記事一覧

No.3756 マスコミ煽動社会

2024.11.05

ファイル 1687-1.jpg 添付の新聞記事をご覧あれ! なんと投票日27日の1面トップではないですか。私はこの新聞を講読していませんが、ある人がラインで送ってくれたのを見て瞬時に「やれやれ、またかー」と首を傾げてしまいました。このテンポイントにどれほどの有権者が誘導されるだろうかと。
 ここ最近、個人的な政治信条は別にして、マスコミの偏向度に疑問を感じている人が多くなっています。この記事には、あるジャーナリストが明確に「投票誘導」だと一刀両断ノコメントを発したくらいです。まったく同感ですが、更に言えば「感情誘導」の一面もあると思います。
 ひと頃、テレビ画面で瞬時の感覚で人の固定概念というか潜在的な思考に影響を与えることが話題になりました。ある番組に対して、子どもが影響を受けることへの注意喚起を促したこともありました。もう十数年前のことだったかと思います。サブリミナル効果というものです。
 この記事にはそれに似たような効果が意図されているように思えてなりません。目にした瞬間、最後の「審判」に思考の決定をいざなう仕組みが施されているのではないかと。この新聞社をはじめ野党などは、裏金、裏金という煽動的批判で有権者の怒りの感情をたぎらせようとする選挙ではありましたが、実のところは、政治とカネの問題以上に、物価高に収入が伴わないといった経済問題が最大の関心事との報道があったくらいでした。しかし結果は、有権者は裏金問題に疑問と怒りを感じ、さらに2千万円問題で憤怒したのは明らかでした。
 はたして、天下の報道機関がこのような表現で投票日当日の紙面を飾ることが中立公平と言えるのかどうか。アメリカの場合、メディアは支援候補を明示するという自由なお国柄だが、日本はまだメディアの道徳倫理といった観点からは特定の政党や候補者支援につながる論説・表現は控える社会だと思っていました。ところがさにあらず、特定メディアの偏向度はお構いなしの状況のようです。
 マスコミごとの思想的主張は、誰もが理解しているところと思いますが、少なくとも選挙という場面ではその狙いを推理し、引き込まれないことが大切だと思う次第です。マスコミに負けるな!です。

No.3754 石破さんの言動は自己保身の渦

2024.11.02

 自民党も連立与党体制ももろくも瓦解した選挙結果だったにもかかわらず石破総理は続投するという。ずいぶん、人に厳しく自分に甘い典型的な人物だなあと思いますね。
 おそらく、多数派工作もうまくは進まないだろうし、いつレームダック化するか、その時期が問われることになるものと思います。タイミンブは両議院総会で、ここで何の問題提起も為されなければ、自民党の在り方が問われることになるでしょうね。石破さんの胸中は、短命総理の最短記録にはなりたくないという低レベルの感覚があるのかもしれません。
 私が想うに、自民党のみならず共産党や公明党といった長年にわたり岩盤層の支援者あるいはバックアップ団体を有する政党は、高齢化や少子高齢化の影響がいずれ生じるだろうと。それが今回だったかどうかまでは決定づけられませんが、押し寄せる波は間違いなく高くなっていると思います。
 いわゆる、年齢不詳の無党派層の中のヤングファミリーから60歳くらいまでの方々が今回の選挙戦での国民民主党躍進の起爆剤になったのではないかと感じます。
ファイル 1685-1.jpg ともあれ、この読売社説は石破さんの実態を的確に示していると思いますが、皆さんはどう思われますか。

No.3727 往生際

2024.09.07

 昨日行われた兵庫県議会百条委員会。相変わらず子どもじみた言い訳を続ける斎藤元彦知事。兵庫県民のみならず国民が感じている疑惑はますます募るばかりではないでしょうか。ハラスメントは、それが罪になるかならないかの問題ではなく、事実となればその時点でアウトです。とくに、政治の世界では暗黙のルール化しているように私は感じています。
 国会では、政治家としての引き際を自殺という方法をもってケジメをつける例がありました。新井将敬議員のピストル自殺は衝撃的でした。松岡利勝農水大臣が現職閣僚として事務所の水道料金の流用を問われ首を吊るという事件もありました。、中川昭一議員がロンドン出張の折、疲労困憊状態の中での居眠り事件をマスコミに追及された結果自殺を選択した例もあります。これらはハラスメントとは違いますが、今や政治家にとって最も注意すべきはハラスメントと言っても過言ではない気がしています。
 なにも命までかける必要などないはずですが、追い込まれていく斎藤知事を見ていると、そんなことにならなければいいがなとついつい思ってしまいます。
 結局政治家としての往生際の悪さしか感じません。他人事ではない例が他にもないではありませんが、精神的にストレスがたまるとか、他人の目が気になる状況はさぞや辛いだろうなあと感じる次第です。

No.3717 ご意見とご質問

2024.06.28

 1年ぶりのブログ再開も、まだ気がついてらっしゃらない方が多くいらっしゃるように感じますが、まあまあ少しづつ増えているようにも思え、有難いことと感じております。ご覧くださった方からいくつかご意見やご質問が届いていますのでご紹介したいと思います。
❶議長として事実を伝える意義を強調されているが、黒塗り部分は事実を伝えていないのではないかというご意見が・・・。
 議会の録画中継を見ていただければ、確かに黒塗りの部分ははっきりわかるわけですが、遠慮という感じよりは武士の情け的な感覚とご理解いただければありがたいですね。ただ、確かに事実を伝えるというのであれば、黒塗りはおかしいとは自分も思います。ご指摘ありがとうございます。
❷ブログをやめろという時代錯誤も甚だしい要求をしたのは誰なのかというご質問が・・・。
 この要求を受けた際は私自身驚きましたが、1年以上前のことであり、こうして再開したので、今更その要求者が誰かというのを明らかにするのは控えたいと思います。
 一つの例として、先に行われた都議選で、ポスターの表現の自由や、街宣活動での特定候補に対する妨害行為で逮捕者が出るまでに至った出来事がありました。私は、表現の自由と言論の自由は若干異なるものと考えていますが、要求の裏には、私があるチラシの内容や出所について感じた疑問をブログに書いたところ、それによって不快な思いをされた方がいるということでした。つまり、第三者の思いに寄り添ったものだったのでしょうが、私が感じた疑問や問題点を確認することの無い、問答無用といったものでした。たまたま、それが議長選に関わっての要求でしたので、本来あるべきことではないと思いましたが、流れとして拒否しにくい状況だったということです。
 しかし、政治の世界で感じた疑問や問題意識を文字にすれば、それにより不快な思いをする人が出ることも日常茶飯事だろうと思います。平成15年から書き綴ってきたブログですが、常に誹謗中傷にならないように気配りしながら書いてきましたが、時には対立する主張との論争になったこともあります。思い起こせば、合併論争では当時2チャンネルと称されたSNSで私自身が徹底的につるしあげられたこともありました。幸手の悪魔などと言われました。
 変身も変心もしない、それこそが本来あるべき信念というものだとの意識で政治活動してきた中心が、えだブログであり、きずなレポートです。
 最も、えだブログは議員の皆さんには評判がよろしくないようです。事実を書かれるのが嫌だということなのでしょうかね。
❸昨年の市長選で木村さんを先頭にたって応援した枝久保さんが、復活ブログで市長を問題視する内容を書いているように感じましたが、何があったのですかというご質問も・・・。
 要するに、昨年の改選後6月議会の監査委員選任時点で当初の候補者を法律違反の疑いがあるという理由で取り下げたにもかかわらず、今回はハラスメント疑惑のある候補者を提案するという矛盾をほどこしたことにあります。
 議員から選ぶ監査委員の不在は違法状態であり、それが1年に及ぶという内容を朝日新聞に書かれたことから、可決出来るなら誰でもいいという思考に覆われたのが原因ではないかと・・・あくまでも推測ですがね。
 昨年12月議会で、幸手市議会はいかなる暴力もハラスメントも防止する決議を全会一致で決議しました。にもかかわらず、ハラスメント疑惑のある議員を監査委員にすることに11名の議員が賛成したのです。議会議決は重いという認識はありますが、過半数の論理は時折?が付くことも少なくないのです。
 ただし、今回のこの結果は、議員ではなく市長側にあるというのが私の見解です。結局、役所にありがちな事なかれ主義なのだろうと思います。問題をクリアするために私が要望した内容も3カ月間手を打って無かったことが判明し、議会質疑で虚偽答弁をするに至って私の許容範囲も越えたというわけです。事なかれ主義が執行部指導層にはびこると、課題だらけの幸手市において改善改革など非現実的なものになってしまうのではないかと危惧します。
❹添付されている資料が読みにくいがどうしたものかというご質問には。
 添付の上にカーソルを置いて左クリックしていただければその資料が大きくなりますので試してみてください。

 といったところですが、他にも市議会自体に怒りに近いご意見をいただいておりますが、それらは書類送検された議員に対する内容がほとんどです。12月議会で辞職勧告決議案が可決され、その後6月議会直前に書類送検されたわけですが、検察判断はいつ頃になるのか?とか、このまま議員復帰となるのか?、はたまた報酬については?といった感じで市民の皆様も注目されているのがわかります。

No.3498 100万円問題

2021.11.18

 100万円問題で世の中が盛り上がっている。当然のことと思う。怒りを通り越す税金搾取の議員保護制度に呆れてしまう。私も一地方議員ではあるが、県議時代の政務活動費の在り方に疑問を感じた経験がある。
 しかし、国会となると更に議員保護が異常であるのは間違いない。国会開会時の不逮捕特権などもその一例だ。時間的余裕を与えたら証拠隠蔽などが平然と行われるのは道理となる。
 それにしても、一度支給されたものは返還できないとか、寄付は公選法違反になるとか❓ 今、世論がかまびすかしく放論している1日在籍でも満額払われるという制度はあまりにも雑な規定である。少なくとも日割計算基準というものがあってしかるべきだが、何故そうした規定がないのだろうか? 法律を作るのが国会議員の仕事であるとすれば、迅速に歳費関連の法律を改正するべきだ。
 埼玉県議の政務活動費は月50万円である。私は就任した平成23年の直前あたりから市民オンブズマンの調査が詳細に及ぶようになり、確かに指摘されてしかるべきという実態が発覚し、議員辞職に至った例もある。領収書の添付が厳格化された結果でもあった。しかし、国会議員の文書交通費は何に使ったかの報告義務が無い。飛行機や新幹線に乗るにも議員特権があり、まだ他にもいろいろある。行き過ぎは正すべきであろう。世界の中でも最も暖かくぬくもっている議員制度とも言われている。
 事が表面化してから、綺麗事を語るな!と言いたくなるような発言が国会議員から為される。こういう発言をパフォーマンス批判の代表というのだろう。 そして、その声は法律を改正するべきだというもので、結局は今回の100万円はそのままで済まさざるを得ないと言っているようだ。寄付という話が多いが、いっそのこと被災地復興支援に寄付するなど、その行き先をはっきりすべきだと思うのだが・・・465人×100万円=4億6千5百万円。

 議員は当選し、認定書を受けてからが本来の議員就任ではないかと思う。しかし、当選決定は最も早い人で10月31日の午後8時だ。比例に至っては、深夜11月に入って午前2時とか3時の当選決定はざらなのだから何をか言わんやである。1日在籍していないではないか!と思うのだが、国民は税金がこうして使われていることに為すすべなく見過ごす以外にない。
 東京都議会の木下富美子氏に至っては、12月1日に議員でいれば、約200万円の年末報酬が月額歳費とは別にもらえる。議員特権の拝金制度のようでどう考えても異常ではないか。民間企業ではあり得ないことだ。選挙中の無免許運転で書類送検されている状況だ。しかも、その最中に数回に及ぶ運転をしていたという。ひどいものだ。選挙で当選以来、彼女は一切の議員活動をしていない。いや、することをはばかれる状態だろう。
 ネットで次のようなユニークな揶揄を見た。「木下議員は都民ファーストを除名された後にSDGs東京という一人会派を名乗っているが、自らを持続可能にしたいということなのだろうか」言い得て妙である。

No.3494 スマホ類の議場持込み

2021.11.08

 精神的に穏やかとは言えない12日間が終わった直後から、まさに穏やかな陽気に恵まれたここ数日。今日は、午後に冬到来を感じる風に見舞われましたが、気温的には過ごしやすい秋晴れが続いています。夕方には三日月と金星の接近コラボにも遭遇し、ため息をつくような安らぎを貰った感じです。

 先月14日の衆議院解散にともない引退を表明した大森議長と赤松副議長が、次のような問題点について国会議論の必要性に言及しました。言ってみれば、置き土産的なアドバイスともとれるものですが、内容としては「えー、それほどひどいのか」と思うくらい驚くものです。
 お二人が国会議論の必要性を訴えたこととは「国会審議中にスマートフォンで趣味のサイトなどを閲覧する行為が横行している」という問題です。

 
 ここからは、それを伝える報道文です。
『大島氏は「議員の姿勢の問題と制度の問題の両面があるかもしれない。相手の意見や議論をよく聞き及ぶ姿勢が大事。制度はこれからの問題として、議会運営委員会や議会制度協議会で議論すればよろしい」と述べた。赤松氏は「審議中にタブレットなどで質問がつまらないからと映画やニュースを見ていようというのはとんでもないこと。要は見ている中身の問題だ。議運や協議会できちんと議論して、各党の合意を元にルールを決めるべき」と語った。

 これには議会運営上の問題点もあるようで、審議をセレモニー化させている背景には、質疑に参加しない議員まで審議に出席させる定足数制度もひとつのようです。しかし、他の議員の質疑のやり取りを聴くことも自己にとって大いに参考になることであり、無駄になるものではありません。
 オンライン出席の導入も議論の俎上に乗っているということのようですが、大島氏は「国会が同対応するのかコロナ禍の経験も踏まえて機論したらよい。個人的には、政治は対面をもって同じ空間で話し合い、結論を出すというのが基本だ」と述べたそうです。

 実は、幸手市議会でもタブレットの持ち込みが議会改革検討委員会において話し合いの場がしばらくぶりに持たれました。かなり前から検討課題にはなっているものの、いっこうに議論が進まない状況にあり、今年になって同委員会が開催されたのは9月議会も終盤になってからでした。
 他にも、予算決算特別委員会設置の有無、政務活動費の増額案件等々がありますが議論は止まったままです。
 ただ、国会での問題点として議長から指摘が出る状況には驚きましたが、地方議会でも、横浜市議会で日々スニーカーに関するネット閲覧をしていた議員が話題になったように、国会同様の実態があるのは確かなことでしょう。
 持込みを制度としれ取り入れる場合のメリットデメリットは何か! これについては、事務局から提示されているので、結論をさほど先延ばしにすることはないとも思います。もちろん、ただ個人所有物の持ち込みを許可するという安易な決め方はいかがなものかと思いますが、今や考えられないような機能を持つスマホ・タブレット類ですので、どう使うかは議員の倫理観に任せる以外ないのかもしれません。ペーパーレスをメリットとする考えもありますが、私はそれには若干の意味合いしかないと感じています。

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