、法的拘束力のない内容であっていいのだろうか。これで議会としてのケジメと考えるならば、市民の怒りは再び高まり、議会へ、議員へ向けられることになるであろう。 

 臨時議会は20日以内に招集されることになるが、定例会の期日も近いことからより速やかな招集をすべきである。はたして市長がどういった結論をもって対応をするか。
 暑い中の貴重な時間をお願いしずらいところですが、臨時議会の傍聴をお勧めしたい。ネットよりは議場の臨場感が高揚し、なにより議員の緊張感も高まることになります。市議として復活するやいなや、こうした前代未聞の状況に直面するとは予測だにしなかった。内容が内容だけにやれやれといった思いが先に立つが、幸手市の今後を考えると誠にもって重要な局面に遭遇したものである。

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